令和最大のクソゲー。
そう呼ばれた、『わくわく! 恋の学園大戦争!』、通称『わく学』。
平成最後、令和最初のGWに発売された乙女ゲームであり……そして、『伝説のクソゲー』としてその名を馳せた乙女ゲームである、その特級呪物を産み出
したコウエンジシステムズの新作ゲームとして――起死回生の一発として発売され、そのまま葬送歌となってしまった――乙女ゲーム、『わくわく! 恋の王宮大闘争!』、通称『わく王』。
なんとなく、ぬぼーっとしたキャラ絵(お金が無くて絵心のあるスタッフ作)
一枚絵が延々とスライドショーの様に流れるOPアニメ(行間を読む必要がある)
全く深堀しないキャラ造形(乙女ゲーキャラとしての魅力をお腹の中に置いてきた)
山も、谷も、落ちもないストーリー(制作会社の伝統芸とか十八番と呼ばれる)
クソゲーのチャンピオン大会に出場するために作られた様な、まるで蟲毒の様なクソゲーの世界に突如転生した高校生、『成宮和也』は今日も思う。
――なんか思ってたんと違う!! と。
このお話は『平凡王子』と呼ばれたルドルフ・ラージナル王子と、『完璧王子』と呼ばれたアドルフ・ラージナル王子、そして『悪役令嬢』クラウディア・メルウェーズと男爵令嬢クレア・レークスの、愛憎――愛憎? 交わるお話である。
……たぶん。
※カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 04:08:49
157119文字
会話率:70%
『浩之、来週家から出て行ってね?』
土曜の朝、親父から急にそう言われた俺、東九条浩之高校二年生。混乱する俺に、親父は言う。
曰く、その少女は容姿端麗である。
曰く、その少女は成績優秀である。
曰く、その少女は運動神経抜群である。
曰く、その少女はお嬢様である。
今日日、ライトノベルのヒロインでも使わない様な設定がもりもり詰まったその少女にはしかし、その全ての美点を引いてもまだマイナスが勝つ様な欠点があった。
『……桐生彩音って……『悪役令嬢』じゃねーか!』
毒舌で、性悪。着いたあだ名が『悪役令嬢』なそんな許嫁と始まる、ドキドキ同棲ライフ。今、スタート!
……と、思ったら、なぜか幼馴染の二人が不満そうだし、後輩もブチ切れてるし、親戚の女の子は乗り込んでくるし……
頼むから、俺に平穏な生活を送らしてくれっ!
※本編完結済。現在は番外編である『えくすとら!』を連載中です。『えくすとら!』はただのイチャラブです。頑張った主人公の為のボーナスステージ扱いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 04:00:00
1190972文字
会話率:75%
本作品は『許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい?』https://ncode.syosetu.com/n0162fv/ の短編集となっております。現在、本編の方ではえくすとら! を連載中で
すが、あちらは東九条君サイドのお話、こちらは桐生さんサイドのお話となっております。ちなみに本編一章までの設定で書いていますので、一章までお読み頂いてからの方が楽しめるかと思いますので宜しければ本編もぜひ(宣伝
なお、書籍版一巻と2023年春発売予定の二巻を繋ぐお話となっておりますので『書籍版しか読まねー! ネタバレはイヤ!』という方でも楽しめるお話になっている……と良いな~。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 06:00:00
54420文字
会話率:65%
