「ねえねえ、こんな都市伝説知ってる?
学生が18区を夕方の7時に歩いてると生きた世界が違うような白髪の綺麗な人が現れるって、でその人に目をつけられるとみんな自殺しちゃうってやつ。」
「しってる、ソレって神山町が非科学都市になるずっと昔にその
町で死んだ人なんでしょ?」
「そう、しかもその人の死因も自殺なんだって、17歳の時に今を永遠に生きてたくて自殺したんだって。」
「ほんと、ばかみたいな話だよね。死んじゃったら元も子もないのに。」
「でもなんか助かる方法もあるらしいよ??」
「どんなの??」
「未来の自分の話をすればいいらしいよ、具体的には将来の夢とかのなりたい自分。」
「将来の夢とか未来の話ってなるとちょっと考えちゃうね……中学生になって少しそういう話するの恥ずかしくなっちゃった、高校生になったらみんなの前で夢とか言えなくなるのかな……。まあ都市伝説なんだし、本気にするのもアレか。」
「でも……非科学でできた町なら……存在しちゃうのかもね。」
「いやいや……ないでしょ……あー鳥肌立ってきた。」
「私から言っといてなんだけど噂話だからさ、あんまり気にしなくても―ー」
「それ、四日前会いましたよ?」
「空ちゃんいまなん……て?」
「会いました、三森佳音さん!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 01:51:23
12639文字
会話率:58%
(週一更新。よく遅れます。)
国と国とを隔てる雲海を、飛鯨船(ひげいせん)が征するようになって幾星霜。
かつて、この世は一つきりで、神々の戦争で二十に切り分けられたというけれど、神様の名前なんて、魔法使い以外はもう誰も覚えていやしない。
そ
んな神秘の魔法使いの国だって、鎖国を解いてからは留学がトレンド。
アトラス神を先祖にいただく皇子アルヴィンもまた、異母兄姉にコンプレックスを持つ『特別になりたい少年』でしかなくって、けして『選ばれしもの』ではなかったのだ。
──そう、その日までは。
多重海層世界。
世界を鳥瞰した学者たちは、列なる二十もの海と大地を、そう定義した。
魔女の予言が残った最下層、フェルヴィン皇国の末皇子アルヴィンは、優秀な異母兄姉の存在にコンプレックスを持つ14歳。
留学も失敗して鬱屈とした日々を送っていたある日、謎の一団に城が占拠され、囚われの身になってしまう。さらには、分身である魔人『ミケ』の命と、自らの頭蓋骨を盗まれてしまった。
冥界に堕ちんとしたそのとき、預言に従い『星』の宿命を負って蘇ったが、しかしその肉体は、神の炎に焼かれていて──。
自らの頭蓋骨をもって、人類根絶の使徒として甦った憧れの英雄ジーン・アトラスに対峙するアルヴィンは、肉を焼く灼銅の鎧と、獣の咆哮をもって立ち向かう。
一方そのころ。
市井では、やけに肝の据わった魔法使いの若者が途方に暮れていた。
「魔法使いの国行きの飛鯨船がサァ……そこらへんの丘で低空飛行してねえかなぁ……」
「そんな都合のいいこと、あるわけないじゃん」
やがて魔法使いサリーは、なし崩しに、皇子奪還に命をかける羽目に……。
海外の児童ファンタジーみたいな王道ヒロイックサーガを意識しています。『人間讃歌』と『その血の運命』って感じの異世界ファンタジーです。
(テーマは、愛と絆と神話と魔法。あと少しの【メメントモリ(恐れず生きよ)】の精神。)
(『昔読んだ海外児童書みたいなファンタジー読みたぁい!』から生まれた、泥臭いファンタジー活劇です。)
(この世の神話を異世界で再構成。序盤はギリシャ神話がベースです)
(テンプレも好きだけど、たまには王道もね! )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 01:01:22
702239文字
会話率:30%
(タイトルどおり『挿絵版』。「挿絵?いらねえよ!」って方は、挿絵表示をオフにしてご覧いただくか、完結済のカクヨム版のほうへどうぞ)
