俺は東京下町の母一人子一人の家庭で育った。小さい頃から下痢気味の虚弱体質で、小中学校時代に話し相手は一人もいなかった。母子家庭で貧乏で虚弱体質、そして影が薄いことを、不思議と寂しいとも悲しいとも思ったことはない。俺は相当無気力で鈍感な子供
だった。
小学校5年生の時、校舎の裏で悪ガキ4人に取り囲まれて殴られているうちに腹の調子がおかしくなり脱糞した。そこで俺に付いたあだ名が「クソオ」だ。中学を卒業するまで俺は女子を含めたみんなから「クソオ」と呼ばれ続けたが、そのことだって気に病む程のものではなかった。俺には人並なプライドもなかった。
高校に入学するとすぐに母親が車にはねられて死んだので、俺は高校を退学した。すると担任が日本料理屋を紹介してくれて、そこで働き出した。俺は案外料理人に向いていたようで、店の同僚とそれなりにうまくやっていき、そこで社会人としての知識や振る舞いを身に付けて、15年が経った。このまま順調にいけば、俺は結婚して小料理屋を持って、妻と子供と一緒に、ささやかではあっても幸せな生活を送ることができたはずだ。
そんな俺が満員電車の中で腹を壊して脱糞し、その車両に乗り合わせていた人々は悪臭でパニックに陥った。この現場の模様はSNSで流された。このことがきっかけで、俺は料理屋を辞め、10年間住んでいた「カスミアパート」の四畳半一間の部屋に引き籠ることになった。
引き籠って10年が経った頃、いきなり大家のミドリさんが俺にアパートからの退去を通告してきた。俺が1年間家賃を滞納していたせいである。それでも退去するまでに2ヶ月の余裕が与えられた。
俺はホームレスになることを決意し、彼らが住む簡易テントを下見することにした。そこで親切にしてくれたサンちゃんが、若者のホームレス狩りにあってあっけなく殺された。次の夜、テントの中に寝ていた俺もそいつらに襲撃された。
俺は彼らへの復讐を計画したが、復讐する前にかれらはあっさりと警察に捕まってしまった。そこで俺は計画を無差別大量殺人に切り替えることにして、そのための準備を着々と進めた。ところが、この計画に末期がん患者のミドリさんが乗って来て、計画は大きく変更されることになった。「FBT」とミドリさんが名付けたおぞましいテロを、ハローウィンの日に渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で、二人で実行することになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 00:00:00
12600文字
会話率:2%
念願のお花屋さんに就職したミアは、トラックに轢かれそうになっていた猫を助けようと飛び出し、命を落としてしまう。
目覚めたミアの前には、異世界の創造神セラフィーナと幼女ミーリアがいた。
「特別にチート能力を授けますので、転生していただけま
せんか?」
「ちーとだよ!」
「ええっ!どういうこと!?」
女神様曰く、王国のお抱え庭師だったミーリアの両親が王庭に毒花を植えた偽の容疑により一家投獄。
過酷な地下牢での生活によって息絶えるミーリアに両親が禁術蘇生を発動。
だが、蘇生は理に反するため、同タイミングで魂となった私に幼女として転生してほしい、ということだった。
「…ぐずっ……。私でよければ転生します!させてください!!」
「ありがとう。心優しいミアに天使の加護を与えましょう」
「ミアおねえちゃん、ありがとう」
「任せてミーリアちゃん!たくさん幸せに…ううん、一緒に幸せになろうね!」
お花を愛するミアの無双ライフ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 00:00:00
18184文字
会話率:33%
あらすじ
時期:中学2年の3月
連載予定:2024/05/07-2024/09/30
メカサッカーコンテスト。本部から支給されるメカを改造、遠隔操作して二、三人一組でサッカーを楽しむイベント。会場に向かう途中カナタは改造済のメカ&quo
t;ルミア"を発見、せっかくなので使うことに。周りがメカを操縦するなか、カナタは自我を持つルミアを戦わせる独特のスタイルで挑む。だがこのイベントの真相は、改造メカを兵器として世界征服することだった。
登場人物
|溜池彼方《ためいけカナタ》
Aランク14/17位。根に持つタイプ。カステラを携帯し勝負どころで食べる。
