チユは「痛み」を引き受ける『痛み屋』の魔女。
各地を旅しながら、人々の怪我や病気、呪いの「苦痛」を引き受けて日銭を稼いでいた。
けれどチユのスキルは病気も怪我も治せない。「痛みを取り除くだけ」の出来損ない。時には詐欺(さぎ)師と蔑まれながら
も、チユは他人の痛みに寄り添い、誰よりも痛みを知ってゆく。
「こんなに痛くて、辛かったね」
様々な人たちとの出会いと別れ、そして戦い。
静かに滅びゆくアースフィアの大地を、チユは相棒の竜馬ミーミルと旅してゆく。
どこかにある楽園、「苦痛の無い国」を見つけるために――。
【登場人物】
チユ。黒髪に黒い瞳の小柄な少女。楽園を求め旅をしている。ユニークスキル『痛み箱』(ペインボックス)を持つ出来損ないの魔女。
『痛み箱』は他人の「痛み」を受け取って蓄積する、一種のアイテムボックスのようなスキル。
怪我や病気は治癒できない。
痛みを受け取る際、チユは苦痛を伴うが『痛み箱』に収納することで消える。
蓄積した痛みは他人に「強制譲渡」することが可能で、痛覚による攻撃へ転用できる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 12:08:49
195515文字
会話率:47%
公爵家嫡男に惚れ薬の制作を依頼されたヒロイン、ミーミル。作り上げた物は、飲んだものを小人にしてしまう薬だった。惚れ薬だと思われて公爵家嫡男にその薬を飲まされてしまったミーミルは、小さくなってしまう。公爵家嫡男と協力して元の姿に戻ろうとする中
、二人の仲は近づいていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 01:34:45
7138文字
会話率:51%
冒険的な外交政策と戦争政策で帝国主義的な領土拡張を行い、世界を恐怖させたジェルマニア帝国宰相であるウェンゼル・オルゼービア・エクス・アルブレクト・ヒドラルチェクは、圧倒的な敵軍の前にいまや滅び行く自国と共に死ぬ決心をする。そして自らを最後
の兵士として、帝都に侵攻してきた敵を迎え撃つ。結局、彼は敵の軍用トラックに轢かれて戦死した。
だが、彼は約400年前に前世の記憶が残ったまま、かつてのジェルマニア人の国、神聖帝国の皇帝家ステイアーマルク家に生まれ変わっていた。ただし神聖帝国を崩壊させたことで世界史にも民族史にも名前が残るエインリークス・デ・アドルフ・ステイアーマルクとして。
これは、世の中がどうなろうと自分の理想を追い求めそれを続けていく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 00:35:14
42621文字
会話率:22%
2019/03/07(追記)
新話投稿しております。
おまけにルーメン(美人なギルド受付嬢)と(インセペットのギルドの)まとめ役の話を追加しています。
主人公の名前間違えているところ自分で発見した部分につきましては直しました。他にも見つけ
た方いらっしゃいましたらお手数ですが感想で教えていただけると助かります。
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誰もが魔法を使えるのが当たり前で、町の外には魔物が闊歩する世界「ユーグ」で一人の記憶喪失のおっさん「アルフ」が日々の糧を得ることに忙殺されていた。
アルフは一般的な魔法も使えず読み書きもできないみじめな自分に絶望し死のうと思うこともしばしばだったが、自分を気にかけてくれている少女「ミーミル」のために何とか死なずに生きていた。
そんなある日、貴族街に庭師の手伝いとしてむかったアルフはある運命の出会いをする。
「どうして廃棄したはずのお前がここに?」
そこにいたのはアルフにそっくりの若者だった。
そうして知った真実にアルフは驚愕し腹を立てた。なんとアルフは一年前アルフそっくりのその若者が興味本位で作り出した自分の二十年後の姿だというのだ。
作った当時は失敗したものとおもったからアルフを森に捨てたという。
記憶のない理由を知り、アルフは納得した。何も知らないはずである。自分はまだこの体を得て一年、つまり見た目はおっさんでその認識もあるが一歳児なのである。
作ったものの責任としてアルフを作った若者はアルフの世話をすると言ってくれたが、アルフは思った。
何も知らない、だからこそこの世界を見てみたいと。
そうしてアルフは街を出て、世界を旅することを決めたのだった。
そんな戦闘シーンの一つもない盛り上がりに欠ける、ファンタジー世界での記憶喪失のおっさん(満一歳)が旅立つまでの話。
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※注意事項&お願い※
一つ一つの区切りでの文字数は1000前後です。
