世界は、白と黒に分たれている。
それぞれ文化が独立した、数多の世界を包括する"白の世界"。
混沌とした荒廃と、砕けた鏡の大地が何処までも続く"黒の世界"。
白の世界に生きる者達が抱えた負の感情は、
黒の世界で新たに生を受ける。生まれた命はやがて"鏡像"と呼ばれた。
白の世界の者達は、ヒトの心の汚い部分から生まれた"偽物"の鏡像を忌み嫌う。
鏡像はそんな"本物"達と白の世界そのものを怨望し、羨望し、渇望し、鏡を通して白と黒の境界を超えてヒトを喰らう。
白の世界を守る種族・守護者として生を受けたシリスとヴェルの双子の姉弟は、見習いとしての最終任務を命じられた。
外の世界での簡単な視察任務。それを終えて、初めて見習いは正式に守護者を名乗ることができる。
任じられたのは平和な街。
鏡像はまだ少なく、ヒト同士の争いもない。未熟な見習いには格好の任地。
期限は3日。
快活だが、向こう見ずで体が先に動く姉。
横着だが、勘が良く機転の効く弟。
お互いを補い合うことは誰よりも自信がある。
だからきっと、今回の任務も大きなトラブルもなく終わりを迎える
はず、だった───。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 21:45:08
395880文字
会話率:41%
『境界線のモノクローム』の短編集。
本編を深掘りするものから他愛のない日常やちょっとした謎時間まで雑多に、様々と。
シリーズ一覧に本編がありますので、宜しければそちらもご覧いただけると幸いです。
最終更新:2024-05-17 16:20:32
23160文字
会話率:34%
罪人の獏は、人間の願い事を叶える善行を科されていた。
相変わらず獏は適当に人間の願い事を叶える。
新しく作ってもらった牢で罪人の日常を送りながら、獏は引き続き巻き込まれて振り回されて流され四苦八苦!
獣達と人の姿を与えられた生物達の不器用で
優しいモノクロームな物語、花咲き誇る第二幕。
キャラがわいわい、時々戦闘有り。男女比半々くらい。
第一幕を読んでいなくても、まあまあわかるように説明は入れてます。詳しくは第一幕へ。
毎週土曜日更新します。(残酷描写は毎回ではないです)
X(https://x.com/ti_h_noi)に絵も描いてます。
――第一幕のあらすじ――
雨降って地固まる所は固まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 20:05:21
87344文字
会話率:60%
特殊能力者の存在が当たり前になった2100年。
『触れた特殊能力を無効化する』という能力を持つ少年・芹田 流輝(せりだ るき)は、国立の能力者育成学校『星天学園』の2年生。この学園には学年ごとのランク制度が存在しており、彼の学年ランクは89
位とほぼ最底辺だった。
目標のために努力を続ける芹田だが、強力な能力者たちを前にランク戦では惨敗続きで、一部のクラスメイトからは『無能力者』と笑われる始末。二年生にもなってランクが一つも上がらず八方塞がりかに思えたそんなある日、彼はある人物と出会った。
一人で数十もの特殊能力を使いこなす謎多き転入生・彩月 夕神(さいづき ゆうか)である。
「ボクと一緒に目指してみない?この学園の頂点を」
学園の頂点に君臨する最強の少女が差し伸べた手を、最底辺で足掻き続ける最弱の少年は握った。
戦略と頭脳、そしてたった一つの特殊能力を駆使して、少年は最強を目指す!!
―――そして彼らは、次第に大きな運命に巻き込まれていく。
能力者の集団昏睡。人々に広まる『ゴーストタウン』の存在。東京西部に甚大な被害を及ぼした災害の真相。
数々の謎が一つに交わる時、運命は大きく歪み出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 20:00:00
609153文字
会話率:53%
占いをこよなく愛する柴剣太郎はある日、幼馴染の山根小冬が購買で何か揉めているところを目撃する。
どうやらお気に入りのパンが販売中止になったようで……?
