白波高等学校に入学して数週間、宿泊研修に向かうバスで爆睡していた芹川優璃が目を覚ますとそこは見知らぬ森の中だった。
彼女は知らない。
自分たちが乗っていたバスが事故を起こし、乗っていた1年1組全34名と引率の教師を含めた35名は全員
死亡し、神を名乗る者によって異世界と転生させられたことを。
彼女は知らない。
神を名乗る者によって自分たちが戦いを強制される運命に置かれてしまったことを。
そして、何も知らない少女は呆然と周囲を見渡しながらポツリと呟く。
「どうしよう……トイレ行きたくなってきた」
こうして、やる気のない省エネ思考の少女が織りなす異世界転生物語が幕を開けるのであった。
※この物語は、何でもないごく一般的なモブ少女(本人談)の異世界奮闘記になります。書き溜め等なしの不定期更新となりますのでご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 00:02:32
52024文字
会話率:21%
都会の喧騒を離れ、ひと時の安らぎを求めて山小屋にやって来た霧島 蓮は、数日間寝泊まりして休暇を満喫していた。そんなある晩、突然の嵐に見舞われる。その嵐の中、訪ねてきた女がいた。年齢は一回りくらい上らしいその女は綾瀬 凛と言った。食事を分け与
え、暖を取らせて落ち着くと、ポツリポツリと取り留めない話を始める。言動に不自然な部分があり、凛の話ではどうやら未来からやって来たようだった。このままでは、この霧幻山の噴火によって周囲100キロの範囲で甚大な被害が出る可能性がある、と言うのである。噴火を止めるために、中腹にある祠を訪れる必要がある、という話に従って蓮と共に向かうのだが ───折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 21:28:27
7095文字
会話率:18%
プロローグ
古の遺跡の守護者に任命された。
勇者が来たら魔法のオーブを渡すのが私の役目。
精霊王様からこの重要な任務をいただいたときは心が躍った。
勇者が来るまで、私はこの遺跡に住み込んでオーブを守るのだ。
配属されてから、1日…1ヶ月
…半年…一年
月日はあっという間に過ぎて行く。
………勇者はまだ来ない。
勇者どころか、辺境の遺跡だから冒険者そうそう来ない。
娯楽らしい娯楽もない。
暇すぎてボケそうだ。
話し相手はもっぱら、遺跡に住み着いたモンスターたち。
最深部のヌシドラゴンさんともすっかり顔見知り。
今では、遺跡の補修でDIYもお手のものだ。
ちょっとした家庭菜園も作った。
遺跡でみつけたアンブロシアの種を植えたらグングン育ち、たわわに実をつけている。
そろそろ食べ頃だから収穫しよう。
今晩はフルーツサラダにしようかな。
一人じゃ食べきれないから、遺跡のモンスターさんたちにもお裾分けしよう。
鍬を片手に携えて
沈む夕日を見ながらポツリと呟く
「明日は勇者、来るかなぁ…」
ー 遺跡の守護者は今日も退屈だった ー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 02:52:07
13887文字
会話率:30%
ドライブと自然現象にまつわる話。
キーワード:
最終更新:2024-09-23 11:02:17
3349文字
会話率:53%
❇︎〜✴︎〜❇︎天使の国プーテンルク❇︎〜✴︎〜❇︎
ファッションの都として名高い首都ソミュール。
都心から少し離れた土地に、ポツリと佇む団地《失楽園》
ちょっと変わった6人の天使が住まう《失楽園》の、心動かされる日常を描く。
そしてこ
れは、後に偉人と呼ばれる1人の天使と、女性の凛々しさ、逞しさを描く若き表現者による革命の話。
✴︎〜❇︎〜✴︎〜❇︎〜✴︎〜❇︎〜✴︎〜❇︎〜✴︎
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 15:09:15
24260文字
会話率:60%
立ち止まれば雨がポツリと降りだして
キーワード:
最終更新:2024-08-25 10:55:12
282文字
会話率:0%
ある日、前世の記憶が戻ったソフィアは、ここが乙女ゲームの世界であることに気づいた。そして、自分がそのゲームの主人公に転生していることを知り、大喜び……ではなく、絶望する。
このゲームには、竜に変身する悪役令嬢、リスノワールがいた。
激
昂した彼女に権力、筋力、魔力で殺されるエンドは数知れない。更には王子とハッピーエンドを迎えるルートでは、彼女が世界を滅ぼす大厄災として立ちはだかる。
