魔女狩りが行われる街の孤児院で育った12歳の少年。
同じ孤児であり幼馴染の少女が里親にもらわれることになり、寂しさを感じつつ笑顔で見送る。
だがそれは少年が深い闇と対峙するきっかけになるのだった。
少年は自問する。「人を助けるとは」
最終更新:2021-11-14 19:00:00
9250文字
会話率:27%
金色 金無垢 赤子色
無色 忌み色 魔物色
これは世界を蝕む色彩に生まれついた子どもの物語。
魂の色彩を偽って、生き永らえてはいるものの、世界が自分の死を望んでいる事実は、その子に総てを諦めさせた。
得られるモノなど何も無
いのだと、決めつけていたその子は、けれどその本当の色彩を知った上でなお、自分のことを『友達』と呼んでくれる少年と出逢う。
友を得て、本当の意味で他人との関わりを持つようになるが、それでもただひとりの友達以外には色彩を偽って……そんなうたかたの日常が、はじけて消える日が訪れた。
無彩色の怪物は死んでしまえと、世界がその子に告げに来る。
あなたはかいぶつなんかじゃない、そう言って伸ばされた手があった。
それを、その子は、拒絶する。
――たいせつなひとだから、さよならを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 12:32:41
942636文字
会話率:39%
貴族の屋敷で飼われている猫、リリアーナはある日屋敷を抜け出して街に出掛けていた。
野良猫に追い回され日もどっぷり暮れた頃、王宮近くで美しい黒猫と出会う。
リリアーナはまた来ると約束するが帰り道に魔女と出会い、人間にされてしまった。猫に戻る
には、この国の王家に伝わる呪いをどうにかしろ、それが出来ないなら王家を皆殺しにしろという。
一方、この国の第一王子であるアーシュは代々王家に伝わる呪いに悩まされていた。
それは夜になると猫になってしまうというもの。
遠い昔、魔女狩りが行われていた時代。魔女の使い魔であると言われていた猫には9つの心臓があると言われており、不死の象徴となっていた。
王は不死の力を手に入れるため国中の猫を生贄に儀式を行ったが、魔女の怒りに触れて猫の姿に変えられてしまったと伝えられている。
ーーーーリリアーナは侍女として王宮に入り込むことに成功したものの、どうしたらいいのか分からずただ侍女の仕事を全うしていた。そんな時、夜の王宮内で黒猫と出会い、保護することに…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 17:52:07
9706文字
会話率:58%
災厄はすべて魔のせいとされた世界。
いつからか魔女狩りが始まり罪のない多くの人々がその命を落とした。
青年、アストラは罪なき人々の犠牲を少しでも減らすべく旅をする。
そして……
最終更新:2021-10-15 14:46:39
11897文字
会話率:38%
【三部構成 現在二部三章! ぼちぼち投稿してます】
少女ヒヨは、人気のない静かな森の奥の奥に住む賢者の弟子。師匠であるレーザとともに魔法の勉強や日々の生活を楽しんでいた。
しかし、少年ジャンとの出会いや、賢者を魔法使いだと誤解した、
魔法使いを忌み嫌う者たちとの熾烈な戦い。そして様々な別れが彼女に試練として襲いかかる。
ヒヨは強く確かめる。自分は賢者になるのだと。レーザに近づくのだと。
しかし、彼女が賢者になるためにはーー
これは、そんなか弱い賢者の弟子の物語。ヒヨが一人前の賢者になるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 21:00:00
182388文字
会話率:45%
決断せよ。信仰か、愛か。
火あぶりで処刑される魔女の為に、火刑場まで付き添う『ざんげ僧』であるケネス。
彼は、密かに憧れていた女性エレナが、魔女として告発された事を知る。
エレナの無実を信じるケネスは、彼女を救う為に奔走するが、その過程で教
会が拷問で魔女をでっちあげている事を知ってしまう。
ついにエレナが処刑される日、ケネスの下した決断は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 17:42:31
