天使は失敗を丸投げする
その犠牲者となった元ヤン少女
だがヤンキーとは名ばかりの頑張り屋さん
なんの間違いか普通の転生ができなくなった代わりに
天使から仕事を丸投げされた
その仕事とは?
最終更新:2025-07-29 12:00:00
842702文字
会話率:50%
前回までのあらすじ
アメリカ合衆国国立科学研究所から獣人を連れ出したシルビアは獣人ノキナと共に獣人保護区の確保に奔走する。
だが不思議な力によりノキナは1万光年はなれた惑星ビュリアへ転送されてしまう。
ノキナに憑依したおじさんはノキナ獣王
国の為奔走するが7年後現実に戻される、その後目覚めたノキナは自分の為仲間の為ノキナ獣王国を素晴らしい国へと作り替えていく。
本編のあらすじ
蟲化人とは、ウィルスによって死の街と化した大地を再開発するために開発した合成キメラ。
だがその研究は失敗するはずだったのだが…
100年後長年の研究が実り1体だけ成功する、但しその1体には心が無かった。
命としての重さはどんなに小さくどのような形で生まれようとも全て同じであると誰かが言っていた。
西暦2299年中止されたかと思われた蟲と人との合成人が成功するが。次の年この国は2度目のバイオハザード(第2次細菌戦争)でウィルスの拡散事故を起こす。
同時期、唯一成功した蟲化人(フュージョン版)が研究所を脱走しこの国を混乱の渦に巻き込む事件を起こしていく。
果たしてそれは運命なのか、ゆけバイロ1号!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 12:00:00
237325文字
会話率:57%
気が付くと見知らぬ部屋にいた。
最初は、何が起こっているのか、状況を把握する事が出来なかった。
でも、鏡に映った自分の姿を見た時、この世界で生きてきた、リュカとしての記憶を思い出した。
記憶を思い出したはいいが、状況はよくなかった。
なぜなら、貴族では失敗した人がいない、召喚の儀を失敗してしまった後だったからだ!
貴族としては、落ちこぼれの烙印を押されても、5歳の子供をいきなり屋敷の外に追い出したりしないだろう。しかも、両親共に、過保護だからそこは大丈夫だと思う……。
でも、両親を独占して甘やかされて、勉強もさぼる事が多かったため、兄様との関係はいいとは言えない!!
このままでは、兄様が家督を継いだ後、屋敷から追い出されるかもしれない!
何とか兄様との関係を改善して、追い出されないよう、追い出されてもいいように勉強して力を付けるしかない!
だけど、勉強さぼっていたせいで、一般常識さえも知らない事が多かった……。
それに、勉強と兄様との関係修復を目指して頑張っても、兄様との距離がなかなか縮まらない!!
それでも、今日も関係修復頑張ります!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 00:00:00
871443文字
会話率:63%
不良で料理オンチ、家庭も崩壊寸前のギャル・リナは、ある日ふとしたことで弁当作りに目覚める。最初は失敗ばかりだが、SNSに投稿した奇跡の一品がバズり、一躍人気者に。料理で友人、家族、そして自分の人生を少しずつ修復していく。落ちこぼれギャルが、
弁当で世界を変える!
これはチャットgptと一緒に書いてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 11:52:10
15135文字
会話率:36%
――冷血公爵様が、私といる時だけポンコツ化するんです
借金まみれの没落子爵令嬢リリアーナの元に、ある嵐の夜、突然届いた一通の手紙。
差出人は、ケルディア王国で「氷の公爵」「戦場の悪魔」と恐れられる最高位の貴族——ロックウェル公爵アシュトン
。
その内容は、まさかの「契約結婚」の申し込みでした。
「君を、私の妻として雇いたい」
「一年間、ただそばにいてくれればいい」
突然すぎる提案に困惑するリリアーナでしたが、家を救うためやむなく契約を結ぶことに。
ところが、結婚生活が始まってみると……
朝から晩まで、執務中も食事中も、なぜか片時も離してもらえません!?
しかも、普段は冷酷で完璧と評判の公爵様が、なぜかリリアーナの前でだけは失敗ばかり。
料理を作ろうとしては小麦粉まみれになり、剣の稽古では相手に負けて嬉しそうな顔をして……
「この方、もしかして少し変わった方なのかしら?」
一体なぜ、公爵様はこんなにも自分を必要とするのか?
