これは歴史の荒波に呑まれた英雄を従えて突き進む残酷で儚く、そして絶望と狂気に満ち溢れた一人の男の物語。
人類と魔族が争いを続ける中、人類側はたった一人の死霊使いの家を燃やした。それをきっかけに国を出て行き、長年夢だった人類への復讐を始め
る為に魔族の領域へと向かうのであった。
優しさを知り、愚かさを知った彼が行うのは死を以って行う救済か、死を以ってして与える断罪か。
今代の魔王と共に世界を支配せんと歩むその姿は絶望を齎す復讐者か、それとも狂気に満ち溢れた救世主か。
不定期更新になると思いますがよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 14:17:29
972468文字
会話率:81%
曰く付きの家に嫁ぐ事になった少女と、孤独な龍の恋愛ファンタジー!
時は大正時代。まだ明治時代が色濃く残るそんな時代。
異国で生まれ育った鈴は幼い頃に両親を亡くし、たった一人の叔父を頼って日本へやってきた。
けれど親戚は鈴に当たりが強く、と
うとう曰く付きで有名な神森家にお見合いに行く事に。
結婚が決まるまではお試し期間として身柄を拘束させてもらうと言う神森家の掟に従って鈴はその日から神森家で暮らすことになったのだが、この家の住人は皆、人間ではなかった……。
龍と少女の現代恋愛ファンタジーです。
※一日二話更新となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 12:00:00
646988文字
会話率:66%
とある理由が原因で2年前に東京を離れて地方へと逃げ出した常盤 大河は、たった一人の親友の自死の報せを聞き久しぶりに東京へと戻って来ていた。
そこでかつての中学の同級生である、成美悠理と偶然の再会を果たす。
親友の死の報告の後、なぜ
か大河と別れたがらない悠理を疑問に思いながら、新宿中央公園をデートする事になる二人を、経験した事のない規模の地震が襲う。
同時になんの脈絡も無く、東京都庁の側に騎士甲冑姿の大剣を担いだ歪な巨人が現れ、都庁や高層ビル群をまるで積み木を崩すかの様に薙ぎ倒していく。
次いで地面から湧く様に出現した様々な姿の奇々怪々な異形の生物が、周囲の人間を無惨にも食い散らかしていく。
混乱しながらもなんとか新宿駅構内へと駆け込む二人のスマホに、突如鳴り響く奇妙なアラーム音。
『チュートリアルクエスト モンスターを10体討伐せよ』
『クエストレベル☆ 三日間生き残れ』
全てのアプリが消え去り、代わりに表示された見覚えのないアプリに表示される謎の文章。
右手の甲に現れた、剣の形をした刺青。
太陽を覆い隠す様に天に鎮座する、謎の黒い球体。
全てが全て理解の追いつかないまま、やがて異形の生物たちはタイミングを図っていたかのように駅構内へと侵入する。
東京はこの日を境に、絶望的な変容を遂げた。
それは魔が闊歩し、生者が追い詰められる世界。
出来の悪いロールプレイングゲームの様なシステム。
明らかに理不尽を押し付けてくる高難易度のイベント。
拡大し、縮小し、樹海化や砂漠化、果ては凍土や焦熱地獄へと成り代わる23区。
生き残った人々は最初に与えられた『剣』を戦う事で進化させ、マジックアイテムを駆使し、レベルを上げて肉体を強化し、生き残る事を強いられる。
誰一人として理解の及ばない土地と化した東京で、ただ一人。
大河だけが奇妙な既視感を抱いていた。
モンスターのその姿や習性。
特徴的で纏まりのない、出来の悪いゲームシステム。
イベントギミックや設定に垣間見える、懐かしさ。
それは、自殺した親友が長年妄想していた理想のゲーム。
『東京ナイトメア』の世界と全く一緒だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 00:00:00
236318文字
会話率:33%
とある滝にて終焉を迎えた最恐の犯罪者。『ジェームズ=モリアーティー』
彼は気付くと、記憶喪失で異世界の美人令嬢の憑依霊として転移?していた。
しかし、憑依した令嬢は寄宿舎でいじめられ、今にも自殺をしようとしていた。
彼は彼女の自殺を
止めて思わず口にする。「君の問題を解決してあげよう。」と。
記憶は無いが、頭脳は変らない。彼は、その明晰な頭脳を鹿撃ち帽の探偵無き世界でたった一人の女の子の為に存分に振るう。
虐められたら心を粉砕する。やられたら惨たらしくやり返す。
教師も生徒も貴族の親も関係ない。
