多くの種族が住まう世界「クリエイタ」
およそ五百年前。
地上に恐怖の大魔王が降りて来て、これまで均衡を保っていた人類のパワーバランスを完全に崩壊させた。
その様子を憂いた神々は異世界から一人の勇者を召喚し、特別な力とそれを扱う術(すべ)を
与えた。
その勇者の力は強大で、一代で大魔王率いる魔族達を押し返すと、新たに四人の勇者を召喚し、自らは天界へと昇った。
そして残された勇者達は、散り散りとなったそれぞれの地で、それぞれの国を建国した。
その一つが、聖王国「コンツァート」であり、これがこの国の建国譚である。
時は下って建国五百年が間近に迫る頃。
転生者やその子孫の尽力もあり、魔族は四人の魔王とその配下を残して崩壊の一途を辿っていたかに思えた。
しかしこの四人の魔王の力は他の魔王の比ではなく、魔族側は反攻の兆しを呈していた。
その最中(さなか)、一人の男がこの異世界に降り立った。
この男は単身で一体の魔王を打ち倒すとたちまち勇者となり、他の勇者と協力して更にもう一体の魔王を葬ってしまう。
そしてあろう事か、不落と言われた魔族の砦までを陥落させたのだ。
男の名前は「ヤマト」
物語はそれから数か月が経った所から始まる。
**********
※現在この作品は、他サイトからの転記を進めています。
初投稿・初小説です。
異世界の住人と転生者達のドタバタコメディー。
ちょっとグロくてお下品な感じの作品です。
カクヨムにも同様の内容を投稿しており、書式の修正が完了次第、随時アップしていきます。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 18:29:35
143990文字
会話率:36%
印象に残りにくい顔。
それがその男の特徴といえば特徴だった。
ヒューマンにエルフにドワーフ、それに獣人など雑多な人種が行き交う街では特に目立つことはない。
強いていうならば、時折見せる視線の動きが普通の者でないことを物語っている。
高位の冒険者や練達の武芸者のみが辛うじて気づくであろうその鋭さは、その男の真の職業を物語っているといえよう。
冒険者、それとも傭兵か。
そう一括りにすれば、日常から命のやりとりを行っている人物だと思える。
しかし、人と接する時の弛緩した表情、それに装備を見ればどことなくおかしいことに気づく者もいるだろう。
この男は子どもや老人に対して屈託のない笑顔を見せる。そこには傭兵がまとう殺伐とした雰囲気も、その日暮らしな冒険者の刹那さも見受けられない。
そして魔物や敵兵を相手にするには明らかに不利だといえる刃渡りの短いナイフをぶらさげ、防御力を期待できない軽装に身を包んでいた。
人畜無害、素朴な青年。
その印象が偽りであることを知る者は少なかった。
これはチートなしで異世界に召喚され、名を馳せることなく世界を救うひとりの専門的冒険者(スペシャリスト)の物語である。
ハードボイルドな主人公(シリアスターン)が世の不条理(ギャグターン)に翻弄される異世界奇譚開幕。
~他作品宣伝~
累計981万PVの長編
「エージェントは異世界で躍動する!」
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知識無双
「オモイカネ ~ハイスペッカーが奏でる権謀術数駁論~」
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稀代の錬金術士がハゲで世界の平和に貢献
「ハゲ無双! ~違う、ハゲが無双するんじゃない!ハゲで無双するんだ!!~」
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世界最強の討伐者
「The Revenant ~神聖不可侵の討伐者~」
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 20:25:25
167348文字
会話率:29%
大罪人ばかりが収監される辺境の監獄の看守を務める伯爵家に生まれたアリアは、幼い頃の記憶にない罪で『兄殺しの令嬢』と呼ばれている。
看守の後継問題と幼さから罰せられずにいたが、成人を迎えた十六歳のある日、『兄殺し』の罰として大罪人フィリベルト
との婚姻を命じられる。
フィリベルトは四年前、一晩でとある侯爵家の邸中の者たち二百二十人の命を奪い、その凶行の一切について黙秘を貫く史上最悪の大罪人だ。
初めはフィリベルトを警戒するアリアだったが、冷静で理知的、柔和な人当たりで観察力に優れ、慎重なフィリベルトに、一つの疑問を抱くようになる。
事件の雑さとフィリベルトの人物像が合致しない。
——この男は、本当に大罪人なのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 08:22:17
220369文字
会話率:35%
これは自分の記憶を思い出すまでの女の物語。
目が覚めた時、全ての記憶を失くしていたユタは真っ白な空間で男と出会う。
その男は自分をクラウンと名乗り哀しく笑った。
道化師を自称するこの男は、ユタが全て思い出した時に本当の名前を教えると約
束をする。
交わした約束を胸に、ユタは記憶を手繰り寄せる。
