今年の四月に高校生となった男子、大城晴弥には保育園からの同級生でもある幼馴染の女子三人がいた。
宮武采月、若旅来夢、忍谷咲実のそれぞれがまるで夏休み、冬休み、春休みの宿題気分のような関係になりつつある中で、いつかはそんな彼女達と離れ、自分だ
けの彼女を持ち、日々を過ごして行くんだろうなと思っていた晴弥はある日突然、小学校からの親友である同じクラスの男子、氏家一颯の彼女に最近なったばかりだという三鬼理津乃に初めてのデート前の練習に付き合ってほしいと頼まれる。狼狽える晴弥を途中からこっそり物陰に隠れて見聞きしていた三人の幼馴染女子高生達は勘違いから晴弥に彼女が出来た万歳と喜び、その初デートの練習の練習をしてあげようと企画して行ってしまう。
そんな幼馴染女子高生三人に振り回されながらも晴弥はどんどんと青春できる時間が経って行くのに焦り始め、自分の彼女を本当に持ち、有意義に残りの青春時間を過ごそうではないかと考える。それをまた偶然にも知ってしまった幼馴染女子高生三人はそれぞれに心配し、世話を焼きたくなるほど放っておけない関係で何かとちょっかいを出し、晴弥の彼女探しを応援していたが、ある時本当にそんな晴弥のことを心から好きだと言う女の子が現れた時、自分達は本当に素直に応援できるのかということになり、晴弥を囲んで話し合いが行われることになる。それはとても大事な事で、いつも無関心な幼馴染女子高生三人の本音を聞ける良い機会だと思いきや、その幼馴染女子高生三人はやはりいつもの如く、晴弥をぞんざいに扱い、仕舞いには何かあった時の為にフリーな大城晴弥が必要なの! と言われてしまい、やはりこの日常はまだまだ続くのかと残念な思いにいっぱいになりつつも、この充実したような日常もまだ悪くないと感じる晴弥だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 00:16:58
12254文字
会話率:54%
「団子で救え!怪人の魔の手から愛する町を守る異色の職人ヒーロー!」
平和な町で団子屋を営むタロウの元に不可解な異変が起こる。ある時、町が主催する怪しげなマネーリテラシーについてのセミナーが開催されると、それに参加した人々が次々におかしな行動
を取るようになる。それは人間を巧みに操る力を持った怪人による恐るべき計画だった。
タロウは自らの団子に秘められた力を解放し、最愛のキクさんと町の人たちを救うために立ち上がる!異能バトルに現代風刺を取り込んだ新感覚のコメディーなヒーローストーリーが今、幕を開ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 21:00:00
21615文字
会話率:24%
魔力を持ち操る者を魔女・魔術師と魔力を持たぬ人間は畏怖を込めてそう呼んだ。
魔術協会とユリウス国。彼らが住まうところは違えど、同じ言語を扱い順調に交流が行われてきた。
だが、どうしても深く関わり合う上で些細なことで諍いは発生してしまう。どち
らに非があろうとも1vs1なら勝つのは決まって魔女、魔術師側。謝罪し和解までいくものの人々も腹の中ではよくは思っていなかった。
長と国王は永久問題として頭を悩ました。このままではいずれ対立を招いてしまうと策を模索している時、事件はついに起きてしまった。
報復の意を込めて、あるいは無関係に、ある時人の操る荷馬車は長の一人娘。魔女の娘を轢き殺してしまった。
後に対面することになった我が子の変わり果てた姿、亡骸を前に長ら両親は崩れ落ち、あまりの悲惨さから参列者らは復讐を誓った。
彼らに同調する者も多くおりあわや戦争にまで発展しかけた時、当時のユリウス国の王が謝罪し当事者を秘密裏に魔術協会に差し出した。
長らは、彼を前にして瞳を揺らし、然れど生きよと述べた。
この者を殺せば心は幾分晴れるだろう。だが、我々二間の関係に埋めようのない亀裂が生じることになる。..娘は..あの娘は...ユリウスのこと...大好きと言っていたんだ...。だから...せめて...。帰ってくれ。二度と俺らの前に姿を現すな...。
