未鈴みたいにおっかさん路線なら潤うって信じたい。
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最終更新:2024-08-14 14:31:38
324文字
会話率:0%
ある日突然藍色に光る釣竿を持った喜作は、母1人子1人で住む長屋の住人。夜になるとその釣り竿を持って楽しそうに出かけていく。いったい喜作はどこに行っているのか。
最終更新:2024-02-16 20:19:29
3939文字
会話率:37%
死後、武士として生まれ変わったが、謎の解釈というか世界観が違う武士。本人?が納得しているようです、好きにさせてあげましょう。
⚠注意 この作品は間違った言葉が使われています、勘違いして覚えないで下さい。
作中に一部だけ不快になる可能性があ
ります御注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 12:00:00
1727文字
会話率:0%
そうした気配が薄々這い回っていたが、勘三郎おとっつぁんのいまはとお久が産気づいたのは同じ刻限になった。長火鉢を真ん中にお店と奥を右往左往するうち、こきりこの鳴る音がますます渦を巻いてくる。それがその時のことなのか想い起す度に巻いてきた
渦なのか、こうまで年月が経ってしまった今となっては、埒もない。
錦の金羽織を背負ってこきりこかしゃかしゃ廻っていた手のひらサイズの勘三郎おとっつぁんは、いったんは体内に戻りいつもの悋気臭い顔で小言を繰り出したが、「こんなもん繰り返す阿呆もおらんやろう」と、いつもどおりのそっぽを向けた。
襖越しの向こうから赤ん坊がこの世に顔を出した最初の声がした。生まれた。助かった。両腕を二度まで上げて万歳をした。
「あの子は、わてや」
小さな勘三郎おとっつぁんではない。生ける骸に見えても、まだ本マモンの生の声だった。灰なんぞかき回してる場合やないと、親族みんな、その声の一音一音聞き漏らすまいと、耳をそばだて、筆をとった。
「わてが無うなったら、久の子がわてや。わてぇは、あの子に生まれ変わって、加賀屋を、お店を、この屋を守っていく・・・・せやからぁおのれ等みんなぁ安心したらえぇ・・・・・弔いは、あの子を棺の真ん中に座らして、来たもん皆んなに「この度のお生まれ変わり、おめでとさんで」って云わせるように触れ回れ。金屏風ならべて、こきりこ鳴らして、朱塗りの膳に金と銀の鯛を盛り付けて、大盃にひょうたん酒そそいで、廻してくれぃ・・・・・ちよも、せいも、とせも、まあも、あやも、くみも、なつも・・・・」と、女の名前ばかりなぞって、勘三郎おとっつぁんは死んだ。が、小さな勘三郎おとっつぁんはこきりこを鳴らしながら未だ女の名前を呼び続けている。
かよ さよ うめ かをる あやの まちる きさらぎ ふじつぼ あねわか よなくに さんかろう ことしず
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 07:09:55
144515文字
会話率:24%
あれから、もう12年も経ったのである。とある出版社に就職した桔平の目の前には、今も時々、あの煌々として明るいタネルの入り口が現れる。その度に桔平は、おっかさんと、あの青年のことを思い出して、入り口に入る前に一歩、立ち止まって考えるのだ。
最終更新:2019-06-16 13:08:32
6812文字
会話率:38%
※ベースは《子別れ》
※ネコボルト……コボルトの猫バージョン。人の言葉を話し、服を着て二足歩行。子供のいない夫婦の養子になったりする。
ネコっつぁん……おとっつぁん
キャットさん……おっかさん。
最終更新:2017-11-13 20:13:44
999文字
会話率:35%
ちっぽけな赤い魚、
たとえその姿が美しくとも、弱肉強食の世界では意味を為さない。
それが満月の晩にだけ、愛という意味を得る――。
※2015/6/16 タイトルを「満月の晩」⇒「赤い魚の一夜」に修正いたしました。
※この作品には、軽度で
はありますが残酷な表現・反倫理的な価値観が含まれています。読み進めていただく場合は、予めご理解いただきますよう、お願いいたします。
※本作品は、約十年前に今も行われている小川未明関連の童話賞に応募して、選外となった作品です。また一時、個人ブログにて公開しておりました。現在はブログも閉鎖し、公開場所は本サイトのみとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-04 03:52:11
3578文字
会話率:18%
死後の世界の異世界トリップ。やってきたのは、若かりし頃自分が設定した架空の世界。カミサマが息子って…チート能力も逆ハーもご遠慮したいんです。
「オタク」という存在が世に認められ始めた頃の同人誌世代の女性が若い娘の姿となって異世界で生きていこ
うと頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-12 14:55:18
128850文字
会話率:35%