金色 金無垢 赤子色
無色 忌み色 魔物色
これは世界を蝕む色彩に生まれついた子どもの物語。
魂の色彩を偽って、生き永らえてはいるものの、世界が自分の死を望んでいる事実は、その子に総てを諦めさせた。
得られるモノなど何も無
いのだと、決めつけていたその子は、けれどその本当の色彩を知った上でなお、自分のことを『友達』と呼んでくれる少年と出逢う。
友を得て、本当の意味で他人との関わりを持つようになるが、それでもただひとりの友達以外には色彩を偽って……そんなうたかたの日常が、はじけて消える日が訪れた。
無彩色の怪物は死んでしまえと、世界がその子に告げに来る。
あなたはかいぶつなんかじゃない、そう言って伸ばされた手があった。
それを、その子は、拒絶する。
――たいせつなひとだから、さよならを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 12:32:41
942636文字
会話率:39%
少年と少女が閉ざされた空間に居る。
……ん? 美少女ふたりにしか見えない?
いえいえ、ご安心を。美人な方はれっきとした男性です。
ここまで言えば、誰と誰のことなのか、察しがついた方もおいででしょう。えぇ、異なる時間の流れに居る、あのふた
りです。ただ今回は、一見さんもいらっしゃるでしょうから、少年と少女で通させていただきます。
少女が目覚めると、そこは白く空白な部屋。
彼女の想い人も何故か一緒におり、ふたりで合計9年の寿命を分け合わなければ出ることができないのだという。
さてはて、彼女はどのような決断をするものか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 12:07:41
2775文字
会話率:32%
獣人の集落に移り住むことになった、ヒト社会出身のウサギの獣人 じゃっく。
彼は、とてもとても可愛い(※個人の感想です)獣人の少年に出会う。
これは獣人たちのちょっと変わった生活模様と、彼の恋愛物語…?
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※不定期連載です。
※当方の別作品『魔法?が使えるみたいだから、クモを駆除してみたぃ』のスピンオフ(?)となっており、ネタバレを含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 23:30:30
48346文字
会話率:43%