馬車に轢かれそうになったことをきっかけに、前世の記憶を思い出した伯爵令嬢オフィーリア。なんと彼女は前世の愛読書に登場する『悪役令嬢』だった。といっても本当の悪役ではない。あくまでも『ヒロイン』によって仕立て上げられた『悪役令嬢』。最後は『
ヒロイン』の悪巧みが暴かれてハッピーエンドだ。ただ、その結末では不満が残るオフィーリアは、優秀な婚約者にお願いをする。「私、『ヒロイン』を救いたいんです」すでに決められたハッピーエンドーーでもそれだけじゃ物足りない……目指すは誰も不幸にならない結末! お人好しにも程がある伯爵令嬢と、そんな彼女に振り回されるちょっぴり愛が重い婚約者による、シナリオ書き換え作戦開始。氷雨そら様主催『愛が重いヒーロー企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 12:15:03
6901文字
会話率:56%
公爵令嬢のジュリーは、怖い見た目のせいで誤解されやすく『悪役令嬢』だと陰で言われていた。ある日、彼女の婚約者のダドリーが婚約破棄を突きつける。しかもダドリーには浮気相手がおり、その相手が光の賢者・フィーネなのだと勘違いしていた。光の賢者とは
、国中に出没する『悪魔憑き』と呼ばれる害獣から世界を守る、いわゆるヒーローらしい。だがダドリーは知らなかった。婚約者のジュリーこそが、光の賢者・フィーネだということを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 06:01:53
12133文字
会話率:36%
日本のどこかにあるカフェ『カランコエ』。
そこには『ざまぁ』をした悪役令嬢や、『断罪』された悪役令嬢など、多くの『悪役令嬢』が時空を超えてやってくる。
悪役令嬢とマスターが、ただ話をするだけの物語。
最終更新:2025-03-13 12:26:21
1919文字
会話率:33%
フランクフルト王国の辺境伯令嬢アーデルは王家からほぼ選択肢のない一方的な命令でクズな王太子デルフリと婚約を結ばされた。
アーデル自身は様々な政治的背景を理解した上で政略結婚を受け入れるも、クズは可愛げのないアーデルではなく天真爛漫な義
妹のクラーラを溺愛する。
貴族令嬢達も田舎娘が無理やり王太子妃の座を奪い取ったと勘違いし、事あるごとにアーデルを侮辱。いつしか社交界でアーデルは『悪役令嬢』と称され、義姉から虐げられるクラーラこそが王太子妃に相応しいっとささやかれ始める。
そんな四面楚歌な中でアーデルはパーティー会場内でクズから冤罪の後に婚約破棄宣言。義妹に全てを奪われるという、味方が誰一人居ない幸薄い悪役令嬢系ヒロインの悲劇っと思いきや……
蓋を開ければ、超人のようなつよつよヒロインがお義姉ちゃん大好きっ子な義妹を筆頭とした愉快な仲間達と共にクズ達をぺんぺん草一本生えないぐらい徹底的に叩き潰す蹂躙劇だった。
もっとも、現実は小説より奇とはよく言ったもの。
「アーデル!!貴様、クラーラをどこにやった!!」
「…………はぁ?」
断罪劇直前にアーデル陣営であったはずのクラーラが突如行方をくらますという、実態はヒロインの予想外な展開ばかりが続くドタバタ活劇であった。
果たして、義妹はどこに消えたのか……?
ヒロインは無事にクズ王太子達をざまぁできるのか……?
義妹の隠された真実を知ったクズが取った選択肢は……?
そして、不穏なタグだらけなざまぁの正体とは……?
そんなお話となる予定です。
残虐描写もそれなりにある上、クズの末路は『ざまぁ』なんて言葉では済まない『ざまぁを超えるざまぁ』というか……
これ以上のひどい目ってないのではと思うぐらいの『限界突破に挑戦したざまぁ』という『稀にみる酷いざまぁ』な展開となっているので、そういうのが苦手な方はご注意ください。
逆に三度の飯よりざまぁ劇が大好きなドS読者様なら……
多分、期待に添えれる……かも?