全てを思い出した時、それは本当にハッピーエンドになるだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 01:56:43
12914文字
会話率:45%
「これは、成るべくしてなった事だと思う」
そう言った彼が口にしたのは豆乳だった。
「俺がのんびり筋トレに励む事が出来る環境を手に入れる事は!」
「何言っているんですか、貴方は」
引っ越しの途中に立ち寄った食堂にて。思わずツッコミを入れてきた
幼馴染みに笑う。
「だって、ずっと気にしてんじゃん。都から俺を引き離す事になったって」
「それはそうですが……。貴方はムキムキだろうが脳筋だろうが王族です。辺境の領地に移るとは」
「はいはい、止め!何か貶された気もするが、感謝してるんだ、ホント。俺だけだったら城から出られてないかもしれない」
それを聞いて彼女は溜め息をついた。本当、いつもほしい言葉をくれる。この男は。
「それにしても、よく彼女たちが着いてくる気になりましたね。自称執事はともかく」
彼女の視線の先には母親と2人の子供が和やかに料理を食べている。その横のテーブルに着いているのが、自称執事の美丈夫と彼らのもう1人の幼馴染みだ。
「そろそろ拠点変えようと思っていたから、丁度よかったんだって。俺の影響なくなるし。だから、成るべくしてなったって思ってる。王位継承権云々関係なくな。ともかく王都脱出お疲れ様」
「貴方こそ」
「俺は馬車の中で腕立てと腹筋していただけだからなぁ」
「そういえばそうでしたね。流石に引きました」
「仕様がないだろ、暇だったんだし。……ん、何かアイツ酔ってる?」
そう言って視線を向けた先は幼馴染みの男。何故か手から水を噴出させている。
「ちょっと!何でお酒飲んでいるのですか!?」
子供たちは喜んでいる。が、彼は普段ならこんな事しない。
「水芸しない!床が濡れる!自称執事、なぜ止めない!「無理」って、最初から諦めるなぁぁっ!」
布巾をひっ掴み、そちらに駆け寄る彼女。
それを見ながら平和だなー、と彼は思った。
--と、いうメンバーでお送り致します。やんごとなき筋肉アニキとその護衛で幼馴染みの筋肉ダルマと幼馴染みのインテリ令嬢、王子様な外見の美中年、母親な料理人とその子供のウサミミフードと義理の息子の辺境のんびり生活(ただし筋トレ重視)。恋愛なんてない!チートもない!あるのは楽しい筋肉生活だけだ!!
筋肉の筋肉による筋肉のための隠遁生活 (スローライフ)、開幕します。
「明日は俺、馬車に乗らずに走るから」
「止めて下さい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 01:00:00
515938文字
会話率:36%
一人の男が人生の区切りを付けた。
余生をただ漠然と生きていた彼は、ある日、いつも通う図書館で読書感想会のチラシを貰い、一冊の本と出会うことになる。人付き合いが苦手なこの男は逡巡するが、彼を待ち受ける運命とは。
最終更新:2024-09-03 00:00:00
64322文字
会話率:20%
真面目なサラリーマンの男が事故によって亡くなり、気がついたらファンタジー物語のような世界で勇者になっていた。というありふれた異常事態からこのお話ははじまります。自分はどうして死ななければならなかったのか。自分は何者で、何をすべきなのか。普通
に生きていればこの世界に関わることのなかったこの男は新天地での絆や憎悪に巻き込まれながら、勇者として真実を追う冒険をはじめるようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 12:00:00
327158文字
会話率:49%
裁判官を目指していた玻璃鏡子は「余の妻になれ」といきなり男に迫られる。よくよく話を聞いてみるとこの男は閻魔大王。そして鏡子のいた場所は地獄だった。
閻魔大王は最近の人間が罪を犯しすぎて、今の地獄でのルールでは裁き切れなくなってきていると
語る。そこで裁判官を目指していた鏡子に人間の法律を用いて、一緒に裁判をしてほしいと持ちかけ始める。
一緒に裁判をしていく中で、閻魔大王との関係も変わって……いくのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 18:00:00
92250文字
会話率:46%
日本国は今、転生ブームの真っ只中だ。
だが、なろう系でお馴染みの隠キャ、だが無職ではないこの男は知ってる。
だが、転生してしまった。
転生先は貴族だった。満足できないけど。
仕方ないな、この帝国に革命を起こそう。
そうして俺は、俺が楽し
く暮らす為に色々頑張るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 16:00:00
92676文字
会話率:31%
トップドルオタだった主人公、加藤伸男(39)はひょんなことから死んでしまい、異世界に転生してしまう。長年推し活に身を捧げてきたこの男は、第二の人生を、アイドルプロデュースに全振りすることに。
エルフ、ダークエルフ、女騎士に奴隷、獣人等々、彼
女たちの魅力、才能を最大限に引き出し、伸夫は、敏腕プロデューサーとして、彼女たちをトップアイドルに創り上げ、異世界の大収容施設・夢の賦導館ライブを目指す!!
