ただ苦しい 小説家になろう　作者検索

私の友達に男性特攻とも言える子がいる。 おっとりした顔立ちと性格に、零れ落ちそうな胸。 誰も彼もが彼女を好きになった。 私が恋した人までも、彼女の虜になった。 でも、良い子なんだよね。嫉妬さえ凌駕する程、いい子なんだよね。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。 注意事項2 苦しいよぉ……(´；ω；｀) と思いながら描きました。折りたたむ>>続きをよむ

　ただ苦しいだけだった。

学生時代、よくこう思うことがあった。 もし、世界のすべてが思い通りにできたら。 もし、自分が世界のすべての人から認知されなかったら。 こんなことを願ったところで世界は何も変わらない、願ってもかなわないことは誰しもが理解している。 だが、それでもなお、人はその願いにすがって生きていくのだろう。ただ苦しいだけの人生を、ただひた むきに、苦しみながら。そう思っていた。少女と出会うまでは。 一つのきっかけで人生は大きく変わる。 空を見るたび、彼女のことを考える。 自分の世界を変えてくれた空ばかり見ていた少女を 折りたたむ>>続きをよむ

零れ落ちそうになる言葉を、必死に抑えていた日々が、どれほど幸せだったのか。きっと私にも、それに気づく日が来るのだろう。今はただ苦しいだけでも、その日々美しさを懐かしむ日が来るのだろう。 きっとこれは、いつか私の後悔になる、ひとつの記録だ。

僕の恋愛には、障害物ばかりだ。 ただ苦しいだけ。 それでも「悪くない」と思える日は、来るのかな