辺境にある静かな城へと到着した“ゆうしゃ”一行(戦士・僧侶・魔法使い)は、城内の拍子抜けするほど緩やかな空気と、やる気のなさそうな兵士たちに驚かされる。だが、この城の主である“おうさま”は、玉座ではなく研究室にこもり、古代文明や“まおう”に
ついて熱心に調べているという変わり者だった。
ゆうしゃ達は“まおう”という謎の存在が“魔王”の背後に潜んでいると信じ、手がかりを求めて辺境の城を訪ねる。おうさまは表向きは投げやりな態度だが、長年の研究メモが詰まった“地図”や、不思議な力を感じる“古い羊皮紙”をゆうしゃ達に譲り渡す。正式な討伐依頼でも報酬でもなく、「好きにすれば」という形ではあるが、彼らは貴重な情報を手にして大いにやる気を高める。
こうして、ゆうしゃ達は“まおう”を探すための旅を始めることを決意。翌朝、慌ただしく城を後にした一行は、加筆された地図と古い羊皮紙を頼りに未知の領域へと足を踏み出す。世界のどこかに潜む“まおう”——それを突き止め、いずれは討伐まで至るかどうか。まだ誰も知らない冒険が、ここから動き出そうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 15:20:22
2447文字
会話率:38%
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神
前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 14:06:50
124313文字
会話率:45%
強大な闇が解き放たれる。光の神々によって深淵の奈落に追放されたかつての神の子は、ザカリー・グラッドストンという名を得て地上界に侵略を開始する。世界には闇の手が伸びる。
その頃、辺境のイズの村において、三人の若者たちが試練の神託を受けようと
していた。それはザカリー・グラッドストンを封じる十二本の魔剣の内の三本の継承であった。かくして若者たちは旅立つことになる。十二人の魔剣、十二人の神光の戦士たちの戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 12:47:52
254762文字
会話率:47%
アラドメキア大陸は騒乱の時代を迎えようとしていた。国王不在の中、貴族たちは新たな玉座の主となるべく、対立していた。やがて戦が大陸全土を覆う。だがその戦乱の影で暗躍する黒衣の魔導士の姿があった。
最終更新:2024-09-25 12:33:26
119905文字
会話率:51%
天文二十一年、尾張国では、織田信長という若き獅子が、その牙を徐々に剥き出し始めていた。
周囲からは「尾張のうつけ者」と揶揄されながらも、その革新的な思想と行動力で、家臣や領民、そして歴史さえも飲み込もうとしていた。
彼の天下取りの野望の
影には、稀代の軍師の存在があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 12:10:00
81743文字
会話率:32%
Lost19 第五部
~それは、どちらの歴史にも残らなかった影の残滓である~
「あなたは一体誰の味方なのですか?」
冒険者ギルドで何でも屋を自称するギュードは、例え昨日の敵であっても、条件さえ揃えば善悪関係なく等しく仕事を受けてきた
。
そこへ飛び込んでくる王国騎士団惨敗の報。ゲンテの街に続き、ブレイダスの放棄。東の状況は国民にも徐々に知られ始め、王都は混乱に向かっていた。住民達の不満は自然と王国騎士団、そして王族へと向けられる。
王国騎士団では緊急の会議が開かれるも、有効な案が出されないまま責任の所在だけが問われていく。
王都に帰還したデルとフォースィ達は、魔王軍との戦いに備えて一致団結を訴えるも、自分達の権力に固執する貴族派、クライル宰相の不自然な行動。誰も見ようとしなかった王都の中にあった混沌が蠢き始め、等しく全員の首を締めようとしていた。
利的行為に走る貴族派。タイサの危惧していた事が、現実のものとなる。その時、王女殿下のとった行動とは……… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 12:00:00
26605文字
会話率:41%
Lost19 第三部
~それは、歴史に残してはならない悠久の時を過ごす神官の足跡~
「母は昔の事を殆ど教えてはくれなかった。世の中には知らない方が良い事があると………最後は呪文のように誤魔化していたわ」
紅の神官服を身に纏ったフォー
スィ。そして蒼い鎧を身に纏った少女イリーナは、魔王の軌跡を辿る旅を続けている。
二百年前の失われた歴史を調べていく中で見えてくる魔王の姿。フォースィは自分の母が人間、魔王のどちら側の存在だったのかを確かめようとしていた。