|鎌ヶ谷速《かまがやハヤト》
Aランク1/17位。直進こそ最速と疑わないスピード主義。
|佐倉満《さくらミチル》
Aランク5/17位。女子みたいな容姿がコンプレックスで荒々しさをアピールする。
|大船切裏《おおふなコトリ》
Aランク6/17位。計画が破綻するとメモ帳を切り裂きたくなる。
|京橋慧練《きょうばしエレン》
Aランク8/17位。試合は好きだが練習はもっと好き。引っ越してきたばかり。
|福俵天使《ふくたわらアツカ》
Aランク7/17位。悪気なく悪魔みたいな言動で周りを混乱させる。
|羽生鵠《はにゅうクグイ》
Bランク1/8位。バレなきゃいい派のバレリーナ。
|田浦夕雅《たうらユウガ》
Dランク1/2位。人の秘密を暴こうとしては裏目って心が壊れる。
|戸塚智絵《とつかトモエ》
Sランク3/3位。自分に利益がないと自覚しておきながら常識破りの行動に出る。
|久里浜華燐《くりはまカリン》
Sランク1/3位。訳あっておとなしいが嫌なことは力ずくで拒否する。
|広小路冬雪《ひろこうじフユキ》
Bランク5/8位。一人で島に来たばかりで色んなものに興味津々。
ルミア
自我を持つメカ。機械の修理が得意だが、それ以外の記憶を失っている。
ステル
自我を持つメカ。時空を歪め物を不可視にさせる。訳あってルミアを捨てた。
ボス
コンテスト本部の会長。真意は参加者の発想を利用した世界征服。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 22:24:04
118037文字
会話率:49%
断崖大陸アーマンに浮かぶ天空島のひとつであるヴァーミア天領にひとりの少年がいた。
少年の名はルッタ・レゾン。
彼は『この世界のものではない記憶を持つ』という特異性を有してはいたが、地位も名誉もない、魔力も一般人並みにしかないただの子供
であった。けれどもハンタークラン『風の機師団』のメンバーのひとりであるリリ・テスタメント、そしてアーマーダイバーと呼ばれるロボットの量産機である『ブルーバレット』と出会うことで彼の運命は変わっていく。
敵対するのは悪徳ハンターの専用機や敵軍のエース機、アーマーダイバーのオリジナルたるオリジンダイバー、或いは遺跡から発掘された決戦兵器、そして最強の魔獣たるドラゴン等等。
対して人並みの魔力しかないルッタが乗れるのは量産機のみだが、前世の記憶を元にした圧倒的なプレイヤースキルによって愛機ブルーバレットとともに次々と大物喰らい(ジャイアントキリング)を実行し、やがて大陸全土にその名を轟かせていくこととなる。
量産機こそが至高のマスプロダクションロボットファンタジーがここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 22:00:00
455714文字
会話率:50%
1683年、城塞都市ウィーンはオスマン帝国の大軍に包囲されていた。
第二次ウィーン包囲である。
戦況厳しいウィーンからは皇帝も逃げ出し、市壁の中には守備隊の兵士と市民軍、避難できなかった市民ら一万人弱が立て籠もった。
彼らをまとめ
、指揮するウィーン防衛司令官、その名をシュターレンベルクという。
敵の数は三十万。
戦況は絶望的に想えるものの、シュターレンベルクには策があった。
ドナウ河の水運に恵まれたウィーンは、ドナウ艦隊を蔵している。
内陸に位置するオーストリア唯一の海軍だ。
彼らをウィーンの切り札とするのだ。
戦闘には参加させず、外界との唯一の道として、連絡も補給も彼等に依る。
そのうち、ウィーンには厳しい冬が訪れる。
オスマン帝国軍は野営には耐えられまい。
そんなシュターレンベルクの元に届いた報は『ドナウ艦隊の全滅』であった。
もはや、市壁の中にこもって救援を待つしかないウィーンだが、敵軍のシャーヒー砲は、連日、市に降り注いだ。
【主な登場人物】
シュターレンベルク…ウィーン防衛司令官。オスマン軍の包囲から市を守る。
リヒャルト…シュターレンベルクの息子。プライドは高いが無能っぷりをさらけ出してしまう。
マリア・カタリーナ…シュターレンベルクの娘で、フランツの妹。偏屈でトラブルメーカー。
フランツ…シュターレンベルクになつくパン屋。変人。
グイード…シュターレンベルクの従兄弟で右腕的存在。歌手志望だが、ひどい音痴。
バーデン泊…有力諸侯。シュターレンベルクに反発心を抱いている。