その日の放課後、剣太郎は先日の生徒会選挙についてある噂を聞くのだが――。
きつね色に焼
き上がったパン、中身は何色なんだろう。
ちょっと風変わりな青春ミステリ短編集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 18:30:00
78346文字
会話率:40%
不毛の荒野に佇む魔術都市マルカジット。
そこを訪れた旅人、不死の身体を持つ青年は、美しい少女魔術師に窮地を救われる。
魔術師であることに絶対の価値を置く最果ての都市で二人出会い、そしてーーーー
引きこもり美少女魔術師を不死者の青年がお世話
したりする話、に今後なっていく予定です。
主人を亡くして不死になっちゃって当てもなく放浪を続けた従者が束の間居場所を得るとか、
死んだ母親とそっくりな容姿故に周りに自分を見てもらえず心を閉ざした儚げな美少女とか、
その母と昔婚約してた縁から少女の保護者やる羽目になってしまったけど父親役におさまるのもすわりが悪くてかと言って心配してないわけでもなくて立ち位置に迷ってるおっさんとか、
魔女とか、悪魔とか、空飛ぶ城とか、魔術都市とか、地下スラム街とか、魔術学校とか、とにかく性癖全部盛りにしたファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 22:26:47
21564文字
会話率:36%
幼くして両親を失った少女-セナ-
親戚へと引き取られたが、彼女の心は一人ぼっちだった。
少女は19歳となり、恋人ができた。
恋人の名は-トウマ-
ある日、トウマは彼女の前から去ろうとする。
一言だけ残し、セナから離れる。
もう一人になり
たくない。
その思いは強く、彼女は前へと踏み出す。
トウマを追いかけるために前へと。
しかし、彼を追い掛けた先は
現実とは極めて異なった不思議な世界。
その道中、知識欲を求める者-モノリス-と出会う。
トウマを求めて、奥へ奥へ。
セナは真実を求めて
モノリスは知識を求めて
それぞれ、未知の運命を体験する事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 12:00:00
119068文字
会話率:41%
子どもの頃に見た絵画の影響で、私こと蒼井沙楽は、絵を描きたいと思うようになる。だが蒼井には、致命的な欠点がある。それは、『生まれつき色が見えない』こと。最初は無理だとあきらめていた蒼井だったが、人から教わり、自分で考え、未来を信じることで、
蒼井の運命は大きく変化する──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 10:19:23
235340文字
会話率:32%
美大に通っている、はじめは色彩失望症になる。
色のない世界は退屈かもしれない。だが、周りに助けられながら、日々を大切に生きる。心はあるし、白黒の世界だって、色はある。
はじめは色を取り戻ることが出来るのか?
最終更新:2024-04-02 17:51:35
17355文字
会話率:14%
高校生同士のBL。
根暗で眼鏡の男子高校生が、小さくなったり、小動物に噛まれて昏睡したり、世界の終末を迎えたりする話。
明るい天パ×根暗眼鏡(美形)のイメージ。
【注意】
本文に、漫画『南くんの恋人』のラストのネタバレが含まれます。知りた
くない方はご遠慮ください。
本文に、登場人物が帰国子女や野球に固執する人をいじるシーンがありますが、帰国子女の方や野球を貶める意図はありません。ご不快に思われましたら申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 23:00:00
31853文字
会話率:62%
ユイとアスカ、二人の女子高生の日常が、謎めいた感情の旅へと変わる。彼女たちの関係は、学校のモノクロームな廊下で始まり、現実の境界を超えて進化する。
最終更新:2023-12-29 12:01:55
987文字
会話率:50%
ある日突然、街にモノクロームという怪物が現れた。
モノクロームは次々と街や人々を襲っていった。
同じくモノクロームに襲われそうになった星奈、日向、月美だったが、なぜかクールナイツとして覚醒。
もう何が何だか分からないが、このまま悪を見逃すわ
けにもいかないし正義のヒロインをやりますか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 00:00:00
512178文字
会話率:30%
【実話】作者の実体験を元に小説化した、運命のノンフィクションラブストーリー
1993年、北海道。高校3年生の長谷川龍司は、隣の座席の最上純子に恋をしていた。上品な佇まい、清廉さと透明感が眩しく、龍司にとって最も特別な存在だった純子。2人
の距離は徐々に縮まって行くが、純子は卒業後に神戸の大学に進学することを知り、龍司はショックを受け告白出来ないまま卒業を迎える。
卒業式当日、その後の龍司の人生に大きく影響する信じられない出来事が起こる。
その後2人は別々の人生を歩んで行くが、あの出来事が影響で龍司は、他の人と恋をしたり結婚する中でも、純子を時々思い出し続けながら生きていた。
27年後、龍司の身にその現象はある日突然起こり始めた。起床した瞬間から就寝するまで、急に純子のこと以外何も考えられなくなり、それが3週間も毎日続いてしまったのである。