※ このお話は『いつか桜の木の下で』の約120年後の隣国が舞台です。向こうを読んでればにやりと察せられる程度の繋がりしか持たせてないので、これ単体でも十分楽しめる内容にしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 20:03:37
487631文字
会話率:32%
転生した私は、今流行りの『悪役令嬢』ってやつなのでしょう。
生前、漫画も小説も読まない平凡な彼女は、たった1冊だけ読んだことがある『悪役令嬢転生モノ』のうっすらとした知識しかない。乙女ゲームもプレイしたことがない。
それでも自分
が『悪役令嬢に転生した』と、そう思い込んだ『サラ』は、とにかく平々凡々に生きていけばまぁ自分なんぞが壮絶な最後を迎えることはないだろうと、今世も流される人生を選んだ。
だけど、そんな彼女を攻略対象たちがほおっておかず……。
※恋愛シュミレーションゲーム終盤のステータスの攻略対象に囲まれたらどんだけモテモテなんだろう?に挑戦したくなり書き始めました。
乙女ゲーム好きさんに楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 20:01:55
114875文字
会話率:45%
アレクサンドラ・デュカス公爵令嬢は舞踏会で、ある男爵令嬢から突然『悪役令嬢』として断罪されてしまう。
そして身に覚えのない罪を着せられ、婚約者である王太子殿下には婚約の破棄を言い渡された。
それでもアレクサンドラは、いつか無実を証明でき
る日が来ると信じて屈辱に耐えていた。
だが、無情にもそれを証明するまもなく男爵令嬢の手にかかり最悪の最期を迎えることになった。
ところが目覚めると自室のベッドの上におり、断罪されたはずの舞踏会から1週間前に戻っていた。
アレクサンドラにとって断罪される日まではたったの一週間しか残されていない。
こうして、その一週間でアレクサンドラは自身の身の潔白を証明するため奮闘することになるのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 01:14:09
87863文字
会話率:51%
【短いあらすじ】
わたくしの心臓を、『聖剣』で貫くがいいわっ! 100日後が楽しみね!
【長いあらすじ】
王太子から婚約破棄を告げられた『悪役令嬢』オリヴィア。
平民の娘を虐めただの虐めてないだの、水掛け論をしていても仕方がない。
悪役令
嬢は『聖剣』による『審判の刑』を求めた。
「聖剣」で心臓を突かれた者が正しければ、100日後生き返る。
オリヴィアが『審判の刑』を求めた本当の理由。愛。嘘。真実。
『聖剣の神』と呼ばれる者との対話。
100日後に起こる出来事。
ハッピーエンドです。
【その他】
全十話くらいの短い話になる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 20:08:38
44410文字
会話率:27%
『乙女ゲーム』は爆発だ!? 断罪、巨大化、どんとこい!
『戦隊ヒーロー番組』が大好き! 爆音、爆炎、必殺技! 巨大化は正義!
だったのに。
そんなわたしが『乙女ゲーム』の『悪役令嬢』に転生した。
それなら、わたしを断罪する予定の婚約者は敵
ねっ!
さあ、敵は粉砕だっ!
と思ったけれど、転生前に推しだった『選定ヒーロー番組』の敵幹部だったブラック様とそっくりな兄が出てきて!?
ブラック様~いや、お兄様、らぶーッと恋する乙女になりました。
でも、敵は倒すよ!!
