ローグライフという名のVRゲームが発売され一週間が経過していた。
『無限の世界を旅出来る』
『誰にも攻略出来ない難易度』
『肉体の限界を超えたプレイを魅せつけろ』
『ゲーマーにはハードルが高すぎたゲームで御免なさい』
等、運営が煽り文句
を次々と打ち出していた。
そんなキーワード達と共に発表されたこのタイトルは、ローグライク系ゲームをVR世界で体験出来るというものだった。
その難易度は運営がドヤ顔をして煽るだけあり、一週間が経過した現在も尚、無数のプロゲーマー達が挑んでも三階層突破が限界という実情だった。
ゲームの情報がオンライン上に次々に集まってきているが、同時接続数が数十万もあるにも関わらず情報は穴だらけであった。
ローグライフというゲームのボリュームはどうやら誰もが想像つかない程のものであり、数十万程度では全体の1%にさえ届くことは叶わなかった。そして、情報が集まるたびに増えていくカテゴリーに、今集まっている情報は下手すると千年情報収集を続けても1%行かないのではないのか? と騒がれる程だった。
そんなローグライフというゲームに魅了された人々がお祭り騒ぎをしていた頃。
一週間が経過したと同時にアップデートが行われた。
それまでソロ専用のゲームだったのが、二人協力プレイが出来るようになったのだ。
ローグライフの世界は君へ未知をプレゼントしよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-25 00:01:03
336594文字
会話率:44%
銀河帝国歴GC1032年。
銀河系オリオン腕の外縁部近くの辺境で、“何でも屋”のジャック・トレードは仲間のジョニー、ヘネシー、シェリーとともに、輸送や護衛、調査などあらゆる仕事を受けていた。
今回の依頼はいわゆる“高跳び”。
マフ
ィアに追われる美女と美少女を、帝国軍基地まで無事に運ぶという仕事で、彼にとってはそれほど難しい仕事ではないはずだった。
しかし、辺境のマフィアとは思えぬ執拗さに、ジャックたちは徐々に追い詰められていく。
150メートル級の偵察(スループ)艦を改造した愛艦「ドランカード(酔っ払い)号」を駆り、銀河の辺境を縦横無尽に駆け巡る。
そして、数百年前の伝説の海賊王、バルバンクールによって隠された秘宝が彼らの運命を変える。
昭和の時代の宇宙冒険活劇(スペースオペラ)を目指しています。
古き良き時代?の“スペオペ”の香りを感じてもらえたら幸いです。
本作品はクリフエッジシリーズと世界観を共有しています。
時代的にはクリフォードのいる時代、宇宙暦4500年頃、帝国歴に直すと3700年頃となり、2700年ほど前に当たります。人類の文明が最高潮に達した時代という設定です。
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アルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 18:00:00
128568文字
会話率:30%