ルイ・ジュリアス…フランス出身の貴族。リヒャルトと仲が悪い。
ヨハン…ウィーン市長。シュターレンベルクとはそりが合わない一面も。
アウフミラー…ウィーンに住む絵描きの青年。マリア・カタリーナの恋人。
エルミア…シュターレンベルクの愛人。
※完結済。毎日更新します※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 21:50:00
117423文字
会話率:21%
ファッション文化が全く発展していなかった世界の平民の家に生まれた少女リーリエはある日前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は自作の衣装を着て多くのコスプレイベントに参加していた筋金入りのコスプレイヤーだった。
前世の記憶を頼りに可愛らし
い衣装を仕立てるとそれが町中で評判となりリーリエは人々の為に衣服を司る女神クロウスを信仰する教会の中で多くの衣服を仕立てる。
リーリエの噂はついには国王陛下の目に留りとんとん拍子でリーリエを王太子セリオスの婚約者とする話が決まった。
しかしセリオスの誕生パーティーで教会の聖女フレミアに今までの自分の功績と共にセリオスの婚約者の座まで横取りされてしまう。
王都を去ったリーリエは辺境の地で民衆たちの為に衣服を仕立て、いつしか町は発展しついには女神の生まれ変わりとして崇めらられていく。
リーリエは良き理解者とも出会い幸せな日々を過ごす一方でセリオスとフレミアの二人は徐々に落ちぶれていくのであった
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 21:40:34
66774文字
会話率:39%
メソポタミアあたりのオリエント神話がモチーフの、ダークな異能バトルものローファンタジー。
超能力を持つ男子高校生の鎮神は、独自の信仰を持つ二ツ河島へ連れてこられて自身の父方が二ツ河島の信仰を統べる一族であったことを知らされる。
そして鎮神は
腹違いの兄(姉?)にあたる両性具有の真祈に結婚を迫られる。
同時期にハウスキーパーとしてやってきた赤松深夜美も超能力を秘めており、暗躍を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 21:30:00
6516文字
会話率:17%
キアラ・リグリーア伯爵令嬢は、同じ人生を繰り返していた。
彼女の最期はいつも処刑台の上。それは婚約者のダミアーノ・ヴィッツィオ公爵令息の陰謀だった。
死んだら、また過去に戻ってくる。
その度に彼女は婚約者のことを激しく憎んで、もう愛さな
いと強く胸に誓っていた。
でも、何度回帰しても彼女は結局彼を愛してしまって、最後は必ず破滅を迎えてしまう。
キアラはもうダミアーノを愛したくなかったし、愛なんてものは信じていなかった。
◇
レオナルド・ジノーヴァー皇太子も、終わらない人生を繰り返していた。
彼はいつも敵派閥に陥れられて処刑されてしまう。それは何度あがいても、決して覆ることはなかった。
ある時、彼はある事実に気付く。
自分への陰謀は、毎回キアラ・リグリーア伯爵令嬢が関わっているということに。
レオナルドは今度こそ陰謀に打ち勝つために、キアラを真っ先に殺そうと、回帰してすぐに行動を起こす。
◇
キアラとレオナルドの、七回目の人生が始まった。
★他サイト様にも投稿しています!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 21:23:00
85520文字
会話率:27%
金髪碧眼・眉目秀麗・成績優秀・魔術師としての才能を高く評価されている侯爵令息のリック。
そんな彼の婚約者のエミリーは、お菓子作りと裁縫が好きな平凡な子爵令嬢だった。
幼い頃から婚約者に不満を持っていたリックは、学園で出会った美少女
ミアと浮気してしまう。
ミアに唆されたリックは、公衆の面前でエミリーに婚約破棄を告げる。
失意にくれるエミリーだったが、リックがミアの魅了の魔法にかかりおかしくなっていたと知り、彼を許すことにした。
しかしエミリーの前に現れたリックは、「お前とは結婚してやる。ただしミアを愛人として囲うことが条件だ」と言い出して……。
「リック様が魅了の魔法にかかっておかしくなったというのは嘘だったの?」困惑するエミリーをよそに、事態は思わぬ方向に動き出す。