駅前の居酒屋に、若者二人と、自称預言者のおっさんが一人。おっさんは語り出す。
黄泉・三途の川に、船頭ひとり
と客ひとり。船上で客が語り出す。
あるところに、天女が二人。地上で人に恋した天女は、呪いをかけられて人魚となった。
そして時は流れて、現世に元人間ふたり。
青臭い亡者『カッちゃん』こと空船と『クウ』こと雲児。
ついにすべてを思い出した雲児を追い、空船もまた、自分の前世を思い出すための旅を始めるのであった。
さて、怖い話を始めましょう。
これは長きに渡る、人魚の呪いを解くまでの物語り。
あらすじ、挿絵、各話のタイトル、すべてに伏線があります。
カクヨムでは完結済みなので、手っ取り早く全部読ませろ!って方はどうぞ。→https://kakuyomu.jp/works/1177354054881345124
Twitterに載せた裏話等をまとめていただきました。※ネタバレ注意(http://togetter.com/li/1001215)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-25 00:00:00
153338文字
会話率:30%
「なあ、化け物と戦うなんて。こんな危険なOJTってあっていいのか?」
「普通にあるぞ。第一師団はいつでも生命がけのOJTだ」
「いやいや。俺たち魔法庁の役人、文官なんだけど!軍人じゃねえ!!」
魔力がなければ人にあらずと言われた時代から
数百年。いつの頃からか魔法を使える者が減っていき人々は科学技術に目を向けた。今や魔法は時代遅れのものとされつつある。
そんな時代に生まれたトマス レーンはお荷物扱いされる魔法庁の新人職員。数少ない若手の彼は今日も怪しい事件に駆り出される。
科学が台頭し魔法がすたれつつある世界で微細な魔力が見えてしまうがために余計な物も見えてしまうトマスの災難あるいは泥縄式実地訓練(OJT)。
主人公はアホ寄りなので俺TUEEEはできません。作者も主人公よりなのでふんわり設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:37:54
2115文字
会話率:37%
ねえ、聞いてくれる?
私、処女だったのに前世で不倫を疑われて刺されて死んだんだけど。しかも今世でもまた刺されそうとか、さすがに可哀想すぎないかい、私?
完全に無実なんだけど!イノセントガールなんだけど!?
しかも今回は2人に刺さ
れそうになってるって、おいおい。
人生初の彼氏もできて、今度こそ幸せになれると思ったのに、どゆこと?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:04:00
973文字
会話率:13%
えらんで あるいて、みつけた たいせつなもの。
ふかふかのクッション、おにいちゃんとおねえちゃんの手。
でも、そとの せかいも きらきらしてみえた。
こわいことも、まようことも、ぼうけん。
ちいさなゲンちゃんが、えらんで みつけた
ほんとうに たいせつな ものとは——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:47:41
3273文字
会話率:29%
――ロックにギターは必要ねえ。これが、あたしらの音楽だ。
メジャーガールズバンド『サマーバケーション』の天才ギタリストである向日葵と喧嘩別れをしたベーシストの涼夏は、大学でサキソフォニストの蓮美と出会い〝(あてつけの)ギターレスバンド〟の
結成を目論む。
しかし、蓮美は高校時代のトラウマにより、誰かと合奏することに拒否反応を示していた。
持ち前の豪胆さで彼女をバンドに引き入れた涼夏は、スパダリ系イケメンドラマーの千春、声の小さい無自覚美少女ボーカリストの緋音と共に、メジャーを目指してデビューを果たす。
しかし向日葵も、新たなバンドを立ち上げて立ちはだかり――
自分の信じる“音楽”を貫いて、現代ロックシーンに旋風を巻き起こせ!