持っているのは『冴えわたる頭脳』たったそれだけ。
しかし、彼の前では全てが計算可能な変数となり、世界は彼の思うままに動き出す。
いじめられていた令嬢は死に、血も涙も無い悪役令嬢モリアーティーに生まれ変わる。
肉体は無い、記憶は無い、未知なる異世界で彼(彼女)は完全犯罪方程式を組み立てる。
さぁ、見せてあげよう。明晰なる頭脳が魅せる完全犯罪の如き報復を。
※一話平均1000~2000文字です。
※この作品は『カクヨム』『NOVEL DAYS』『小説家になろう』『エブリスタ』の4サイトに投稿しています。
※略称は『黒モリ白書』です。
※2020/02/07某なろうラジオで紹介されました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 23:18:42
1600208文字
会話率:23%
とある滝にて終焉を迎えた最恐の犯罪者。『ジェームズモリアーティー』
彼は気付くと、記憶喪失で異世界の美人令嬢の憑依霊として転移?していた。
しかし、憑依した令嬢は寄宿舎でいじめられ、今にも自殺をしようとしていた。
彼は彼女の自殺を止め
て思わず口にする。「君の問題を解決してあげよう。」と。
記憶は無いが、頭脳は変らない。彼は、その明晰な頭脳を鹿撃ち帽の探偵無き世界でたった一人の女の子の為に存分に振るう。
虐められたら心を粉砕する。やられたら惨たらしくやり返す。
教師も生徒も貴族の親も関係ない。
持っているのは『冴えわたる頭脳』と『犬、令嬢の二者に憑依する能力』。たったそれだけ。
しかし、彼の前では全てが計算可能な変数となり、世界は彼の思うままに動き出す。
いじめられていた令嬢は死に、血も涙も無い悪役令嬢モリアーティーに生まれ変わる。
肉体は無い、記憶は無い、未知なる異世界で彼(彼女)は完全犯罪方程式を組み立てる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 15:00:00
999文字
会話率:34%
やっとの思いで平穏な学生生活を送っていたひずるは、学校の帰り道、期待を裏切るかの如くトラックに轢かれて死んでしまった。その先にあったのは死界。ひずるは死ぬ事すらも許されないのだと憤慨をあらわにするしかない。そんな時、ひずるを追うように友人が
死界に現れ、突如現れた神を名乗る者の横暴で友人が新たな神になってしまう。それは永遠の孤独を意味する事同然だった。故に友人はひずるに殺してくれと願い、ひずるは苦渋の末に神の殺害を決断する。そしてひずるは神を殺すに足る肉体と力を得る為、異世界転移を果した。これは神になってしまった友人を救う物語、いつも過酷な運命を強いられる少年が、たった一人の友人を救う為に奔走する、そんな物語だ。
ガチで書籍化を目指しています! 感想などをくれたら嬉しいです。
※血や死体が出たりします……
※現在は一度書いた話を全て再編集して投稿しているので、投稿頻度は結構高いはずです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 22:40:48
612471文字
会話率:43%
時は現代、人を唆し、悪事を引き起こす悪魔が未だ蔓延る世界。情報の複雑化により引き起こされる様々な欲望に悪魔は力をつけた。そんな悪魔と対峙するは【祈祷師】
その者達は祈りを捧げる事によって神聖の力を得て悪魔を祓う。現代においては様々なネット
ワーク技術を駆使して日々悪魔を追う。
彼等の争いは時代が経つにつれて激しくなり、またその被害も大きくなっていた。しかし、いつも終わる気配はなく永遠の拮抗状態だった。
そんな時、あるイレギュラーが現れる。
突如出現したその人間は悪魔、だけでなく祈祷師をも殺していく。通称【神秘狩り】その正体はたった一人の一般的な男性だった。
名はガイハイという。
彼の目的は"祈祷師、悪魔、その他諸々の神秘と神聖を消す"ことである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 22:32:23
8893文字
会話率:39%
「旧世界」と呼ばれる高度な文明が栄えた時代が滅びた後、世界には魔法が当たり前に存在していた。
そんな中で魔力をまったく持たずに生まれてきたニナは、わずかな劣等感に苛まれながらも、自分の存在意義を探して前向きに生きようと模索していた。夢を
