異世界のパワースポットで発生した生まれたての精霊っぽいボディに、日本人の魂が入り込む。
本人は前世のことをよく覚えていないが、どうやら人間とかいう生き物だったらしいことは思い出せた。
思い出しついでにその生き物に興味を持った精霊は、
これからの人類を見守ることにしたらしい。
ついでに精霊は宙を浮いたり、透けたり消えたり、魔法が使えたり。
思ったよりも、めちゃくちゃ強かった。
強いということは、つまり自由であるということだ。
故に精霊は自由に生きる。
ある時は、気まぐれで人助けをした。
たまに思い出したかのように、未来の人類のために自然を回復した。
今日は暇だったので、特に理由もなくその辺の人間の背後を付きまとった。
まさに、やりたい放題だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 12:05:51
91163文字
会話率:23%
俳人・松尾芭蕉が、『おくのほそ道』の旅の途中で、那須の殺生石に立ち寄ったことは有名な話である。
しかしながら、殺生石に近づいた松尾芭蕉が、見目麗しい狐娘の姿に変えられてしまったということは、あまり知られていない。
この物語は、「狐娘になっ
てしまった松尾芭蕉が、元の身体に戻るため、九尾からの依頼をこなしつつ、『おくのほそ道』の旅を続ける」という、ほのぼの歴史フィクションTSFファンタジー。
いわゆる怪文書である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 12:00:00
32027文字
会話率:29%
より多く、より深く、とは対比するべき対象があってはじめてみなされることだから一概には言えないけれど、なぜかそうなる、ということは運命的に受け入れたらいいのでは、抵抗ほど労力を食われるものはないと思うから。
キーワード:
最終更新:2025-07-26 11:44:53
1344文字
会話率:0%
見えない人には見えないということはよくわかります
なぜなら私も見えなかったから
くるりと回転しひっくり返って裏返る価値観
手にしてしまえば納得なのに
その土台に立たない限り見ることはできないのです
最終更新:2023-04-25 16:09:02
1809文字
会話率:0%
___20XX年、日本は中国との戦争に敗北し、沖縄、九州、四国の領土を失った。
日本が敗戦した理由は日中間の軍事力差や日本のテクノロジーの遅れなどではなく___
政治__とりわけ親中政治家やスパイによる情報流出などが原因だということは端
から自明だった。
そして敗戦から10年の時が経った今、中国は自らの野望……米国を打ち負かして世界の支配者・覇権国として君臨することを叶えるために、日本を完全支配しようと動き始めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 23:06:02
4129文字
会話率:2%
リヒター帝国の末姫ヴィクトーリアは、隣国アディソン王国のスチュアート伯爵に嫁いだ。彼は帝国の皇妹を妻にした恩恵で、侯爵に叙爵される。
騎士団長を務める夫は優しく、可愛い娘も生まれた。何もかもがうまく行っていたある日、ヴィクトーリアはあり
得ない事実を知る。婚姻届が出ていない? ということは、私は未婚で私生児を産んだ? 驚いた彼女は、すぐに実家へ戻った。
強大な帝国は、戦争以外の方法で報復に出る!
主人公はハッピーエンド確定
【同時連載】小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ
2025/05/29……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 22:01:54
84624文字
会話率:43%
気づけば俺は、クマのぬいぐるみになっていた。
自分がぬいぐるみだと分かるということは、きっと前世は人間だったんだろうけれど、自分が何者なのか、記憶がまったくない。
俺は何者なんだろう。
どうしてぬいぐるみなんかになっているんだろう。
自分が
動けるぬいぐるみだとバレると部屋を追い出されるかもしれないから、ぬいぐるみのふりをして過ごす日々。
きっと何かこの世に未練があるんだろうけれど、さっぱり分からない。
これは、クマのぬいぐるみになった元・人間が自分の正体を探す物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 20:00:00
14091文字
会話率:66%
ヒーロー協会から除名という名の追放をされた悪名高いヒーローの私は、そのヒーローで活動していたことを秘匿して郡部の町に引っ越しをした。
そこでヒーローに成りたての女の子が、私が元ヒーローであったことを知り、私に訓練をしてもらいたいと言い始
めた。