そして、なぜ自分といる時だけ、あんなにも人間らしい表情を見せるのか?
謎めいた公爵様の本当の素顔とは——?
利害で始まった契約結婚が、数々のすれ違いを経て、やがて本物の愛に変わるまでを描くラブ(コメ?)!
※この作品は、身分違いの恋愛、契約結婚、勘違い・すれ違い要素を含む恋愛小説です。
※15話で1章完結予定
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:10:00
46353文字
会話率:33%
〜少年は魔法と出会い、己と向き合うことで成長する〜
オルは熊に襲われた時、冒険者ヴィンセントが使った魔法に興味を持った。
オルの気持ちに気付いた彼は、魔法を勉強してみないかと誘われる。
迷っていた背中を押したのは、幼なじみのディミだっ
た。
習い始めて二ヶ月。
オルは火は出せるようになったがその先がうまく行かず悩んでいた。
そんなある日、ヴィンセントがギルドの依頼で村を少し空けることになる。
彼の代わりにオルは村の子供達に計算を教えることになるが、生徒に下手だと言われ落ち込んでしまった。
ディミに気分転換に魔法を見せてと言われたが、子供に言われたことが、頭によぎり魔法を失敗してしまう。
約二週間後、ヴィンセントが帰ってきた。
オルは失敗してから魔法が使えなくなったことを伝えた。
そんな中、近くの森で魔物が現れたとヴィンセントに知らせが来る。
ヴィンセントはオルと数人で退治に向かう。
森の案内役にディミが同行して、途中でディミとオルは村に引き返し始める。
帰り道に凶暴な熊に出会い、オルは傷つきディミに危険が迫る。
オルはディミを守るために魔法と向き合い新たな魔法を発動させるのだった。
〜全5話 毎週金曜日19時更新〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:00:00
6648文字
会話率:60%
身の丈4メートルのオークに転生してしまった「彼」は、生まれた大森林からエルフに追い立てられ、逃げた先で可憐な姫に出合う。オークの軍団に襲われる姫を助けた「彼」は、オークキングと戦う事になるのだが……はたして「彼」は無限のパワーで未来を切り開
けるか。
長いエピソードや章を分割していますが、基本的にはミッドナイト版と同じ話です。
(第一部完までは毎日更新します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:00:00
402278文字
会話率:37%
「この俺が婚約者になってやるのだから、光栄に思え」
初顔合わせで侯爵子息ハーネルドに言われた言葉に、伯爵令嬢のフォルティアナは齢十歳にして『結婚に必要なものは忍耐』と悟り、結婚に理想を抱かなくなった。
そんなフォルティアナが十五歳を
迎えた頃、大人の仲間入りを祝う華々しいデビュタントの日、婚約者のハーネルドを巻き込み盛大にダンスホールで転倒してしまった。
この失態をきっかけに、怒鳴り込んできた侯爵により婚約は破棄され、『どんがめ姫』という不名誉な汚名を授かることに。
その汚名を返上しようとひたすら二年努力するも、誰もフォルティアナとダンスを踊ってはくれない。
パーティ会場で元婚約者のハーネルドに暴言を吐かれ、その場にいるとみっともなく涙をこぼしてしまいそうになったフォルティアナはそっと会場を抜け出した。
人気のない庭園で、フォルティアナは普通の人には見えない『光る人』に声をかけられる。いつもなら両親の言いつけを守り、気付かないフリをして相手にしないのだが、その日はそれが出来なかった。誰でもいいから、話を聞いて欲しかったのだ。
フォルティアナの話を静かに聞いていた『光る人』である青年は、跪いて手を差し出す。
「僕と一曲、踊ってくれませんか?」
青年にリードされ、フォルティアナは失敗する事なくダンスを立派に踊りきり、苦手だったダンスの楽しさを知った。
自分が何者かも分からないという青年に、フォルティアナはリヒトと名前をつけてあげた。
それから王城でリヒトに秘密のダンスレッスンをつけてもらうようになり、いつしか彼に淡い恋心を抱くようになっていた。
そこへ元婚約者のハーネルドが現れて、あの時のリベンジをしたいと言う。
見事汚名を返上することに成功したものの、その日以降、リヒトは庭園から姿を消してしまった。