初恋の人に婚約破棄されたエミリー、美少女に誘惑されエリートの道を踏み外したリック、リックの兄で品行方正で苦労人のフォンジー、フォンジーの婚約者で裏表のある性格のデルミーラ……リックが人前で婚約を解消したことで、四人の人生が大きく変化していく。
※短編版としてアップした「夫婦にはなれないけど、家族にはなれると思っていた」と「愚か者でも可愛い弟だった」を大幅に加筆修正し、後日談を追加しました。
※エミリーとフォンジーの二人は、短編版とは別の人に恋をします。
※短編版はpixivにも投稿してます。
※連載版は小説家になろう先行投稿です。他サイトにも投稿予定です。
「Copyright(C)2024-まほりろ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 21:16:27
140421文字
会話率:27%
婚約者が男爵令嬢のミア・ナウマンの魅了魔法にかかり、浮気した。
婚約者は学園の進級パーティで私に冤罪をかけ、
「お前のような卑劣な女とは結婚できない! お前との婚約を破棄する!」
と宣言した。
そんな婚約者に世間は同情的だった。
「魅
了魔法にかかっていたのだから仕方ない」と……。
裏切られた方にとっては、普通の浮気も、魅了魔法にかかってした浮気も変わらない、浮気は浮気だ。
私には婚約者への恋心は残っていない。
だけど幼馴染としての情は残っている。
情さえあれば夫婦にはなれなくても、家族にはなれると思っていた。
だから私は許そうと思っていた。
婚約者が誠心誠意謝ってくれるなら……。
だが婚約者は謝罪するどころか、
「ミアの実家のナウマン男爵家が取り潰され、ミアは娼館に売られることになった。
僕はミアを身請けし、ミアの家族の面倒をみたいと思っている。
地味でなんの取り柄のないお前と結婚してやるから、ミアとその家族を養うことを許可しろ」と言ってきた。
その瞬間私の中で何かが壊れた。
他サイトにも投稿予定。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 17:20:17
12297文字
会話率:21%
私の名はイルク公爵家の長女アロンザ。
卒業パーティーで王太子のハインツ様に婚約破棄されましたわ。王太子の腕の中には愛くるしい容姿に華奢な体格の男爵令嬢のミア様の姿が。
国王と王妃にハインツ様が卒業パーティーでやらかしたことをなかったこと
にされ、無理やりハインツ様の正妃にさせられましたわ。
ミア様はハインツ様の側妃となり、二人の間には息子が生まれデールと名付けられました。
私はデールと養子縁組させられ、彼の後ろ盾になることを強要された。
結婚して十八年、ハインツ様とミア様とデールの尻拭いをさせられてきた。
十六歳になったデールが学園の進級パーティーで侯爵令嬢との婚約破棄を宣言し、男爵令嬢のペピンと婚約すると言い出した。
私の脳裏に十八年前の悪夢がよみがえる。
デールを呼び出し説教をすると「お前なんか母親じゃない! 俺の母親は俺を生んでくれた母上だけだ! 俺はペピンとの真実の愛に生きる!」と怒鳴られました。
この瞬間私の中で何かが切れましたわ。
「昔から仏の顔も三度までって言うでしょう? 当時王太子だったハインツ様からの卒業パーティーで婚約破棄され恥をかかされる。前国王陛下と王太后陛下から、卒業パーティーでハインツ様がしたことをなかったことにされ正室になり仕事だけするように言われ、誇りを傷つけられる。現国王陛下とミアさんの息子であるデールを、強制的に私の養子にさせられる。これまで私は王室に三度煮え湯を飲まされてきました。……そして四度目がデールと侯爵令嬢の婚約破棄。もうこれ以上は面倒を見切れませんわ」
十八年かけて全権を握った私は、ハインツとミアとデールを見捨てることにした。
※ヒロインは気が長いです。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 12:22:38
12618文字
会話率:38%
勇者によって救われた後の平和な世界。人間もエルフも魔族もその他諸々もそれなりに仲良く楽しくやっている世界に、ある日不思議な迷宮が生えてきました。それはもうイキの良いタケノコの如くニョキニョキと。なんとビックリ、その『迷宮達』はこの世界の神様
が創ったものだったのです。
大体の問題は最終的に「卑怯」か「暴力」で平和的に解決するほのぼの異世界ファンタジー!
