ある世界に、転生者がいた。彼は、その身に余るチート能力を使い、勇者となり、魔王を討伐し、英雄ともなった。
……だが、この物語の主人公は、彼ではない。なぜなら、この物語は、その転生者を殺す御伽話なのだから……。
最終更新:2021-11-18 10:04:09
40208文字
会話率:45%
六道のルールにおいて転生の順番は絶対である。
しかしある時、このルールを破り人として再び転生することを強く願った霊魂があった。
草原に裸で突っ立ていた少年、響戸太一(ヒビキ)は何も記憶がないまま見知らぬ街へ足を踏み入れた。
そこで一年を、
初めて出会った青眼の少女メル・アルビーネとともに過ごした。
しかしある日から、ヒビキは妙な体験をし始める。それを秘められた能力と喜び始めるヒビキはメルとともにその能力を明らかにしようと図書館に行ったのだが……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 18:10:19
22954文字
会話率:52%