孝介に自らの体得した拳法の全てを教えてくれた祖父は生前、それを悪用しないよう折に触れては彼を戒めた。
強くあれ、しかし正しくあれ。それは孝介にとってどこか誇らしい言葉だった。
……ある日飛ばされた異世界で妙な少女に出会うまでは。
「わ
たしは凄腕天才美少女怪盗だよ!」
ゆさりと胸を張る牛娘は、孝介を一瞬で盗みの世界に叩き落とした。
祖父の教えには背きたくない。しかし変な妙に勘がいい割に危なっかしい彼女を放っておけず、孝介はつい拳を盗みに用いてしまう。
嗚呼、正しく生きるのって、どうしてこんなにも難しいのだろう……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-23 16:22:21
98781文字
会話率:52%
ふと思い立って、数年前にYahooブログ(Меч и Щит Японий)に掲載していたものを、今更ながら、多少の修正を加えて再掲することにしました。ご隠居様のお城でエルブンボウと隻眼の黒龍を手に入れたわたし(女性です、念のため)は、策略
を用いてウェルシー伯領を乗っ取り、紆余曲折を経て帝国宰相との(闇)取引により爵位を得て合法的な支配権も確立します。でも、マーチャント商会への天文学的な借金は残ったまま(以上、Ⅲまでの話)。その返済の手立てを考えているうちに、宝石産出地帯に生育する麻薬成分を含む植物の品種改良、ありていに言えば、麻薬を密売して手っ取り早く現金を作ろうと思い立ったのですが、その麻薬というのが、実はとんでもなく危険な薬だったのです。のみならず、ビジネスパートナーに選んだシーフギルド「ミスティアG&Pブラザーズ」にもとんでもない曲者がいて、最終的には帝都決戦という支離滅裂ぶり……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-05 11:00:00
95665文字
会話率:50%
最強のスキル構成が「アイテム変化」と「宝箱設置」の組み合わせなのは疑いようのない事実だが、タクミはまだそれを知らない。
特に目立つ点もない普通の高校生、タクミは、クラスごと異世界召喚に巻き込まれた。
しかし、タクミ一人だけはステータスが低く
、スキルもよく解らない物ばかり。
それでもタクミは諦めず、ステータス強化のために魔物狩りに出かけたが、その帰り道でシーフギルドに拉致されてしまう。
実は「アイテム変化」には意外な使い方が、そして「宝箱設置」にはとんでもない秘密が隠されていたのだ。
タクミは偶然知り合った魔女っ娘ヘルマールに助けられながら、この世界の真実へと迫る。
魔術士ギルド編、始まりました(4月11日)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-19 18:21:13
187942文字
会話率:37%
ケイン爺ちゃんがハンターギルドを作ると騒ぎ、悪夢の一夜を死闘の末に生き延びたあの事件から半年。
ライバーの一家は住み慣れた田舎町ガリランドを離れ、心機一転。三国連邦第三位の大都市ウィンター・エンドへと引っ越していた。
新たな土地でギルド運
営を始めようとしたものの、あちらではシーフギルドの揉め事が、こちらでは死霊に取り憑かれお嬢様の除霊と面倒事がつきないよう。
そんな中でも新しい仲間達(主に女の子が多数)も続々と加入し、ギルドは華やかになったけど、飛び散る鮮血の量も前回の倍くらいに増えちゃって、この先ハンターギルド(ゾンビ専門)はいったいどうなってしまうのやら。
そんなこんなで前作【ゾンなめ。】から続く第2章ウィンターソルジャーはここに開幕ッ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-01 11:06:15
250625文字
会話率:36%