益子藤治(三十歳フリーター独身)は、北海道胡蘭市ご当地ゆるキャラ〈コラン君〉の着ぐるみの中の人である。
藤治は〈コラン君〉の姿で路上営業中、急に現れた野良猫を踏んづけてつまずく。
そして勢い余って道路に飛び出した所をトラックにはねられ
てしまった。
死を覚悟するほどの激痛に意識を失い、次に気が付くとそこは見知らぬ森の中。
呆然としている所へ先程踏んづけた猫が現れて突然喋りだす。
「僕のせいで死なせちゃって悪かったね。お詫びに流行りの異世界転生をさせてあげたから、自由に生きていいよ」
「まじかよ……ちょっと待て!この着ぐるみ脱げないんですけど!てかなんか体と同化してるんですけど!」
こうして藤治はエゾモモンガとオジロワシをモチーフにしたゆるキャラ、〈コラン君〉の姿となって異世界に転生した。
森で出会った妖精の少女や竜の幼女を旅の道連れに、藤治の探索が始まる。
※北海道胡蘭市は架空の地方都市です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 19:00:00
945148文字
会話率:26%
シマエナガの鳥獣人である雪斗(ゆきと)は、真っ白でもふもふの髪の毛がコンプレックス。
ある日、雪斗が働く喫茶店に新しい郵便屋さんがやってきた。彼の名は飛彦(とびひこ)――オジロワシの鳥獣人だ。
ひょんなことから文通を始めることになった2
人は、つたない手紙のやりとりを通して少しずつ仲良くなっていく――
オジロワシの郵便屋さん×もふもふ可愛いシマエナガくん
ゆるくてあったかい鳥獣人BL♡
※他サイトにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 21:52:37
33714文字
会話率:43%
魔王討伐後の引退した勇者を巡って巻き起こる戦い、通称『勇者の嫁の座争奪戦』
勇者の引退後、勇者パーティーの一員だった女戦士は、なに不自由ない悠々自適な生活欲しさに勇者の嫁の座を狙っていた。そしたら、勇者に加護を与え、世界を浄化した聖女に物理
的に燃やされてしまった!?
「私のために死んでね。バイバイ、お邪魔な戦士さん。」
陰謀渦巻くマリッジロワイヤル開幕!
※グロ描写は控えめにしていますが、気分が悪くなったら、ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 14:53:59
7247文字
会話率:35%
『我が一族に仇なす者は心せよ、我らジロワの末裔なり』
暗黒の時代と呼ばれた、中世ヨーロッパ。
ローマの繁栄は記憶の彼方、石造りの街道も寂れて打ち捨てられた、十一世紀初頭のフランス、イングランド、イタリアを生き、『ヴァンデッタ~復讐』を代
名詞とするに至った『ジロワ』の一族の物語を、歴史の中から掘り起こしてお届けします。
ストーリーの展開上、当時の残虐な刑罰の描写や、戦争・戦闘・略奪などの暴力行為の描写もあり得ますのでご注意ください。
同時代のノルマンディー周辺や英国関係の情報をまとめたHPを公開しております。よろしければこちらもご覧ください。※本作品のネタバレになる情報はまだ公開してません。作品の進行状況に応じて公開してゆきます。
「リストマニア ノルマン征服と英国貴族」
http://listman2015.nobody.jp/
※「アルファポリス」様、「小説家になろう」様、「カクヨム」様、「pixiv」様、重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 19:00:00
187121文字
会話率:22%
「必殺! 乙女の純情、受け止めな!」「受けたら死ぬわ!」
メーヌ伯エルベールとベレーム卿の戦いにおいて、『不幸な事故により』クルスロー卿ジロワの捕虜となったマイエンヌ卿アモン。
抑留のため、クルスロー領へと伴われたアモンは、その地で
クセの強い住人たちと交流する。
ジロワとル・グロ、オルウェン、マルコ、ワセリンらの出会いが語られ、明らかとなる真の領地最強とは果たして誰のことか? (過剰包装あり)
※本編第10話の時点での挿話です。先に本編第一章をお読みいただいた方がよろしいかと存じます。
※旧本編第11~19話を、本編から分離したもので、内容的に大筋の変更はございません。若干の改稿とプロローグ・エピローグの追加を行っています。
※「アルファポリス」様、「小説家になろう」様、「カクヨム」様、「pixiv」様、重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-03 08:00:00
36599文字
会話率:28%
あらすじ
気候が寒冷で、荒涼とした大地のオンコの森で、祖父母に育てられたタータは両親がいなくても、家の仕事を良く手伝う活発で元気な十二才の少年である。
タータには出生の秘密のほかに動物や植物と会話できる能力があった。
本人は知らず、
祖父母だけが胸の奥に隠して、タータの父や母は赤ん坊のときに死んだとタータにいいきかせていた。
動物や植物と会話できる能力に祖父母が心配し、人前でその力を使うことをタータに固く禁じていた。
タータは父や母がいなくても、祖父母の言うことを良く聞いて、素直にすくすくと育ち、森の動物たちとも仲が良く会話が出来る思いやりのある少年に育った。
しかし、平和の日々は長くは続かず、森の奥で傷ついた大男の武者を森の仲間である小鳥や鹿の知らせで助けたことから、タータの命を狙う影の者達が現れた。
この大男の武者こそ、赤ん坊だったタータを祖父母に預けたのであった。
命を狙った影の者の一人が逆に熊に襲われ、命を落とすところを救ったタータに「南の国、大都に行き王妃に会え」といって立ち去った。
命を狙われることや、大都に行って「王妃に会え」と、言う影の者の言葉の意味がわからずに悩むタータではあったが、森の長老のフクロウが「その男の言うように王妃に会ったらどうか。わしの可愛いタータの身に何かあったら、森の仲間だけではなく、多くの仲間が駆けつけるから心配するでない。」と、言って大都に行くことをすすめる。
その言葉に感謝し勇気付けられ、タータは大男の武者と二人で、南のハーバー国の都で王や王妃のいる大都に向かって旅たった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 16:48:30
2662文字
会話率:18%