貧弱なソフィアは一縷の望み賭け、攻略対象に接触しないよう地味に振る舞おうと決意した。そうすれば、リスノワールにも目を付けられないで済む……済んだらいいな、と。
しかし、入学してもリスノワールが見当たらない。不思議に思い、ポツリと溢した“リスノワール“という名前。次の瞬間、現れたのはリスノワールと似ても似つかない絶世の美男だった————
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 20:00:00
59781文字
会話率:44%
ある日、前世の記憶が戻ったソフィアは、ここがその乙女ゲームの世界であり、自分が主人公に転生していることを知り、絶望する。
このゲームには、竜に変身する物理的に恐ろしい悪役令嬢、リスノワールがいた。
ヒステリックに激昂した彼女に殺されるエ
ンドは数知れない。最悪の展開では、彼女が世界を滅ぼす大厄災として立ちはだかる。
貧弱なソフィアは一縷の望み賭け、攻略対象に接触しないよう地味に振る舞おうと決意した。そうすれば、リスノワールにも目を付けられないで済む……済んだらいいな、と。
しかし、入学してもリスノワールは見当たらない。不思議に思い、ポツリと溢した“リスノワール“という名前。次の瞬間、現れたのはリスノワールと似ても似つかない絶世の美男だった————折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 20:44:52
6451文字
会話率:48%
「私は死んだ」
主人公――颯は、どうやら死んだらしいと気付いた。そこは、果てしない海洋の上にポツリと浮かぶ孤島であった。
なんで死んだのかわからない。だが、自殺ではなかったはずだ。
そう思案するうち、いくつかの夏の記憶が脳裏によぎった。
―
―ほんとうは、なにも忘れてなんかいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 23:43:18
5363文字
会話率:38%
伯爵令嬢“ビビアン・ロッソ”は、侯爵家のガーデンパーティーの最中、婚約者である“カルロ”の口から突如として婚約破棄を告げられる。
その陰には、ビビアンの全てを欲しがる妹“テーゼ”の存在があった。
親同士が決めた政略結婚に未練はないが、公衆
の面前で吊るし上げられ傷付いたビビアンはその場を後にする。
空を覆っていた雲からは雨がポツリポツリと降り始めていた。
降り止まぬ雨の中、帰り道を馬車に揺られながら、外を眺めるビビアン。
そこには衛兵に追われる不思議な雰囲気を纏う一人の少年の姿があった。
ビビアンはその少年を救い出し馬車に乗せると、躓いた彼がふいにタロットカードにも似た“スマートフォン”と呼ばれる物を落とした。
好奇心旺盛なビビアンはスマホに興味を示し、その中にある配信アプリとの運命的な出会いを果たす。
配信アプリと出会ったことから始まる、伯爵令嬢ビビアンの新しい世界。
いつしかそこは、ただの“ビビアン・ロッソ”でいられる彼女の居場所となっていた。
リスナーに応援され、少年を巻き込みながら、身分を隠しつつ冒険者登録やクエスト攻略をする。
毎日が慌ただしく過ぎていく中
ツンデレ伯爵令嬢もとい、ただの冒険者となったビビアンは、惹かれ続けた彼との運命を迎える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 20:10:00
146951文字
会話率:19%
雨の中ポツリと屋上に立っていた美少女と偶然立ち寄ってしまった青年の物語。
最終更新:2024-05-19 21:15:08
686文字
会話率:38%
最近思うことをポツリポツリと呟いただけの回です。
キーワード:
最終更新:2024-04-20 12:04:16
477文字
会話率:100%
大冒険時代のアメリアン合衆国。
フロンティア・ライン上の名もなき砦に、記憶を失いし男が訪れる。
彼は冒険者として、気の合うパーティーメンバーと共にフロンティアの冒険に従事する。
その中で彼はポツリポツリと記憶を取り戻してゆく。
その冒険
の先には何が待っているというのか。
ヘイルヴィルという男が記憶を取り戻す『西部開拓時代×ファンタジー×冒険活劇』物語が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 20:00:00