静かに、誰にも気にされず過ごすつもりだったのに、中々私を放ってくれない。
他人に教える、ということはとても難しい。
手探りで教えながら、過去を振り返る。どうやって教えられたか、どんなタイミングであったか。
先輩、あなたはどんな風に私に教えてくれていたのかな。
先輩、何を思っていたのですか。
なんてことを、ふと、人生2回目だけど頼りにならない私は思うのだ。
ハーメルンでも公開しています。
※ハーメルンで活動されている『難民180301』先生の『塵埃の魔法少女』に感化されて書きました。
こういうお話って結構好きなんですけど、『難民180301』先生が作った作品は特にグッとくるものがあるんです。
そんなお話がかけたらいいな、と思って書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:09:29
30515文字
会話率:28%
中年剣士クラトス・クレセントは、異世界から召喚されたばかりの聖女・小鳥遊桜を抱えて逃げていた。
召喚の直後、魔物の襲撃を受けたのだ。
聖女を守ることに熱を上げるクラトスは、右も左も分からぬ桜を助けると約束する。
クラトスにとって聖女を助ける
ということは、亡き妻との約束でもあった。
真面目でありながらもどこか飄々としたクラトスと、異世界に驚きながらもポジティブな桜はあっという間に打ち解けていく。
だが、クラトスには彼女に語っていない過去があった――。
約三十年前、魔王を討ち、当時の聖女を妻に迎えた最強の剣士――その正体こそ、クラトスだった。
既に終わったはずの剣士の物語が、新たな聖女との出会いで再び動き始める。
個性豊かな敵味方に囲まれながら、時にコミカル、時にシリアスに展開する、最強オジサン剣士×最強聖女コンビの、王道ファンタジーアクション!
※この作品は『カクヨム』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:10:00
173263文字
会話率:38%
感情を持たない未来。
それは、人類が「心」という不確かなものを手放し、効率と合理性だけで生きる世界。
誰もが同じように笑い、怒り、愛し──その“ように”見えるだけで、本当の気持ちは失われていた。
そんな時代に生まれた、とある存在。
使命を
背負い、時空を超えて送り込まれたのは、ひとりの少女だった。
彼女の名は、美音(みおん)。
目覚めたのは、現代の日本。見慣れない制服、見知らぬ家族、そして…感じたことのない鼓動。
名前も、家族も、日常さえも“与えられた設定”でしかないはずなのに、なぜか心がざわめく。
彼女の目的はただひとつ。
この時代で“人間の感情”を学び、未来へ持ち帰ること。
──けれどその学びは、想像を超えるものだった。
家族と囲む食卓。
学校で出会う個性的なクラスメイトたち。
そして、ある少年との出会いが、美音の世界を少しずつ塗り替えていく。
笑顔って、なに?
涙って、なんのためにあるの?
誰かを想う気持ちは、どうしてこんなにも胸を締めつけるの?
“感情”を学ぶということは、
“生きる”ということに触れることだった。
やがて美音は、自らに問うようになる。
「私は本当に、誰かの心に触れられているのだろうか」
「この世界の私…それは、誰なのだろう」
これは、AIとして生きる少女が
“人間であること”を学びながら、自分という存在に向き合う物語。
感情をめぐる、優しくて、痛くて、
どこまでもあたたかな青春ドラマ。
あなたの心にも、
きっと残る“何か”があるはず──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:59:37
23308文字
会話率:23%
事故で死んだと思ったら目の前に絶世の美女が――。
その人は満月の女神ルナと名乗り、転生の条件に、私に女神が守護する国、ルナヴィア王国の危機を救ってほしいと言う。
ルナヴィア王国には魔獣が存在し、結界によって森に閉じ込められているけど、私
が転生した15年後に結界が破れると女神様から伝えられてしまう。
結界が破れると、魔獣に街や王都を襲撃され滅亡の危機に陥る。それを防ぐため、私は女神様に神力を授けられた。
その神力は月属性――結界魔法、治癒魔法、浄化魔法が使える。
加えてイケオジの創造神に四大属性と魔法創造スキルを与えられ、無詠唱での魔法発動やオリジナルで魔法を創れるようになった。
前世で無味乾燥に生きていた私は胸が躍った。
憧れの魔法が使えるなんて、しかも異世界に転生できるなんて……!
そしてもう一つ女神様からこんなお願いをされる。
「私の弟を助けてほしいの」
なんと女神様の弟は黒竜で、ルナヴィア王国最北にある山脈にいるんだとか。その黒竜を浄化魔法で救ってほしいんだとか。
しかも浄化魔法は桁違いに魔力が必要みたいで、結界が破れるまでに魔力を増やさないといけないことがわかった。
転生の条件、大変すぎない?