実はその青年、療養中の第二王子で――
※これは、婚約者に皮肉を言われ続け結婚に理想を抱かなくなった伯爵令嬢と、初恋を拗らせてやらかした過去を挽回しようとする侯爵子息と、その二人を面白おかしく眺めながら隙あれば横からかっ攫おうとする王子様の三角関係なお話です。
アルファポリスでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:12:22
217352文字
会話率:45%
この世界とは異なるとある世界……。その世界きっての大国の名門聖女学院を卒業したレナ。晴れて聖女となったが、初級の治癒魔法くらいしか満足に扱えず、周囲から『落ちこぼれ』と揶揄・嘲笑されていた。
聖女は宮廷や神殿などに奉職するか、貴族に仕え
るのがほとんどのパターンだった。レナもそれに倣ったが、落ちこぼれの彼女は失敗の連続で、勤め先をことごとく追い出されてしまう。
それならばとレナは一念発起し、パーティーに加わって、冒険の旅に出ようとする。しかし、自分たちの足を引っ張ることが目に見えている落ちこぼれの聖女をパーティーに加えようという物好きは現れなかった。
大衆酒場でヤケ酒をあおるレナの前に、四人の美男子が現れる。『剣聖』、『弓聖』、『楽聖』、『剛聖』……それぞれ若くして名を挙げている、『聖なる』男たちだ。レナは何故か、その男たちからパーティーに勧誘される。四人の男たちは各々の持つ優れた能力で、様々な危険・困難からレナを守る。レナはただ感激し、恐縮する。
だが、その行動には裏があった。四人はそれぞれの『欲』を隠し持っていた。彼らは自らの欲を満たすために、レナに近づいてきたのである。
しかし、レナの懸命かつ健気な態度、愛すべき人柄、そして何事においても真摯な性格に心を揺り動かされた四人は、各々の胸に秘める欲望を『愛情』へと次第に変容させていくのであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:54:54
14958文字
会話率:69%
婚約者となった王太子が愛したのは妖精のように可憐で愛らしい妹だった。
何時死んだのか覚えていないが、何故か王太子と婚約した日に前回の記憶を取り戻したファウスティーナは、今回こそは失敗しない為に我慢を止めた。
今回、王太子は諦めて妹に譲り、
自分は好きなことをする。
婚約破棄の為の行動が全部空回ったり、前回と違う事が起きたりと……中々一筋縄ではいかない様子です。
※よくある?お話です。
※以前削除しました話とは内容が若干違います
※作者が数話コピーを失敗したので初めから書き直しています
【アリアンローズ様より書籍化します。3月12日発売です】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 11:03:25
1374416文字
会話率:51%
婚約者となった王子が愛したのは妖精のように可憐で愛らしい妹だった。
何時死んだのか覚えていないが、何故か王子と婚約した日に前回の記憶を取り戻したファウスティーナは、今回こそは失敗しない為に我慢を止めた。
今回は王子は諦めて妹に譲りました。
※よくある?お話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 18:56:39
12433文字
会話率:53%
40代の悠真は、父・健三を亡くして以来、深い後悔に囚われている。仕事は失敗し借金を抱え、孤独な日々を送る彼の脳裏には、健三との最後の口論、そして和解の機会を自ら手放した瞬間の記憶が鮮明に蘇る。
健三は不器用ながら厳格な父で、特に長男の悠真
には幼い頃から愛情表現が乏しかった。健三の叶えられなかった陸上の夢を託された悠真は反発し、帰宅部を選択。一方、弟は陸上部に入り、健三の期待に応える。悠真は、父と弟の関係に劣等感を募らせ、「父の期待に応えられなかった失敗作」という思いを深めていく。弟が悠真より先に結婚したことも、「自分の失敗のせいで弟が役割を代わってくれた」と悠真の罪悪感を増幅させた。家族は悠真と健三の確執に気づいていたが、沈黙を選び、悠真の孤独感を一層深める。
健三は病に倒れ、悠真との関係修復を試みるが、悠真は意地と長年の確執から冷たい態度を取り続ける。見舞いに行った病室で再び口論となり、悠真は父の言葉を遮り病室を飛び出す。数日後、健三は息を引き取った。
