幸福の国コルチカム。コルチカムの華と呼ばれし国で最も美しき姫、マリー。感染病が流行る中、彼女は懸命に国民や婚約者に微笑みかける。心を偽ってまで。そんな最中、ある日突然城内のステンドグラスが割れ、彼女は拐われてしまう。魔王に。《コルチカム物語
》が現実になろうとしている今、見た目は美しくも最強に掃除整理整頓が苦手な姫は、潔癖なまでに綺麗好きな魔王と魔王城で生活を……物語には紡がれていない物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 10:28:08
12864文字
会話率:50%
公爵家の執事であるニコラは悩んでいた。
公爵家の当主のクロード・コルネイユ公爵が選ぶ女が、美しいが欲深く、金遣いが荒い。さらに男にだらしない女ばかりだったのだ。
結婚した女も例に漏れず、酷い女で浮気がばれると子供を置いてサッサと出ていった
。
その後もクロードが連れて来る女は欲の固まりのような者ばかりで、ついニコラが「女を見る目がない」と愚痴ってしまう。
それを聞き、怒ったクロードが、
「お前のいう気立てが良く、金遣いが荒くない、そこそこの美人で天使のように優しい女を連れて来い」と言ってしまった。
そこでニコラが以前から目を付けていたリュシーという女性を連れて来る。
彼女は父と義母、義妹に虐げられて働かされていた。
亡くなった母の形見の品を捨てられても、酷い扱いを受けていても、彼女は健気に明るく逞しい。
そんな彼女が公爵の妻として連れて来られたが、クロードは見た目も性格も気に入らないとリュシーを認めない。
居場所をなくしたリュシーは、屋敷で辛い思いをしていた前妻の子供アシルと一緒に、公爵家の片隅で元気に生活を始める。
やがて人の上辺だけしか見なかったクロードが、優しいリュシーに心惹かれ、心安らぐ愛に気付き、息子との親子関係も取り戻していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 18:55:35
168832文字
会話率:29%
容姿端麗、成績優秀、まるでラブコメの世界におけるハイスペックヒロインかのような存在、一道真琴(一道真琴)に俺は何故か嫌われていた。理由はわからない。
だが、ふとしたきっかけで一道の住むアパートに訪れる事になった俺は、そこで彼女の欠点を知る
事に。
一道の欠点、それは私生活のだらしなさだった。
「木塚(きづか)君は権利を得たのよ。私のお世話ができる権利を、世の男達が指をくわえてあなたに嫉妬してしまう権利を……光栄に思いなさい、〝お世話係〟に任命されたことを」
〝お世話係〟、それは文字通り彼女の身の回りのお世話をする係で――。
これは――平和な学校生活を望むいじられ役の俺、木塚伊代(きづかいよ)と、揺るがない自分を持つ女王様な彼女が織りなす、こじらせまくった物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-26 18:12:20
45152文字
会話率:56%
なぜ私はわざわざ大勢の前で煌煌と光を浴びて演技を見せているのか? と私は私が不思議だった。
すべては彼のせいだとしておけば良いのかもしれないけれど結局は私自身が流され易く落着きのないだらしない女だからだろう。
『つもるはなし、つまりよも
やま―夏の巻―』の物語を軸に遠藤香織の視点で追ったサイドストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-02 12:30:45
6882文字
会話率:53%