東西南北の四島からなる島国――山祇国。
穢れを祓う巫女として生まれた陽鞠と、巫女を守る守り手として育った凜。十四歳の春寒に出会った二人は、少しずつ距離を縮めていく。しかし、その裏側では巫女をめぐる策謀が蠢動していた…
急速に近代化が進む時
代の荒波に翻弄される、少女と少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 05:00:00
94170文字
会話率:38%
「大人になったら、僕と結婚してくれる?」
かつて、デイジーの咲き乱れる小さな花畑で交わした約束。
──確かにあれは、私の初恋だった。
陶器のような白肌、深い海のような瞳に、長い睫毛が影を落とす。桃色に染められた唇の直ぐ下には、ちょ
こんとちいさな黒子が存在している。
ビスクドールのように美しく、ただ笑みを浮かべて相槌をうつだけの彼女を人々はこう呼ぶ。
──「人形姫」と。
彼女の運命は、所詮は「本物」のために作られただけのもの。
全てを終えた時、彼女は夢をみる。
デイジーの咲き乱れるあの花畑で、あの日の彼と抱き合う夢を──
──────────────────────
他人に成ることを強制された女の子と、初恋の人との恋物語です。
⚠︎くっつくまで割と時間がかかります⚠︎
本編は25話前後で完結の予定です。隔日20:00更新です。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-23 20:00:00
49155文字
会話率:29%
これが世に聞く異世界転生か。
前世を思い出したわたしは、ここが『いつか見たあの花の名は』という乙女ゲームの世界だと気が付いた。
やり込んだあのゲーム。大好きだった推しもした。
だがしかし。わたしはテンプレ通りになんか生きてやらない
最終更新:2024-10-25 21:42:49
9260文字
会話率:12%
物語の舞台は、昔ながらの町並みが残る静かな村。主人公のアリアは、幼い頃からこの村に住む少女で、町の花屋を手伝いながら平穏無事な日々を送っていた。ある春の朝、アリアは町の広場で一輪の青い花を見つける。この花は、亡き母が大切にしていたもので、ア
リアの心の中で特別な意味を持っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 22:56:48
9191文字
会話率:46%
あの年頃の男ってのは、たいていバカなガキであって然るべきだ。高校生の『俺』もその例に漏れず、どうしようもないほど浅はかで未熟な少年だった。数年前に誤魔化してしまった恋心を引きずる彼は、花火大会の夜、友人達と「花火が見える夜の公園で繰り広げら
っる恋人同士の営み」を覗き見てやろうと画策するのだが。愚かな若者の、ひと夏の青春です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 17:01:26
5351文字
会話率:31%
最近、弟はご機嫌だ。ヤツが思いを寄せている女の子、サナさんとの仲が進展しているからだ。ヤツはもう有頂天で、頭の上に大量の花を咲かせている。あの花だけで庭が作れそうだ。それでか知らないが、ふと思ったんだろう、自分は幸せだけど、兄貴はどうなんだ
?と。(本作は、拙作「庭作シリーズ」の第三弾です。前作をお読みいただいた方がよりお楽しみいただけるかと思います。お兄ちゃんの「過去の女」編です。相変わらずのふんわり設定ですが、どうぞよろしくお願いします!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 20:00:00
10551文字
会話率:42%
孤独な少年は、インスタグラムで出会った人物のために写真を撮る。少女の虚像を拠りどころにして。
この作品は、はんすけの小説置き場、カクヨム、PIXIVにも掲載しています。
最終更新:2024-02-05 20:18:16
9312文字
会話率:17%
あの花が、花粉が憎い!
到来しましたよー。
最終更新:2024-02-02 01:07:59
200文字
会話率:0%
まだ訪れない春の香りに因んで、詩的に描いてみました。
あまり深く考えないように。
最終更新:2020-03-06 03:00:00
206文字
会話率:0%
通勤途中に見かけるあの青い花、あの花の名前は何て言うんだっけ。
キーワード:
最終更新:2023-12-05 20:00:00
294文字
会話率:0%
小学校3年の夏、ひなは死んでしまった
結婚しようねなんて言っていたのにいきなりあっけなくだ
もう二度と会えない可愛い幼馴染だと思っていた
中学生になり転校してきたあの子はどうみても「あの時のひな」だった
最終更新:2023-11-07 11:45:49
4221文字
会話率:9%
「こんな、こんなことってさ……」
「ふふっ……君は子供の頃から泣き虫だね」
「はは、子供の頃って……俺たち、まだガキみたいなもんじゃんか、なのに……」
「しょうがないんだよ。きっと……これは神さまが決めたことなんだよ……。
ねぇ……あ
の約束、覚えてる?」
「幼稚園、遠足行ったときの、あの花畑の……その……結婚……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 11:00:00
5082文字
会話率:32%
桜が咲き誇る時期、紡はいつものように幼馴染である理奈のお見舞いに来ていた。
「あの花びらが散る頃、私は息をしているのかな」という理奈の言葉に気持ちを強く打たれ、紡は理奈への今までの思いを告げる。彼女が生きる意味の空白を、僕という名の形で埋
めるため。
理奈から託されるメモリーカード、紡は彼女の生きた証を引き継ぐ。
数年後、あの桜の木の下で、気づけば泣いていた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 19:00:46
3068文字
会話率:40%
「あの花畑は……!」
俺は探し求めていた奇跡の花を見付けることができた。これで、王妃様を救うことができる!
なのに……結界が張られて入れない……だと!?