ある日、フォースィは偶然見つけた歴史書を頼りにブレイダスの街へと向かうが、そこで見聞きした母の正体とは………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 12:00:00
117382文字
会話率:39%
“最後の地”と呼ばれるエンデラント大陸。その最古の王国、グライフトゥルム王国は危機に瀕していた。
国内では自らの利益のみを追求する大貴族が国政を壟断し、王宮内では毒婦と呼ばれる王妃が我が子を玉座につけようと暗躍する。そんな状況に国王は無
力で、心ある家臣たちは国政から排除されていた。
国外に目を向けても絶望的な状況だった。東の軍事大国ゾルダート帝国は歴史ある大国リヒトロット皇国を併呑し、次の標的としてグライフトゥルム王国に目を向けている。南の宗教国家レヒト法国でも、野心家である騎士団長が自らの栄達のため、牙を剥こうとしていた。
小国であるグライフトゥルム王国を守ってきた“微笑みの軍師”、“千里眼《アルヴィスンハイト》のマティアス”は病と暗殺者の襲撃で身体を壊して動きが取れず、彼が信頼する盟友たちも次々と辺境に追いやられている。
そんな風前の灯火と言える状況だったが、第三王子ジークフリートが立ち上がった。彼はマティアスら俊英の力を糾合し、祖国を救うことを決意した……。
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第12回ネット小説大賞入賞作品「グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~」の続編となりますが、前作を読まなくとも問題なく読めるように書いております。もちろん、読んでいただいた方がより楽しめると思います。
■■■
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 12:00:00
62750文字
会話率:37%
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもう
としていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 11:40:00
1013185文字
会話率:20%
太陽が地の果てに奪われ、天雲大陸を夜が覆って千年が経った。
人々は夜闇が狂わす獣や病に脅かされながらも、他者と触れ合うことで発光する特殊鉱石タイタンライトを光源として利用することで生活を保っていた。
中でも、タイタンライトを研磨した宝
剣を扱い戦う研闘師と呼ばれる人々は、その卓越した剣術と眩い光力で獣を討ち払い、病を癒し、街を照らすことを生業としていた。
そんな天雲大陸の生命線とも言える研闘師総勢十万人の中から、頂点たる〝二つ目の太陽(ジ・ヘリオス)〟を決める大会こそがサンライズフェスタである。
その最終決戦において、絶対王者たる『一番星』に惨敗した『凶星』のジャーニーは恩師に声をかけられ、秘境たる極東支部へと転属することになる。
しかし、紹介された新たなペアは宝剣を使えないという、研闘師としては致命的な欠陥を抱えた大女ラファロエイグであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 11:01:31
227462文字
会話率:37%
子爵家の令嬢ロゼ・モローは、侯爵家の嫡男リヒト・ジェットからの虐待に長年耐えてきた。
貴族学園に入学した後もリヒトは彼女を虐め、周囲の評判を落としていた。
そんなリヒトから突然婚約の打診があり、ロゼは命の危険を感じる。
父から提示さ
れた他の打診の中から辺境伯当主レオンを選び、辺境伯へ向かうと即結婚のサインをして花嫁になったのであった。
無事逃げきったロゼであったが、辺境伯領では特殊な事情があり、新たな試練に直面する。
また、ロゼに執着しているリヒトは彼女を取り戻すためにさまざまな策略をめぐらせ続ける。
果たしてロゼは夫レオンとの平穏な結婚生活をつかむことができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 11:00:00
32788文字
会話率:24%
ヘルデンと呼ばれる大陸に、千年に渡り君臨してきたタウゼント帝国。
この旧き国家は、変革を強いられようとしていた。
産業革命と、国民意識の醸成によって生起した西の隣国・アルエット王国での民衆蜂起は王政を打倒し共和制国家を樹立させた。
平民による新国家を中心とする共和主義の熱狂は膨張し、封建制社会から脱却できずにいる帝国を危機にさらしつつある。
大量生産の開始と、国民国家の形成により達成された、以前は不可能だった規模での大量動員。
共和国建国の英雄であるムナール将軍に率いられた強大な国民軍は胎動し、その支配地を拡大しつつあった。
