エリンは一人、貸し切ったレストランで彼が来るのを待っていた。
そう、アヴァス侯爵家に手紙を送った彼…エリンの最愛二人を狙う、第二王子の存在を。
「今日はお互い腹を割って話そうではないか」
「わたくしも殿下と同じ気持ちでございます――――ええ
、腹をかち割ってお話致しましょう」
「アイリーンの姉だけあって言葉選びが物騒だな」
どういう意味です?
「わたくしが育てた最強に可愛い妹と婚約者ですがなにか」の一年後のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 17:25:16
11476文字
会話率:32%
わたくし、エリン・アヴァス侯爵令嬢。誇り高きアヴァス家の一人娘…だと思っていた。七歳までは。
ある日隠れて虐げられながら育てられた腹違いの妹がいると知った幼い彼女はその細い手を握り、誓う。
「わたくしがわたくしの妹として相応しい淑女に育てて
みせますわ!」
そして月日が過ぎ去り、妹のアイリーンは姉のエリンに向かって厳しい表情で言い放つ。
「お姉様…お姉様とジャスパー・キャットウェル様との婚約を、破棄してください」
ほう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 17:00:00
11164文字
会話率:44%
ある日突然、婚約者である王太子から婚約破棄を告げられた公爵令嬢。
しかも、身に覚えのない濡れ衣まで着せられてしまい、国外追放処分を受けることとなってしまう。
彼女は、国を出る前に王太子に「お詫びとお礼を兼ねた贈り物」と称し自身が魔力を込めて
大切に育てたひまわりの鉢植えを渡すが──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 17:45:47
995文字
会話率:33%