ごく普通の高校生、俺の日常は、風呂場で出会った王冠の美少女によって終わりを告げた。
「貴様ッ、王族の入浴を覗くとは万死に値する!」
彼女の名はエレシア。異世界から来た、正真正銘の王女様らしい。
…らしい、というのは、彼女の言動があまりに
突飛だからだ。この世界を満たす電気を「不快な“雷の気”」と呼び、俺のスマホを手に取っては「喋ったァァァ!! 小型精霊か!?」と叫んで投げつける。
トースターがパンを焼けば「雷を撃っていた!」と驚愕し、ドライヤーの音には絶叫して抱きついてくる始末。
そんな世間知らずな王女様が、帰るあてもなく俺の家に居候することになり……。
プライドは高いのにどこか抜けていて、目が離せない彼女に振り回されるうち、退屈だったはずの毎日が、少しずつ特別なものに変わっていくことに気づく。
これは、俺と“雷嫌い”の王女様が紡ぐ、一つ屋根の下の異文化交流ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 07:01:16
6077文字
会話率:53%
叩けば直る。家電にはそんなジンクスがある。
と、言っても私にはしっくりこないけどね。昭和生まれ。お母さんの時代の話。
それに加えて我が家では『脅す』というものがある。
「調子悪いねぇ。買い替え時かぁ……ね! よし、動いた」
と、母は
そんな具合に電子レンジやトースター、掃除機といった家電を脅し、叩く。
父に先立たれ、母が家長のこのボロいアパートでは
一人娘の私もその方針に従うしかない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 11:00:00
2728文字
会話率:63%
ウチ(私)が生まれて、はや5か月余りになろうか? 生まれたころの記憶はないが、その後の何日かを暗い箱の中で過ごし、前の飼い主さまから今の飼い主さまのもとにやってきた。
新しい飼い主さまの名前は、宮本大輔(みやもとだいすけ)という。
飼い主さまはウチに、‘すず‘という名前を与えて溺愛(できあい)してくださり、毎日共に食事をして、夜は同じ布団に潜り込み一緒に眠る仲である。その飼い主さまが、このたび高校2年生というものに昇進され、それはとても苦難の道のりであったということであるらしい。
飼い主さまは狩りが不得意のようで、いつも朝は何かの目玉を焼いたものに、サダラ(サラダ)、それにトースター(トースト)などというものばかりを食べている。ウチも猫年齢では立派な大人であるらしいゆえ、狩りの下手な飼い主さまのために、今宵(こよい)はスズメでも狩ってくることとしよう。この前、ネズミを狩ってきたときには散々と叱られたものだが、飼い主さまが鳥を好物としていることは、妹の陽菜(はるな)殿との会話に猫耳を立てて調査済みである。今夜のうちにスズメ共の寝床にロックオンし、日の出とともに一網打尽(いちもうだじん)とするのだ。ネズミなどより難易度は高いが、鳥好きな飼い主さまのためである。因みにロックオンとは、飼い主さまが、たまに四角い平らな箱と会話されているときの話し言葉で、見つける!ということであろうと理解している。ここは飼い主さまの家の近くだが、道幅が狭く、両脇には背の高い草がはえている。自動車はまず通れない私道である。たまに自転車や人が通るが、ウチを見ると近寄ってきたり抱き上げようとしたりする事があるので、飼い主さまの母殿がいつも妹殿に、知らない人についていってはいけないと言っている事を思い出し、視程内全方位の警戒は常に怠りなく行っている。ここは既(すで)に、スズメ共との主戦場である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 20:10:59
998文字
会話率:0%
電子レンジとオーブントースターのせめぎ合い
最終更新:2022-11-21 09:38:22
1503文字
会話率:0%
トースターから飛び出した2枚のトーストはどこまでも高く高く飛び続ける。
最終更新:2022-04-18 17:07:06
1541文字
会話率:7%
世間ではフレンチトーストが流行っているらしい。
どうやら、このフレンチトースターの時代がやってきたようだ。
いつものことながら、たいしたことは書いていない。
最終更新:2022-03-30 00:56:38
2737文字
会話率:2%
27歳の芦川東次はすっかりアラサーになり、仕事に追われるだけの退屈な人生を過ごすようになっていた。
そんな彼の下に「幼馴染の栗原鈴が自殺した」という訃報が届く。
鈴は子供の頃からの付き合いで、オタク文化華やかだった学生の頃はかけがえの
ないオタク仲間でもあった。
しかし鈴は婚約者にオタクなことがバレて酷いフラれ方をしており、それが原因で自ら命を絶ってしまったのだ。
幼馴染の死にショックを電話で聞いた東次は近づいてくる車に気付かず、そのまま轢かれて意識を失ってしまう。
そして目が覚めると――そこは10年前の学生時代だった。
「どったの? 電話トースター(仮)使ったおきりんみたいな顔してるけど?」
目の前には、あの頃の鈴の姿。
それを見た東次は決意する。
いずれオタク趣味が鈴を殺すのなら、今の内にオタクから卒業させてしまおう。
二次元ではなくリアルに目を向けるリア充になれば、きっと幸せな未来にできるはずだ!
