19世紀ヴィクトリア朝ロンドン。
名門貴族スタンホープ伯爵家の嫡男エドガーは、幼少時から自分に仕える従者オリバーに深い信頼の情を寄せていた。
共に画家を志す二人だが、身分差から来るすれ違いが波紋を呼んで……。
執着尽くし攻め主人×平凡強気
受け従者 『驚異の部屋』の番外編ですがこれだけでも読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 20:32:38
3490文字
会話率:63%
ルシエル・プシューケー伯爵令嬢は殿下からの婚約破棄を潔く受け入れた。
全てはこの世界(貴族界)から逃げ出すために。
娼婦の母から生まれた非嫡出子として伯爵家に引き取られるものの、背中に鞭を打ち付けられる日々が苦痛だった。この痛みから解放
されるには、婚約破棄と身分返上が必要だ。
父親に何とか王に進言して側室になれと言われたけれど、もう耐えられません。
そう思うものの、なぜか最恐と名高いアフレイド・ケルベロス公爵様と婚約することに。
そしてあることに気づいていく。
公爵様はなぜか、私の前だけでよく髪が燃え上がる。
比喩などではなく、その赤金色の髪が魔力の暴走によって本当に炎になり、燃え上がるのだ。
「公爵様、髪が燃えています」
「笑わないでくれ。恐れられるのには慣れているが、笑われるのは…」
残酷な描写あり、は念のためです。基本ほのぼの日常系になる予定。
男のほうが少し受けで、女のほうが少し攻めなのが平気な人向け。
更新不定期折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-08 01:54:30
205548文字
会話率:37%
臣籍降下した皇族の身分は代々落ちてゆく。元王・源経基の子・満仲はそのままでは貴族になれる立場ではない。
二十歳を過ぎて職にも就けない満仲。母の実家からは他家の家臣となるよう勧められが、何としても貴族に上りたいと強く思っていた。
満仲は
母の実家を出て、父に従って父の赴任先である武蔵に付いて行く。介(すけ)として武蔵に赴任していた父が、或る夜、私邸に駆け込んで来て、武蔵権守(むさしのごんのかみ)・興世王(おきよおう)が平将門と謀って謀叛を起こし攻めて来ると告げる。報告の為と称して、都に逃げる。
都に戻り、朝廷に謀叛を訴え出るが、謀叛の事実は無く、後に、全て経基の思い込みと判明し、お上を謀ったとして経基は牢に入れられてしまう。
満仲は、父と付き合いの有った公家達を訪ねて、解き放ちに力を貸して欲しいと頼むが、力になってくれる者は居なかった。
ところがその後、将門が実際に謀叛に走った為、経基は解き放たれたばかりでなく、称されて貴族に列する。満仲の願いを冷たくあしらった公家達が白々しく祝に訪れる。
父が貴族の端くれになったくらいでは、子の満仲が貴族になる事は出来ない。満仲は汚れ仕事をし、財を稼ぎ、郎等(ろうとう)を増やして、都随一の(つわもの)へと成長して行く。
そんな満仲に二十六歳の若さで参議と成っている一世源氏の源高明(みなもとのたかあきら)から、「同じ源氏として力を貸して欲しい」と声を掛けられる。
将来、更に高位に上るであろう高明の側近に成れるかも知れないと考え、満仲は高明の為に働く決心をする。だが、稼がなければならない為従者には成れず、高明派の兵(つわもの)として働くが、一方で摂関家の公家達の舘にも泥梨していた。
或る時、藤原秀郷の嫡男・藤原の千晴が大勢の郎等を引き連れて上洛し、高明の従者となった。
満仲とは立場が違い、下野藤原氏(しもつけふじわらし)の援助の許、無償奉仕を続ける千晴に、高明の寵愛は移って行く。
自分は使い捨てにされると感じた満仲は、藤原摂関家と高明を両睨みし、摂関家の結束に走り回る。そして、遂に高明を裏切る決心をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 13:18:50
50313文字
会話率:40%
ぽるたんがもし攻めてきたらどうする?