でも魔法で魔獣を討伐していけば、魔力も自然と増えるかも。ということは、転生したら冒険者になれば良いんじゃない!?
――え、待って。私、貴族に転生してる?
しかも、めっちゃくちゃ美少女なんですけど……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:12:39
413744文字
会話率:35%
あるとき突然起こった霊素災害によって、俺達の生活は一変した。
すべての人々は享受していた安全を奪われ、安心を失った。
あらゆる場所から凶暴な生き物—霊獣—が湧き出すようになり、まさしく一時も気を抜くことができなくなった。
そんな事件
から11年、人間たちは大きく数を減らしながらも霊獣が無尽蔵に湧き出す方法を突き止め、なんとかある程度安全性が担保された、それなりの大きさの居住空間をいくつか作り出し、生きながらえていた。
ただ、それもこのままでは長くは続かないだろうということは、人間たちも分かっていた。
年々霊獣の危険度は上昇し、ジリジリと人口は減少している。
そんな絶望的な状況の中で、生き足掻く人間達のお話。
※地球に似た世界という世界の設定ですが、地球ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:05:05
9243文字
会話率:8%
神様チートを貰って転生したものの、強大な力を振いすぎて迫害された転生者、ユウヤ。
パンのひとつも売ってもらえなくなった彼は、誰にも遭遇しない超高難易度ダンジョン『深淵の穴ぐら』の奥深くに潜むことになる。
何もない場所での唯一の趣味は
、石像作り。石化能力を持つ魔物を利用しながら、石像を制作して日々を過ごしていた。
それから長い年月が過ぎ、そろそろ地上に戻りたいという欲が湧いてきた頃、ものすごく久しぶりに人間の声を聞く。
ユウヤが潜んでいるのは超高難易度ダンジョンの奥深く。
生半可な実力では辿り着けない。
そこに辿り着ける者が現れたということは、自分の力も迫害されない状況になっているかもしれない。
そう考えてその人間たちに近づこうとするが、ユウヤの目に映ったのは、彼が簡単にあしらえる石化能力持ちの魔物に追いかけられている五人組の姿だった。
アテが外れて落胆するも、そのうちの一人がこけて、石になってしまう。
引き返そうとする者はいたものの、結局残りのメンバーは逃げてしまい、石になった冒険者が取り残される。
その様子を見ていたユウヤは、地上の様子を知るために、助けることを決意。
が、あまりにも美しい石像に、ユウヤの悪い部分が刺激される。
結局、欲に負けてその人間の石像を複製したユウヤ。
あまりにそっくりでどちらか分からなくなりそうになった彼は、勢いで石化を解呪した。
石にされていたのは、クレア・ウィンストンという名の女シーフ。
彼女曰く、ユウヤが迫害されていた頃から百年ほどが経っていて、ユウヤは『冤罪の大賢者』として祀られているとのことだった。
ユウヤが迫害される前の酒の席で話した、転生前の現代アイテムが実用化されたことに起因するようなのだが、もはやユウヤの手を離れ、現代そっくりのネットや配信が出来ているほどに。
地上のことを教えてくれたお礼をしたかったユウヤは、クレアがこけたのは人為的なものだと口を滑らせてしまう。
その流れのまま、復讐を提案するユウヤ。
その復讐とは、クレアそっくりの石像を使ったドッキリ配信企画だったーー。
某人気番組の要素を異世界に取り入れた、新感覚ファンタジー。
準備回、ざまぁ配信回、掲示板回を一セットにした、オムニバス形式のざまぁ連作集。
カクヨム、ハーメルンにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 07:10:00
68153文字
会話率:30%
「47連勤……? あぁ、もう無理だ。転生してぇ。」
ブラック企業に勤める社畜、月宮青空(ソラ)。
休みなしの激務で精神も体力も限界。
通勤ラッシュで改札をぶっ壊し、無賃乗車の冤罪で警察送り。
上司に休日出勤を強制され、もう現実が嫌すぎる。
そんな彼の唯一の癒しは、「ワンワールド」という異世界転生RPG。
「この世界のルールなら、俺だって人生やり直せるかもしれない……!」
そう思ってゲームを起動した瞬間、
画面がバグり、謎のメッセージが表示される。
【転生しますか?】
→ Yes!(絶対逃しません)
→ No!(拒否権はありません)
「ちょっ!? これ、押したらアカンやつやろ!!」
だが、問答無用で強制転生。
ーー目を覚ますと、そこはまさかのゲームの世界だった。
「マジで転生しちまった……!」
だが、問題があった。
【幸運値 -43】(致命的に運がない)
「……は?」
運が悪すぎて、モンスターに襲われる確率は異常に高い。
攻撃を当てる確率は限りなく低い。
落とし穴にはまる確率、100%。
ーー結果、
初日にモンスターに追われ、
空を飛び、
地面を掘り、
最終的に頭から正門にぶっ刺さる。
「ちょっと待て、この世界……生き残れる気がしねぇ!!」
とりあえず冒険者ギルドに向かうも、
「あっ、新人さんですね! じゃあ職業は狙撃手で決まりですね!」
「……は? 俺、弓矢とか向いてる気がしないんですけど」
「大丈夫です! 幸運値が低すぎるとどうなるかの実験データがほしいので!」
「完全にモルモット扱いじゃねぇか!!!」
さらにギルドの野次馬から嘲笑されるも、
なぜか受付嬢のひと言で全員が 「スミマシェンデシタァァァァ!!」と土下座。
一体ここで何が起きてるんだ……?