※本作はネオページにて連載していた同名作の転載となります。
※ほかカクヨム、pixivにも同作が転載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:19:25
348889文字
会話率:50%
長宝三年一月。
故常陸宮の娘である綾女は、右京の寂びれた邸で、世話役の命婦と共にひっそりと――否、ある意味にぎやかに暮らしていた。
というのも。
「綾女どのー! いい加減、主様と結婚してくだされ!」
もふもふの綿毛のような狐の妖が
、毎日毎日突撃してきては、そんな意味のわからないことを言うからだ。
綿毛のような狐「綿星」との付き合いは、綾女が内裏を追い出され右京の邸に移ってからもう六年も続いていた。
この妖は、自分の主である鬼の紫苑の嫁になれと、毎度毎度迫って来るのである。
鬼と結婚なんてしないと突っぱねつつも、鬼からの貢ぎ物でどうにか生活を食いつないでいる綾女は、どうしたものかと考える。
実は鬼との結婚は、父が生きていたころに勝手に鬼と約束を交わしてしまったことなのだ。つまり綾女は鬼、紫苑の許嫁なのである。
人外のものと結婚なんてしたくない。
そう思う綾女だったが、ある日、「だいたいねえ、よく考えて見なさいよ。結婚結婚いうけど、その紫苑とか言う鬼から、文の一通だってもらってないわよ! まずは文通からはじめるのが常識でしょう!」と口走ってしまったがために風向きが変わってしまった。
そう口走ってしまったすぐあとに紫苑から文が届いてしまったのだ。
そして、仕方なく文を返信すれば、なんと、紫苑が夜に訪ねてきて――
なんでこうなったの⁉
落ちぶれた姫君と鬼との運命が、今、交差していく……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:10:00
3820文字
会話率:16%
「さあお姉様、リハーサルをしましょう!」
わたしの義妹アナベルはとっても変。だって王子様に見初めてもらうために、パーティーでわたしに自分をいじめてほしいと言うのだ。
母の再婚で姉妹になったわたしたちに血のつながりはないけれど、わたしたちは仲
のいい姉妹……のはずなんだけど、義妹のこの思考回路だけは、いまだにさっぱりわからない。
……ねえアナベル。わたしたちの下手くそな、いじめ、いじめられる演技、みんなにバレバレなのよ?
どうせまたあきれられて終わるだけだ。
そう思っていたわたしだったけれど、うちの義妹、とうとうやりやがったわ。
念願の、王太子殿下を釣りあげたのだ!
だけど、想像していたのとは違い、雲行きがおかしくて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:21:56
6406文字
会話率:27%
森、雪原、山。
それぞれの土地と周辺国に敬われ、恐れられる魔女様方の有能な魔獣、従魔三人組は、そろってモフモフもふもふ。
呪いに悩む獣人王国の姫君のために、魔女様方の名代として、魔羊ネエネエ、魔熊ガウガウ、魔鳥ピイピイ。なかよしモフモフ三人
組、頑張りますですねえ!
人族に対する悪意を持たぬ良識ある王族さんたち。消えぬ呪いに対抗するネエネエたちが、獣人王国の隠れた悪も断ち切りますですねえ!そして、モフモフ三人組に手出しをするものは、世界最強(恐)の魔女様がおしおきですねえ……?
【第一章あらすじ】偉大なる三人の魔女様にお仕えする従魔三人へ、獣人王国国王からの直々の依頼が届きます。宛名は魔女様方にですが、実はそれは、従魔たちへの依頼。なぜなら、獣人王国の姫君が人族に対してのみ発症する呪いに罹患したためでした。魔女様方はその多大なる魔力から人族でありながらかなりの年数を生きる方々です。然しながら、人族ではあられため、呪いを癒すのは従魔たるモフモフたち!森の魔女様にお仕えする魔羊ネエネエ、大切な友人である魔熊ガウガウ、魔鳥ピイピイと合流するため、モフモフと旅立ちます(ですねえ)!
