小倉小路太郎丸(おぐらこうじたろうまる)(21歳)は時々変な夢を見る。平安朝の衣装を着て十二単の美しい姫と会う夢だ。
その夢は実は1250年前に本当にあったことだと後に知る。
太郎丸はフランス郊外レンヌ目指し姉のあき子とオープンカーを走ら
せていた。あき子は父の会社の副社長で太郎丸は2年間のヨーロッパ放浪を終え東京の大学に通っていたが、フランスに呼び出されていた。太郎丸には4人の姉がいる。母を幼い時になくし家族は今はばらばらだ。仕事への道中、美少女カグとバブシという妖精に遭遇する。会社乗っ取りを企む阿川の手下に襲われるがカグに助けられる。阿川は車妖精バルセスと契約を結ぶ。太郎丸の持つ黄玉を奪ってバルセスに渡す契約だ。黄玉はかぐや姫の話の龍神の五玉の一つだと阿川はバルセスから聞く。バルセスはその黄玉で車妖精界の復活を企てていた。太郎丸達は道中、かえでさんと息子エリックの家に世話になる。夜、太郎丸は庭でカグに再会する。カグは太郎丸の胸の黄玉を追っていた。母の形見の五玉は1245年前にかぐや姫が妖精界で次期女王になるのを嫌がって人間界に持ち去った王の神器の五玉で大伴御行(おおとものみゆき)に預けた物だ。かぐや姫は御行からもらった龍神の五玉と交換するべく現代に現れ御行の末裔を捜していた。パリに戻り次女紗矢(さや)から聞いた仕事で一路ドイツを目指す。道中何回か太郎丸は襲われるもカグに助けられる。しかし玉を奪われる。バルセスは会社のCP回路破壊を狙い、会社も阿川に乗っ取られるがカグの力で回避していく。太郎丸は妖精界を何度か垣間見てカグと自分に関わる秘密を知っていく。カグはかぐや姫だった。三女啓の同性結婚、異界に奪われた四女史瑠紅、叔父の次郎との関わりを通し太郎丸は家族の暖かみを思い出す。啓の結婚式で家族は一同に会す。その後かえでさんの家を訪ねるが廃墟だった。そこで家族の五玉を合わせ持った時奇跡が起こりカグと別れる事になるが・・・ 。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 17:14:54
144673文字
会話率:19%
面倒事が大嫌いな神代掛流。
そんな掛流は、父の一存で輝久耶と名乗る小さな女の子と同居する事に。
掛流は幼馴染み優衣に子供の世話を頼むが、優衣は無類の子供好きだった……
輝久耶<かぐや>と名乗る幼い少女。
子供好きで幼馴染みの優衣<ゆい>
。
悪友で童顔の明星を交えて、掛流の平穏だった日常は、ドタバタの子育て生活に……。
……彼らの知らぬ所で起きていた事件は、次第に掛流達を巻き込み始め、大きな事件へと発展する。
輝久耶を中心に周囲を描く群像劇。
千年前の かぐや姫伝説 が現在に蘇る。
===
※18禁 同人ゲーム用シナリオとして書いたシナリオを、R15小説として読めるように加筆再編集。
神代掛流編に集中した編集をしていますが、かなりの長編になります。
キャラクターのイラストと相関図は↓を参照すると理解が進みます。
http://kaguyapro.web.fc2.com/char.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-28 12:00:00
121793文字
会話率:42%
満月が綺麗な月夜の晩、高校生である只野康平は、家に帰る途中で空から落ちてきた少女と出会った。月世界を追放されたのだという彼女の名は『かぐや』。面倒なことになりそうなのでその場から逃げ出した康平だったが、後を追ってきたかぐやと共に暮らすこと
になってしまった。自由奔放なかぐやに振り回されて大迷惑する康平。それでも両者の心は徐々に歩み寄っていく……。伝説の通り、かぐやは月へと帰って行くのか? それとも――。
***竹から生まれはしませんが、現代のかぐや姫伝説――みたいな感じで書いています。前半はコメディータッチで進みますが、最後には胸をキュッとしたくなるような物語にしたいと思っています。『康平』とかぐやを見守る『監視役』、男性目線で進む物語を楽しんでいただけたら幸いです。『恋愛』というジャンルに合うよう頑張りますのでよろしくお願いしますm(__)m***折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-12 14:54:38
132088文字
会話率:39%
主人公、月野咲姫[つきのさき]は勝ち気で心優しい所もある高校二年生。
そんな彼女の身に、変化が訪れようとしていた。
幼馴染みで、両親共に居らず、咲姫と一緒に暮らしている黒守明[くろもりあきら]、赤守広人[あかもりひろと]、緑守優[みも
りすぐる]、それから青守海人[あおもりかいと]。
そして両親は咲姫の両親の使用人であり、一緒に暮らしている紫守太一[しもりたいち]。
幼馴染み五人との生活が一変してしまった出来事とはいったいーーー?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-15 13:43:12
229文字
会話率:0%