見直しをしていますが誤字脱字、また妙な表現になるなど人間ゆえあるかと思います。お教え下さるととても助かります。
(あらすじ改稿 2019/3/6)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-07 07:00:00
34336文字
会話率:43%
主人公である佳は高校二年のある日交通事故でなくなり突如その生涯に終わりを告げた。しかし、目が覚めるとそこは見渡すばかり真っ白な空間で前には一人の男が椅子に座り無表情でこちらを見ていた。
男により今までのつまらない人生をもっと面白みのあるもの
に塗り替えてやると言われ佳はその提案に乗る。佳はこれから行く異世界で困らないように強力な魔力、剣技に肉体を手に入れ勝手気ままな日常を送ろうする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-25 00:05:34
12376文字
会話率:34%
人々が動く城砦都市で生活する砂漠の国エスカリス・ミーミル。地虫と呼ばれて蔑まれる砂漠の民の少年ナナシは、さらわれた義妹キサラギを救うべく、単身城砦都市サラトガに潜入する。そこで、ひょんなことから当代最強と謳われる銀嶺の剣姫の命を救ったことを
きっかけに彼女から主として仕えられることになってしまった。最強の剣姫、その主となった少年は、城砦都市間の勢力抗争に巻き込まれていく。
『サーガフォレスト』より第1巻発売中!第2巻2017年4月15日発売決定!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-24 21:32:39
731686文字
会話率:37%
2017年、4月。
1体の超高機能ロボット、いや、人類初の次世代型人工知能搭載アンドロイド、ミーミルが起動した。運動性、知能、センサー、どれを取っても規格外のミーミルは世界を震撼させる。
その記者向け発表会の場に、ニュースサイトの専属記者
、皮肉屋の古小路 進(こしょうじ すすむ)も居合わせていた。多くの関係者がその異様なまでの完成度に舌をまく中、異常性を感じ取った古小路はその秘密を探るべく独自取材を開始する。
一方、ミーミルを作り出したフューチャー・エンジニアリング大学の大学新聞サークルに所属する牧野美也(まきの みや)は、大学で勧誘を繰り返すカルト宗教の存在を耳にする。危険な橋と分かりながらも、牧野は知人をたどりながらその奇妙な活動と教義を解き明かしていく…。
二人の探求者が進む先に待ち構えているのは、この世の理を逸した宇宙的な恐怖だった。
科学・宗教・警察、そして神話が交錯する、クトゥルフ神話リスペクトのホラーサスペンス。
自身のサイトでもほぼ同時公開しています。
更新は隔日で行っていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-21 12:46:30
15417文字
会話率:25%
黒智海見(こくちみみる)は何処にでもいる普通の女子高生。しかし、学園に編入してきた隣人・五色野望琉(ごしきののえる)が目の前に現れたのを機に、彼女の非日常が始まった。自分は他者とは違うと感じながらもその理由がわからなかったため、望琉との出会
いによって自分が北欧神話に出てくる知恵の巨人・ミーミルである事を悟る。他にも同級生と思っていた九頭竜武人が巨大な大蛇・ミドガルズオルムであったり、学園で飼われている犬・フェンリルが同名の狼である事。また、自分の「居場所」と思っていたこの世界は原初の巨人・ユーミルの一部から作られた異空間・“ミッドヴェルガ”である事も知る。
海見の存在を知ってか知らずか、神界アスガルドにいるはずの神々が彼らの通う学園に現れるようになる。そして海見はこの“ミッドヴェルガ”からどうやれば抜け出せるかという答えを求めて、神々と接触するようになるのであった。
神界の住人が、現代日本に模した仮想空間を行き来する学園ファンタジー!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-05 15:26:34
126179文字
会話率:46%
水の精、ミーミルは水底で人々に愛想を尽かし、世界に飽いていた。
そんな時彼女を召喚した一人の少年、ウィル。
ウィルは一生をかけてミーミルの凍てついた心を溶かし、約束を残して天の国へ旅立つ。
交わされた約束は、果たされるのか――…?
最終更新:2013-09-12 17:42:37
8364文字
会話率:43%
世界でも数少ない冒険者になるための学校、ミーミル冒険者学園。そこにやってきた新人用務員さん、実はこの男、とんでもない人物だった――!
最終更新:2013-02-06 19:00:00
63447文字
会話率:62%