【第二章あらすじ】無事に合流できたモフモフ三人組。様々な権限を持つ資格者、魔法法律家の顔も持つ魔法店店主の店内の宿でなかよくモフモフ。獣人王国の魔石が流出し、魔法店に現れた転売目的の人物を店主とともに成敗したり、それを探る高貴な竜の少女を助けたり、転売目的か?と思われた人物は実は被害者だったり。
色々ありながら、三人組は準備をしたり魔女様にご報告をしたりと元気に獣人王国へ。魔女様の飛行用箒はなんと、飛竜さんよりもはやいのです。
獣人王国の皆さんは、ごく一部に人族に対してよろしくないことをするものもいましたが、多くがあたたかく、そして敬意をもってモフモフ三人組に接してくれています。三人組もこの国が大好きになりました。
呪いの症状に苦しみながらも、健気に真の竜の姿を示す姫君。三人組も、任務のためという以上の強い気持ちで、改めて結束を深めるのでした。
本作はカクヨム様連載中作品『魔羊ネエネエと獣人さんの国』とコンテスト応募用に編集しましたものを合わせました作品となります。(ネオページ様にも連載中です)
本編と編集版は、カクヨム様にて連載中、掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:56:01
41343文字
会話率:37%
おねえちゃんの素直な疑問に、おかあさんが 答える おはなし。幼い姉妹とお母さんの、ほのぼのコメディもあります。ひらがなオンリー。子どもも読めます。
最終更新:2025-07-23 20:36:45
2577文字
会話率:0%
俺はわりと平均的な能力の男子中学生。名前は言いたくない。気に入ってないんだ。
そんな事はどうでもいいが、どうやら俺は呪われているらしい。
副担任の女教師の小泉(20)いわく「童貞を捨てる度に強制的に過去に戻って相手の記憶も消える」呪いらし
いのだが、それってメチャクチャすげぇ特殊スキルじゃね?
「やった!合法的にヤリ放題じゃねえか!」って喜んだのも束の間、なぜか俺は女絡みのトラブルばっかりに巻き込まれてしまう……
ちなみに無修正版もどこかに存在する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:27:41
1280620文字
会話率:25%
村一番の美女として、ちやほやされて生きてきたジネット。だけど、ある時畑で“奇跡の豊作”を起こしてしまい——
気づけば“豊穣の聖女”として王都に召されることに!?
憧れの王都、素敵な貴族との出会い、華やかな未来……そんな夢を抱いて乗り込んだ
聖堂で待っていたのは、冷たい目をした美貌の大司教と、老人ばかりの司祭たち。おまけに、婚活中の貴族たちからは全然お声がかからない!
「ねえ神様、素敵な出会いはどこ!?」
思わぬ誤算に頭を抱えるジネットだが、その想いとは裏腹に聖女としての名声はどんどん高まっていき——
理想と現実に揺れながら、ジネットはやがて、ただの“聖女”ではいられなくなる。
(毎日19〜20時頃更新予定・全16話・完結まで執筆済)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:40:00
3995文字
会話率:28%
送りの霊穴――この世界で最もあの世に近いとされている場所
青年リンドウが友人から依頼されたのは、アンデッド蔓延る極寒の地で彷徨っているという依頼者の妹、シラギクの救助だった
送りの霊穴の奥地にて、助けが来たことを拍手して喜ぶシラギクだっ
たが。リンドウはその拍手に違和感を覚えて――
おかしな文言が添えられた依頼
歪さを見せるシラギクの言動
だんだんと狂ってくる状況に
「ねえ、リンドウさん。私、ちゃんと。ちゃんと拍手、できてるよね……? ねえ! 私の拍手、おかしくない、よね……?」
「私は、生きてるんだよ、ね……?」
――人は、なにを以て死とするのだろうか
《生存ではなく帰還を最大目標とする》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:05:01
185190文字
会話率:31%
ベアトリス・ナミュールは敗者だ。
王太子の婚約発表の夜会にて。アデルバートは、マリー・ベルティエという子爵令嬢を連れていた。
「ねえ、知ってる? あのマリーって子、ベアトリス侯爵令嬢が付き従えてた令嬢なんでしょ?」
「じゃあ、自分の
連れに抜け駆けされちゃったってこと?」
「最初の頃はベアトリス様が婚約者になる予定だ、なんて言われてたのにね」
まさしく、婚約者を奪われた敗北令嬢として。
ベアトリスは社交界の場で後ろ指をさされていた。
だが、それでもなお。
ベアトリスは、凛と立ち。堂々と、真っ直ぐに前を見据えていた。
それは、ベアトリスが「未だなに一つ諦めていない」からであり。
同時に。それこそが「敗者」の在るべき姿である、と。
――勝者には、花道があって然るべきだ。
これは、ベアトリス・ナミュールという敗北令嬢の。
矜持と信念による、立ち居振る舞いである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-22 12:50:12
104536文字
会話率:36%
毎週月曜日19:00更新予定
(作者都合により隔週になる場合があります)
「メイド、いりませんかっ!」
そういって押しかけてきたのは、メイド姿の同級生――絢香だった。
ひょんなことからメイドになった彼女は「従者ですから!」と、登校
から授業、そして下校に至るまで俺のそばから離れようとしない。
そんな彼女が「学校イチの美人」なもんだから、周りの視線が痛いことこの上ない。
あと、トイレと風呂にはついてこなくていいからね!?