この話はカクヨム様にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 14:56:47
79589文字
会話率:19%
「おめでとうございます! ルビア・マリー・ロシュフォール侯爵令嬢っ! 貴女は『星と運命の導き』によって、この『星詠みの国ヴェンタール』の『悪役令嬢』となりましたっ! 貴女が断罪されることで、我が国は栄えます!」
『十歳の儀式』での占いによ
って、ルビア・マリーは「悪役令嬢」の役割を授かった。不遇の時を経て、後に彼女は、竜人族の青竜と出会い、占いに支配された『星詠みの国ヴェンタール』を亡ぼすことを決める。
*悪役令嬢・婚約破棄という内容のため恋愛ジャンルに入れております。主人公の恋愛に関しては、後半からとなります。ご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 14:14:50
85029文字
会話率:34%
「わたくしを呼び出したのは、貴方かしら。ジル・マークス?」
公爵令嬢であり、王太子の婚約者でもあるセリーナは、卒業式の前日、同級生のジルに呼び出された。なんでも王太子が『婚約破棄』を目論んでいることを知ってしまったのだという。
セリー
ナは愛人の一人や二人許容するつもりだったが、向こうがそのつもりなら仕方がない──考えを巡らせるセリーナに、ジルは、おかしな忠告をする……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 18:00:00
11858文字
会話率:35%
『ルーナリア・アクタルノ』には前世の記憶というものがありました。記憶の中の小説に酷似した世界に生まれ、自分が悪役令嬢だということに気づいたのです。冷たい両親と信用できない人間に囲まれた私は刺繍などにどハマりしまして…
えぇ、正直『悪役令嬢』
などどうでも良いのです。好きにしてくださいな。貴族としての誇りを失わないのならば。
ですのでぜひ、私のことは気にしないでくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 20:00:00
507583文字
会話率:46%
人間が長く魔族と争い、追いつめられた人間が起死回生を賭けて最後の戦いを仕掛けた世界があった。
主人公リーゼ・エクステシア公爵令嬢は、人間を守護する女神を讃えた教会で、毎日お祈りを欠かさなかった。
ある日、リーゼの夢の中に、女神と思われる存在
が出て来た。
リーゼに告げたのは、魔族は疫病で110日後に全滅することだった。ただし、今のままでは、魔族が全滅する10日前に、人間は一人もいなくなる。
人間を一人でも多く残すために、リーゼは『悪役令嬢』にならなければならない。
リーゼの覚悟を試すかのように、平民の少女カレンがリーゼの婚約者である王子を誘惑し、聖女に認定される。
徐々に魔族の魔の手が迫る中、リーゼは『悪役令嬢』として、魔族に対抗しようとする。リーゼは、勇気を出して聖女虐めを決意する。
※公式企画、【小説家になろう Thanks 20th】 参加作品ですが、企画が終わってもしばらく続きます。企画終了後にタイトルは少し変えるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 22:58:20
264171文字
会話率:41%
波乱も起伏もなく生きる私の癒しは、乙女ゲーム『麗しの王国・恋する妖精たちの物語』のスピンオフ小説『麗しの王国・悪役令嬢と恋する妖精たちの物語』。
主人公の悪役令嬢が天真爛漫にハッピーエンドへ向かう物語は、萌え溢れる夢の世界だった――。
そ
んな私が夢から覚めると、なぜかふかふかの天蓋付ベッドの中にいた。
ティアナ・レハール、十歳。悪役令嬢その人になって。
ここがゲームか小説、どちらの世界か考えてもわからず。
それ以前に、破滅ルートを回避する天真爛漫な性格は持ち合わせてなかったよ。
今まで周りに合わせてただひたすら真面目に生きてたのにー!いつ終わったんだよ、私の前世!
転生したらしい人生も、すでにデッドエンド決定事項とか泣ける。
……でも、逆にそこまでは何しても確実に生きられるってことだよね?……にやり。
ならば、権力ある!財力ある!何と言っても高飛車、我が儘な悪役令嬢!どうせ終わるなら怖いものは何もない。
デッドなエンドを迎えるその日まで、今度は自由に人生満喫する!と私は決めた。
そうして高飛車と我が儘をはき違えながら、どうしても直せない前世の真面目さをお供に。
新しい世界を全力で生きる物語の幕を開けた――。
***
進行状況や更新のお知らせなどTwitterでつぶやきます。
お気軽にフォローしてください(*´∇`*)
https://twitter.com/chinagi72
あとは各登場人物のイラストもあげる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 22:22:21
286339文字
会話率:32%
「……意志を問うのはこの一度だけです。諾、と答えたのならば二度と戻ることはかないません。貴方に問いましょう。王家の秘事を修める覚悟はありますか?」
16年の人生で、たった一度だけの自分で選べる選択。
この断頭台へと続く道から逃れる術は
、このたった一度の選択のみ。
やっと訪れたたった一度の選択の時。瞬時に前世を思い出した私は、生への道を切り開けるか!