その一方で、帝国貴族たちは権力闘争に明け暮れていた。
千年以上もの間続いてきた帝国は、今後も無条件に続くという傲慢。
ほとんどの貴族たちは時代が変わりつつあることに気ず、あるいは黙殺していた。
この状況を憂いたのは、帝国に五つ存在する被選帝侯の一つ、ノルトハーフェン公爵家を継承した少年・エドゥアルド。
彼は自国だけでもと改革を行い、富国強兵、議会の設立などの政策を実施し、公国を帝国でも随一の精強な国家に育て上げた。
そして帝国貴族たちが己の利益を最大化することに奔走し内乱を引き起こしたのを機に、自身が新たな国家指導者となるべく立ち上がり、盟友、オストヴィーゼ公爵・ユリウスと共に勝利をつかんだ。
だが、エドゥアルドの進む道は茨の道。
勝利を得たとはいえ、三百を超える諸侯の意識を変え、旧態依然とした帝国の在り方を刷新するのは、簡単なことではなかったのだ。
そんな彼を影となり支える存在があった。
メイドのルーシェ。スラム街で育ち、人知れず消え去ろうとしていた命を救われたことをきっかけに、彼に仕えることとなった少女。
これは、若き皇帝となった少年と、メイドとなった少女の物語。
〇作者他作品紹介
・殺陣を極めたおっさん、異世界に行く。村娘を救う。自由に生きて幸せをつかむ
異世界に転生した元時代劇の役者、立花 源九郎。本物の[サムライ]となったアラフォーのおっさんが、自分の生き方を見つけていく物語。
・星屑拾いのステラ
終末世界。[星屑]を拾い集めながら暮らす少女、ステラが、[楽園]を探し求める物語。カクヨムコン参加作品(カクヨムのみの公開です)
他掲載サイト:カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 11:00:00
540199文字
会話率:15%
※作者よりお願い
本作は、[カクヨム]様にて、コンテストに参加させていただいております。
もし熊吉を応援してもいいよという読者様がいらっしゃいましたら、ぜひ、カクヨム様の方でお読みいただき、高評価、ブックマーク等していただけますと嬉しい
です(加点方式ですので、星1つ評価でも嬉しいです。お気軽に、ぜひお願いいたします)。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
:以下、あらすじ
勇者・エリックは、誰もが思い描く理想の勇者だった。
高貴な生まれに整った容姿、高潔で正義感が強く、どんな者の言葉にも耳を傾ける、謙虚で公正な性格の持ち主だった。
地上の世界の統治を神から任されたとされる不老不死の存在、[聖母]に選ばれた勇者・エリックは、魔物たちの脅威にさらされる人々を救うために立ち上がり、頼れる5人の仲間と共に、世界を救う旅に出た。
勇者と同じく、聖母に選ばれし聖女・リディア。
勇敢な戦士であり、剣であり盾である騎士・バーナード。
若き大魔法使いである、魔女・クラリッサ。
聖母の使いとして勇者を支える神父・ヘルマン。
勇者に救われ、改心するために力を尽くす元盗賊・リーチ。
魔王・サウラの下、一時は世界の大半を制圧するまでに至った魔王軍と、勇者・エリックとその仲間たちに率いられた人類軍とは、1年にも及ぶ激闘を戦い、そして、人類軍が勝利を治めようとしていた。
人類軍は魔王軍を退け、失地を回復し、そして、魔王との決着をつけるべく、その本拠地である[魔大陸]へと逆侵攻を行ったのだ。
勇者の力を得て優位に立つ人類軍は魔王軍をその最終拠点である魔王城へと追い詰め、包囲し、最後の総攻撃を開始する。
多くの犠牲が生まれた、凄惨な殲滅戦の後、勇者・エリックは魔王を倒し、世界を救うという使命を見事に果たした。
しかし、勝利の余韻に浸る暇もなく、エリックの身体を、背後からの刃が貫く。
勇者は、なぜ、役目を終えるのと共に、用済みとばかりに始末されなければならなかったのか。
勇者を裏切ったのは、いったい、誰なのか。
黒魔術により復活し、しかし、不完全な魔術により、魔王の魂と共に蘇った勇者は、生き延び、真実を知り、復讐を遂げるために、地獄の底から這いあがる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 07:00:00
804916文字
会話率:12%
神園蓮30歳、名前だけはイケメンのごくごく普通の平凡なサラリーマン、高卒でそこそこ大きな会社に就職し、休日は趣味のゲームや、ネット小説を読んで過ごしていた。
退屈な人生がらも、まぁ俺なんてこんなもんかと、いつまでも続くと思われる生活を、それ
なりに満足して謳歌していた。
が、しかし
「なんでこうなった…」
これまで順風満帆だった人生の歯車が突然狂い出す。
会社で大きなミスをなすりつけられ退職することに。
実家に帰れば、優しかったはずの母親に家を追い出され。
その後、地元の友人達とともに異世界転移に巻き込まれる。