彼女の妹の涼香ちゃん。幼馴染の茉莉に、先輩の美琴さんまでやってきて。
どうやら両親にまで許可はとってるらしく、もはや逃げ道などどこにもなくて。
俺をお世話したい人たちとの、ハチャメチャ主従同棲生活。よーい、スタート!
「しまった。両親の許可があることを教えたら『母さん今日帰ってくるって言ってなかったじゃん』とクローゼットの中に二人で隠れるってイベントがなくなっちゃう」
「ねえ涼香ちゃん、それって重要?」
第18回書き出し祭り参加作品になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 19:00:41
673394文字
会話率:40%
その「てゃ」、実は最強霊能力者
繁華街でも指折りの人気ホスト、レイヤ(本名:畑中礼)。数々の女に貢がせ、ブランド品で身を固め、今一番輝いてるとされている彼は、悪霊やら呪いやら異形やらの化け物を見る力があり、割と毎日鬱だった。
そん
な中、レイヤの店のホストが謎の失踪を遂げる事件が相次ぐ。まさかおばけ関係じゃねえだろうなと戦々恐々のレイヤは、接客中目の前に現れた悪霊のせいで悲鳴を上げかけてしまう。咄嗟に取り繕うが、客に「もしかしてれいぴ〜、『見えてる』?」と指摘される。それはいかにも『地雷女』なレイヤの客・ゆりあだった。
ゆりあはなんと妖を滅する祓い屋なのだそうだ。レイヤは半ば無理やりゆりあとバディを組むことになるが……。
地雷系(?)最強女子×ビビりホスト のあやかし退治がいま、はじまる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:00:00
58648文字
会話率:38%
「ジーザス!!!!!!!!!」
事故って死んだとある男子大学生オタクは、生前読んでいた追放系ラノベの登場人物に転生してしまったことに気付く。しかもその転生先というのが――真の聖女である主人公を追放した結果盛大にざまあされて死ぬゲスイン王
女・ディアナだったのである!
移動手段馬車の前時代的世界! 動画もネットもテレビもねえ! おまけに生きる希望もねえ! ほげええ~~~~~! クソッタレ~~~~~!
主人公はせめて原作を変え、ざまあされて死ぬ最期を変えようと奮闘するが、ことごとく裏目に出てしまう。
特に原作を変えて厚遇しているはずの女主人公の意図がさっぱり読めなくて…???