4688文字
会話率:28%
ある日、魔女は1人の男性を見つけた。
「あぁ、なんて素敵な魔力量なのでしょう」
魔女は狂った様にこの男性を見つめ続けた。
「この人の魔力はまだまだピークではないじゃない」
魔女はこの男性へと全てを尽くす事にした。
「私がもっと力を増やしてあ
げる」
魔女はこの男性へと好意を覚えた。
「もっと近くでずっと貴方を見続けてたい」
魔女はこの男性と共に居続ける事を決めた。
「貴方の力は私のもの」
魔女はこの男性へと嫉妬を覚えた。
「愛おしい貴方は誰にも渡さない」
そして、魔女の愛は違う方向へと進み始めた。
「もっと素敵な貴方になる様に魔改造してしまおう」
最凶最悪の狂ったメンヘラストーカー魔女に目をつけられてしまった、ある不幸な男性の物語。
イカれた変態魔女の魔改造のせいで、男性の日常は非日常の世界へと向かって進み始めたのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-24 18:15:41
113495文字
会話率:34%
仮想サウンド実験のやつです。(※重複投稿しています)
最終更新:2021-09-24 13:00:00
412文字
会話率:15%
中国拳法を中心に身体の運用方法と調整方法を学んだおっちゃんが、良い歳して異世界なんぞに転移してしまった。
そこで出会ったのは謎の美少女!ではなくて自称魔女のおばちゃんだった。
おばちゃんは魔女狩りに遭い、逃げ出して大陸縦断の旅に出る。
他に
伝手も当ても無いおっちゃんは、仕方無くおばちゃんに同行するのであった。
「パーティー組む相手は美少女ってのがテンプレの筈だよなぁ」「あ?何か言ったかい?」
※ギャグ成分はありません。多分。
※刺激強めの残酷表現がサラッと出てくる事があります。かつて一世を風靡した世紀末覇者の漫画を読んで大丈夫なら問題無いと思います。
※基本的にのんびりゆっくり更新になります。長い目で見ていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-22 07:50:15
34704文字
会話率:23%
突如現れた魔精種《ケスラ》と呼ばれる生物との大規模な戦争である魔女狩り戦争《ワルプルギス大戦》で妻を無くした、聖王と呼ばれた男シュバルツと生き残りの魔女リアの二人旅の物語
最終更新:2021-09-13 00:34:51
38810文字
会話率:45%
ニュルンベルグの街は歴史上一人の魔女も焼いていない。
このお話は、ニュルンベルグの街で魔女を焼かないように努力していた人々の話である。
最終更新:2021-09-03 16:52:10
11681文字
会話率:31%
――魔女が出た、魔女が出た。世にも恐ろしい魔女が出た。
――異端審問官だ、異端審問官が来た。逃げろ、同胞よ。
「嗚呼、異端審問官様! 悪しき魔女を滅ぼして!」
魔女告発数最下位、魔女捕獲数最下位、魔女処刑数最下位、そんな異端審問官ヘク
トルは、ある村から依頼を受けていた。一番依頼料が低いという理由で。
そこで出会った魔女――そう呼ばれた魔術師イザベラと共に彼は少しだけ仕事をする、これは一日にも満たない働きであり、同時に長く続いた地獄の終わり。
罪を償う為に未練を残した、取るに足らない亡霊のお話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 13:00:00
6635文字
会話率:57%
「この荷物は届いていないので、見つかるまで捜して、私と差出人にも納得するような謝罪と誠意を見せろ」
からの。
「そーいう注文はないですし、そのような事を私達はご案内をしませんけど」
からの。
「ただいま電話に出る事ができません」
「ただいま電話に出る事ができません」
「ただいま電話に出る事ができません」
「ただいま電話に出る事ができません」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 07:00:00
1731文字
会話率:47%
魔女狩りから200年。生き残った一人の魔女が幸せになる話。
※8話程度で終わります。
