とある少年ニルスは悪運の女神に祝福され、生まれてまもなく呪いの剣を授けられることとなる。
呪いから与えられる苦痛に耐えながら、それでも彼は旅に出ることを決断する。
旅先で出会った少女と懇意になりながらも、彼を取り巻く悪意は絶えず、残酷な運命
に振り回されるばかり。
それでも彼が受けた呪いの力、その理不尽ながらも強大な力で困難を迎え討ち、化け物と称されながらも僅かな希望へと縋り付く。
決して自分自身を見失うことなく、苦難を与える呪いさえも踏み台にし突き進む彼の結末は、如何に。
これは運命さえも呪われたニルスが、度重なる不遇に見舞われながらも這い上がってゆく、理不尽を呪う物語である。
※拙作は小説投稿サイト「ハーメルン」様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 16:00:00
236078文字
会話率:49%