世界はマナで満ちている。
マナとは生きとし生ける者全ての根源。
マナ無くしては生けること叶わず、死すれば全てこの根源へと帰する。
人もこの理から逃れられず、マナより産まれてマナへと還る。
人がマナの有り様に気付いたのはい
つの事だったであろうか。
種として台頭し、魔種や竜種を抑えて世界を席捲した事に、マナが無関係であることはあり得ない。
人ならざるものに対して、マナ無くして立ち向かう事は、素手で鉄塊を砕こうとする事に等しい行為だ。
故に人の歴史はマナ研鑽の歴史と共にある。
神の名のもとにマナを謳い、讃え、そして遺して現在に至りやがては別の彼方へうつりゆく。
この物語は、そんな歴史のひと欠片が次へと至るまでの苦難と激闘の記録である……
はず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 08:52:39
229717文字
会話率:69%
人間に危害を加える妖精・怪物たちは〈魔物〉と呼ばれる。
そんな魔物と戦うのが〈ウォリアー〉と呼ばれる戦士たちで、〈騎士ギルド〉は彼らに魔物退治の任務を斡旋している。
丘の街ヒューゲルには、赤いハリネズミがシンボルの〈イーゲル・騎士ギルド〉
がある。
ギルド職員であり、非常に珍しいハーフエルフのファーレン・エアハルトは騎士ギルド初となる調査士〈リサーチャー〉として働いていた。
リサーチャーの仕事は、事前に依頼内容を精査し、依頼内容を適正にしてウォリアーを守ること。
過去の事件により血を見るのが苦手になってしまったファーレンは、知識と魔術でウォリアーをサポートすることに徹していた。
偉大な両親と肩を並べるため、弱小ギルドを大きくするため、人々を魔物から守るため……血液恐怖症のファーレンは自分だけの戦い方で魔物との戦いの最前線に踊り出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 17:52:00
128458文字
会話率:49%
人の記憶が記録できるようになった時代、大学は義務教育化された。
人口の8割以上が研究者(リサーチャー)となった。
主人公ギンヤは、親友のカズヤと大学入学前に行われる、事前合宿に参加する。
ギンヤの配属された研究室は、ちょっと変わった仲間でい
っぱいだ。
ドタバタ合宿が行われる中、何やら怪しい影が迫る。
ギンヤ達は、無事に合宿を終えることができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-22 12:00:00
27693文字
会話率:24%
現代、零都市に生まれた『裏』という能力を持つ少年、創と、とある理由により零都市にやってきた女性、ソフィアの、波乱万丈な物語。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。
最終更新:2017-11-28 00:45:45
4488文字
会話率:59%
世界は移り行く。それがどんな形であれ歴史はとどまらない。ただ流れて行く。その流れは人によって見聞きされ、記録という名の楔に形を変え打ち込まれる。その楔を破壊するものこそ戦争である。
図書館司書ラハムは本の虫であった。彼はただ物事を知りたいと
いう純粋な知識欲持っていた。彼はある日塗りつぶされて読めなくなった本を見つけた。内容を知りたい。しかし彼は絶望する。人間の悪意に。そして立ち向かう彼の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-10 03:05:37
6320文字
会話率:42%
見えないところで行われているやり取りについて。
最終更新:2015-02-24 21:17:56
1115文字
会話率:72%