――過去の記憶を“味わい”ながら、世界の闇と戦う少女探偵の物語――
釜山の市場で育った女子高校生・朴凛奈は、祖母から受け継いだ“時を視る味覚”――キムチを食べることで過去の記憶を視る力を持っていた。
彼女は釜山から日本へ渡り、各地で起き
る「光を奪う」事件と対峙していく。
大阪では“偽りの英雄”を名乗る芸能人の裏の顔を暴き、
富山では消えた遺産と家族の闇に挑み、
東京では都市伝説「幻影都市」の影に迫る。
さらに北海道・京都と旅を続けながら、歴史ある街に隠された「闇」と「光」の戦いに巻き込まれていく。
世界中の“過去”と“闇”を知りながらも、人の心の温かさと、辛さの中にある旨さを信じて、
少女探偵は今日もキムチと共に真実を追い続ける――。
【長編版】の短めの小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 20:30:00
13779文字
会話率:17%