19667文字
会話率:44%
「先生と付き合う気はもうないのか? それなら、俺と付き合えよ」
狛犬騒動が落ち着いた12月のある日曜日、親友の春日からそんなことを言われて驚く和都。先生との関係は、言われてみれば明確にしていなかったし、婚約者の問題も考えるとよく分からない
。
不安な気持ちで迎えた月曜日の放課後、不自然なケガをした生徒が運び込まれてきた。そして、付き添いの生徒がポツリと「エンジェル様のお告げが当たったんだ」と呟いて──。
オカルト×ミステリー×ラブコメ(BL)な現代ファンタジー。
和都のカイキなる日々はまだまだ続く。
ーーー
※相模和都のカイキなる日々の続編になります。
https://ncode.syosetu.com/n1346im/
「*」のついている話は、キスシーンなどを含みます。
===
主な登場人物)
・相模和都:本作主人公。高校二年、お化けが視える。
・仁科先生:和都の通う高校の、養護教諭。
・春日祐介:和都の中学からの友人。
・小坂、菅原:和都と春日のクラスメイト。
===
※アルファポリス、Pixiv、Xfolioにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 07:00:00
53062文字
会話率:48%
なんとなく思い出したことをポツリポツリと。
最終更新:2024-02-06 22:07:15
766文字
会話率:0%
ポツリ、ポツリ
と、生暖かい雨が降ってきて
カーカー
と、カラスが二回鳴き
ブルルルルーンと赤いバイクが走って来ると、
「もしも〜し」
「あなたは、多摩子かい〜」
後ろから、見知らぬ声が聞こえてくる。
「違いますよ」と振り返ると、
「やっぱ
り…」
「多摩子だだだだだーーー」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 00:05:57
2721文字
会話率:39%
ここはグランド・エデン。そう呼ばれる世界。孤立した空島、開拓されてない場所は多く残る謎多き世界。
そういったコンセプトで作られし、VRゲーム。
皆はプレーヤーとして、世界を旅するその中で。どこか異様な特異点がポツリとポツリと存在し
ていた。
特異点の一人、とある狐が言う。
『さしずめ自分は、下手な傀儡の写真家なのですが、知恵と知識は人並み以上に。それでも及ばぬところはありましょうが……そうですね、貴方で補いましょう』
人に恋したNPCは、違う星の下へ生まれた貴方を追い求める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 12:00:00
2439文字
会話率:54%
食事処コペルニクス。
寂れた商店街にポツリと佇むその店は、来た者を必ず「あっ」と言わせるだろう。
これは、そんな店にフラリと訪れた男の身に起きた「驚き」のワンシーン。
最終更新:2023-06-01 23:00:00
1324文字
会話率:27%
その日、太刀洗絢人(たちあらい けんと)はバイト先にほど近い駅裏の公園で、同級生の黒森紗矢(くろもり さや)を見かけた。
そこで、何者かに襲われた。
もつれ込むように倒れるふたり。「逃げなさい!」と言われ驚いて彼女を見ると脇腹を切り裂か
れている。普段あまり接点のない彼女だが、それでも一緒に襲われたのにひとり逃げるわけにはいかない。だが立ち上がったふたりは無数の竜牙兵に囲まれていた。
なんで現代日本にこんなファンタジックなモンスターが!?と驚く間もなく、彼女は両手から光の矢を無数に生み出し次々と竜牙兵を打ち倒してゆく。
その光景が信じられなくて、呆然と立ち尽くす彼に向かって、彼女はポツリと言った。
「貴方がさっさと逃げないからこうなったのよ」と━━。
前世紀末、世界に突如現れた“魔術師”たち。それからおよそ20年、世界は魔術と魔術師の影に怯えながらも表向きは平穏に時を重ねていた。
現れてから数年で“現代の魔女狩り”が起こって姿を隠した魔術師たち。彼らは科学技術では対抗できない圧倒的な魔術を操る以外に一般の人々と見分けがつかないため、人々は隣の誰かが魔術師であるかも知れないことに疑心暗鬼を抱いていたが確かめる術がない。
そんな中、絢人は同級生の紗矢が人々を恐怖に陥れるとされる魔術師だったことを知った。そのことに驚く間もなく突如現れた白銀の甲冑をまとったひとりの金髪美女。ありえないことに、彼女は自ら名乗ったのだ。ジャンヌ・ダルクだと!