暫くそこから動く事が出来なくなってしまった。
そんな時だった。空から降りてきた男
性に声をかけられたのは――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 18:41:48
1240文字
会話率:39%
8歳の頃、主人公姫川みさ(ヒメカワミサ)は見知らぬ土地のお花畑に居た。そこで出会った男の子に"石"を渡される。"それを持っていればいつか会えるよ…"その男の子は言う。しかし、どんなに探しても男の子も場
所も見付からず、あれは夢だったのかなと思う程に。けれど、胸にはあの石のペンダントが光る。
―12年の月日が流れた―
20歳になったみさに出逢いが。
出逢った男性は、あの花畑で12年前に逢った男の子、"シリウス"だった。シリウスは何億光年も離れた星に住んでいる"皇太子"。シリウスも、ホシノカケラを頼りにずっとみさを探していた。
やっと出逢えた2人。短い時間でまた、惹かれ合う2人。みさの星(地球)では結婚し、結婚生活が始まる。
その後、シリウスの国でも結婚をするために挨拶へ行くのだが…
何と、みさはシリウスの国の精霊だった事が分かる。生まれたてのみさは悪魔に拐われ、どういうわけか"地球"のみさの家の前に置き去りにされていた。
果たして精霊のみさと、シリウスは結ばれるのか?
ちょっと切なさもアリの、恋愛ファンタジー小説です☆
********
この作品は、「"12年越しの想い~ホシノカケラが導いた縁は違う星の皇太子様!?"という作品名でアルファポリス」にも掲載しています。
アルファポリスでは完結済み。こちらでは、少し内容を変更して掲載していきます。
見て頂けたら嬉しいです(*‘ω‘ *)
よろしくお願いします☆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 12:25:05
40464文字
会話率:48%
僕、姫山優也はこの春から高校1年生になる。高校で僕を待っている新たな出会い、青春の数々に今から心躍らせて…………るわけねーだろ!
現実はもっとシビアで残酷なんだよ!残念なことにな!
なーんて考えていた、ひねくれてしまった僕にも転機というもの
が訪れた。
それが同じクラスの皇彩華との出会いだった。
彼女が僕の初恋だった。まさか僕が恋をするなんて…
この恋は絶対に成就させたい。
しかし、彼女はまさしく高嶺の花。そのためライバルは非常に多い。今の僕ではどんな甘党でも音を上げるほどに甘く考えても彼女には届かない。このままでは彼女にとって有象無象のモブ男子Aで終わってしまう。
そんなのは嫌だ!!ならば、変わるしかない!
そして少しずつ変わっていく姫山が皇は気になってしまう。
これは初恋を成就させるために変わっていく主人公とそんな主人公が気になっちゃうヒロインのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 22:00:00
15949文字
会話率:52%
「あの花びらは、あの子のじゃないか・・・。」
桜の妖・白櫻と桃の妖・桃姫は誰もが羨む美形で、『三樹の美花』と呼ばれている。しかし、もう一人の『三樹の美花』である梅の妖・緋梅からの花便りがいつまでも来ずで・・・。
想いが織りなす恋物語。今ここ
に、花開く・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 22:32:56
24019文字
会話率:52%
ある時道にぽとりと落ちたあの花。
あの光景が、眼前一杯に広がればそれはとても美しいでしょう。そう思ったのがきっかけでした。
でも……やはりあの場所で咲いていた椿が最も美しい。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳
御座いません。
注意事項2
バッドエンドでは無いのかも知れません。
でも後味が何となく悪い。そんな幻想奇譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-21 13:05:31
860文字
会話率:0%
「そうやって何度も、あの時間を巻き戻す記憶が自分の中に残っている限り、俺はそれだけで、十分なんだ。」
高校二年の夏、あの花火の下、僕は隣に座る人物と口づけを交わした。
「忘れた事なんて、ないよ」
彼は、そう言った。嬉しかった。誰
かを信用することが怖くて、誰からの関心を受けることから逃げてきた僕を、彼だけは、覚えていてくれたことが。そうして、今も尚、その〝キーホルダー〟を持ってくれていたことが。
「蒼井!」
だが。その声は彼に届くこと無く、ああ、また僕は、大切な存在を失った。夏休みが明けても、彼が姿を現すことは無かった。
あの日、花火の下、僕は隣に座る人物の頬に、そっと唇を触れさせた。
記憶を少しずつ失っていく僕には、どうしても忘れられない、決して忘れたくない、ある人物との〝一つの記憶〟があった。このキーホルダーをくれたことを、彼は覚えているのだろうか。いや、もし忘れられたとしても、構わない。僕が覚えているのならば、それでいい。ぼくは自分に、そう言い聞かせてきた。最後に小学生の彼と別れを告げてから今まで、ずっと。
だが、あの日。僕らが花火の下、交わし合った言葉。
「忘れるわけ無い。忘れた事なんて無い、一度も。」
その言葉は、僕の心臓を奪う程だった。
この感情は、一体何だ?竜巻のように生まれる、複雑に絡み合った感情の渦。それは、何とも衝動的な一夏の過ちだった。
繰り返す出会いと別れに胸を震わす、二人の青年の感情を描いた青春物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 16:29:36
80968文字
会話率:50%
2人のカウントダウンが始まったある夏の日。僕は未だにあの4文字を君に伝えられていない。
キーワード:
最終更新:2022-09-19 15:06:36
500文字
会話率:19%
あの花火は君だった。
最終更新:2022-08-10 21:57:27
248文字
会話率:0%
主人公である僕と僕の親友である颯太の長くて短いひと夏。
主人公であり、少し根暗な僕。
明るくて、クラスの人気者な颯太。
ありきたりだけど大切な青春。
最終更新:2022-06-24 07:34:32
6231文字
会話率:9%