最終更新:2021-07-04 06:37:10
20739文字
会話率:54%
時代は中世ヨーロッパ。山と海に囲まれた小さな国は、食糧問題を貿易で何とか賄っていた。ある年、国に黒死病(ペスト)が流行り、国外れの小さな町が壊滅した。悪い流行病は魔女の仕業とされていた時代、一人の女性に魔女の疑いがかかった。魔女狩りを止めさ
せようと、女性の夫は視察で近くまで来ていた国王に、黒死病は魔女の仕業ではなく、予防と対処法があると本物の魔女から学んだと説明し、魔女狩りを止めた。その代わり、青年は壊滅した町を使い、魔女から学んだ予防と対処法の裏付けを取れと仕事を振られた。
十数年後、壊滅した町は整備された村となった。ある日、季節外れの大雨で、国境の川が氾濫した夜、村の公衆衛生の仕事をしているシオンは隣の国の子供と、何処からか流れてきた奴隷姿の青年リュヤーを助けた。助けられた異国の青年リュヤーは、シオンとギャビンと一緒に仕事をするようになる。そんな中、シオンは趣味と実益(貿易の交換材料・収入源)を兼ねて育てている庭で、一人の娘エヴァと出会う。エヴァは森の娘で、魔女の見習いだと名乗った。次第に惹かれあう二人だったが、エヴァが怪我を負い、毒に侵された。同じタイミングで、エヴァを魔女だと言うものが出てきて、十数年前の黒死病が再び流行ることを恐れた街の人々が、魔女狩りをしようとシオン達の職場に詰め寄っていく・・・
※この話は『pixiv』にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 17:59:04
73474文字
会話率:29%
魔女狩りの行われている帝国で立ちあがった一人の女の子のお話。
童話のような世界観を意識したお話です。
最終更新:2021-06-09 01:16:23
1928文字
会話率:15%
19世紀後半、フィンランド。
国一番の財閥の令嬢ソフィアは、不当な結婚をさせられるのを断り、意を決して養女として引き取られた家を出る。旅の商人として一人生きるソフィアは、そして秋の初めの日、とある田舎の森の奥の樅の木の丘で、貧しくとも心が綺
麗な魔女の少女、アンナと偶然出会う。
アンナの家は代々魔女として生きてきた家で、魔女狩り時代、跡取り娘の命を守るために、悪魔とある契約を交わしていた呪われた家だった。
お互い惹かれ合う、アンナとソフィア、そして魔女の覇権をめぐってアンナ母娘の命を狙う西の魔女。古い因習を改革したい新進気鋭のヘンリク村長など、様々な人々との中、二人の運命は…。
史実を元にした、ヒューマンドラマです。どうぞお楽しみください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 17:42:29
42695文字
会話率:35%
とあるコンテストに応募した作品、を改修した短編小説(多分お題をガン無視して書いたからだと思います)。
17世紀にマサチューセッツで起きたセイラム魔女裁判をモチーフにした短編小説です。
落選したので遠慮なくこっちに掲載します。
最終更新:2021-05-24 19:54:08
5815文字
会話率:49%
ある時代。「最恐の魔女」と呼ばれる存在が、小さな村の家族の団欒を壊した。
魔女に両親を殺された少年は憎しみとともに成長し、やがて魔女狩りを行う組織の一員となる。
両親の仇を討つ、ただそれだけのために。
高校時代に書いた作品です。
最終更新:2021-05-11 17:28:40
10093文字
会話率:28%
ある村に住む若い夫婦。妻の佳澄だけが夫の秘密をひそかに知っていた。
夫の阿津麻は、熊に変身する。
夫自身も妻がその秘密を知っているとは知らなかった。佳澄は秘密を胸に秘め、大好きな夫と暮らしていけるなら、それでいいと思っていた。
けれどもある
日、村に魔道士がやってきた。
魔道士は、おそろしい魔獣である「変化熊」を狩りに来たという。
魔道士雷夜は「変化熊」の恐ろしさを佳澄に伝える。二人が話しているところに、夫の阿津麻が帰って来る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 16:39:51
19733文字
会話率:34%