国王...協会の内部が落ち着くまでしばらく関係を絶つことを許して貰いたい。
絶縁状態の関係のまま王ら長らの寿命が尽き、代代わりしても関係性は変わることはなかった。
だが、白の魔女、ホワイトリリー。絶大な魔力を持ちし者の出現により事態は好転。彼女は人々のために力を振るい魔女の価値を示し続けた。
その甲斐あって徐々に二間の蟠りがほどけていく。
しかし、同時に、国王は危惧した。
白の魔女が味方のうちは頼もしい。
だが、もし、もしも、その力を我々人間に向けることがあったなら...。
そんな折、魔術教会の長と名乗る者から信じられない提案を受けた。
白の魔女を消すため我自ら力を貸そうではないか。
成功した暁には、我々魔女、魔術師と、人間、昔にあったような関係性を取り戻したいと思っておる。我らの代で、また歩みを共にしようではないか。
差し伸べられた小さな手を目にし、迷うことはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 16:00:00
45570文字
会話率:28%
エリンは一人、貸し切ったレストランで彼が来るのを待っていた。
そう、アヴァス侯爵家に手紙を送った彼…エリンの最愛二人を狙う、第二王子の存在を。
「今日はお互い腹を割って話そうではないか」
「わたくしも殿下と同じ気持ちでございます――――ええ
、腹をかち割ってお話致しましょう」
「アイリーンの姉だけあって言葉選びが物騒だな」
どういう意味です?
「わたくしが育てた最強に可愛い妹と婚約者ですがなにか」の一年後のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 17:25:16
11476文字
会話率:32%
私は『チンカス』と呼ばれている。
今からする話は単純だ。
私が『チンカス』と呼ばれている理由を話そうではないか。
最終更新:2024-03-12 22:06:48
5052文字
会話率:72%
かつて希代の暴君と呼ばれた伝説の王がいた。戦いの末壮絶な最後を遂げた彼は長年の念願叶い、ついに現世に転生を果たす事となる。
甦った彼は強大過ぎる力で再び世界を暴れまわらんと目論む。しかし暴君の夢は、目の前に広がる平和な現実によって儚くも打ち
砕かれたのであった。
広い世界の片隅、辺境の小さな町でただの平民として生まれ変わった彼は、訳もわからず絶世の妻と暮らしていた。
待ち焦がれたはずの転生先は、まさかの[弱くてスタート]なコンティニューライフ……
……しかし、現世の世界で彼は新たな大義を手に入れる事になるのである。
「最愛の妻を守る為ならば、この身尽き果てるまで全力を尽くそうではないか」
かくして希代の暴君は世界一の夫になる決意をした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 17:02:12
87617文字
会話率:46%
通勤途中に、ただすれ違うだけの人。赤の他人で自分にはなんの関係もない人。
自分の認識している関係性だけで私達は生きているのか。そうではないかもしれないし、そうかもしれない。
アルファポリスでも投稿しています。
最終更新:2023-08-29 12:26:58
32479文字
会話率:0%
ここは、星の光を聖なるものと崇め、星とともに生きる世界。
海と造船の町、ダクティロスに、スピカという少女は暮らしている。
彼女は星の光を受け付けない体質――原因不明の、特異体質であった。
自分のルーツを解き明かせば、体質改善のヒントにな
るのではないか。そう考え、友人のアヴィオールとともに冒険を始めるのだが……
﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
お越しいただき、ありがとうございます。
好き勝手書いてる王道ファンタジー(のつもり)です。
恋愛、家族愛、許しをテーマとしております。
最近、王道ファンタジーが少なくなりましたね。
転生や転移も面白いけど、古き良き王道ファンタジーも愛そうではないか!
