──笑い声を奪われた少年の、静かな復讐が始まる。
かつて明るくて、どこか抜けてて、誰からも好かれていた高校三年生・村上永和。
「トゥフフフフ」という癖のある笑い方をからかわれながらも、彼は毎日を前向きに過ごしていた。
──しかしある日、
突然始まった「いじめ」。
きっかけは身に覚えのない密告疑惑。
次第に教室の空気は敵意に変わり、教師たちさえ見て見ぬふりをする。
永和は笑えなくなった。ただ静かに、耐えるだけの毎日。
そして、家族が焼かれて死んだ。
“告げ口デブ、家ごと消えろ”──
スプレーで書かれた言葉と、にやけた絵文字だけが、犯人の存在を物語っていた。
何もかもを失った少年が、笑いを封じたその日、復讐の炎が灯る。
その手に、正義も法もない。あるのはただ、「絶対に許さない」という想いだけ。
──燃やすのは家じゃない。お前らの人生だ。
これは、かつての「平和」を踏みにじられた少年の、異常なまでに冷静で計画的な報復譚。
いま、静かなる地獄の幕が上がる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 13:10:00
3506文字
会話率:37%
僕の死んだ親父からの受け入りだが、
2160年 前触れもなく月の表面が崩れた。
地球は、天変地異に襲われた。
山は消し飛び、どこまでも続く荒野。荒れ狂う暴風雨。
一部の地表は、はがれ消えマントルが露出し、全地球の火山が一斉に噴火した。
地
下都市に逃げ込むことに成功した少数の人類のみが生き残り、地上から全ての生物が消滅した。
そして、月からの落下物とともに宇宙人=月人(つきびと)が人類へ襲い掛かってきた。
だそうだ。約40年前のことだから俺は生まれていないし、どうでもいい。今世界がどうなっているかなんて知る奴は誰もいない。
僕は自分の趣味を満たすために軍に入り、月人と戦う。
なぜならば、奴らには人権が無い。俺のおもちゃだ。好きに遊んでやる。
おっと、誰かが来たようだ。
このにやけた面を戻して、好青年を装わねば。
くくく、月人のことを考えるだけで興奮してくる。
は?人類の勝利?そんなものに興味は無い。俺は面白おかしく生きるだけだ。
『毎週火曜日更新』の予定です。
時間は午前中を目標にしております。手作業による更新ですので、多少の誤差は、お許し下さいませ。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 10:09:04
1232064文字
会話率:28%
ブラコン妹が兄の敵討ちに挑んだらお姉さまの虜になっちゃった話。
主人公・愛理は兄をフった相手、沢渡先輩に毎日手作り弁当を作っている。美味しいと微笑む沢渡先輩を思い出して愛理はにやけた。「それ実は、私じゃなくてフった相手(兄)の手作り弁当なん
だよなあ! 兄をフったことを後悔するがいい!」「愛理、兄ちゃん嫌な予感しかしないよ」「私にまかせて、お兄ちゃん!」おつむの足りない愛理の地味な復讐は果たして叶うのか?
※同人誌掲載分の修正版です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 01:17:13
5644文字
会話率:36%
僕は子供の頃、歯医者が嫌いだった。あのにやけたような表情。もしかしたら、治療する必要のない歯も治療しているのじゃないか? そんな疑問……
最終更新:2019-06-08 11:22:26
2861文字
会話率:6%
私は夏の香りがする。灼熱の太陽にやけた土の匂いだ。幼馴染のゆきひょうは冬の香りを持つ。私立名門校双葉学園に通う二人は、生徒会を率いて学園祭の準備にいそしむ。2人の日常で行われる秘密の言葉遊び。やがてその言葉遊びに導かれるように、演劇部のヒロ
イン桜の死が起こる。ひたすら耽美なゴシック学園ドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-24 11:45:56
15308文字
会話率:28%
いつものつまらない街がなぜだかキラキラして見えた夏休みの部活帰り。すれ違うだけで響く鼓動。ちょっとの優越感。音楽を聴きながら泣いたり、にやけたり。
もう、全部、戻らない。
最終更新:2019-03-15 02:34:53
943文字
会話率:9%
「あー、ひま。次なんの授業?…もう暇すぎて無理。死ぬしかない。」
田中は笑う。
ぺらぺらのスクバを枕にして。だからこら、その格好で寝るなと言ってるだろうが。
「見てみてー。原始人の真似!」
もう駄目だこいつは。田中は今日も今日とて変わら
ない。相変わらず、そのにやけた面して笑ってる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 08:21:25
5069文字
会話率:48%
自分の部屋は、有りますか。
オープンな部屋でなく。
クローズな部屋。
インも、アウトも、ない部屋。
きっと、どろどろした。
最終更新:2015-05-17 23:25:52
282文字
会話率:0%
「まさに僥倖と言うべきかな」
隣からいきなり声をかけられ、私はビクッとして手すりから手を離した。
「こんな夜更けに美人とビルの屋上で二人きり、神のお導きとしか思えないね」
「はい?」
私の隣にはにやけた顔の男がいた。
キーワード:
最終更新:2010-02-21 21:04:03
1795文字
会話率:44%