*
平凡男子大学生がラノベの聖女を追放する悪役王女になってしまい 作中のヒロイン(超美少女)とヒーロー(超美形)に溺愛されるTS百合小説(肉体GL精神NL)&TSBL(肉体NL精神BL)です。
TS要素が苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 07:00:00
278348文字
会話率:39%
「世界でただ一人、すべてに拒絶される少女が、“たった一人の少年”に触れたとき、愛は毒となり、それでも希望になった――」
【 200ものアレルギーを持つ女 】より
この世界は、彼女にとって**「200の毒」**でできていた。
真白結衣
(ましろ ゆい)、17歳。
完璧なルックスとカリスマ性を持つ、国民的アイドルグループのセンター。
けれど彼女の輝きの裏には、誰も知らない壮絶な現実があった。
――200種類を超える重度アレルギーと、極端なまでの潔癖症。
空気、金属、紫外線、電磁波、化学繊維、さらには「人の吐息」ですら彼女の命を脅かす。
彼女がステージに立つたび、それは「命を賭けた演技」だった。
そんな結衣には、もう一つ――いや、「たった一つだけ」守りたい秘密があった。
それは、元子役で現・トップアイドルの逢坂緋人(あいさか ひと)との、
誰にも言えない極秘の結婚生活。
触れられない。
それでも、愛している。
すれ違いと痛みの中で、2人は確かに「夫婦」だった。
だがある日、結衣の体に異常が現れる。
200のアレルゲンが暴走するように、原因不明の過敏症状が次々と出現し始める。
彼女の身体も、彼女の秘密も、すべてが崩れようとしていた。
「ねえ、私……このまま全部、壊れてしまうのかな?」
それは、
世界で最も壊れやすい少女と、
世界で一番優しい嘘をついた少年が歩む、
涙と祈りのラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-23 19:00:00
30053文字
会話率:24%
姉妹百合を愛する人たちへ
何も考えずただ百合が書きたいだけの物語。山無し谷無し。そんな物語です
主なキャラクター
・光月琴音(こうつきことね)→姉。妹大好き女性。現在は大学生としている。バイトもあるが、何よりも妹を大切にしている
・光月鈴音
(こうつきすずね)→妹。おねえちゃん大好き。高校生だが普通に可愛い。おねえちゃんのことを恋人だと思っている
※この作品に姉妹百合、百合シーン、イチャイチャシーンが含まれています
※言った通り何かあるわけではないので安心して読めるシーンが多いかと思います
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:33:46
15798文字
会話率:70%
明るい髪色に短いスカート、上まで留まりきらないボタンにピアスの数。
どれをとっても、綴理 頃はその学校に似つかわしくない生徒だった。
つまらない学校に、どうしようもない家族。
退屈でしかない頃の世界に色を落としたのは、風にそよぐ花のよう
に、甘い香りのする彼女。
彼女はある日突然、なんの前触れもなく頃の瞳にぶつかった。
「ねえ、これで"きょう"って読むの?」
"ころ"でも"けい"でもない、変わったその名前──それがあのころ、頃を彼女と出会わせてしまった。
まだ青いころに咲いた花。
それは今も、心に絶えず根を張り続けている。
だから頃は想いを馳せる。彼女とのかけがえのない日々に。
ページを一つ一つめくりながら、頃はその淡い歳月に心を寄せた──。
結婚式を控えた、彼女を想って。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:18:35
89018文字
会話率:46%
俺は、嫌われている。クラスの女子に、これでもかというぐらいに。
夢のような高校生活を送るつもりだったのに、ナイトメアにうなされる高校生活を送っていた。だがまだ甘かった。本当のナイトメアと云うものを思い知らされる事となる。
悪夢にうなされる俺
のパンツから、金髪碧眼のナイスバディの女の子が生霊となって這い出てきた。彼女は言う。私はあなたのクラスメイトだと。お前みたいな奴、見たことねえぞ。お前は何者だ。何が目的だ。彼女は答える。私の目的、それはあなたの初体験のお手伝いと。
俺の初めては幽霊に奪われるのか。
俺と幽霊の、貞操争奪戦が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:13:46
538054文字
会話率:29%
死者はナイフを突き立てる。
この世界で生きていた証を刻むように。
2024年、現代日本。
時の流れとともに文明が発達し、その都度人々の生活は移り変わってきた。しかし古来より現在まで、世界中のありとあらゆる場所において、何百年経ようとも決
して変わらないものがある。
死だ。
死は生きとし生けるもの、全てに平等に訪れる。
決して逃れることができない、それが死。
ゆえに人々は考える。
人は死後どうなるのだろうか。
未知なるものへの恐怖から、あるいは救いを求める期待から、さまざまな幻想を抱くが、多くの場合、このようになるはずだ。
もしも今生に何の未練もなく、怨みや後悔もないならば、天に上がって輪廻転生の輪に入るだろう。その逆ならば、地底に堕ちるだろう。
では、そのどちらにも行けない者は?