父の死後、悠真は強烈な後悔に襲われる。健三の書斎を整理するも、真意を示すものは見つからず、悠真は真実を知ることを恐れ、家族にも尋ねない。弟の行動はやはり「父のため」だった、母も苦しんでいたに違いないと、都合の良い(あるいは悪い)想像を巡らせ、自己嫌悪と罪悪感を募らせる。
悠真は健三の遺品整理を終え、嗚咽する。それは、真実を知る機会を永遠に失い、「死んでしまったら仲直りできない」という残酷な現実に直面した絶望にも似た涙だった。悠真は父の愛情を知ることなく、弟とのぎこちない関係も変わらないまま、永遠に明かされない真実と、誰にも打ち明けられない後悔と孤独を抱えて生きていくことを暗示して物語は幕を閉じる。彼の後悔は、家族間の「言えない」空気と、永遠に明かされない真実によってもたらされ、悠真は永遠にうやむやなままをどこかで望んでいるのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:17:14
3370文字
会話率:0%
ある日、少年は自殺を決意する。だが、少年は自殺をする瞬間に、その場に居合わせた少女に声をかけられ自殺は失敗に終わる。後日、少年は再び自殺を決意するが、以前に声をかけてきた少女と再会してしまう。死にたい少年に対して、少女はある提案をする。それ
をきっかけに、少年の心は徐々に変化していく。この不思議な出会いが少年の人生を大きく変えていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:02:11
32471文字
会話率:61%
錬金術師見習いのノアは、師匠アルメリアのもとで修行に励む少女。
だが、とある薬の調合を誤り、秘すべき身体の変化を抱えてしまう。目が見えぬ大錬金術師アルメリアは、使い魔を通じて呆れながらも彼女を教え、導いていく。だが彼自身も人には言えない秘密
を抱えていた。
数少ない使用人からの穏やかな支えを受け、ノアは失敗を重ねながら腕を磨いていく。
屋敷に息づく知られざる過去と謎が、師弟の絆を静かに試す。錬金術が紡ぐ、秘密と信頼の物語が幕を開ける。
ふたなり×男。恋愛要素もほんのりと。
※pixivと小説家になろうにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:30:10
2067文字
会話率:66%
世界は大きく2つに分かれていた。
空を飛べない人々が暮らす「地上都市」、世界を統べる政府機関がある「天空都市」。
遺伝子操作により、”空を飛ぶ能力”を得たごく一部の人間、「Wings」だけが、天空都市に足を踏み入れることができた。
主人公
のラリーは、背中に翼を持ちながらも、形態が半端に発達しており、飛ぶことができない「半端なWings」。
周りからは失敗作として扱われながらも、ラリーの心には、空を飛ぶことへのあこがれが燦然と輝き続けていた。
「いつか飛べるようになる」
そう信じて、ラリーは空を飛ぶ練習を続けていた。
地上と天空に分断された世界で、空を飛べない主人公が「自由」を手にするための冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 09:08:30
21697文字
会話率:24%
公爵令嬢エヴェリーナは、王子から聖女をいじめたという覚えのない罪で断罪され婚約破棄される。二人を恨んだエヴェリーナは聖女の暗殺を依頼するが、計画は失敗して牢に入れられてしまう。
処刑されることが決まったエヴェリーナだが、実行されることはな
かった。彼女の執事サイラスが、本当の犯人は自分だと名乗り出たのだ。サイラスが自分の身代わりになったと知って激しく後悔したエヴェリーナは、自ら命を絶ってしまう。
しかし、目を覚ますとそこは婚約破棄された日の王宮の中だった。過去に戻ったエヴェリーナは、二度目の人生では誰も恨まずにサイラスを幸せにするためだけに生きようと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 21:51:09
138887文字
会話率:36%
親元から離れて暮らす子どもたちが集まる「東京やすらぎ学園」。少年黒田拓真は、両親の暴力から離れるためにそこで生活をしていた。黒田は体が常に落ち着かずに小刻みに揺れていたり、常に聞こえる耳障りな音をヘッドフォンで防いでいたり、衝動的に暴力をふ
