没落した男爵家の令嬢は、爵位を狙う中流階級の男との結婚を押し付けられていた。そこに舞い込んだ、王太子の――表向きは侍女募集――本質は公妾募集の知らせ。令嬢は意に染まない結婚から逃れるため、王太子の公妾を目指して王都へと乗り込んだ。
一方、王
子であり公爵でもある青年は、従弟の王太子に恋人を奪われ婚約破棄をされた過去を持ち、古傷を癒せぬまま独身を貫いていた。
各々の望む未来のために互いを利用しようと契約を結ぶ二人だったが、計算づくの関係もゆるやかに動きはじめる。
妥協と打算が大好きな苦労性の少女が、唯一の愛を手に入れるまで。そして、退屈に殺されそうな男が、一人の少女に生きる意味を見出すまでの擬似ヴィクトリアンロマンス。
※フェアリーキス大賞 大賞受賞しました。加筆改題した「いばらの姫と訳あり黒公爵の平凡ならざる婚活事情」が5/28に発売です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-26 22:06:20
97542文字
会話率:42%
現在の生活に満足している「私」。
そこに届いた一通の結婚式の招待状。
どうすることも出来ないと分かっているのに、少しだけ胸が苦しくなってしまうのでした。
最終更新:2018-05-10 23:01:45
5047文字
会話率:43%
バッドエンドからはじまるもってない僕の日常と恋愛を描きます。
初投稿になります
よろしくお願いします
最終更新:2018-05-06 21:50:55
1950文字
会話率:10%
幼稚園の時、初めて薔薇に触った。棘に刺さり僕は、泣いた。母はそんな僕を優しく、慰めてくれた。普段厳しい母だったからか、それが嬉しかった。それ以来、僕は薔薇の花が好きだ。薔薇への執着が強すぎる余り、とある、薔薇の研究所に潜入し、科学者達に捕ま
り、僕は改造を施された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-23 16:15:44
2078文字
会話率:67%
作者の自伝的小説。人生はいつも棘だらけのいばら道で右も左も後ろも前も鋭く尖った棘に囲まれていた。曲がりくねったいばら道を、体に棘が刺さりながらも傷だらけになりながらも綺麗な華が咲く事を信じ、棘を受け入れながら必死に進んでいく少女。少女は何を
思い、どう生き、どんな大人になっただろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-03 09:43:45
489文字
会話率:17%
とある色鮮やかな世界の片隅。
庭園に赤い薔薇が咲き乱れ、正面のアーチに絡む鮮やかな薔薇の棘の蔦。晴れの日にも関わらず、大きなステンドグラスは濁り、陰がかかって本来の輝きをなくしている。この教会は、高貴な純潔さより、どこか退廃したような妖艶さ
を感じさせた。
そこには若いシスターが1人。そして、魔王が1人。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-06 19:35:44
10294文字
会話率:42%
俺の手には1つの花があった、昔からもっていた花
そしてある雨の日に、1つの孤独な花を見つけた
2つの花を取れば、両手に花になる、だがそれは許されないこと、二兎追うものは一兎も得ず
つまりいつか選ぶ日が来る、選べなければどちらも得ることが出来
ない、美しく咲かすことが出来ない
美しい花に棘はある、多少の痛みは覚悟して、俺は選ぶんだ
その花を美しく咲かすのも枯らすのも俺次第だ
未来(あした)はどんな花が咲くのだろうか
俺だけのこの世に1つだけの花、たとえ時間がかかっても美しく咲かそう
CAST(追加等があれば更新していきます)
主人公:宮永 健(みやなが たける)
妹 :宮永 遥(みやなが はるか)
親 友:鈴木恭平(すずき きょうへい)
幼馴染:三森奈々(みもり なな)
少 女:篠田麻美(しのだ あさみ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-21 21:22:22
42519文字
会話率:41%
幼い頃からしょっちゅうデジャブを体験していたアストリッドは、いつしかそれがデジャブではなくて夢で未来をみていることに気づく。そして自分の未来が弟によって狂わされていくのを夢で何度もみるようになった。
欲しいものは愛する人との当たり前の日常。
そして平穏。
そのために今なにができるのか。