怨霊と化して、地上をさまようしかないだろう。
「冗談じゃねえ。怨霊なんて、どいつもこいつももれなくクソだ」
安倍隼人、17歳。
夢は、目立たず平穏に生きること。身長がもう10センチ伸びること。
霊を視、その声を聞き、ぶん殴れる彼は、今日も牛乳パックをすすりながら望まざる怨霊事件に巻き込まれていく――。
※この作品は、ネオページで連載中の作品の転載になります。
ネオページでは現在第6話を連載中です。
https://www.neopage.com/book/30048156910023500折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:00:00
96378文字
会話率:33%
どこかなつかしいのに、そこはかとなく先鋭的
――ネオ・ファンタジー開幕
「別に、どの話から読んでいただいてもかまわないのよ。
わらわとしては、『事故物件』の話がお気に入りなの」
黒猫のミーシャは、尻尾をぴぃんと立ててそう言った。
【あら
すじ】
現代日本でのほほんと暮らしていた鉄輪ナツメと斉藤雄介(ユースケ)は、わけもわからないうちに、魔力あふれる世界「第三の箱庭」へと転送された。
ネットもねえ。サイゼもねえ。
おまけに言葉も通じねえ。
さらには二人が、この世界の万物の根源である「魔力」の影響を
一切受けない体であることが判明する。
せっかくファンタジー世界に来たのに、
ボミオスもブラインもモグレフもマカジャマも使えない。
ユースケのテンションは、だだ下がりだった。
なお、武闘派のナツメはそこはどうでもよかった。
そして、そんな特別な二人を力あるものたちは放っておかなかった。
ある者は究極の鉄砲玉として利用するために、
ある者は一方的な庇護欲から、
またある者は平和維持の観点から、
ナツメとユースケは追い回されることになる。
ところが、ある事件をきっかけに、
列強は二人の存在が途方もなく危険なことを理解する。
「取り扱いを一歩間違えれば、この世界は消滅する」
そうして彼らの出した結論は、
「争っている場合ではない。
力を合わせてナツメとユースケを元の世界へ送り返す手段を探し出す。
……それも“なる早”で!」
ということであった。
こうして、列強間の協力体制が確立。
世界につかの間の平和が訪れたのであった。
しかし、列強に散々怖い目に遭わされたナツメとユースケは、
彼らの食客になるつもりはなかった。
だから、生きていくために、自分たちで稼いで食ってゆかねばならぬ。
そこで二人は、自分たちの特異体質を活かして「魔道探偵」なるトンチキな職業を立ち上げたものの、世間に認知されていない職業というものは、
どうにもスタートアップが難しい。
はてさて、どうなることやら……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:00:00
60510文字
会話率:41%
彗星が地球に接近して大騒ぎになっていたあの年、俺は30年ローンで家を買った。
なんせ空前の買い手市場。何も起きなきゃ儲けもの。何かあったらどうせ死んでるんだし、ローンもチャラ。
そして、“何か”は起きた。
地上にダンジョンが出来て
、妻に逃げられ、会社をクビになった。
そして、暴力とは無縁の世界で生きてきた俺は、ダンジョン探索を生業とする命知らずの探索者に……。
イヤならやめればいいじゃん?
それが出来れば苦労しねえよ。
一度動き出した歯車は、ぶっ壊れるまで止まらないだろ?
ダンジョンで俺が授かったスキルは、史上最悪のワナか、それとも人生をやり直す救いの手となるか――。
※地の文は基本漢字で。セリフは登場人物によって漢字、ひらがな、カタカナを使い分けています。
「……」のあとに句読点があったりなかったりするのも、セリフの流れで変えています。
誤字ではないので、念の為。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:10:00
306795文字
会話率:39%