るってしまったりとやすらぎ学園でも一際厄介者として扱われていた。
黒田は同じ学園で生活をする東海林正樹、藤澤ひめかと一緒にやすらぎ学園を抜け出してそれぞれの家に帰る「家出」の計画を実行する。児童相談所の職員によって親元から引き離された黒田だったが、まだ心のどこかで両親を信じる気持ちと、今度は上手くやれるという自信があった。一度目は警察に見つかり計画は失敗したが、懲りずに東海林正樹と黒田は再び家出の計画を立て始める。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 05:44:03
101238文字
会話率:44%
妖しい鏡にあふれる世界ガライヤ。その中に存在する小国、ジラルド公国に転生を果たした彼女、日本人の柳玲は、マジックミラー商会を率いる子爵ベル・ミラージュの娘、レイ・ミラージュとして第二の人生を歩むことになった。
世間からは「ヤマアラシ令嬢」
と揶揄されることもある個性的な髪と、貴族らしからぬ奔放な性格を持つ。そんな彼女が何よりも望むのは恋心でもない、野望でもない、「私が私であるためのあふれる〝冒険〟」だ。
しかし、十六歳を迎えたレイに父から命じられたのは、ジラルド公主催の宮中夜会への出席だった。滅多に公の場に姿を現さない彼女だが、不本意ながらも、尊敬する父の熱意は止められずレイは渋々、夜会の扉をくぐることになった。
煌びやかな第二宮殿内の夜会会場では、彼女はチキンを片手にむしゃむしゃと食欲旺盛に頬張るなどの気品と真逆の奇行に励み、事実上の婚活イベントは失敗に終わったかに見えた。
しかし、彼女の〝冒険〟を望む秘めた心と、どこか掴めそうで掴みどころのない魅力は、国の重要人物であるおかしな宮廷魔術師の男や、誠実で面倒なミラーナイツの端くれの興味を引き寄せていく。
それでも、過去彼女の苦い恋の経験から「好きになられちゃいけない」「好きになってもいけない」と恋心を閉ざす子爵令嬢レイ・ミラージュは、はたして真の冒険なるものを見つけられるのか?
奇妙な出会いが、公国と鏡の世界の外にまで新たな波乱を巻き起こす!
道ゆく先に映り立ち塞がるいかなる困難や破鏡をも打ち砕くために、マジックミラー商会の子爵令嬢レイ・ミラージュは父から貰ったミラーウェポンをその手に、強く、果てまで、未知の冒険の旅へと挑むのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 08:32:59
106854文字
会話率:39%
狐姫。
狐憑きの容姿をしたわたしはかつてそう呼ばれ、戦国時代で生き残るために一度は織田信長によって滅ぼされた朝倉家を再興し、その勢力を拡大させた。
上杉家、織田家、北条家などと戦い、勢力を拡大させたわたしは、天下統一まであと一歩、と
いうところまでこぎ着けることになる。
ところが何てことだ。
そう、あと一歩というところで家臣の謀反に遭い、あえなく死んでしまうことになったのだ。
うん。どうやらわたしは失敗してしまったらしい。
というか負けたのだろう。この世界に。
もっともだからといって、諦めたりはしない。
わたしはまともなひと、ではないのだ。
それは淡い賭けではあったけれど、その賭けに勝ったわたしは再び同じ世界に蘇ることになる。
一度滅びてから約十四年後。
天下の覇権を握っていた豊臣秀吉が死を目前にした、慶長の世。
わたしは徳川秀忠の長女として、再びこの世に舞い戻ってきたのだ。
うん、それはいい。
徳川家ならば、いずれ豊臣家を滅ぼして天下をとるはずのお家であり、わたしはそのお姫さま。
悪くない。
でもちょっと待て。
もし史実通りなら、わたしはいずれ豊臣家に嫁ぐことになる。
その豊臣家の運命は……いや、考えたくないぞ。
しかもこの世界、わたしの知る史実の世界とは、やはり違う。
生前のわたしが散々改変したのだから、それも当然なのだけど。
再び転生したこの世界で、わたしは平和に生き抜くことができるのか。
それとも再び戦乱の世に舞い戻るのか。
そんな瀬戸際の時代に生を受けた、わたしの戦国伝奇軍記譚である。
◆作者より◆
関ヶ原の戦い前夜から始まる、架空戦記です。
『朝倉天正色葉鏡』の完全続編にあたります。
基本的に戦記物ですが、前作に比べると伝奇要素が多少強めになっており、和風ファンタジーのような雰囲気も持ち合わせています。
