東京で暮らしていた仲宗根 陽翔(なかそね はると)は、祖母ツルの訃報を受け、故郷・沖縄へ帰郷する。長年離れていた故郷の空気はどこか懐かしいはずなのに、陽翔の心には違和感が残っていた。
実家で出迎えた母の仲宗根 由美(なかそね ゆみ)や妹の
仲宗根 璃子(なかそね りこ)と再会するが、璃子から思わぬ言葉をかけられる。
「にぃにぃ、マブイ落としてない?」
沖縄には、人は強い衝撃や驚きを受けたとき、魂(マブイ)を落としてしまうという言い伝えがある。そして、落としたマブイを拾いに行かなければ、心や記憶の一部が失われたままになるというのだ。
祖母の死をきっかけに、陽翔は自分の記憶に空白があることに気づく。そして、幼馴染の喜屋武 真帆(きゃん まほ)とともに、記憶を取り戻すための手がかりを探し始める。
そんな彼らを、影から見守る存在がいた。神職見習いの南風原 美琴(はえばる みこと)。彼女は、祖母ツルの死の裏に何かが潜んでいることを察し、密かに陽翔たちを助けようとしていた。第二章では、彼女が持つ霊的な力「魂揺らし(たまゆら)」を使い、陽翔たちを不可解な影の襲撃から守る。
旅の中で、陽翔は祖母の遺した「マブイグミ(魂迎え)」の儀式や、沖縄に隠された戦争の記憶、家族にまつわる秘密と向き合うことになる。
マブイを失った陽翔が辿り着く真実とは。そして、祖母が遺した本当の願いとは——。
沖縄の自然と伝承を背景に描かれる、魂の再生の物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 18:26:58
58598文字
会話率:33%
ある日突然、大好きな乙女ゲーム『永久に咲くたまゆらの恋』、通称「ゆら恋」の世界に転移してしまった女子高生の戌井凪。異世界に来て早々チンピラに絡まれてしまった凪を助けたのは、最推しの攻略キャラクター・小龍だった。
動揺のあまりうっかり彼の秘密
を喋りかけた凪はそのまま小龍にさらわれてしまう。自らの素性やゲームで得た知識を喋ることで小龍の興味を引き、なんとか命の危機は脱することができた凪。だがその代わり、ペットとして小龍に飼われることに。
はたして凪は、無事元の世界へ戻ることはできるのか?
カクヨム、ハーメルンにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 21:55:44
87593文字
会話率:47%
早くに両親を亡くした穂花だが、ごく普通の高校生活を送ることができていた。とある神に溺愛されているということ以外は。
16歳の誕生日、大きく揺らぎ始める関係。兄のように思っていた付喪神・紅の真の正体は――
※直接的な表現はありませんが
、オトナな内容を含みます。苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 01:42:03
168519文字
会話率:46%
現代の日本には、人間と共存を望んだ妖怪の血を受け継ぐ『妖族』という種族がいる。
妖の血を持つ者はみな金色の目を持っており、それぞれの種族の特性を引き継いでいた。
桜庭市は、そんな妖族が日本で一番多く住まう区域だった。
桜庭市八ヶ坂町には、
鬼の妖族が営むカフェレストラン『たまゆら』がある。
そこでは店長の鬼崎慶一と、その許嫁のポジティブガール佐倉悠里を中心に、様々な妖族とヒトの物語が紡がれている。
※物語の主な舞台はカフェですが、グルメ系の内容ではありません。
※各話それぞれの登場人物を中心にした物語となっています。時系列が前後することもありますので、短編集として読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 18:00:00
25225文字
会話率:44%
若き武芸者・兵庫は旅の途中、南部最強とうたわれる武門の名家が隣国を征服したことを知った。「さらなる嵐が巻き起こる……」彼は戦の気運が高まるのを感じ、戦場に自らの居場所を見いだそうとする。また、北部でも波乱が起こっていた。謀反を企む一派に家族
を斬殺された、武家の跡取り娘・伊都。追っ手が迫る中、まだ幼い少女は頼る人もなく、復讐を胸に秘めてひとりさまよう。一方そのころ東の地では、国の行く末を変える宿命の巫女が産声を上げていた――。戦を望む人々と否応なく巻き込まれていく人々、それぞれの視点から大陸国家・聳城国(たかしろのくに)の戦国乱世を描く和風群像ファンタジー。※2017年12月11日、第一部「戦乱の幕開け」完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 13:35:09
1788450文字
会話率:45%
リクエストをいただいたので、『玉響(たまゆら)の群像』の設定を一部公開します。物語の舞台となる国の概要や地名、登場人物一覧など。これを見なくても、本編を読むのに差し支えはありません。
最終更新:2015-07-27 23:08:43
7232文字
会話率:0%
大学生の恋愛群像劇。
最終更新:2024-02-10 18:20:15
10672文字
会話率:51%
かつて、龍の姿をした国を守り抜いた護人達があった。
フィクションとしてご理解ください。
最終更新:2023-08-10 12:27:16
1838文字
会話率:20%
ある日、玉響久遠(たまゆらくおん)は好奇心から古い神社を訪れた後、トラックに撥ねられ死んでしまう。
鳥居の先に見えるは美しき幻想世界。
なぜこの世界に来たのだろうか?
