水の都立緑ヶ丘高校一年、有野ノアです。
得意科目は国語で、部活は吹奏楽部でアルトサックスを担当しています。
趣味はランニングとレコードショップ巡り、アルバイトは喫茶店のバリスタ見習いです。
高校3ヶ月目、好きな人が出来ました。
最終更新:2024-10-10 13:36:13
3989文字
会話率:54%
第一志望の高校に幼馴染の孝義と共に合格した僕たちは、春休み、入学までの暇な時間を利用して学校近くの街へと探索に来ていた。
孝義と別れ、一人道に迷いながらたどり着いた河川敷の防波堤。そこから奏でられてくるアルトサックスの音色に僕は引き寄せられ
た。
そこには金髪の長い髪をした妖精のような女の子がサックスを奏でていた。
その音色はどこかもの悲しく僕の胸に届く。
そんな彼女を見つめる僕の鼓動は少しづつ高鳴りを覚えてきた。
一目ぼれというのは本当にあるんだ。
初恋、ひとめぼれ。
僕のunrequited love(片思い)は1年以上の時間を引きずらせた。
ようやく意を決して告白した高校2年の夏。
青い空に立ち上がる白い入道雲。校舎の裏庭で僕は彼女からひと言告げられた。
「好きな人がいるの」
その一言で僕の初恋は終わった。
初恋はもろくも砕け散ったが運命という女神は僕にほほ笑んだのか? それとも大いなる試練をかせたのか?
両親が事故で突然この世を去ってしまった。
孤児となった僕を引き取ってくれたのは、若き時、フランスで修業をし「カフェ・カヌレ」という洋菓子店を営むパティシエ。三浦政樹と三浦ミリッツア夫婦。そこは――――振られたばかりの三浦恵美の家だった。
振られたてホヤホヤの彼女と共に暮らすことになった僕は、とても気まずい。
心の傷はいえぬまま見えてくる彼女の本当の姿。
料理ダメ! 性格きつし! 外ずら猫かぶり! ハーフ金髪ロングの僕の妖精の本質は最悪だった。
ただ、彼女はアルトサックスを今は亡き、想い人にささげる人生しか送ることしか出来ないでいた。
そんな彼女を僕は諦めることは出来なかった。
多分、これは報われない恋だ。ならばこの報われない恋をとことん育てよう。
無謀な恋の育て方。報われない恋を育てよう。
そして僕と彼女をつなぐフランスの焼き菓子「カヌレ」。この焼き菓子が二人の間を取り持つ。
たとえ報われなくとも頑張る青春ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 00:00:00
87484文字
会話率:39%
人の心は雲の様に淡くそして儚く変わりゆく。
念願の高校に幼馴染と共に受かった僕は入学式の6日前ある河川敷の公園でアルトサックスを奏でる金髪の妖精の様な少女に出会った。
彼女の奏でるアルトサックスの音色は、僕の心を揺さぶった。
なぜなら、そ
の音色には彼女の悲しみがと苦しみが込められていたから・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-20 08:40:50
197981文字
会話率:40%
吹奏楽部でアルトサックスを吹く私は、高校生活をかけた最後のコンクールの舞台で、後輩をかばって死んでしまう。
相棒のサックスと一緒に転生した世界は、選ばれし者だけが魔法を持つ世界。火水風地光音の六神が崇められ、六神と同じ魂を持つ選ばれし者が
、民衆を幸福に導くとされている……。
貧乏商人に拾われた私は、「今世こそプロになってお金持ちになってやる!」と意気込み、ストリートミュージシャンを始める。
そんな私に超めずらしい『奏でる音で病気やケガを治せる』能力が目覚める。
その力を身分が低い人たち(農民など)に振るまっていると、そのことが病気の国王の耳に入る。
国王に呼ばれて演奏すると、重い病気にも関わらず完治させてしまったのだ。
後日、国王の代わりに側近がお礼を言いに来たものの、あまりにも平民を見下した言い方で、そばにいた農民たちが大激怒!
私もムカついたので、「わざわざお偉い身分の方が、こんなところまで来てくれたお礼」と称して演奏。なんと、奏でた音は側近を屋根まで飛ばしてしまった……!
私に目覚めた能力は、「演奏する時に込める想いによって、音が『武器』にも『薬』にも変わる」ものだったのだ!
そんな世界で私は、平民を見下す上流階級を倒し、二度と楽器を武器として使わずに暮らせる最強の国を作るために立ち上がる。いつの間にか私は『アールテムの聖女』と呼ばれていた……!