叶える目前まで来ていたニナだったが、ある時、両親の死後失踪した兄の子だというリュカと出会う。家族を失ってどうしようもない孤独を感じていたニナは、突然現れたたった一人の肉親を切り捨てることができず、恩師の反対を押し切ってリュカを自らの子として育てることを決心する。
しかし、孤独な中でもそれなりに順風満帆だったニナの人生の歯車は、そこから少しずつ大きな運命の流れによって狂い始めていった。
どん底の状態で彷徨ったブランモワ伯領で、伯爵令嬢であるエレーヌに助けられたニナとリュカ。伯爵邸でしばらく穏やかに過ごしていたある日、ニナは異国の青年キアンと出会う。
圧倒的な魔力量に恵まれた彼はその才能を生かし、権威ある立場についていたが、国事犯というレッテルを貼られて祖国を追われてしまっていた。
人との関わりに苦悩を抱えるキアンにリュカの姿をつい重ねてしまい、ニナは何かとキアンのことを気にかけるようになる。そしてキアンの方も、ニナが自分のことを理解し受け入れてくれることに安らぎを覚え、信頼するようになる。
人の機微を正しく読み取り、相手の心情を察する能力を持つ魔力なしのニナと、第一魔術兵大隊隊長として偉大な功績を残すほどの実力を持つ空気の読めないキアン。そんな正反対の二人が、仲間や家族と共にさまざまな困難を乗り越え、少しずつ絆を深めていくスチームパンキッシュな冒険譚とかいろいろ説明してるけど大まかなとこ以外の流れは驚くほど未定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 22:20:00
86170文字
会話率:58%
この世界の絶対的な権力者であり支配者である『七賢聖』。
強い者が弱い者を嬲る弱肉強食の時代が続く中、一つの伝説だけが何百年もの間、脈々と受け継がれて来た。
『“青き鳥”に認められし者……恩寵と厄災の力を持ち、純白の翼をその背に宿す七人の者
達が、この世界を滅ぼすであろう』
伝説の七人を人々は“七翼の恩災”と呼んだーー。
この世のモノとは思えない程美しい紺碧の瞳を持つ美少女マイハは、相棒兼ペットであるラキと共に“七翼の恩災”探しの旅を続けていた。
唯我独尊、傍若無人、とんでもない女王様気質の上、性格の悪さは他の追随を許さない。
そんなマイハの目的は唯一つ。
“七翼の恩災”の力で、この世界を滅ぼすことである。
気に食わない奴はぶっ潰し、一度決めたことは死んでも果たす。
これはたった一人の少女の夢を追う物語であるーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 20:13:19
28904文字
会話率:39%
最強とは『理不尽』な程の強さ。
誰もが敵わない究極の存在。
そしてその称号は頂点に立つたった一人の人物へと与えられる。
求めた所で手に入るものでも無ければ、目指した所でその先にあるのは挫折である。
そしてその最たる例が『英雄』と呼ば
れる存在であり、彼らこそが『理不尽』の塊そのものである。
幾数年の努力を皆無にし、ただただ神に愛され、神に選ばれただけで絶大な才能を与えられた存在。
そんな存在を糞程に嫌い、『英雄』の存在で誰もが諦めた『最強』を只管に目指す男が居た。
この物語は、理不尽な力を振りかざし、この世の頂点と呼ばれる『14人』の『Xランカー』が織りなす、至高と言う名の物語。
『等では無い』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 19:00:00
1173258文字
会話率:19%
前世の記憶が多少ある孤児が回り回って公爵令嬢の身代わりに⁈命の危険を伴って放り込まれたのは、癖の強すぎる生徒や教師に囲まれて送るはドタバタ学園生活!問題だらけの学園生活、少年少女は幸せになれるのか。
これは、たった一人の少女のための物語
。星になった君と手を繋ぐための物語。
初めまして、もしくはお久しぶりです。今回は前回の全然終わらなそうな物語を反省してある程度書いてからの投稿になります。三日に一回のペースを目指しています。それだと大体三、四ヶ月分はストックがあるのでストックが無くなるまで死ぬ気で頑張ります。
さて、今回はとある賞(これ名前出していいのかな?分からないな……)に応募し、ここがダメあれがダメとボロボロ言われた作品を、「続きが読みたい」といういくつかの声を励みにリメイクしての投稿です。題名は変えていないので、もしもその「続きが読みたい」とおっしゃった方のところにこの作品が届けばと言う気持ちで送ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 12:18:54
