ワインを顔面にぶち撒けられて思い出したのは、前世――――。
『悪役ド嬢』、断罪されようとも、島流しにあおうとも、泥臭く生き抜いてやります。それが悪役ド嬢としての矜持であり、生態ですからね!
*** ∈(・Θ・)∋ ***
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 08:09:27
3893文字
会話率:37%
ボクは王子様! 次の国王様だぞ! すごいんだぞ!
しかも、うちの国は今、絶賛発展中! ボクがつぐころにはすんごい国になってるはず!
後世、ボクの名前が栄光に包まれるのはまちがいなし。
中興の名君、オットー3世とかってね!
なのに、婚約者の
女は、いつも冷たい目でボクを見るんだ。
地味で華やぎってものがない上に、おっぱいだって小さくて、いいとこがないくせに!
いつのまにか分厚いメガネまでかけるようになって、まったく見栄えが悪すぎる!
ボクは、つまらなん婚約者を華麗に婚約破棄して、
真実の愛のお相手である可憐でけなげなテレーズと婚約するんだ!
かっこよく婚約破棄するために、鏡の前で何度もキメポーズの練習だってしたのさ!
やってやるぜ!
……の、はずだったのに、次々とダメ出しされて、ボクは大ピンチ!
テレーズは娼館に放り込まれ、ボクは北の鉱山で事故死ってことになるらしいんだ!
どうしてこんなことに!?
ボクは真実の愛をつらぬこうとしただけだったのに……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 16:00:00
27594文字
会話率:34%