だがそこは小説大好きの蓮、友人達と異世界生活を楽しもうとしていた。
そんな神園に絶体絶命の危機が訪れる。
「いったい俺が何をしたって言うんだよ!」
絶望に打ちひしがれる蓮の前に現れたのは・・・。
「ぜってぇ許さねぇ、俺を怒らせたこと後悔させてやるからな!!」
嫌がらせという名の復讐を成し遂げるため、惜しまず努力を積み重ね、どんな暴力にも負けない圧倒的な力を手に、自重しないで異世界中を面白おかしく引っ掻き回す。
この物語は、過分にメタ要素が含まれる作品になります。嫌いな人はスルーして下さい。
長い会話や能力の解説があったりで、なかなかストーリが進みません、なのでイライラする方もスルーでいいです。
あと、基本的に主人公は(心の中での)独り言多め、たまに仮想読者に喋りかけてきますw折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 09:44:06
692072文字
会話率:72%
かつて魔物達を率いて世界を恐怖に陥れた魔王。しかし、魔王は人々の希望である勇者によって討ち倒され、世界に平和が戻った。
それから500年の時が流れた。
勇者の仲間の一人である不老不死の魔女と呼ばれるネイティアースという魔術士は勇者が没した後
も世界平和のために国々で活躍していた。
世界一偉大な魔術士として名を連ねている彼女だったが、彼女の寿命が間もなく尽きようとしていた。期間は約1年。
そんな彼女は残りの時間を世界漫遊で面白可笑しく過ごそうと思い立った。
これは超ポジティブ思考な魔女が行く先々で人助けをしながら旅を楽しむ物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 09:14:14
102200文字
会話率:23%
一週間後の月曜日の午後、ドラグーン清掃局の出張清掃員、アン・セリスティアは、仕事を終えて町を去ろうとしていた。
風が吹いてくるのを、屋根の上で待っていると、聞き覚えのある声が話しかけてくる。
それは、彼女より一日だけ先輩の、別の清掃局から来
ていた人物の霊体が憑依した猫だった。
風を待つ間、アン達は大変だった一週間の事を思い出した。
この町が、邪霊の渦に覆われていた間の出来事を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 08:10:00
1065479文字
会話率:17%
夢と希望が溢れた剣と魔法の異世界は既に過去のものとなって数十年。圧倒的な技術力にて次元航行技術を手に入れた地球人は異世界を次々と侵略し、植民地にした。
異世界の支配者たる『企業』と、それを支援する『グローバルコーテックス』は自らが汚染
した中世ヨーロッパ風ファンタジー異世界を資源基地と、それを巡る戦いの舞台に過ぎなかった。
そして今、五条一護は幼馴染の夏油織姫の病の治療費を払うために『グローバルコーテックス』へ所属し、自らを商品として、薄汚れた異世界に投入され、ミッションを遂行しようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 07:52:47
206561文字
会話率:49%
鬼と対抗する霊力を持つ術師華族。
彼らは、その力を用いてこの国を鬼の手から守っている。
春那公爵家の娘、乃彩は高校3年であるにもかかわらず、離婚歴がすでに3回もあった。
また、彼女の力は『家族』にしか使えない。
そのため学校でも能なし令嬢と
呼ばれ、肩身の狭い思いをしていた。
それに引き換え年子の妹、莉乃は将来を有望視される術師の卵。
乃彩と莉乃。姉妹なのに術師としての能力差は歴然としていた。
ある日、乃彩は学校の帰り道にとてつもなく強い呪いを受けている男性と出会う。
彼は冬賀公爵家当主の遼真。このまま放っておけば、この男は一か月以内に死ぬ。
それに気づいた乃彩は「わたしと結婚してください」と遼真に迫っていた。
鬼から強い呪いをかけられ命を奪われつつある遼真(24歳)&『家族』にしか能力を使えない能なし令嬢と呼ばれる乃彩(高3、18歳)
この結婚は遼真を助けるため、いや術師華族を守るための結婚だったはずなのに――
「一生、側にいろ。俺にはお前が必要だ」離婚前提の結婚から始まる現代風和風ファンタジー
※他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 07:10:00
16176文字
会話率:33%
ここは乙女ゲームと呼ばれる世界。その中のモブキャラであるユーフィアは前世の記憶を持つ転生者。そして今、パーティ会場で王子ルート攻略のために悪役令嬢断罪シーンが始まろうとしていた。その悪役令嬢とは、なんとユーフィアの姉のソフィア。ソフィアが悪
