幼馴染たちと一緒に冒険者パーティーを組んだ少年アルモニカ。
彼が持っているスキルは『メニュー画面』を出してアイテムを収納することができる【メニュー】だけ。
それでも彼は荷物運びをしたり雑用をこなして、献身的にパーティーを支えてきた。そしてい
つしかアルモニカたちはSランクパーティーと呼ばれるまでになる。
だが……
「ただの荷物持ちなんてもういらないのよ!」
Sランクになれたのはすべて自分たちの実力のおかげだと疑っていない幼馴染たちは、無情にも実力不足のアルモニカにクビを宣告する。パーティーに尽くしてきたアルモニカは絶望しながらも、状況を受け入れて出ていくことにした。
その直後、パーティーは“壊滅”する。
実はメニュー画面には【セーブ】と【ロード】という機能があり、アルモニカはそれを使って何度も仲間たちの失敗や死をなかったことにしていたのだ。【セーブ】と【ロード】の存在は第三者に伝えることができないため、それを知ることができなかった幼馴染たちはアルモニカを追い出して壊滅。
一方でアルモニカは今度こそ信頼できる仲間を見つけるために、今一度力をつけることにした。すると【メニュー】の“システムレベル”が上がったことで、メニュー画面に次々と便利な機能が覚醒していく。
【ステータス】で自由に能力値を割り振れたり、【マップ】で自動的にダンジョンのマッピングができたり、【ファストトラベル】で好きな場所に瞬時に転移できたり、【ヘルプ】で全知全能のヘルプさんを呼び出せたり……
虐げられていた少年が最高の仲間を見つけて、いずれ最強へと至る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 21:04:07
194402文字
会話率:29%
異世界に来た男(たぶん)はあることがきっかけで猫を探す旅に出る。だが男(たぶん)にはそれとは別に,課せられて,やらざるを得ない,投げ出したくなるような,先の見えない,とても面倒くさい(本音)使命があったのだった…。
これは機械音痴の男(
たぶん)が不用意に手に入れてしまった便利な機械と格闘しながら旅をする話だと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-19 03:03:19
3100文字
会話率:27%
〈魔王〉による破滅が確約されたゲームの世界。その運命を改編するべく、ゲームの主人公〈アレウス・ブレイヴァリー〉となって電脳世界へと降り立つ王道ファンタジーRPG。
運命の改編には、主人公にのみ宿る〈システム:ブレイブ・ソウル〉の特殊能
力〈スイッチ〉を各地で発動し、確定した〈魔王〉の世界侵略を生存フラグで塗り替える必要がある。
既に確約された〈魔王〉の侵略を食い止めるため、主人公アレウス・ブレイヴァリーは〈システム:ブレイブ・ソウル〉に宿る特殊能力〈スイッチ〉、〈ナビゲーターの呼び出し〉、〈自動セーブ〉、〈セーブデータのロード〉、〈ゲームオーバーからのリトライ〉、〈ワールドマップの使用〉、〈ファストトラベル〉、〈味方NPCへの憑依〉、〈特定の物体の創造〉、〈敵味方の能力の複製〉、〈性別転換〉、〈ブーストの使用〉、〈必殺技の使用〉など、ありとあらゆる特殊な手段を用いながら、運命の改編へと臨んでいく――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-25 20:22:37
27536文字
会話率:17%
初投稿です。
地図上を指定して煩わしい移動をすっ飛ばして瞬時に目的地に到着するファストトラベル機能。
昨今のRPGゲーム等では見慣れた物ですが、その道中を担当する者たちの物語です。
あるときは馬車、またある時は船。道中起こるさまざまなトラ
ブルを乗り越えて冒険家一行を目的地に送り届ける、そんな話です。
ちょくちょく更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-30 01:21:36
821文字
会話率:24%