※拙作『迷宮レストラン』の続編です。そちらは書籍三巻まで大好評発売中
※前作を読んでいなくてもそのままお楽しみいただけます
※(追記)タイトルから誤解されがちですけど学園モノではないです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 20:10:20
2584465文字
会話率:39%
迷宮(ダンジョン)。その中には多くの宝と魔物が存在し、命知らずの冒険者たちは一攫千金を目指して迷宮へと挑む。これは、とある迷宮の奥になぜか存在する奇妙なレストランのお話です。
※書籍版三巻まで発売中です
※本編は完結済みですが、後日談や番外
編を不定期更新しています
※続編にあたる迷宮アカデミアも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 17:13:17
1104225文字
会話率:39%
西と東の国の文化が混ざり合ったドラゴンの国
ドラフィール王国で唯一のドラゴンの解体師として働いていたアナトミアは、ある日、クビにされてしまう。
仕事が無くなったアナトミアは、アテもなく彷徨っていると、街の外でドラゴンに襲われている集団に
遭遇した。
仕事道具を持っていたアナトミアは、ドラゴンを瞬く間に解体して、彼らを助ける。
彼らは、後継者争いに敗れた王弟オアザと、その護衛だった。
一方、アナトミアをクビにした役人は焦っていた。
アナトミアの後任として雇った者たちが、誰もドラゴンを解体出来なかったのだ。
そんなことになっているなんて知りもせず、アナトミアは王弟と共に、旅立つのだった。
※カクヨムでも連載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 19:10:00
251789文字
会話率:44%
春の国チェラズスフロウレス。
とても温かな気候で、一年中桜の花が咲き誇る平和な国。
その国の東に位置する辺境の村には、ミア=スカーレット=シダレと言う名の五歳になったばかりの美少女が住んでいた。
ただ、美少女であるミアには一目……いいや。一
聞きで分かる変な特徴があった。
それは、喋り方がお年寄りっぽいのと、一人称が「ワシ」な事。
容姿に見合って声が可愛いのに、まるでお爺さんの様な喋り方なのだ。
そして、ミアには将来の夢がある。
それは結婚もせずに、のんびりとした引きこもりスローライフを送る夢。
とても残念極まりない夢ではあるが、ミアは大真面目だ。
しかし、そんなミアには、夢を目指す為には隠し通さなければならない秘密がある。
それはミアがTS転生者であり、その昔この世界に平和をもたらした“聖女”と同じ魔法が使えると言う事。
TS転生者の方は隠しても隠さなくても変わりないように思えるが、聖女と同じ魔法は大きな問題だ。
この世界は新たな聖女の誕生を待ち続けていて、もしミアが同じ魔法を使えるとなると、間違いなく聖女として表舞台に担ぎ上げられてしまうだろう。
だと言うのに、とある事件をきっかけにして、ミアは表舞台に引きずり出される事になってしまう。
この物語は、引きこもりしたいTS転生のじゃロリじじい聖女の波瀾万丈な物語である。
※他の小説投稿サイト『ノベルアップ+』様でも掲載している作品です。
※作者更新報告用Twitter → https://twitter.com/kon_guma折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 19:04:20
1494600文字
会話率:62%
あらゆる超常現象を研究し解明することを趣味としていた少女がいた。
エヴァ・アイリスは幼いながらも稀代の天才科学者として、父の出張先である日本で日々、生命に関する研究に没頭していた。ある日彼女は瀕死の状態で倒れていた妖怪と出会う。興味本位で治
療した後に"彼"が極めて強力な妖怪【天劫(てんごう)】であることを知る。治癒の代価として彼は彼女の研究を手伝うようになるがそこに傷を負わせた妖怪が現れ―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 18:30:00
9107文字
会話率:37%
キャバ嬢メルメ
両親から受けた姦に、トラウマを抱えた女
男を罵倒し、マゾヒズムを引き出せ
花と仁義を武器に
名古屋栄から羽ばたけ
*重複投稿
カクヨム・アルファポリス・NOVEL DAYS
Instagram・TikTok・YouTub
e折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 17:42:43
1216文字
会話率:0%
首都圏郊外の都市に位置する中高大一貫校の私立桜宮学園には、様々な生徒がいる。
これは、個性豊かな6つのユニットに所属する24人の青春を追いかける話である。
最終更新:2024-07-02 14:01:10
19729文字
会話率:32%
あたし、リーシャ=コルク=ローザリオン!!