275118文字
会話率:45%
貴族令嬢でありながら「秘匿すべき化け物」として、存在しない者のように扱われていたアリア。とうとう厄介払いとして生家を追われることになった。
ある日突然、辺境で暮らす祖父のところへ介護要員として行くよう(そして二度と戻ってくるなと)実父と義母
から命じられたのだ。
だが、義母の本性と異母妹の悪巧みを知っているアリアは、邪魔者として昔から執拗に命を狙われていた。おとぎ話の主人公のように、食事に毒を盛られたことも、一度や二度ではない。
義母はアリアの実母のドレスやアクセサリーなどの遺品を奪い、異母妹はアリアの居場所を奪った。思い出のある家屋敷からも追放された。
行き場所はもう、辺境伯である祖父のところしかない。
アリアはたった一人の従者を連れて辺境へと旅立ったのだが……。
徐々に明らかになる「秘匿すべき化け物」の真実。
辺境での新たな出会い。
エスカレートする義母たちの嫌がらせ。
果たしてアリアは生き残れるのか――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 10:15:33
406973文字
会話率:25%
15歳の中学三年生、浦城 梨乃(うらき りの)。
他人と上手く付き合えずぼっち街道を突き進む彼女の癒しはたった一人の親友と大好きな魔法少女アニメであった。
そんなある日出会った不思議な妖精クリッター、まさにアニメの世界から出てきたような彼
に請われるまま協力を約束するのだが、夢の魔法少女ではなく、魔法少女の敵対者、世界征服を企む悪の組織『暗黒結社アントリューズ』の女幹部『暗黒魔女マギーオプファー』にされてしまった。
マギーオプファーの使命はアントリューズの邪魔をする宿敵『魔法少女マジカルブリス』の抹殺だ。
悪いことも物騒なこともしたくない梨乃だが、クリッターとの契約で逆らえば激しい苦痛の末に死んでしまう。
いやいやながら『悪事』を行う梨乃だったが、様々なストレスを抱えていたこともあり、それを解き放つ行為に対する喜びを感じてしまうのも事実だった。
それに、自分がなりたかった魔法少女の夢を実現しているマジカルブリスの事が正直羨ましいし妬ましい。
様々な思いを抱えながらも、梨乃はマギーオプファーとしてマジカルブリスと激しい戦いを繰り広げていくことになるのだった……。
※本作は『カクヨム』にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:00:00
131728文字
会話率:39%
ー充実した人生を送ってください。私が創造した剣と魔法の世界でー
たった一人の肉親だった妹の葬儀を終えた帰り道、不慮の事故で命を落とした世良登希雄は異世界の創造神に召喚される。弟子である第一女神の願いを叶えるために。
人類未開の地、
魔獣の大森林最奥地で異世界の常識や習慣、魔法やスキル、身の守り方や戦い方を学んだトキオ セラは、女神から遣わされた御供のコタローと街へ向かう。
目的は一つ。充実した人生を送ること。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 16:00:00
522414文字
会話率:63%
全ての人間が蝕業(しょくごう)を持って生まれ、進値(レベル)、魔法(まほう)、意能(スキル)が当たり前に存在する世界。
世界には狂暴な魔物が蔓延り、限界を超えて進値を上げた人間の成れの果て――人外によって、栄華を極めた古代王国は滅び去
った。
――そして今、人類の黄昏の時代。
自分が何者か記憶を無くした少年ヨアは、はぐれ者が流れ着く街で貧しくも幸せに暮らしていたが、一夜にして、大切なものを全て奪われた。
復讐を誓うヨアは、流浪の果てに契約を交わす。
その運命の過酷さも知らぬまま、たった一人の仇を討つために。
〝殺し、死に、蘇り、殺せ――王たちの人外を〟
これは間違いなく、世界を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 20:29:01
236331文字
会話率:35%
いわれない罪で塔に幽閉された王女のエレナは、たった一人の召使いクラウスと二人で暮らしていた。エレナは初め、彼のことが苦手に感じて冷たく当たっていたが、何があっても実直に仕えるクラウスの姿勢に、彼女の気持ちも少しずつ変わっていく。
