迷宮の中、1本角の怪物に追いかけられて、「ミル、あたし、もう走れない……」「メッチ? もうちょっとがんばってー!」「ごめん、もう無理……」「じゃ、メッチはここに隠れてて! 私があいつを引き付けるから!」「ミル?!」「真っ黒ワンちゃん、ここ
までおいでー! ばーか、ばーか! ノミだらけー!」走って走ってさっきの宝箱の部屋まで。イチかバチか、運を天に任せて転移罠付きの宝箱を蹴っ飛ばす。ミルが転移したその先で、「何処よココ?」【ここは百層大冥宮の最下層】「誰? アンタ」【なんだ? 刀が喋る声を聞くは、初めてか?】見つけたのは意思持つ魔剣。それはかつての魔王の愛刀。地の底深き迷宮の地下百層から、シーフの女の子ミルは、喋る刀のセキと二人で地上を目指す。【我の使い手に相応しくなれるように、我が鍛えてやろう】「ドラゴンとかカンベンして下さい! ひよっこシーフがこんなの相手にしたら死んじゃうよ!」◇◇◇喋る刀を師匠にして、明るく元気に楽しい修練。さて、どこまで強くなれるのか? 立ち方、歩き方、腕の上げ方、O脚の直し方、素振り、居合、形、などなど。願うは力、目指すは強さ、「我は刀術師ミルライズラ! 魅刀赤姫の主なり!」◇◇◇完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-20 13:00:00
197685文字
会話率:55%
神様が能力を与える世界。神に愛された者は、いつの日か数を減らしていき、神に愛されなかったものが神に愛された者を虐げ利用する、そんな世界。
能力者達は何を思い、何を求めるのか。
『 貴方を呼ぶ声が向こうで聞こえる
ないものを抱いて貴方は駆け
ていく
空っぽの貴方
孤独を、悲しみを、喪失を、怒りを、知っていくことが貴方の運命
ここまでおいで
神様のもとへ
天使を連れて
あの子を助けて
願い事を叶えましょう
全ての終わりに
貴方の在り方で』
僕は、能力なんていらなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-04 13:28:04
7270文字
会話率:46%
真夏、満天の星空の下。
別の土地で仲間たちとの楽しい日々に夢中になっている彼と、地元で置いてきぼりされてるような気持ちになっちゃってる年下の彼女のすれ違ってる想いの行く末は?
恋人たちの誤解と和解の他愛のないお話です。
拙作『僕の素敵な
会長さん』のスピンオフでございます。
なお、R-15指定なのは、作中で触れております少女マンガがあまりにも古いからです。
内容にR-15相応な過激さは寸分もありません(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 23:59:50
4150文字
会話率:24%
[赤ずきん]と[狼]。一応、名前はそうであるものの、童話の赤ずきんとはほぼ一切関係ないという罠な物語。コメディかラブコメか、はたまたらぶえっちか。こんな物語いかがでしょう。【この作品は『わかかきっ!!』のセリフ小説に投稿したものです。】
最終更新:2009-05-21 23:29:27
5705文字
会話率:50%
――男女の友情があってもいいんじゃない?チビと苦労人保護者の凸凹コンビでお送りします。学生競作参加作品。
最終更新:2009-05-20 16:38:43
1768文字
会話率:48%