ーーーたった一人で未来を変えるために奮闘するアストリッドの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-10 11:37:36
74900文字
会話率:15%
メルヘン…それは思春期の女性に現れる特殊な能力。
大多数はメルヘンチックな妄想を具現化したかのような能力である。
男性には一切発現しないその能力によって、女性の社会的地位は圧倒的な物であった。
乃木命は世界で唯一、男性であるにもかかわらず
メルヘンを所持している。
彼は、女性の権力が増長することを危惧した乃木家によって作られた子供だった。
乃木家は女流一族ではあるものの、男性と女性が平等であるべきと考えている家である。
そして乃木家の使命を背負った命は、世界を変える一歩を踏み出す。
聖ピリア女学園へ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-05 02:28:11
3055文字
会話率:21%
不愛想な図書委員、桜沢文音。
彼女は自ら孤独を望み、人々を拒絶し続けていた。
ある春の日。
図書館に一人の少女が訪れる。
伝説に語られる英雄の末裔、大富豪のお嬢様。
――あなたを笑顔にするまで、私はあきらめません。
その少女、棘科輝羽
。
いくら傷つけ、突き放しても。
文音を解き明かそうと迫り続ける。
なぜ人を拒むのか。
なぜ孤独を望むのか。
閉ざした心に触れたとき、一つの光が蘇る。
冷たい先輩と小さな後輩が紡ぐ、桜色のものがたり。
※2015年公開『針ノ木さんの天使さま』から数ヶ月後を描いたスピンオフ作品。
『針ノ木さんの天使さま』の既読・未読関係なくお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-19 15:00:00
328707文字
会話率:39%
本当に綺麗なものを見たくてそれだけを目的に息をしていると思い込んでいる由宇が、本当に優しいものがあるのかとあるのなら目にしたいと渇望しながら人と関わっていく少し暗めのストーリーです。
※10/31 22:34 完結とさせて頂きます。
※
このようなお話に付き合って下さった方々に、大きな、感謝を。本当に、有難う御座います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-31 22:34:04
25246文字
会話率:6%
主人公はひょんなことから異世界に転移してしまい、そこで出会った一人の少女がきっかけで主人公の運命は大きく変わっていく。
最終更新:2017-10-21 19:42:30
4213文字
会話率:61%
この物語は入学式から始まります。隼人は過去に異世界で棘の人生を生き16という年でこの世を去った
復讐戦いが人生だった彼が転生した世界は地球日本平和な日本で知識を集める内に自分の元の世界の記憶が
時間と共に消えていくのにキヅクしだいに人格まで
変わってしまった、そして高校生活二日目教室巨大な
魔法陣に飛ばされた場所は200年齢後の元の世界そしてある事がきっかけで記憶が戻るその時平和な日本の人格と血みどろな人格二つの人格を持った隼人は人との接し方に迷う、他人なんかどうでもよく自分の身を守る、他人を守れなくちゃ自分を守れない、相容れない二つの考え隼人の生きる目的は?すべてがわからなくなった隼人は世界を見るため旅に出る。 幼少期編 過去異世界編は番外編で出します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-14 08:19:14
940文字
会話率:50%
時は大正時代。東京にある東京帝国ホテルにて小説の授賞式が行われていた。そこの目玉は最年少文学賞。見事最年少文学賞を受賞した作品の一節にこのような記述がある。
「ある日、彼は思った。どんな試練がたたみかけてきても前を向くしかない。薔薇の運命に
抗うと---」
これは大正という激動の時代を生き抜いた、若者たちの記憶。
美しい薔薇には棘がある。薔薇に魅入られ荊に囚われた、若者たちの記憶。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-17 16:34:54
61361文字
会話率:50%
自分探しをする旅人、御子柴一樹は○○県の村を訪れていた。一晩の宿を探すため彼が向かったのは山の中に建つ黒薔薇の館であった。その館では夢遊病を患う黒薔薇という主、執事の蔓田、棘丸、メイドの花弁の三名が暮らしていた。
村に怪しい人物が現れた