愛と青春、夢の異世界アイドル育成ドラマ、始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 07:10:00
5429文字
会話率:9%
念願叶って王太子リゼの部下となったレオが組まされたのは、ライカ。
互いの得意魔法は、氷と炎と正反対。
「よろしく」と言うレオに対して、ライカは無反応。
おまけに、リゼにまで「無理をしないように」と言われる始末。
レオはため息を吐きながらも
初任務に向かう。魔法石を不正に売買している男がいるという。
レオは男を追い詰めるが、寸でのところでライカが捕えてしまった。
(いいとこだけ来て。何なの、この男は)
功を焦って空回り気味の新人魔術師&不愛想な先輩魔術師のバディが送る、イラッ&ほんのりキュン?なファンタジー×お仕事物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 11:10:00
81730文字
会話率:48%
現代日本に怪人が出現した。怪人の名は『ミルロード』。現代日本において普及している食べ物をモチーフとした怪人である。そんな恐ろしい怪人が突如現れて、人々を襲うようになってしまったのだ。
そんな中、一人の女子高生、雷乃サヤネがロードに襲われて
いた。彼女は必死に叫び声をあげる。そのとき、一人の救世主が現れた。
「俺はショクパンマンやで!(うんこ)」
と名乗りながら現れたのは、学生服の上に赤いマントと、スポーツ選手がつけるみたいなサングラスをつけた変な男、ショクパンマンである。サヤネも怪人も最初に著作権を気にしたが、この男はあくまで『ショクパンマン』であり、『食パンマン』ではない。
ショクパンマンの正体は、サヤカと同じ学校に通う普通の男子高校生、森屋スイだ。マントとサングラスをつけていないときは、実は普通の男子なのである。
そんなこんなでサヤカを助け出す。同じ学校ということで何かと接点も増える二人。怪人には怯えてしまうが、サヤカは次第にスイに対して協力的になっていく。
そんな中、ロードを操っている悪の組織的な存在もチラついて……!? サヤカとスイは、これから激動の学生時代を過ごすことになる!
あちなみにね、本編の文章はこのあらすじの文章とは違ってなんかふざけてるんでね、吐き気とかしたらブラバですよ定期。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 12:38:14
1821文字
会話率:43%
時は二世紀末、漢王朝の時代。
四世三公の名家たる袁家に代々仕えし武家である紀家に生まれた一人の男児。
諱(いみな)を霊、真名を二郎というこの男は様々な出会いや経験を重ねていく中で、やがて世を席巻していく。
しかし、彼には誰にも言えな
い一つの秘密があった。
彼の頭の中には、異なる世界における未来で生きてきた前世の記憶が納められていたのだ――。
これは、三国志っぽいけどなんか微妙に違和感のある世界で英雄豪傑(ただし美少女)に囲まれながら右往左往迷走奔走し、それでも前に進もうとする凡人のお話である。
ss速報VIPにても投稿しております。
追記:ノクターンにてR18なのも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 21:23:12
1144246文字
会話率:33%
時は二世紀末、漢王朝の時代。
四世三公の名家たる袁家に代々仕えし武家である紀家に生まれた一人の男児。
諱(いみな)を霊、真名を二郎というこの男は様々な出会いや経験を重ねていく中で、やがて世を席巻していく。
しかし、彼には誰にも言えない一つの
秘密があった。
彼の頭の中には、異なる世界における未来で生きてきた前世の記憶が納められていたのだ――。
これは、三国志っぽいけどなんか微妙に違和感のある世界で英雄豪傑(ただし美少女)に囲まれながら右往左往迷走奔走し、それでも前に進もうとする凡人のお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 21:00:00
17973文字
会話率:0%
17歳、成人済みの特殊職業人メルはメイドに扮装して、やってきた皇族の城で迷子になっていた。
誰もいないのにやけになった彼女が、そこで出会った皇族で美形の男。
嫌な予感しかしないので、二度と会いませんようにと願うメルに対して、この男は何やら
しつこくて。
影武者vs皇帝のドタバタ攻防劇
※皇帝になるのは物語途中
好き勝手書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 23:12:42
133842文字
会話率:37%
とある男が路地で発見した店「ゆめうつつ」では、怪しげな薬を売っていた。それを飲むと、「夢で見た身体状態が身体に直接記憶される」という。つまり夢での怪我などは直接身体に反映されるというのだ。この男は薬を果たしてどうするのか.....
