おはようと言って唇を重ねる。
おやすみの言葉を口移す。
そこに愛があるわけではなくて──これは、呪いを解く為に必要な事。
ただ、それだけだったはずなのに。
亡国グラナティスの王女であるシェリルは、自国を滅ぼした敵国ルダ=レンツィオ王国
の王女ピアニーに呪いを掛けられ、いたぶられる毎日を過ごしていた。
ある日の事、ルダ=レンツィオ王国はエムデアルグ皇国に戦争を仕掛けるが、軍事大国である皇国に敗北。逆に王都に攻め入られ、ルダ=レンツィオの王族達は身代わりを残して国を離れてしまう。
王城を占拠すべく乗り込んできたのは、美貌の鬼人将軍リアム。ピアニーの身代わりとして城に残っていたシェリルがルダ=レンツィオの王女でなく、グラナティスの関係者だと知ったリアムは彼女を皇国へとつれていくのだった。
保護されたシェリルの呪いを解く手段は、解呪の魔力を体へと注ぐ事。
その為には魔力を口移す事が効率的と判明した結果、シェリルとリアムは毎朝毎晩と口付けを交わす事に……。
冷たくも見えるが心配性で、実は優しいリアムに惹かれていくシェリルだったが、自分がグラナティスの王女だと告げられない彼女は、気持ちを伝える事もできないでいて──
*カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 12:04:48
141471文字
会話率:41%
ソフィアはかつて、貧乏伯爵、ピアニー家の令嬢だった。清貧をモットーに楽しく生きてきたのに、身に覚えのない逆恨みから、呪いの鏡に閉じ込められてしまった。百年をすぎた頃、現実に呼び戻されたのはいいが、自分は当時の王太子との悲恋の”伝説の令嬢”に
なっていて居心地が悪い。その上、現在は裕福になってたピアニー家は、存続の危機に陥っていた。
呼び戻してくれた公爵令息のリアンは、当時の王太子のファン。その伝説のお相手であるソフィアは、いてくれるだけでいいというが、それに甘んじてはいられない。
すでに、ソフィアが戻ってきたことで、いろいろ影響が出始めていた。
ソフィアは、侍女たちと協力して、その問題に対応しようとするのだけれど、悩みどころは日々増えていくような……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 00:05:52
433529文字
会話率:57%
子爵令嬢ピアニー・バレンタインは2/13バレンタインデー前日に前世の記憶が戻った。
いまいち仲の進展しない婚約者ジェレミアのために、屋敷のシェフ・リガルドと共にガチのチョコレートづくりをするのだった。
けれど、そのせいでジェレミアにリガルド
との仲を誤解されて――?
前半コメディ、後半バレンタイン的甘々のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 23:23:45
14154文字
会話率:36%
世界に安寧をもたらす存在、女神の代理人。
選ばれし者は世界を越えて奇跡の力と共に舞い降りる。
セイントフルールの世界に満ちる女神の力が揺らぎ召喚された可愛らしい女子高生、神代由奈。
そんな彼女にメロメロ、骨抜きになり王子としての職務を放棄
した第1王子。
しまいには女神の代理人であるユナと婚姻を結ぶと言い出した!?
そんな第1王子の婚約者であるアデュラリア・ピアニー公爵令嬢は冷ややかに微笑み婚約破棄を受け入れる。
王族から慰謝料をしっかり徴収したアデュラリアは持ち前の奇跡の力を使って自由に生きる。
そう、女神の代理人として転生という形でセイントフルールに生きているアデュラリアと転移として舞い降りたユナ。
別の形で人族の王国に降り立っていた2人。
代理人は1人しか現れないという勘違いと偏見が強い王族も家族も全て捨てた…
そして出会う、運命のモフモフと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-16 13:52:51
597文字
会話率:0%
僕はどこにでもいる普通の実況者。いつものように配信をし、いつものようになんかしらものが送られて来る生活をしていた。そんな僕に一通の電話が…
目が覚めるとそこは…
全米が脱糞した謎の異世界転移ファンダジー!
最終更新:2019-10-11 21:46:07
1756文字
会話率:43%