「俺の転生、これ絶対ハズレくじだろ!!」
だが、運が悪すぎるということは……
逆に“運ゲー”に勝ち続ければ、最強になれるんじゃないか!?
「……やってやろうじゃねぇか。」
「幸運値マイナス? だったら運ゲー異世界を力技で突破してやる!」
予測不能の『運ゲー』異世界コメディ、ここに開幕!
毎週月曜、木曜、日曜の週3投稿!
少し粗削りな部分はありますが、新しい話を楽しみにしていただけると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 19:10:00
285246文字
会話率:54%
肉油肉の食生活が原因で命を失った俺。
無人の神殿で目覚め、遠くに見えた街道に出ると、ピンク色の馬車と鎧に包まれた近衛兵たちが、ゴブリン兵に囲まれていた。これは、お決まりの“お姫様を助ける”イベント!なのだが、なぜか彼らは俺のことを人間と呼ん
でいる。ということは、彼らは人間ではない?
そう、彼らはブタのような見た目のオーク族で、結果的にゴブリン兵に捕まった俺たちは、「タコ壺」と呼ばれるプリズンに送り込まれ、鉱山での労働の日々が続くことになってしまった。
果たして俺は、この初見殺しな異世界で生きていくことができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:00:00
60187文字
会話率:38%
中学生になったばかりの一平には新しい生活習慣が山積みだ。
それでもパールの世話の手を抜くことはできない。
考えが足りなければパールの死に直結するのだ。
人魚のパールを保護するということは秘密を抱えるということだった。
従兄弟であり親友でもあ
る双子の翼と学に怪しいと思われながらも、一平は疲れた体に鞭打ってパールのために奔走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 07:52:04
10604文字
会話率:29%
「メイヴィス・エミリー・バックス公爵令嬢との婚約を破棄する!」
メイヴィス・エミリー・バックス公爵令嬢は婚約者から一方的に宣言をされた。心当たりはない。ただ、婚約者の腕に大切そうに抱き締められている少女の存在によるものだということは見てわ
かった。それが婚約破棄などという無作法な行いをさせているのならば、それは咎めるべき行為だろう。
メイヴィスは婚約破棄をされていながらも冷静だった。しかし、メイヴィスの態度が気に入らない婚約者によって、バレステロス監獄の地下牢へと入れられた彼女は冷静だった。いや、冷静すぎたのだろう。
メイヴィスは頭の良い公爵令嬢だった。
だからこそ、自分自身の投獄により家族の立場が危ぶまれることに気付いてしまった。
婚約破棄された公爵令嬢は自ら死を選ぶ。
しかし、「メイヴィス・エミリー・バックス」は逆行した。
メイヴィスは死を選んだことを後悔していなかった。しかし、同じことを繰り返すつもりはない。
婚約破棄をされて自ら死を選んだ公爵令嬢は、強かに生きる。
今度こそ幸せになりたい公爵令嬢は転生した世界で未来を切り開いていくことを決めるのだが、悲しいことに悪役令嬢である彼女は世界から愛されない運命だった。
逆行したメイヴィスは知ってしまう。
メイヴィスの存在は王国の平和を壊しかねないものなのだということを。
運命に立ち向かうことを決意したメイヴィスは、八歳の幼い少女だった。
※「悪役令嬢は前世の義弟と二度目の人生を謳歌したい」のリメイク作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 14:29:51
13810文字
会話率:16%
「なぜ俺があんな女と結婚せねばならないのだ!!」名門伯爵家の嫡男である婚約者、ラルフ様がそう話しているのを聞いてしまった。彼は誤ってわたしに求婚したようだ。
名門伯爵家に間違いなどあってはならない。ということは……離婚前提の結婚ですか!?