そして……僕は今誰なんだ?
最終更新:2023-07-17 02:30:01
41169文字
会話率:47%
ごく普通のOL十和子が祖父の因縁に巻き込まれ、
胡散臭いイケメンこと「感情屋」と一緒に地下都市を訪れるお話です。
一見ややこしい設定のようですが、そんなに複雑でないファンタジー作品です……!
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簡単に分かる!地下都市「玉
響(たまゆら)」と「感情屋」について
・私たちが暮らす「地上」とは別に、光の届かない地下都市「玉響(たまゆら)」があるよ
・陽光の代わりに人々は異星人が作り出す光エネルギーを使って生活しているよ
・その異星人「マガタマ」は人の感情を主食にするよ
・異星人に人の感情を食わせるのが「感情屋」の仕事だよ
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初投稿なので色々お作法など分かっていないかもしれないですが、よろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 19:00:00
13943文字
会話率:38%
心象素描(しんしょうスケッチ)実践研究
令和癸卯(ミズノトウ)肆拾 弥生
弐陸捌参 伍 弐零弐参
たまゆらら 詩一編
アカノフウ
三つ目心象素描実践研究ラボ
最終更新:2023-03-28 09:35:56
223文字
会話率:0%
心象素描(しんしょうスケッチ)実践研究
令和 壬寅(ミズノエノトラ)参玖 水無月
弐陸捌弐 肆 弐零弐弐
たまゆら 詩一編
アオノフウ
三つ目心象素描研究ラボ
最終更新:2022-06-06 12:02:53
201文字
会話率:0%
執着が強い自覚のある騎士見習い(リュシアン)×思ったより自分の執着が強かったことに気づく平凡学生(フィリィ)
いっそこのまま未来など訪れないように二人で歩みを止めてしまえたら、それはどんなに幸せなことなのだろうか。そんなことを、リュシアン
という人間はいつも夢想していた。
森の奥にひっそりと佇む小さな学園。ただ一つ、この箱庭を機能させるのに必要な条件は、「■■な人間」であること。
ルームメイト2人の心中話。
本人たちにとっては幸せですが、救いのない話です。
ある意味共依存気味かもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 01:11:37
12908文字
会話率:31%
ただ記すだけ
ここに記したいだけ
残して満足なのか
後悔するか
それはわからないけど
わからないから書き残してみようとおもった
それだけの文
最終更新:2022-09-01 18:00:00
674文字
会話率:0%
丘の上にある旧華族の屋敷を改築した『喫茶 たまゆら』は変わった店だ。
亜麻色に磨かれた木目が美しいアンティーク調の内装に、1階はオープンテラス、2階はバルコニー席とお気に入りの場所を見つけてのんびり過ごせる人気店だが、たまに本物?と凝視して
しまうような鎧を着た王様や魔法使いに剣聖も過ごしている。
日常と非日常。かけがえのないひとときの物語を珈琲と共に――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 06:00:00
2951文字
会話率:6%
一日一花。神前に花を献じる少年・馨。
その手が花茎を切るとき、花精たちはたまゆら現れ、この世への未練を語る。めぐる季節の中でひととき語られる、花たちの御伽噺。
12か月の短編連作。
最終更新:2021-09-26 13:22:43
60233文字
会話率:39%
魂振鐵道(たまふりてつどう) 魂響(たまゆら)駅……どこを走っている鉄道なのか。その駅が何処にあるのか。
それを知る人はいません。
認識する時があるとすれば……その人が"命時"を迎える時でしょう。
この話は"
命時"を迎え損なった一匹の猫駅員の視点で描かれます。
改札を通り、列車で旅立たれる方はどんな方々なのでしょうか。
貴方が知っておられる方かも知れません……
魂振鐵道運用規則に於いて、その方々の名前を明かす事はできませんが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-23 14:27:09
4872文字
会話率:42%
回避依存の恋愛、それでも好きになる。
最終更新:2021-06-09 02:29:41
592文字
会話率:0%
素直になれない弱虫の話
最終更新:2021-04-06 21:37:39
1026文字
会話率:0%
羽生という現代日本ではあるけれど架空の街を舞台に、旅の女性と街の人々の一週間の交流を描く抒情的作品。
最終更新:2021-01-04 00:19:02
184323文字
会話率:19%
菜園の一角にとても不思議なものがある。夏に咲く向日葵だ。
この向日葵を密かに「奇跡」と呼んでいる。
この花を見る事が出来ると言う事、今の自分にとってとても深い意味がある。
最終更新:2020-12-28 20:52:28
2697文字
会話率:0%
現実に幸せを見つけられず苦悩する人。脳だけの世界で開放されて行くのだが・・・
最終更新:2018-12-25 12:18:54
4709文字
会話率:9%
ずさっずさっずさっ、今夜も聞こえる。何の音なんだろう。
キーワード:
最終更新:2018-12-15 22:46:41
6744文字
会話率:3%
あまり流行っていない玉響(たまゆら)法律相談事務所の電話受付をしている私は、うたた寝している時に見た夢の世界の住人から依頼の電話を受けてしまう
━━依頼は惨劇の張本人を救うこと━━。
不定期で連鎖してます
最終更新:2020-12-21 06:35:09
2950文字
会話率:43%