ファイナゴ国に残る問題のうち、囚人の追跡をニールが、城の秘密の追及をスニークが行うこととなった。
最終更新:2025-03-09 20:00:00
49357文字
会話率:67%
『この配信――全ては揚げた鶏肉の為に』
◆
「お前、ダンジョン配信とかやらね?」
鶏肉――特に揚げ物大好きな高校生、涼は友人のその言葉をすげなく断っていた。
涼は休日になると探索者としてダンジョンに潜り、モンスターの寝顔
や、ダンジョンならではの絶景の撮影を趣味にしている。
その撮影した写真を見た友人が、何度も誘ってくるのだが興味はなく。
以前ダンジョン内で助けたことのある配信者のディアから、コカトリスの唐揚げをごちそうになったことで涼の中で未知なる鶏肉への興味が大きくなった。
その瞬間を狙って親友が、改めてダンジョン配信しないかとアプローチをしたところ、美味しい鶏肉を食べられるなら――と了承をした。
そうして始まったダンジョン配信チャンネル「涼ちゃんねる」。
涼の独特のスニーキングスタイルや暗殺者のような戦い方。中性的で性別の分からない容姿。これまであまり注目されていなかったモンスターの寝顔や、ダンジョン内の不思議な風景。がっつりとした攻略配信はしないものの、そういった寄り道要素をメインでマイペースな「涼ちゃんねる」は爆発的なバズはないモノの地味に登録者数を伸ばしていた。だって上手く行くと友人から鶏肉を奢ってもらえるので。
配信を通じて少しずつ涼の心境にも変化が芽生えるものの基本スタンスは変わらずに。
強敵モンスターを倒す姿が配信されて一気に名前が知られるようになったところでやっぱりスタンスはあまり変わらない。
バズろうが、有名人とコラボしようが、涼も涼ちゃんねるもマイペースなのは変わらない。
寄り道メインで寝顔に絶景、時々ディアのところでダンジョン食材のゴハンをごちそうになる。
涼はそうしてダンジョン配信を続けて行く。もちろん美味しい鶏肉の為に。
これは――『出逢いが世界を広げる現想譚-ものがたり-』
※カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 18:56:06
514999文字
会話率:40%
ハズレスキル【ポーション作製】を得たリオンは、それがハズレスキルとは思えなかった。
しかし特別周囲にそれをアピールする気もなく、ゆっくり生きていければ良いと考えていたが、世界がそれを許さない。
これは、程々に生きていきたい主人公と、主人公
のスキルに救われる人々の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 04:34:42
7631文字
会話率:40%
ひょんなことから異世界に放り込まれた男・ルドーはすぐに、そこが自分の生きた世界ではないことに気付いた。
最初こそ面倒ごとに巻き込まれたと嫌悪したが、元の世界で様々な面倒ごとに巻き込まれ、世捨て人のように生きていたルドーにとって、自分の事
を誰も知らない世界はむしろ好都合だった。
「またこうして冒険が出来るようになるとはな。第二の人生、って訳じゃないが……精々自由を謳歌してやるさ」
ろくでもない弟子のレイラを伴い、今新たな伝説の物語が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 16:47:19
23711文字
会話率:50%
近未来。月面都市で賞金稼ぎをしているスニークは、女泥棒フィオナを追いかけている。
ある日フィオナは月面都市で盗みを働き、宇宙刑事警察機構のシルバに追い詰められる。
最終更新:2024-02-25 18:00:00
2912文字
会話率:37%
何も分からず、説明もされぬまま
ダンジョン最下層で目覚めたアラサー男
楠木 将吾
地獄の底より這い出るために、ただ足掻き、抗う一人の人間の物語‼︎
俺をここにさらって来た野郎には必ず…謝らせてやるっ‼︎あと、賠償金もだっ‼︎
肉体言語
では無理だ。もやしだからな。
法の力を思いしらせてやるっ‼︎
ボッチでヘタレな元いじめられっ子がいじめ中で得た力を駆使してサーチ&デストロイ‼︎できたらいいなぁ〜と思ってます。
処女作なので至らない点が多々あるかと思いますがご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-17 07:14:49
82035文字
会話率:12%
現代ではなく、西でも東でもなく、ましてこの世界でもない場所があった。そこにはバルストール王国という国があって、おおむね平和な時代が多かった。
そしてその国には光の一族と称する少数民族がいた。民族とは言っても様々な人々を受け入れているので
血のつながりで結びついたものではない。
その一族は誇り高く独自の戦闘技術を重んじ、国の支配は必要最低限しか受けずに独立を保っていた。またその戦闘技術は独特で、国の危機を何度か救ったこともあるほどである。
なので一般の市民にとっては変わった民族という程度で受け入れられていて、特別な反感などは存在していなかった。
だが、時の王、セイフリッドはある時、ある命令を下した。
「光の一族を滅ぼす。すぐに軍を動かせ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-29 19:10:11
94897文字
会話率:59%