そう考えた東次は鈴をリア充にすべく行動を開始するのだが……。
「ところで今時リア充って聞かねぇよな」
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※この作品は現在と過去を行き来する系のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 12:00:00
12610文字
会話率:32%
ドンキで買われた電子レンジと古株冷蔵庫とオーブントースターの物語
最終更新:2021-04-10 22:23:30
1024文字
会話率:46%
ポップアップトースターに対するささやかな憧れをコメディー調に書いてみた。
最終更新:2020-06-07 22:53:23
589文字
会話率:8%
オーブントースターに突っ込まれたのではないかと思うようなジリジリとした陽射しが降りそそぐ。
最終更新:2020-05-29 17:00:00
1894文字
会話率:0%
*主人公がトースターを使って登校したりします。トースターを本来の目的以外で使うことが大丈夫な方のみ、読み進めてください。
あらすじ
主人公の大学生、ヨネは根っからのパン好き。一人暮らしで自由気ままなパン三昧の日々を過ごしていたヨネだったが
ある日、家にあるトースターが壊れてしまう。朝食にトーストが食えるか否かはヨネにとって死活問題だったが、バイトの給料日前でお金もなく、ヨネは途方に暮れていた。しかし、ヨネは偶然見つけた寂れた電気屋のじじいから格安でトースターを買い取ることに成功する。
ウキウキで次の日からそのトースターを使い始めたヨネ。しかし、そのトースターにはある秘密が隠されていて...!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-20 18:52:35
2832文字
会話率:19%
チキンを、オーブントースターで炙って食べたい。
最終更新:2019-04-18 00:00:00
994文字
会話率:72%
俺は勇者に憧れていた。悪を倒して皆を助けてくれる勇者。
しかし彼らでも守れないものがあるのだ。
教会の孤児院で育った俺は勇者一行に出会う。その3日後、孤児院は村ごとなくなった。
これは「守りたいものがあるなら、他を諦めなけれ
ばならない」ことを知った男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-04 00:00:00
6950文字
会話率:24%
死にたい少年が死んだ話。
最終更新:2017-12-24 20:00:00
5197文字
会話率:38%
僕は目覚めた。ダンジョンとでもいうべきところに。そして死んだ。
最終更新:2017-07-31 21:42:59
10403文字
会話率:14%
朝食。
ご飯派ですか?
パン派ですか?
どちらでもない!?
珈琲は朝食に含みません・・・(泣)
最終更新:2018-03-11 12:06:41
2931文字
会話率:49%
テロリスト姫条レイスは、大義や野望やら理想やらその他もろもろを遂げることなく、無様につまらなく死んだ。
もちろん、この死について心優しい人々はとても喜んだ。ついでに悪魔も大はしゃぎして代理戦争のため、すぐ変な世界へと生き返らせた。
一方、大多数の人々は不満を持ったり、怒り狂ったりした。ほとんど全ての主張は「残虐性が足りない」や「もっと苦しみ抜くべき」だったが、レイスの親友である兵同咲月は別の不満を持ち、レイスの後を追った。
元の同じ世界に生き返ったと思い込んで大喜びのレイスは知らなかった。これからの大変な冒険を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-08 01:00:17
49649文字
会話率:38%
オーブントースターがいろいろしゃべる。
最終更新:2016-01-24 16:22:33
1632文字
会話率:3%
たまには朝寝坊だって悪くない!
そのさきにステキな何かがあるかもしれないからね。
最終更新:2011-02-20 22:53:45
3015文字
会話率:27%