最終更新:2024-04-30 01:21:08
3483文字
会話率:29%
同僚からかなり無理やり誘われて、小ぢんまりした割烹屋で呑んでいると、身に覚えのない日記をもらった。
酒も料理も美味しい、とは思ったが、正直、それどころじゃない。
身に覚えのない日記ーーだが、他人の日記じゃない。
僕の日記だ。
身
に覚えのない、僕の日記。
それを、この男は、退職祝いとしてくれた。
彼の肩書きはーー記憶窃盗 総務課 部長。
記憶のーー窃盗?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-09 15:40:52
7448文字
会話率:30%
世界の秩序が崩壊していく中、自室に引きこもり手記をひたすら書き続ける男がいた。様々な複雑に入り混じった感情を筆に乗せ手記を書くこの男の、手記には神を殺めたことが書かれていた。一体この男は何をして神を殺める結末に至ったのか。この物語は男(アー
ソン)が親友(ヘロス)と出会い、説法を説き仲間を集め神殺しの男になり、新しい世の秩序を確立した後に手記に残した物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 11:54:38
5097文字
会話率:64%
ある日を境に街道を走る郵便馬車を狙った馬車強盗が出るようになったのは、ゲルト・パッセマンというごろつきのせいである。この男はかつては冒険者であったが、今では街道脇での強盗行為で食いつないでいる。姿を見られたという理由で郵政省の役人を斬った
際に、郵便馬車に的を絞る事を思い付いたらしい。
妖精界コッティングリアのある場景を、エシッド王国の冒険者の宿〈赤き戦斧亭〉に持ち込まれた依頼を通して描写した読み切り短編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 14:50:50
29512文字
会話率:52%
主人公は、作家という職業に固執して生きるしかない不器用な男だ。この男は妻帯者で子供もいるが、家族からみればはた迷惑な奴であった。おおよそ愛とは無縁な生き方をしてきたせいで、十年も前から男は痺れを切らした妻から別居を言い渡されている。四畳半
のぼろアパートに引きこもり来る日も来る日も小説だけを書き続けていた。定職にも就かない穀潰しとして。
四十代も後半になり世間の風当たりはますます冷たい。それでも男は取り憑かれたように筆を執る。それは今日も明日も変わらないかに見えた。隔絶された世界で孤独だけが慰め、といった様子で。
そんな折りに妻が倒れたという連絡がもたらされる。
これは男が筆を擱(お)くまでの、物語。
――丁年(ていねん)、字引を相棒に。転がる無数のちり紙、失敗作の山に埋もれて。
カクヨム、ステキブンゲイ、アルファポリス、小説家になろう、のサイトで重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 10:00:00
10109文字
会話率:21%
昔完璧な人間がいたアダムとイブ、神との約束を破り完璧ではなくなったが
この現代でこの男は完璧な人間に近い人間に産まれていた
天才天才と謳われた人間が沢山いるこの世界で唯一この男は何も感じなかった
羨ましくもない憎くもない
なぜって?俺は全
てを持っているから
その男に立ちはだかるのは謎の男
同じ完璧な人間である十全と呼ばれる人間である
そんな男と共に十全と呼ばれる全てを持った人間と繰り広げるアクションストーリー
俺以外の卓越した存在なんていらねーんだよ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 20:53:14
4130文字
会話率:0%