(全6話前
後の予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 13:08:33
15665文字
会話率:24%
キャロリーヌ‐メルフィルは、ローラシア皇国で、調理官というキャリアを目指す十六歳の少女。おそろしい不治の病、竜魔痴で寝た切り状態の父、グリルと二人で、ひっそりと暮らしている。
公爵家なのに辺境の地へと追いやられ、もう三年が過ぎ去った。す
っかり廃れたメルフィル家だけれど、皇国一裕福なスプーンフィード伯爵家から、お婿さまを迎えることで、お家再興の希望がまだ残っていた。
でも、運の悪いことに、皇国を揺るがす造反事変が起きてしまう。それが発端となり、キャロリーヌの婚約話は理不尽にも反故とされる。さらに、キャロリーヌのたった一人の肉親だったグリルが、とうとう息を引き取ってしまう。
この数日後、不幸のどん底にいるキャロリーヌの前に、オイルレーズンと名乗る、老いた魔女族が現れる。栄養管理官という新しい官職に就くことを勧められた。その職の目的は、竜族を皇国内に囲い込むことだと聞かされる。それは今、最も大切な国策の一つということ。
一人ぼっちのキャロリーヌは、つらさと寂しさに負けそうになり、自分も早く死んでしまいたい、とすら思っていた。
それでも、オイルレーズンからの勧めを考え直し、父や先に他界した母と弟の分まで生きようと決意する。夜が明けるのを待ち、白馬ファルキリーを駆り、宮廷のあるお城へと向かうことにするのだった。
この決断は、険しいイバラの進路となる。キャロリーヌは、これから先、宮廷内に渦巻く陰謀と圧力、そして新たな婚約話に関わる、とても醜い争いに悩まされるのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 21:28:29
682936文字
会話率:60%
「選択ぼっち」と称して孤独に学生生活を送る高校二年生の青年「大和誠司」。彼には学校内では人気のリア充だが、誠司の前でだけ陰気なゲームオタクの幼馴染「水沢風香」がいる。たった一人の親友と遊ぶ毎日に安らぎと平穏を感じていた誠司はある日、一年生の
新人演劇部員の「本部日向」と出会う。ひょんなことから彼女の演技指導をすることになった彼に、演劇部の部長が目をつけしつこく勧誘をしてくるように……
誠司の周りに現れる「演者」たちが繰り広げる青春と葛藤の群青劇。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-12 18:00:00
12320文字
会話率:41%
とある理由で祖母に嫌われるメアリー。
祖母によってライト家の別邸へと追いやられたメアリーに仕えるたった一人の執事がいた。
執事はメアリーを愛し、守ってきた。
お嬢様知っていますか?
満月に誓いを立てると願いが叶うという言い伝えを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 09:32:08
4640文字
会話率:72%
前の世界がなくなって星とよばれる新しい世界に降り立った7人。
たった一人の星の原住民とともに1000年後の未来のために、前の世界と魔法のつかい方について残す。
最終更新:2024-09-09 00:30:00
26304文字
会話率:11%
「私はあなたの想像もつかないほど数多の命を見届けてきたし、きっとこれからも無数の命と出会い続ける。どうせなら一つでも多くの命が幸せに終わるのを見守りたいと思う気持ちは普通でしょう?」
セレスティア皇国の最北端に位置する街・リベルタスは、
特に目立った文化や産業はないが、戦いの戦死者が数多く眠りにつく霊園を有している。街そのものより少し小さいだけの広大な敷地は、代々たった一人の墓守によって管理されてきた。彼女の名前はミタマ。魂を持たず、死ぬことも老いることもない『アンデッド』である彼女は、墓守として魂の残滓を狙う墓荒らしから霊園を何百年もの間守り続けてきた。人ならざる不死者でありながらも彼女は人を愛し、守るべき存在として信じて疑わなかった。
ただそれもつい最近までの話だったのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 18:00:00
9453文字
会話率:66%