自分の身に起きた不可解な現象の答えを探すために、龍司はついに……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 12:04:26
64872文字
会話率:19%
「マリーツァ = ウィルバーフォース」は、波打つ栗毛色の髪に菫色(バイオレット)の瞳、穏やかな性格に豊かな胸と、充分魅力的な女性なのだが。つい先日、二年にも満たない結婚生活に見切りをつけ、嫁ぎ先を出立したばかり。
しかもすぐに祖国へ戻らず
、わけあってグーベルク国へ立ち寄った――までは良かったのだが。城の正門に着いて早々、大勢の騎士団員に追いかけられている国王陛下「アレクセイ = チューヒン」と鉢合わせ、一緒に投網を受けるという、普通ではありえないアクシデントに見舞われてしまう。
その「アレクセイ = チューヒン」は、美しく長い銀の髪と天秤座(ヴァーゲ)の瞳と称される緑の瞳を持つ美男子であり、革命児でもあった。
当時、彼は「静寂狂乱(モノクロームノイズ)の王」という二つ名がついたぐらいには、敵側に恐れられた男なのだが。今現在の彼は、「温和」「温厚」「ど天然」の三拍子。25歳になっても独身童貞。「お見合いなんて嫌だ!」と見合い話からも全力逃走とくれば、騎士団長兼国王補佐の「アシュリー」とその伴侶、騎士団長補佐「エマ」の頭を抱えさせるには充分であった。
そんな中で起きたまさかの投網事件(ラッキースケベ)で、アレクセイはマリーツァに一目惚れ。
こうして少々どころか、だいぶ突拍子もない出会い方をしたふたり。
マリーツァはアレクセイの優しさと、それだけではない秘められた強さも弱さも知りたいと願い。
アレクセイも、マリーツァの穏やかな性格だけではない芯の強さに触れ、いっそう想いを強めていくのだが――。
※「グーベルク国の恋愛事情 ~凛々しい女騎士は、天使と見紛う愛らしい騎士団長に求婚される~(https://ncode.syosetu.com/n8514hy/)」と同じ世界となります。どちらも楽しんでいただければ嬉しい限りです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 07:11:32
128525文字
会話率:60%
夕暮れ時の美術室。
その日、私と彼は二人で美術部の活動を行っていた。
傍から見れば一見似ているようでも
内実は似ていない二人。
私は不意にそのことに反発したくなって
風景画を描いている彼の姿を描こうと思い立った。
それで何が変わるわけ
でもないけれど、
ただ、自分と彼は違うのだと
思いたかっただけなのかもしれない。
羨みと妬みと。
その気持ちの狭間で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 08:00:00
3942文字
会話率:20%
記憶を持たない幼女、鵺宵(やよい)。
彼女が目を覚ました場所は牢屋の中だった...
妖廻というバケモノがいる世界で、
鵺宵の力が、世界の命運を左右する。
(ほんのりと江戸時代をイメージした世界が舞台となっています。
しかし、ファン
タジー的な能力やバケモノが登場するので、
あくまで江戸風味の異世界のような世界観です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 00:00:00
29495文字
会話率:36%
主人公である齋藤凛は、自分のモノクロームな人生に嫌気を感じていた。
だが、そんな嫌気を排除できる術を持っている訳では無く、只々そんな毎日を消耗していくだけだった。
そんなある日、目の前に一人の少女が現れる。
その少女は凛の通う学校の先輩で、
凛に部活に入ってくれと頼んでくる。
最初こそ嫌がったが、凛は自分のモノクロームな人生を変えたいと思い、入部を決意する。
それから何か大きな事件が起こる訳でも無く、だが、徐々に凛は変わっていき──。
この話は主人公である凛が人との関わりでどのように変化していくかを描いた青春の一コマである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 23:46:53
9492文字
会話率:36%
イギリスの街の外れにある屋敷に住む主の女性 フィナン・ワニスと、それに仕える従者の女性スフレ・モノクロームのちょっと変わった日常生活のお話。
最終更新:2022-03-13 23:46:19
110254文字
会話率:36%
とある夏の思い出。
大滝詠一さんの某曲をイメージして書いてみました。
何か分かるかな?。
80年代テイストを意識しましたが、結構ありふれたお話かなあと思いつつ。
最終更新:2021-08-18 06:31:10
2566文字
会話率:29%
この作品は他のサイトでも投稿しています。
2016年の作品です。
最終更新:2021-06-13 22:22:18
1761文字
会話率:26%
精霊と人が共存する現代日本。精霊召還士を育成する学園で、新入生の神山優一が、魔力を殆ど持たない灰色(モノクローム)の精霊・グレイを喚び出してしまう。個性豊かな同級生や先輩に囲まれ、紆余曲折を経て、次第に周囲に認められていくも、彼らの日常の裏
には、世界を揺るがす陰謀が着々と進められていたーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 23:20:58
703文字
会話率:50%