さあ、始めましょう。誰からも『悪役令嬢』と嫌われた私の、自由への戦いを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 20:51:59
10013文字
会話率:21%
「皆様初めまして、わたくし、悪役令嬢ですの。 ──とはいえ、すでにネット小説界では、乙女ゲーとか転生者とかボッチとか海兵隊とかの悪役令嬢がてんこ盛りで、ゲシュタルト崩壊しそうですわね♡」
「……お嬢様が、大変失礼いたしました。
私はお
嬢様付きメイドの、メイ=アカシャ=ドーマン、略して『メイ・ドー』でございます。
このたびは何とあのネット小説界随一の天邪鬼作家881374が、よせばいいのに満を持して、王道中の王道の『悪役令嬢』ものに手を出してしまい、
「俺様がやるからには、『悪役令嬢』作品に革命を起こして、『悪役令嬢』を独立したジャンルに昇格させるのはもちろん、『小説家になろう』というサイト名自体を『悪役令嬢になろう』に変えてみせるぜ!」
──などと、頭のおかしな決意表明をしておりますが、読者の皆様におかれましては、何とぞ生温かい目で見守っていただきたく存じます。
それはともかくとして、ネット小説界に新風と衝撃と失笑をもたらす(予定の)本作、短編連作シリーズ『わたくし、悪役令嬢ですの!』は、これまでの『悪役令嬢』作品の枠を超えて、王宮ロマンス、学園ラブコメ、ファンタジー、異世界転移、異世界転生、SF、ミステリィ、冒険、異能バトル、ヤンデレ、ツンデレ、GL、BL、追放、ざまぁ等々と、ジャンルを問わず文字通り『何でもアリ』をモットーとして参ります所存でありますので、どなた様も御一読のほど、どうぞよろしくお願いいたします」
※この作品は『カクヨム』様においても同時に公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 07:01:00
7698757文字
会話率:86%
チートも無え、現代知識で無双も無え、別に優しい心とかも持って無え!
人生詰み系性悪悪役令嬢と喋って動ける大嘘つきの本が、喧嘩をしたり仲直りをしたりなんとか頑張ってハピエンを目指したりする話です。
⭐︎
悪役令嬢に転生したエメ。しかし前世に読
んだ小説ではなんとかして破滅ルートを回避していたはず。
正直物語の記憶はあやふやだけれど、努力すればきっと大丈夫。これまでの意地悪な性格を改め、破滅ルート回避のためにめちゃくちゃ奮闘するのだった──
──なんて、いきなりできるはずもなくない!?
性格は転生前から悪く、あらゆる才能もなく、打たれ弱くて努力もできない。巷で噂の悪役令嬢の素質なんて持っていない。
そんな絶望しかない状況に現れたのは、どこかの国の美形な王子様や強くてカッコいい騎士……などではなく、生意気に喋ってやかましく動く変な本だった。
「俺の中身はこの物語……つまりは嬢ちゃんがどうやって破滅ルートを回避してきたか、全部俺の中に書かれてるってわけよ!」
そう喋る妙な本。怪しいけれど、もうこいつを頼るしかないわ。本を暴力で脅しつつ破滅ルート回避を目指すも、とことん『悪役令嬢』にむいていないエメは失敗続き。
「お願いは暴力と権力に訴えた方が確実なのよ」
「お前本当に悪役令嬢かよ!?」
「商才もないのに商売とか冗談でしょ!?それこそ野垂れ死ぬわよ、三日で」
「いや堂々と言うなよ」
「こっちから婚約破棄して魔王と再婚約!?……私の性格の悪さで魔王が惚れてくれると思うわけ?」
「……」
「なんとか言いなさいよ失礼ね!」
どったんばったん大騒ぎ、なんだかんだ仲良く喧嘩しながら魔法学園で日常を送る二人。
しかし当の本は、実はエメに嘘をついているようで……?