歴史が好きなだけの作者がノリと勢いだけで書いている作品ですので、いろいろと突っ込みどころは多いかと思いますが、ご甘受いただければ幸いです。
同作品はNovelismでも投稿しております。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 06:22:14
445238文字
会話率:31%
戦争兵器として創られた獣は失敗作として捨てられ殺処分を命じられた。だが、運命は死を否定した。火葬場へ向かう途中に檻から出てしまったのだ。
そして、トラウマに悩む彼女に拾われる。追われる彼を救うため、彼女は使い魔として契約を結ぶ。
最終更新:2025-07-13 23:03:06
4039文字
会話率:60%
古くから続く、犬の異能の力を扱う犬飼の家の三男の俺は、黒い小さな犬の子どもの姿で母から生まれ。
そんな俺を母は受け付けず、俺は母方の祖父母の家に育つ。しかし俺が成人し、警察内のある部署で働きだすと、人伝てに俺の事を聞いたのだろう……。
犬神
家の両親は、結婚話を持って来た。生まれてから久しく会ってない母は、 「|悠翔《はると》さん、貴方も犬飼の血を誰かに引き継いでいい年頃でしょう。出来損ないと言っても、犬飼家の血を引く人間として貴方も、子どもをもつ義務放棄出来ないのよ」そう言い捨てる。
だから、俺は結婚を受けた。結婚が失敗すれば、犬飼の家に家名にも、傷が付くだろうと思ったのかもかもしれない。
そして結月(ゆづき)さんと婚礼の式を挙げて、この結婚は失敗だったと思った。彼女を巻き込むべきではなかった。
そして俺は新しい生活に疲れて、とっても犬だった。そして今日も結月さんにワンワン(嫁ちゃーん)言いながらまとわりつく毎日を暮らす事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 15:30:00
33424文字
会話率:39%
「うー……気分悪い。お前、どうだった?」
「最悪。薬を五十錠も飲まされた。途中で吐きそうになったし、大変だったぜ。もう風邪ひいても、ぜってー薬飲まねえ」
「おれは血管に薬を打たれたから平気だったな。でも、めちゃくちゃ痛かったよ。もう注射は勘
弁」
「僕は飛び降りだったよ。まあ、貴重な体験だったね。かなりの痛みだったけど、それが逆に“生きてる”って実感させてくれてさあ」
「え、嘘だろ。おれも飛び降りだったけど、途中で目の前が真っ暗になったぞ」
「おれも、おれも。一瞬で終わった感じ。つまんねーの」
「たしか、途中で気絶しちゃうらしいよね。おれは最後まで意識あったけど、痛みはなかったなあ」
「お、お、お前は頭から落ちたんだろ? お、おれは失敗した。足から落ちて……ほ、骨が、お、お……」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-12 11:00:00
3069文字
会話率:84%
『どうも、内閣オチンチン大臣です。今申し上げましたように、オチンチンという言葉は総理という言葉と置き換えても、何ら遜色のない立派な言葉です。あるいは、総理という言葉がオチンチンなのかもしれません。賃上げには失敗し、下々の皆さんの生活は苦しい
でしょうが、私の“チン”はこの通り上がっております。さて、本日は愚民の皆さんに一つお知らせがあります。あと二時間で地球は滅亡いたします。ついでに、なぜ私が全裸かといいますと、公用車内で乱交パーティーの最中だったもので、このような恰好のままテレビカメラの前に出てまいりました。さあ、私のはっちゃけ具合からもうお分かりでしょう。巨大隕石が衝突し、地球は確実に滅亡します。一週間ほど前にこの事実を宇宙局から知らされましたが、馬鹿な皆さんがパニックを起こすと思い、黙っていました。さあ、私の姿をネットで拡散するもよし、コラ画像や動画を作るもよし。存分に嘲笑してください。そうこうしている間に地球は滅びます。ネットで人を攻撃するのが好きな人には、ある意味、理想的な最期かもしれませんね。でも、何も残せません。インターネットも崩壊するのです』
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-02 11:00:00
2469文字
会話率:11%