の、ノリで書いております(*'▽'*)
イーハトーブを意識しております。一部、お借りしている表現もあります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 20:49:56
539318文字
会話率:41%
なろう読者作者諸君、はじめまして。ここでは、一応ナーロッパの神である私が、ナーロッパに関する愚痴……いや、愛を語っていこうと思う。諸君、ナーロッパにはどのようなイメージを持っているだろうか? さぞ偏見は多かろう。だが、私の世界もそれほど悪く
はないと思うのだ! 作者諸君は、私とともに自らの創作世界を愛そうではないか! 読者諸君は、先入観なしで楽しくなろう小説を読めるようになろうではないか!
無論、神とて間違えるものであるから、偏った考えもあるかもしれない。その点は、留意していただきたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 21:54:38
5296文字
会話率:9%
いわゆる一種の異世界召喚。
王手高校の一年A組の生徒三十名は、全員チェスメイト王国に召喚されてしまった。
全員にそれぞれチート能力が与えられる中、主人公の都(みやこ)理(ことわり)は、敵味方を問わずステータスを見るだけという地味なチート能
力だった。
『この魔王を討ち取ると? 知らぬとは恐ろしいものよな、』
その能力で、魔王の能力を見た都は確信した。
これは絶対に勝てないと!
『我は寛大である。この魔王に挑むとそこな若造はほざいたが……それは無知ゆえの蛮勇と笑って許そう。沈黙によって肯定した者たちよ、ただ一度の慈悲を示そうではないか』
「私、都理は! 魔王様に一生の忠義を誓います!」
自分以外のクラスメイトを全員殺せ、都理の生き残りをかけた異世界殺戮劇が今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 00:00:00
299372文字
会話率:31%
目を閉じれば風景が浮かぶ。
嘗てわたしが過ごしたあの家を中心に大写しとなる。
家はそこかしこが傷んでいたが、灼熱の太陽の耀きとジリジリと身を焦がす大地の熱気に負ける気配がまったくない。
朝宵の気温変化で板材がパキンと爆発するように鳴
る毎日だったが、もちろん何処も壊れないし、変わらない。
ただ歳月が僅かずつ傷みを与えるだけだ。
耐えるのではなく慣れているのだろう。
自然の一部に同化するように……。
文明人のために建てられた自らの来歴を否定するかのように……。
一部の高山域以外では雪の降らない国。
代わりに雨季、スコールがある。
すべてを破壊し、押し流す強烈な雨の群れだが、現地の人間には風景の一部らしい。
あのときのわたしがもし観光客であったなら、同じ想いを共有できたかもしれない。
が、わたしは母に売られるように、あの国に嫁がされる。
もうずいぶん昔の話だが、思いだせば肌がヒリつく。
母がわたしを厄介払いしたかったのはわかるとして、何故あの国を選んだのか……。
わたしにはそれが計り知れない。
それに何故、あの男だったのかも……。
かつて良家の令嬢だった母には不必要な知識が数多くあり、また家の地位と連動した付き合い相手が幾つもあって、その中の一つとして浮かび上がってきたのかもしれないと想像する。
が、そうではないかもしれないと否定する。
単なる偶然かもしれない。
あるいは別の意味で偶々だったのかもしれない。
が、母が下した選択の結果は明白だ。
それで、わたしがあの国に売られる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 08:04:54
27104文字
会話率:33%
28歳で営業職の山崎晴斗には、これといった趣味がなかった。そんなある日の昼休み、晴斗は上司の藤本さんにお昼に誘われる。そこで彼が自身の趣味の話をし、それから、「山崎、趣味はないのか?」と訊かれる。趣味がないことを話すと、「勿体ないな」と言わ
れ、何か新しい趣味でも始めたらと言われる。
その日の仕事終わりに、晴斗は本屋へ立ち寄る。趣味のコーナーの棚の前で立ち止まり、何か自分の趣味に出来るものはないかと探す。ふと、一冊の本に目が留まる。
『世界の美味しい料理』という本だ。
世界には様々な料理がある。その世界格好の料理を食べ歩くのは楽しそうではないか。それを趣味にしたらいいのではないか、と晴斗は思った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 13:13:26
52200文字
会話率:45%
タイトル通りです。
娯楽と芸出の違いについて自分が思ってることをつらつらと書いてみました。
最終更新:2022-05-27 20:48:53
989文字
会話率:0%
侯爵令嬢レオンティーヌ・アブローズは、王宮で様々な騒ぎを引き起こしたあげく、悪玉令嬢として断罪され、王命により断崖絶壁の神殿へ送られてしまうことになった。
しかし、その晩、王宮の地下牢で彼女は不思議な夢を見る。謎めいた異世界で、不思議な
衣装を身に纏った「姫様」と呼ばれる女性が、仲間とともに各地を旅し、悪人たちを懲らしめる夢だった。それは、彼女が前世で知った物語の記憶らしい。
目覚めた彼女に、新たな王命が下される。それは、この国の王位を狙う者を成敗するため、夢で見た物語の主人公と同じように、王の密偵として世直しの旅に出よというものだった! ――面白そうではないか、お引き受けいたしましょう!