※毎日数話投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 11:53:41
47620文字
会話率:38%
私、クラリスは泥棒猫の罠にはめられ、婚約者にも婚約破棄され、いつの間にか『悪役令嬢』と呼ばれるようになっていた。
長い地下牢生活の後、死刑にされて……次に目を開けた時には、十歳の時に死に戻っていたのだ。
しかも今日はどうやらかつての婚約者─
─フェリクスと出会うことになる、あの運命のお茶会前日らしい。
元婚約者に会ったら、また断罪エンドに行き着くかもしれない!
今度の人生は平穏無事に暮らしたいです。愛? そんなものは必要ございません!
今度こそ断罪エンドを回避するため、私は行動を改めることにする。すると周囲の私を見る目も変わってきて……。
あっ、泥棒猫。あなたは許しませんから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 19:30:00
190245文字
会話率:37%
「――偽りの聖女ルナ、貴様を火炙りの刑に処す」
そうしてルナは焼かれた。これまで助けた人々に、罵詈雑言を浴びせられながら……。
(あぁ、疲れた……。もしも来世があるのなら、今度は自由に……そう、小説の中の『悪役令嬢』のように自由気ままに生
きたいな)
300年後、彼女は元の世界に転生し、絶大な聖女の力をそのままに伯爵令嬢の地位を――二度目の人生を手に入れた。
「もう誰かが困っていても、絶対に助けたりなんかしない。悪役令嬢に、私はなる!」
聖女学院に入学したルナは、聖女バレしないよう目立たず静かに過ごし、『悪役令嬢的セカンドライフ』を満喫する……はずだったのだが……? 聖女の力はあまりに凄まじく、無意識のうちに注目を浴びてしまう。
一方その頃――世界には邪悪な魔王の手が伸び、人類は存亡の危機に瀕していた。
追い詰められた人々はかつての過ちを後悔し、聖女の救済を求める。しかし、今更になってもう遅い。聖女は死んだ、否、彼らがその手で殺してしまったのだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 23:47:37
467354文字
会話率:43%
「ねー、『悪役令嬢』ってなんだと思う」
それは政府の考案した『相性結婚』で引き合わされた婚約者から、言われた言葉だった。
本編『薬術の魔女の結婚事情』(https://ncode.syosetu.com/n0055he/)
最終更新:2024-11-14 21:35:19
2364文字
会話率:50%
社畜の『大空 翔』と、同じく社畜の『霜月 沙紀』
二人は付き合う寸前の関係だった。
けれど、乙女ゲームの世界に転生してしまう。
理由はなんと、女神の誤転生。
なので、二人はなんの説明も無いまま気づけは同時に異世界へ転生していた。
さらに
、翔は別世界の勇者の助っ人に転生するハズが、極悪パーティの『補助魔法使い』エデン・リュートに。
沙紀はお姫様に転生するハズが、なんと……
『悪役令嬢』クロスフォード・レイに転生してしまったのだ。
しかも、翔はリュートに転生した瞬間にパーティから追放。
沙紀は、レイに転生した瞬間に婚約破棄&処刑宣告をされたので、たまったもんじゃない。
そんな二人は互いに正体を知らないまま出会い、そこからドタバタの大冒険が始まってゆく。
「ちょっと待てって。どーすんだこれ? 俺、補助魔法使いだよ」
「やるしかないでしょ! 私はやるわよ。悪役令嬢なんだから、破滅フラグなんて目じゃないわ」
「いや、まっそーだけどさぁ〜」
凸凹だけど最高な二人は、全ての破滅フラグを余裕で飛び越える!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 08:59:26
63365文字
会話率:28%
侯爵令嬢であるリナニエラは前世の記憶があった。7歳の時今いる自分の世界が乙女ゲームの世界に酷似している事に気が付いた。しかも自分の役どころは『悪役令嬢』だ。処刑すらされるヘビーな立場。
だがリナニエラにとって気になっているのは、乙女ゲーム
の展開よりも剣と魔法だ。この世界には魔法がある!だったら話の展開よりも、そっち重視しても良いんじゃないですか?
令嬢でありながらファンタジー要素に突っ走ていきたいリナニエラとその周りの人達の話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 21:08:41
142511文字
会話率:46%