最終更新:2025-07-14 12:10:00
16074文字
会話率:37%
いたって普通の中学生・|西木野《にしきの》|伊澄《いずみ》は、ある日鍵を忘れて家に入れなくなってしまう。兄は部活、弟とは連絡しても繋がらず途方に暮れていると、隣に住んでいると言う少女・|古閑《こが》|夏芽《なつめ》に声を掛けられ、彼女の家に
暫く上げてもらうことになる。
しかし、扉から出てきたのは夏芽の姉・|怜世《れいよ》と…居るはずのない弟・|千夜《せんや》⁈驚いているのも束の間、今度は兄・|朔馬《さくま》がクラスメイトの|千景《ちかげ》と共に家に上がってきてーー
鍵を忘れたことから始まった、隣の三姉妹との交流関係。
気付けば、夕飯を共にしたり、一緒に登下校したり、プレゼントを贈りあったりと少しずつ距離が縮まって行って…
最初は隣人関係だったのに、いつの間にかお互い惹かれあっていく三兄弟と三姉妹。
これは、六人の男女が織りなす、三つの恋物語ーーだが、これがまだ、それぞれの序章に過ぎないということは誰も知らない話である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-14 09:00:09
109597文字
会話率:50%
聖書の歴史観と予言解釈によるハーベスト・タイムの中川健一の黙示録解説に依拠した普遍的歴史。「キリスト教は歴史観であり世界観である」私はというと聖書が無謬であるということは強く主張しない。聖書は著者が何を信仰していたかの反映であって、何が真実
かを必ずしも意味しない。しかし私はThe Bible Says とビリー・グラハムよろしく言いたいものである。聖書を第一にしつつ、その他参考文献に科学の立場を利用するのも悪くはない。聖書は神の言葉であり人の言葉であるので、間違っていたところで神に責任はないのである。私は聖書が真の歴史を記述するのであればそれほど美しいこともないと思うが、それとは別に合理的な立場に立ちたいとも願っている。聖書の神の真実さは聖書のみに依拠するのではなく、彼を信じる全ての信者の実存にかかっているのである。ある意味で進化論と創造論は対立しない。しかし私は小進化は信じるが大進化はそれほど信じていない。それはこの世界の生物は皆意図を持ってデザインされているように感じるからで、中途半端な種がいない。機能美は本質的に美しい創世記の世界と調和して、神の存在を仮定せざるを得ない。
聖であり義である神は愛であり、イエスは復活した。その意味はイエスは私たちの罪のために十字架につけられ、死んで墓に葬られ、三日目に復活された。今も生きている。ペトロに現れ、十二使徒に現れ、五百人以上の兄弟たちに同時に現れた。彼らは新約聖書が書かれた当時のイエスの生き証人であり、時に殉教に至るまでに忠実な彼らの証言が主の復活を確かなものにしてきた。次いで全ての使徒に現れ、最後にはパウロにも現れたということである。この後新約聖書が完成し、救済はパッケージとして完成して、聖なる普遍の教会の交わりを通して永遠の命にアクセスできるようになったということである。
私は上のことを信じているだけなので、聖書は真理について明かしするものであり、真理そのものであるという立場には立っていない。しかしそれは真理に対してカノニカルであるということに対する批判はしない。聖書は永遠に廃棄されることはないが、イエス・キリストの死と埋葬と復活を信じていれば、神の創造の業は讃えるべきものであり、それは書かれてあることからそれよりも偉大なものへと飛躍させる必要があるのである。この意味では私の立場は新正統福音主義と自称しようと思折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-12 17:42:54
4853文字
会話率:0%
「それは『魔女メイラの喫茶店』のことじゃないのか?」
「……知らないのか? ここだけの話だが、その魔女の喫茶店は……おっと、上官からの呼び出しだ」
「え? 中途半端で仕事に戻ろうとするなって? 邪魔が入ったということは、お前にはまだ早いっ
てことだ。魔女っていうのは恐ろしい存在ってことだな」
魔女の噂を探してたどり着いたのは、案内人がいなければたどり着けない路地の奥まった場所にある喫茶店だった。
そこから始まる魔女と養い子の青年との攻防。
「やっと見つけた」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 20:00:00
7575文字
会話率:45%