なぜか令嬢らしからぬ様々な技能を身につけた主人公が、自分の人生の意味を知り、世直しに全力投球するお話でございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 18:31:15
536877文字
会話率:35%
何気ない家族の何気ない日常
でも、当の本人達はそうではないかも?
※登場人物
パパ ママ 長女 次女
最終更新:2021-07-06 02:49:55
1361文字
会話率:25%
いつも通りの、何気ない日常。それはいつの間にか、すでにいつも通りではなくなっているのかもしれない。それの訪れは知らない方が幸せかもしれないし、そうではないかもしれない。
過疎化が進む中、ほぼ無人駅と化した「いざなみ駅」。それが獲物を見つ
けて何かをいざない始めたら、もう諦めるしかないのかもしれない。この「いざなみ駅」のように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 23:45:11
4293文字
会話率:14%
この物語は、ひとつの魂が「人間」としてこの世に生まれ覚醒し、意識し自覚し自分という人間を理解し、いろんなものに翻弄されながらも生きていく物語である。
この女の人生は、在り来りかもしれないが、人によってはそうではないかもしれないし、そうかも
しれない。
いろんなものと出会い、学び、別れ、何を学び、最後に待っているのは「幸」か「不幸」か。
誰にも分からない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 04:21:18
1858文字
会話率:7%
雨の日には特別な出会いがある気がした。
それは誰にとってもそうではないかもしれないが、自分にとっては揺るがぬ事実であった。
美しいものの在り方は、美しさだけではないのかもしれないと、少しだけ考えた。
最終更新:2018-08-21 21:58:45
6596文字
会話率:42%
私は、白い世界に恐れを抱いていた。
それはいつからだっただろうか?
生まれてきてからずっとそうではないかと感じる。
なぜ、白い世界に恐れを感じるのか?
白い世界とは何もないということだ。
何もないということほど恐ろしいものはないと
思う。
なぜ、自分がそのような状態にあるのかもわからない。
ただ自然とそうなっていたのだ。
そもそも自分が今まで見てきた世界にすら疑問を感じるほどである。
白い世界とは一体何なんだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-29 04:08:11
351文字
会話率:0%
資源が枯渇し、人類の繁栄は終焉を迎えたと思われた。だが、人類はそこでは終わらなかった。
地球を捨て、この広大なる宇宙へと飛び出そうではないか。
その時代の人類は宇宙に希望を見いだした。果たして人類の宇宙進出は成功し、様々な星へと資源を
求めて航海を始めた。
だが、歴史には戦争がつきものだ。やはり宇宙大戦争は勃発し、泥沼化していった。
その戦争が一気に収束した原因はファンケルというヤムーライ星の人物である。彼は戦後にビッケル連盟という平和推進機構を創立し、連盟の長として世界を平和にしていった。
話は戻ってあらすじを軽く示そう。この物語は、ファンケルの隠居後一万年を軽く過ぎた時代の出来事を面白おかしく書いた短編小説である。以上だ。
設定については理解しなくても読めるので、軽く読み飛ばして下さい。面白いと感じて頂ければ、是非ともブックマーク、お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 12:00:00
2812文字
会話率:36%