キーワード:
最終更新:2022-03-22 12:07:26
1347文字
会話率:0%
宮古島市全域が異世界に転移した。
島に押し寄せる謎アンノウンは、砲弾の放物運動を統べるST℮M教育リケジョの園ミカ校専科の先輩方がレールガンで撃退する。わたし達若手の使命は兵站確保と地域貢献!6万人の市民の皆さん方の島の異世界ライフの大
きな課題は、生活必需品の確保と、先の不安の軽減なの。
落ちこぼれ一年生の私は、異世界市民生活の明るい話題と島内外の現況とを提供することを目指す地域広報誌『ジミカ』の編集見習い兼お茶くみの別命を受けた。リケジョの園に勘違い入学し気まずい日々を送っていたから、救いの手。
ひな祭りの日の編集室。私は、編集長から欠乏し始めている生活必需品のひとつ女性用下着の品質担保を目指す新たな別命を打診される。尊敬する編集長からのお話……しかし、それは女子の身体を張った謎の別命。
「?!」な私の対面に、大物2人が編集室に座られた。
左に、陸上自衛隊宮古島駐屯地司令、兼、第五地対艦ミサイル連隊長、兼、ミカ校校長代理であらせられる、嘉納一佐。右に、ミカ校レールガン部隊の立ち上げのため米国国防総省より派遣中の、アクーラ級爆乳守護天使こと嘉数・コルニーロフ・ミーシャ指導官。
嘉納一佐は和希先輩の異能による下着透過の危機を実直に話してくださり、事を理解した私は、ナノマシンを吸収する人道的な別命に服した。
そして、下着透過能力を阻止するための半月の合宿(恥ずかし攻め)を経て、危機は去った。その間に和希先輩はナノマシンと共に私に住み着いた夢魔の存在にも気づいてしまっていたようだけれども。しかし、課題を克服した私は、ナノマシン干渉の結果、和希先輩の一言一句を逃さず聞こえてしまう異能を得てしまったのだった。
何? どこぞで、先輩、「もう私の裸しか見られない」とかトンデモを言ってるんですが……
そんな私の次の別命は、巫女姫就任。理系脳不要な別命なら受けますわと安うけ合いした時は、ナノマシンと私が時空を越えた異世界探訪に旅立つことになるとは、その時は、当然ながら想像できなかった。
この異世界を離れる時、和希先輩の言葉が聞こえる。ぁ、先輩、ほんとに私のことを思ってくれていたのね……もっと前に聞いておきたかったな。
《大丈夫、二人のほんとの仲はここからスタート♪》
※「カクヨム」にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 10:00:47
34606文字
会話率:27%
宇出津のアナログゲーム、ごいたの遊び方と基本的な戦い方を載せていきます。
最終更新:2020-04-17 21:57:41
12466文字
会話率:0%
あまりにも突飛で荒唐無稽すぎる武勇伝と逸話から、未だに実在が疑問視される伝説の英雄、「与え姫」。その寵愛を得た少年たちの成り上がり物語―――『与え姫奇譚』を執筆する、元・国家魔術騎士養成学校『従騎士』の経歴をもつ作家、アルフレッド。
ある「致命的な理由」により、目標としていた国家魔術騎士への道を断念し、日雇い警護の仕事をしながら、売れない作家生活を送り燻っていた彼だったが、収穫祭の夜、「魔術師」とおぼしき、負傷した少女を保護する。
しかし彼女の姿、常軌を逸した魔術の能力。どことなく既視感がある……。
そう。それはまさしく、アルフレッドが現在執筆中の作品『与え姫奇譚』の主人公の一人―――伝説の英雄「与え姫」の姿そのものだったのだ―――!!
まるで、自身の作品の中から抜け出してきたかのような謎の美女、エルフィオーネと出会ったその日を境に、売れない作家だったアルフレッドの周りには、様々な変化が起こっていく。
厳正な統治により平穏が保たれていたはずの領地を震撼させる事件の数々。
治安の乱れに便乗し悪事を働くならず者たち。
後継者問題で真っ二つに割れる王宮。
中央の混乱を察知し攻め入らんとする蛮族達。
傾国の一途をたどる王国に見切りをつけようとする同盟国―――。
そして、一体如何なる運命のいたずらか。しがないギルドメンでしかないアルフレッドは、本来なら関わるべくもない国家の動乱に、否応なく巻き込まれていくことになってしまい―――。
それとなく昔懐かしい、剣と魔法……じゃなくて剣と魔術のハイ・ファンタジー。魔法が消滅し、その代替の技術として、科学と共に魔術が発達した世界。
伝説の英雄を書いてたら、まさかご本人がアシスタントとして、横で俺の作品の駄目出しをしてくれている……? そんな馬鹿な話が……! いやしかし……。そんなお話になったりならなかったり。
※カクヨム様にも同じのを公開してます。なろうバージョンは、自作の挿絵も公開してます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-18 15:17:30
469795文字
会話率:43%
このアスガルドという大地を魔王が支配して700年ー。幾度となく攻め込んできた勇者達を返り討ちにし、人々は魔王の存在を忘れ勇者はいなくなりついには隔離された城に籠る魔王の姿すら知っている者はもういなくなった。
強き者を待ち続けるも一向に来
ない退屈な日々を過ごしてはや150年。
魔王は決意する。
「俺は旅に出る…この世界を見て回ることに決めた。あとのことは任せたぞ!」
魔王は羽衣をたなびかせ玉座を離れる。
「お待ちください王よ!!
貴方様が居ない城をもし攻め込まれでもしたら誰が防ぐのですか?」
「俺が見るまでもないではないか。
この150年。勇者は俺の前に現れない、
それどころか50層ある階層の10層すら突破できない弱小者しかおらぬ。
退屈でならんのだ」
「ですが……」
「なにかあればすぐに戻る。
心配するな、もういく。
あとのことは任せたぞ」
そう言い残し魔王は城に配下を残し、城を後にする。
「まずは村に行ってみるか」
旅で色々な出会いや苦難が待つ。
今、最強の魔王の気まぐれな旅が始まるー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-14 07:00:00
433文字
会話率:32%