という情報を聞いた黒薔薇の姉、白薔薇は御子柴を監視するために一晩泊まることになるのだが、黒薔薇が密室で首を切られて亡くなるという事件が勃発。室内には絵を掛けるためのフック(A点)と、対面の壁には薄っぺらい穴(B点)があり、二点を結んだ部屋の真ん中に黒薔薇の遺体があった。但し凶器は見つからなかった。
翌日。派遣された刑事は京極という刑事らしからぬ人物であったが、独特の観察眼あり、白薔薇が事件の犯人だと告げる。その意見に反対する御子柴は、白薔薇を救うために立ち上がる。そこで浮き上がったのが、棘丸が事件の夜に見たというXという存在であった。御子柴はXと凶器を探す為に、村にある茎村という鍛冶屋へ向かう。
茎村は白薔薇の依頼を受けて、黒薔薇の部屋の鍵を複製したことと、製作はしなかったが、薄っぺらい刃物の製作依頼を受けたことを明かす。白薔薇の容疑が固くなり悩む御子柴であったが、黒薔薇を殺した殺人鬼であると村人たちに誤解され、村中を逃げることになる。逃げる最中、白薔薇が自室で倒れていることを発見。その事実を京極に伝え、二人は共に捜査をすることになる。
白薔薇は金属製のメジャーを使い、自殺を図ったのだが、未遂に終わる。黒薔薇を切り裂いた凶器がメジャーであると察した御子柴は今回の事件が殺人ではなく、黒薔薇の夢遊病を治すために白薔薇、黒薔薇の二人で行われた事故だと割り出す。薄っぺらい穴からメジャーを通し、フックに引っ掛け、それが外れるとメジャーが高速で巻き取られ黒薔薇の首を切り裂いたと見抜く。
結局、白薔薇は自分がやったということを自白。事件を終え、御子柴は探偵になるという新たな道に向かって村を後にする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 12:23:45
146716文字
会話率:53%
その指で私の首を絞めて
最終更新:2017-07-15 18:36:18
665文字
会話率:0%
日浦 依は普通の大学生である。
だけどある日、異世界転生においては最早お決まりの冒頭となっているような、トラックに轢かれそうになっている幼女を目撃する。
幼女を助けた彼は、これまたお決まりのように代わりに轢かれそうになってしまう。
だ
が、彼はそんな状況の中こう思った。
(これ、異世界転生出来ちゃうんじゃね?)と。
───そして現状を理解し、トラックに轢かれてしまう。
だが、勿論異世界転生などするはずもなく、病院に担ぎ込まれた彼は何故かチートのような魔力と身体能力を手に入れていた。
普通に死にかけた男がお送りする非日常現代魔法ファンタジー。
スマホで書いているので、おかしい部分があるかもしれません…申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-07 07:00:00
68629文字
会話率:39%
※The copyright of this novel is in Isuzu Riku. Please do not reprint without permission.
プリムローズ・オルグレンは六歳のある日、赤い目をした魔王から、
自分は魔王の嫁が転生した存在であると告げられる。タイムリミットは十年。プリムは十年後に迎えに来るという魔王から逃れるすべを探し始めるが、高位の騎士である父はさっさと娘の縁談をまとめたがる。魔王よりも強い人じゃないと嫌だと言い張る娘に父が用意したのは、部下の青年だった。しかし、少しくらい強くても彼に魔王は倒せないだろう。早く婚約破棄してあげないと彼の命が危ない。せっせと嫌われようとがんばるプリムと、気の利かない武人ルーサーの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-15 17:00:00
163241文字
会話率:34%
クルージングに行きましょう。
そんな何気ない誘いに乗り、曇天の元で船は行く。そこに後悔の引き金となる遭遇があるとは知るよしもなく。
これは救い無き回想録。青春時代の淡い約束は、未来永劫引き抜けない棘に変わる。
その痛みを抱えて引きずるように
、青年は後悔と自責の海に、ふとした瞬間埋没するだろう。
ただ一つの癒しは……彼には帰るべき港があったことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-15 15:22:53
9702文字
会話率:31%
怖くも優しい彼女 碧 主人公はそんな彼女の謎に気付けるかそれともわからないままにしているか
地獄の薔薇 どこにあっても美しいが棘あるそこがただの地獄なだけで
最終更新:2017-05-05 18:34:46
813文字
会話率:38%