セルディアスのローザリオン公爵って、すっごい大きなお屋敷の子供なの!!
けど……ついこの間、ひとりじゃなくなったわ。
お母様が、男の子を産んだの。お世継ぎになる念願の男の子。
だからあたし
は、お母様とあんまり一緒にいられなくなるから……ちょっぴり寂しいの。
公爵家の長女だから。いつか……どこかの貴族か王族に嫁がなくちゃいけないから。
でも……だけど。
お母様がお得意なお料理。
生まれてから……今までたくさん作ってくださった、『パン』をあたしも作れるようになりたい。
あたしには……お母様の契約精霊である、ロティの娘が一緒。ミアが一緒だから……何か出来ると思うの。
そう思って……料理長と頑張ったけど、お菓子と違って失敗ばかり。
悔しくて……悲しくて、泣いてたら凄いことが起こったの!!
ミアが、ちっちゃな箱になっちゃったの!?
*このお話は、前作『追放された錬金術師〜』のスピンオフとなります。
既存のキャラクター以外にも、次世代のキャラクター達が多数登場していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 13:15:10
143522文字
会話率:48%
関西を拠点に活動するMiASYS(ミアシス)。
それぞれが、夢をかなえたい思いで、オーディションを勝ち進み、男女5人組のボーカル&ダンスグループが結成された。
もちろん、最初から順風満帆だったわけじゃない。
時には壁にぶつかり、時には喧嘩し
たり。
だけと、それも今は歌ってきた歌や曲たちと同じくらい大切なものかな。
-野村翔稀-
※このお話はフィクションです。人物や団体は実在しないものです。あらかじめご了承ください。
だから、今のメンバー達と、まだまだ走っていきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 13:10:00
623279文字
会話率:40%
「新入生代表、ノア・ライトマン」
入学式の日、伝統ある実力主義の学園、私立タレミア魔術学園高等部に見事合格したノア・ライトマンは首席として壇上に立った。
式後、ノアは幼なじみアリア・マグナードと楽しく会話している時にある次席合
格したリーナ・ラカゼットに突然屋上に呼ばれた。
この展開、まさか……。
学校にさえ行ったことないノアは学園あるあるである入学初日の告白だと思い、待ち構えるとリーナから言われた言葉は違った。
「どうして、あなたみたいな魔力も持っていないような無能力者がこの学園を、しかも首席で、入学できたの?」
そう、これは魔力を持たない少年、ノア・ライトマンが世界最高の魔術師になるまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 12:20:00
182671文字
会話率:42%
帝国歴515年。サナリア歴3年。
新国家サナリア王国は、超大国ガルナズン帝国の使者によって国家存亡の危機に陥る。
従属せよ。
このたったの一言により、サナリア王国は窮地に立つことになった。
これに従わないで、もし帝国と戦うとなれば全
滅覚悟の死の戦争をしなければならない。
それはアーリア大陸を二分している国家との全面戦争を意味しているからだ。
苦悩の末にサナリア王アハトは、従属することを決めるのだが。
当然それだけで交渉が終わることはなく。
従属したという証を示せとの命令が出される。
それは、二人の王子の内のどちらかを選べとの事。
更に苦悩することになったアハト王が最終的に決断したのは第一王子フュン・メイダルフィア。
彼を人質として差し出すことに決めたのだ。
フュンは弟に比べて能力が低く、武芸や勉学が出来ない。
彼の良さをあげるとしたら、ただ人に優しいだけ。
そんな人物では国を背負うことは出来ないだろうとして、彼は帝国の人質となってしまったのだ。
しかし、この事がきっかけで、長らく続いているアーリア大陸の戦乱の歴史が変わる。
西のイーナミア王国。東のガルナズン帝国。
アーリア大陸の歴史を支える二つの国家を揺るがす英雄が誕生することになるのだ。