役令嬢のはずはない、と思っているユーフィアはヒロインの自作自演を疑う。そこで登場、チートアイテムの「真の姿をさらけ出す薬」。これをマーガレットに使って自白させようと思ったのだが、間違えて恋人のナンドレに使ってしまった――。
※この作品は『すなもり共通プロット企画』参加作品であり、提供されたプロットで創作した作品です※の4作目を改稿しました。
※他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 19:55:03
11312文字
会話率:46%
朱座(あかざ)遊郭に黒い遊神の魔手が忍び寄る。
「かくし閭(ざと)」を滅ぼすという黒い遊神。
黒幕は徳川の旧幕府か明治の新政府か、それとも——。
幕府滅亡により武家社会が崩壊し、身分解放を訴える者が現れる明治初期、時代は確実に変容しようとし
ていた。
とはいえ制外者(にんがいもの)への差別はまだまだなくならない。
黒い遊神の目的は制外者の排除なのか……。
運命を受け入れようとする者、抗おうとする者。
理由(わけ)有り者の吹き溜まり「かくし閭」でそれぞれの理由を胸に秘めながら戦う者たち。
十人十色の生き様が己の居場所を守るべく動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 07:03:01
20881文字
会話率:52%
「リズリー、あんたに呪いをかけてあげる。誰からも愛されず、関わった人物全員に嫌われる、そんな素敵な呪いをね?」
リズリー・ラグナムは、花形である魔術師を支える、術式絵師として活躍していた。
だがある日、仲が良かったはずの姉に最悪の呪いをか
けられた。それを境に両親や使用人たちには嫌われ、仕事仲間からは蔑まされる日々。
呪いを解こうにも叶わず、大好きな術式絵師の仕事まで奪われようとしていた。
「俺はこの世でもっとも呪いが嫌いだ。だから解呪に協力してやる」
しかし、呪いに耐性があり、『悪逆公爵』と呼ばれるルカに手を差し伸べられた。リズリーは彼の屋敷で世話になりながら、解呪に奮闘する。
更に、ひょんなことからルカの『かりそめの婚約者』となったリズリーは、ルカとの仲を深めていく一方で、信じられない呪いの真相に気付くことになる──。
◇R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 06:30:00
137373文字
会話率:43%
ロジャー王国の王家は代々金髪碧眼の者が多い。似た色合いというだけでもロジャー王国では優遇されることが多く、見た目重視の政策をとってきたロジャー王国は破滅の危機を迎えようとしていた。
破滅の危機を乗り越える手段はただ一つである。
長年敵
対してきた獣人帝国と同盟を結び、同名の証として王家の者を獣人帝国の皇帝に嫁がせるのだ。それ以外の方法はなかった。
「嫌ですわ!!」
ロジャー王国第三王女、セシリア・ロジャーは拒否の声をあげた。
長年敵対してきた相手の元に嫁ぐことに抵抗があり、なにより、セシリアは動物が大の苦手であった。そのような場所に嫁げるはずがない。
「セシリア。わかってくれ。お前以外に王女はいないのだ」
国王はため息を零した。
第一王女、第二王女ともに降嫁しており、すでに大公夫人や侯爵夫人になっている。妹の第四王女の婚約も幼少期から決まっており、いまさら、覆すわけにはいかなかった。
「でしたら、アレを使ってくださいませ!」
セシリアは声をあげた。
ーーこうして、獣人帝国の皇帝の元にヴァージニア・ロジャーは嫁ぐことになった。これは、祖国で虐げられてきたヴァージニアは獣人帝国で幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 06:20:00
10149文字
会話率:32%
とある世界の物語。
世界には神の創りし三種族が生命を築く。
三種族は平和な時を紡いだハズだった。
世界にはやがて一つの邪が生まれ……世界はいつしか混沌の世界へ変わろうとしていた。
最終更新:2025-01-11 05:03:16
24326文字
会話率:42%
戦いは、終わった。
人々を傷つけ、殺戮し、恐怖の対象となっていた大魔人会の魔人達との戦いに勝利した16人の魔法少女達――。
一年後、平和となった日本で魔法少女は、不要となり、魔法少女ピクシースパイスは、引退の時を迎えようとしていた。
が、ピ
クシースパイスより一足先に引退した魔法少女達が次々と殺され、事態は、急展開。
思いも寄らなかった復讐者の出現。
そして、まさかの仲間の裏切り。
誰が敵か味方かわからない新たな戦いの中で、かつて最弱の魔法少女と呼ばれたピクシースパイスは、果たして、生き延びることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 03:45:15
95712文字
会話率:28%