※あらすじの内容までは毎日投稿予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 21:56:07
116377文字
会話率:46%
【安田大地編】
吹奏楽部でアルトサックスを吹いている僕。
そんな僕は、小学生の頃のトラウマから、本気になれずにいる。
そんな中で、あの子に出会った。
満開の桜の下で出会った彼女は、あの桜が見たいと言った。
ここにある立派な桜に比べたら、ガ
ッガリするくらい、まだまだ小さな桜なのに。
ガッガリだけど、僕にとったら幼馴染。
だから、嬉しんだ。そう言ってくれた君の気持ちが。
なぜか、僕の心は心地よく波立っている。君の声に。僕を呼んでくれるその呼び名に。
だから、一緒に見に行こう。だけど――
【中岡勝太編】
野球部に所属している俺だけど、試合はおろか、練習さえまともにできていない。たった5人で何ができるっていうんだ。
だけど、あきらめなければ、なにかが変わる。助けてくれる誰かだってきっと。
って、あんたが俺達の救世主? えっ、ひげ面のあんたもかい。
まあ、いい。やってやろうじゃねえか。甲子園だってどこだって目指してやるよ。
※設定は自作の『タッツミー』から7年後にしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 14:15:08
76259文字
会話率:22%
主人公のヒロは毎日、吹奏楽部で音楽に打ち込む高校二年生でアルトサックス担当。
そんな彼が気になっている娘が高原さん。同じ二年生でトランペット担当。
ヒロはいつも一生懸命な高原さんが大好き。けれど思いを伝えたことはない。
幼馴染と小学生から
の友人に囲まれ、楽しい毎日を送っていたヒロだが
ふとしたきっかけでそれぞれの関係は微妙に変わっていく。
ヒロの恋の行方は。
吹奏楽部を舞台にした短編ラブストーリー、お楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 01:12:26
10657文字
会話率:43%
音楽は永遠の師匠、愛器は彼氏同然。
そんな誰もが認める音楽バカの音吹優果の夢はただ1つ。
世界一、いや宇宙一の楽団をつくること。
だけど集まってくるのは優果の無駄(?)に持った音楽の知識や容姿目当てで入ってくる人ばかり。
できれば地味に、か
つ楽しく演りたい!
とか思ってたら転校初日に知らない奴らに空き教室に連れて行かれて…!?
愛する相棒、アルトサックスと共に駆け抜ける青春物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-10 23:05:00
368文字
会話率:24%
岡本和人は、高校の吹奏楽部でも随一の実力を誇り、その実力で音楽学校に進学した。そして、その音楽学校でも優秀な成績で、プロと混じってコンサートに出場することが決定した。
松波美沙は高校卒業後に、それまで付き合っていた年上の彼氏と結婚した。
しかし、結婚してすぐにある理由により、離婚する。しかし、そのとき、美沙は妊娠していた。一人で生んで育てようと考えていたが、流産してしまう。その事件により、美沙は半年くらいずっと落ち込んでしまい、家に引きこもっている状態となっていた。
美沙は高校ときの仲の良い友達(中山さゆり)に誘われて、オーケストラの演奏を見に行くことになった。そこで、アルトサックス担当の岡本和人と出会う。和人とは同じ高校で1年のときに同じクラスだった。そしてそこから話が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-25 00:19:15
7153文字
会話率:75%
季節は夏。
私こと藤原菜々は夢や希望があるはずの中学1年生。
部活は吹奏楽でアルトサックスパートを担当。いたって普通のどこにでもいる女の子。
特別かわいいわけでもなく、背が高いわけでもない。
友達もたくさんできたと思うし人間関係も崩
れていない。
テストの点もきっちり平均点をマークしてるし、先生の評価も悪くない。
これが私の世界。
この平凡な世界は気にっている。
その反面とても退屈で面白くない。
そんな私の中学生の憂鬱な事情の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-03 18:49:03
214文字
会話率:0%
1980年代後半、バブル景気の影響が及び始めた、ある地方都市でのこと。アルトサックスを吹く各務優人は、ベースの坂中良和、ドラムの安斎裕孝、そして幼なじみでギターの織部小夜子らとバンド〝サヴォイズ・ギャング〟を組み、ジャズクラブ〝サヴォイ〟で
ライヴに励んでいたが、高校2年生の秋に妹の千鶴を交通事故で亡くす。この時、加害者が有力国会議員の息子で、刑事裁判を圧力で妨害されたことが、優人に郷里への嫌悪感と絶望感を植えつけた。1987年春、3年生になった優人はピアノを弾く樋川亜実と出逢う。亜実は自ら望んでバンドに加わる一方、樋川建設の社長の娘として、父が土地開発絡みで弱者を苦しめていることに悩んでいた。優人は惹かれるまま亜実とつき合い始めるが、やがて樋川建設による〝サヴォイ〟周辺の再開発計画が発覚、仲間達の気持ちが揺れ始める……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-04 01:23:59
130923文字
会話率:47%
通称ガセ高に通う奈々は吹奏楽部でアルトサックスを吹いている。
ある日、ステージで輝くばかりのバリトンサックスを吹きこなす圭と出逢い、彼を部活へと誘うが頑なに彼は入ろうとはしない。
つきあい始めた奈々と圭。けれど奈々には圭のことが何一つ掴めぬ
まま。それでいて惹かれてゆく心と不安定な変拍子にとまどう。
そして、意を決して二人だけで初めて出かけた先で、圭は昔の知り合いらしき仲間に出くわす。そのときから、穏やかな日々はどんどん姿を変えていった……。
吹奏楽の名曲「アルメニアンダンス・part1」をテーマ曲に、奈々と圭の爽やかでほろ苦い日々と想いの変化を、どうか一緒にはらはらしながら見守ってあげてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-19 20:18:43
35619文字
会話率:41%
達也は愛器である銀のアルトサックスとともに海へと沈んだ。
兄のように慕っていた良は、「プロのミュージシャン」になりたいと願いつつもなれぬ焦燥感に取り憑かれてしまった人々の思いとともに、彼の死の真相を探して歩く。達也の妹であり、良の恋人でもあ
る美奈子の笑顔の真意は…。
銀色に輝くアメリカン・セルマーがモチーフの青春音楽小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-18 10:12:58
9538文字
会話率:26%