のちに、アーリア大陸に現れることになる偉大なる英雄。
フュン・メイダルフィアの英雄譚が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 12:12:36
488496文字
会話率:46%
子爵の娘に生まれた『彼女』は、裕福な下位貴族か商人の家に嫁いで姉を支えることが求められていた。
そんな中、家の書庫で調べ物をしていた彼女は不思議な短剣を手にする。短剣は古の魔術師の魂の依代であり、対価を支払えば魔術を教えてくれるという
。彼女は美しい黒髪を対価に魔術を習い、両親姉に知られることなく薬師ではなく錬金術師となるのであった。
――― 彼女は世界を変えたいと願っていた ―――
これは、『彼女』の始まりの物語―――
◆第三部 騎士学校
□第一幕『フルール分隊』
□第二幕『初心者講習』
□第三幕『ワスティンの森』
□第四幕『ロマンデ遠征』
□第五幕『鉄腕』
□第六幕『地下墳墓』:王都の集団墓地跡、中等孤児院建設予定地に未だ残る地下墳墓。その周辺では不審な存在が確認されていた。
□第七幕『ミアン』:帝国・連合王国領と接する東北の要衝『ミアン』。騎士学校の生徒は、再び遠征をおこなう。その最中、巨大な敵が彼女たちを襲う。
□第八幕『防衛戦』:『ミアン』に迫るアンデッドの軍勢に気が付いた彼女と伯姪は、包囲を突破し『ミアン』に入城。市民軍と騎士学校の騎士見習を指揮し、援軍の到来まで戦う事を決意する。
□第九幕『オリヴィ』: ふらりと現れた美男美女の冒険者二人組。帝国の冒険者として最上級のヴァンパイアハンターのパーティーが入城するも、防衛戦は厳しさを増していく。
□第十幕『レンヌの醜鬼: レンヌ公国へ向かう王女の護衛という遠征演習。彼女たちはその昔起こった一連の事件の黒幕を思い出す。
◆第一部 十三歳 『代官の娘』『アリー』『辺境伯』『レンヌ』『公都訪問』『孤児院』『ブルグント』『従僕セバス』『猪狩』『ヒル・フォート』『レヴナント』の全十一幕
◆第二部 十五歳 『ルーン』『ガイア城』『兎馬車』『ノーブル』『サボア公国』『メリッサ』『タラスクス』『副元帥』『聖都』『デビュタント』の全十幕
200824「この作品はカクヨムでも掲載しています」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 12:00:00
4350710文字
会話率:56%
ミアンにアンデッドが攻め寄せ、リリアルが救援に駆け付けオリヴィ=ラウスと『彼女』が出会う少し前の話。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
□第一部 二人の英雄の最後
帝国にサラセンの大軍が迫っていた。美麗帝は四十年前に陥落させる事
の出来なかった帝都ウィンを攻略するべく十万を超える軍勢を整え初夏の時期に現れた。
ウィンに向かい北上する軍の背後には、四十年前の戦いで因縁のある『二コラ・シュビッチ』の籠る城塞『シゲット』が存在していた。二コラ軍はサラセン軍の背後・補給路を脅かす神出鬼没の攻撃を行っていた。
ウィン攻略の前に、一蹴しようと美麗帝率いる本隊がシゲットに迫る。
二コラとは旧知の中であったオリヴィは大量の火薬を買い付ける指名依頼を二コラから受け、帝国内の諸侯・商人に働きかけ必要とされる1.5tもの火薬と大量のポーションにワインを携え二コラの元に駆け付ける。
二コラ軍二千数百対サラセン軍十万の戦いが始まる。
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このお話は、『妖精騎士の物語』と『灰色乙女の流離譚』を繋ぐ一連のお話です。オリヴィの冒険譚を中心に話は進み、時間を遡る中編の連続となる予定です。
一つの話=5万字程度の中編が積み重なり、『流離譚』の後から『妖精騎士』までのエピソードが繋がる事になる……はずです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 00:00:00
46435文字
会話率:42%