そして自称“ジャンヌ”は高らかに宣言する。「ここに、魔道戦争の開催を宣言する」と。しかも絢人と紗矢を参戦者に指名したのだ!
謎に包まれた魔術と魔術師。
紗矢は一体何者なのか。
魔道戦争とは何なのか。
そして巻き込まれた絢人の運命は━━━!?
◆設定の都合上、2019年4月の日本の架空の都市が舞台です。コロナ前なのでご注意下さい。
◆長編作品です。ストックのあるうちは毎日更新、尽きれば不定期更新になります。完結まで書き上がっておりませんごめんなさい。
◆1話あたり2500〜4000字程度。少し幅があります。
◆ひとまず、なろう限定での公開になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 20:00:00
255531文字
会話率:46%
◆2022年2月に投稿した同名作品の改訂版です。大筋は変わりませんが、話の区切りを見直して全10話構成とし、より読みやすく話に入りやすくしています。
そのため、見覚えのある方もおられるかと思いますが、ご寛恕くだされば幸いです。本来は以前の作
品を削除して上げ直すべきかと思いますが、元作品にも多数の評価や感想を頂いているので、敢えて残して別に上げさせて頂きます。ご了承ください。
◆伯爵家令嬢のアンジェリーナは冒険者『アンジェラ』として自由気ままに生きている。彼女は前世の日本で、周りに気を使い人に合わせるばかりで自分のことを何ひとつ望みどおりに叶えられないまま、心を病んで自殺してしまった。それを思い出したことで、今生こそは自分の思うままに生きようと固く心に決めていたのだ。
だがそんな彼女に縁談が持ち込まれる。相手は格上の侯爵家、しかも評判最悪の○○野郎だ。当然逃げようとする彼女だが、先手を打たれて実家から拉致されてしまう。しかしそこに助けに来てくれたのが冒険者仲間の『マイン』だった。
なぜ助けてくれたのか。そう問う彼女にマインは顔を背けながらポツリと呟く。「お前が、誰かのものになるのが嫌だ」と。えっ、それってまさか、もしかして!?
訳もわからないままにマインの地元に連れて行かれ、そこで彼女は彼の意外な正体を知ることになる。あれよあれよという間に甘やかされ蕩かされて、気づけば彼の婚約者として夜会でお披露目される流れになっていた━━!?
◆アルファポリスで改訂版として全10話で投稿した作品になります。あちらで累計30万pt、HOTランキング最高8位の評価を頂いています。
◆この物語は拙作『落第冒険者“薬草殺し”は人の縁で成り上がる』『王子妃教育1日無料体験実施中!』をはじめとする、“アリウステラ”のラティアース西方世界の物語です。登場人物は特に被りませんがチラホラとそこかしこに見え隠れします。
それぞれ単品でも充分楽しめますが、他作品も併せてお読みになれば世界観の理解が一層深まるかと思いますので、ぜひよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 19:00:00
57847文字
会話率:35%
私は隣の席の豊田君が好き。
ある日ポツリと心の中で「好き」って言った─と思ったら…あれ?今私、口に出して言ったような……?
最終更新:2023-04-23 19:45:39
539文字
会話率:48%
時は現代、ある国の小さな田舎町にポツリと佇む小さな教会、その教会には神父の高齢男性と可憐なシスターが一人いる。田舎町に遊ぶものなんてなく子供達は頻繁に教会に出入りしてはシスターに遊んでもらっている、シスターは面倒見も良く町の大人達からは好印
象だった。彼女は今の生活に何の不満もなく楽しい人生を送っていた、だが彼女もまだ若女、好奇心は有り余っている。これはそんな彼女の好奇心が起こした最悪な事件、いやもはや事故に近しい話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 19:00:00
22452文字
会話率:62%