若くしてとある空軍基地に司令として派遣された男のストーリー。
SFロボットアクション物の定番であるパイロットが主人公では無く、指揮官として戦略・戦術を駆使して敵との戦闘を繰り広げていく。
エースパイロットでも無い彼を英雄と呼ぶ者はいないだろ
う。
彼より輝かしい功績を残した者は多くいる。
ただ、彼がいなければその功績は無かったかも知れない。
部隊の裏役者として戦っていく彼の知謀を楽しんでください。
*他のサイトでも一部アップしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-14 15:44:49
149420文字
会話率:42%
大学1回生になった主人公、鷹尾誠哉(たかお せいや)は一人暮らしを始めていた。
初めての一人暮らし、暇をもて余した鷹尾は友人から激しく勧められたVRMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)[Nostalgia Ruins On-l
ine.]通称[N.R.O]の魅力に取りつかれる。
N.R.Oでは剣や魔法は飛び交わず、現代社会と同じような銃器を使い、戦略・戦術を組みながら戦う、FPSであり、仮想世界の中で人間を合法的に殺す事ができる。
そんなゲームにはまり込んでしまった鷹尾は、家に引きこもり、毎日をN.R.Oの中で過ごしていた。
しかし、ある日ゲーム内での死亡と同時に別の世界に入り込んでしまう。
そこは銃声と血に満ち溢れた世界だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-25 10:12:23
21561文字
会話率:25%
長い準備期間を経て発動された魔王軍による地上征服計画は着々と進んでいた。
その壮大な計画を実行するにあたり、魔王が処理すべき案件は多い。部下の扱いをはじめとする組織運営、複雑な政治事情、行動の予測できない数々の冒険屋たち。魔王は多くの苦
労と努力を乗り越えながら、自軍のみならず敵についても共に最小の犠牲で、そして最大効率の方法を模索しつつ、征服を進めていた。
一方、辺境にてある15歳の少年が立ち上がった。自ら「勇者」を名乗り、「魔王を斃す」と嘯く実力に見合わない自信など奇異な言動の目立つ彼だが、彼の周りでは当たり前のように「奇蹟」が起き、彼を味方していた。「愛と勇気で何度でも立ち上がる」「ピンチになると覚醒する」「短期間の修行で劇的に強くなる」そんなふざけた奇蹟が。
世界を征服しようと、そしてそれだけの力を持つ魔王軍は、たかがティーンの少年たちにその運命を狂わされることになる。世界中が、大した理念も信念もない少年によって汚染されようとしていた。戦術も戦略もない、行き当たりばったりの進撃に、魔王軍は為す術がなかった。
「主人公補正」によって哀れにも敗れていくすべての悪役に捧ぐ、逆転のファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-14 00:01:21
149549文字
会話率:59%
織田信長が出世の第一歩とする桶狭間の戦いが物語の舞台です。
既に桶狭間に到着している場面から物語は始まります。
織田信秀の息子にして、城下町の不良の頭で、傍若無人に振舞って見せていたのは、信長にとって、人脈作りと人望作りのためだったの
です。そうした下積みを経て、織田家を継いでからも尾張の精鋭部隊が忠実に信長の家臣となって働いた(戦った)。
対する敵は「東海一の弓取り」と謳われている今川義元である。戦国の世に名を轟かせ、あの武田信玄でさえも脅威を抱く程の男である今川義元である。信長は、この今川義元の世評を知っているだけに、その存在を恐れるだけではなく、財政面でも戦略・戦術面でも敬う気持ちを持っていた。しかし、いざ対峙してみれば、なんら大したことはない、それどころか陳腐にさえ思える愚かな武将に映った。
はじめ、この桶狭間の戦いは、下馬評で、今川勢の絶対有利となっていた。しかし、いや、むしろ、そうと知れば、若くて勇ましい信長は尚の事、その己を小馬鹿にでもするような、世の常識をぶち破りたくなり戦う。
そして、戦ってみれば意外と今川勢は腰ぬけ集団である。それもそのはず、今川勢の実情は頭数の確保だけの寄せ集めで膨らませた、仮武装集団なのであった。漁師や農民を徴兵として、それでも足りずに思えた今川は北条からも兵を借りた。借りてきて、取って付けた様な兵は、忠誠も忠義も、義理もへったくりもあったものではない。今川勢として、戦おういう意思よりも、窮地に至れば逃げを選択する。その逆に、勢いで登り詰めようとする信長軍は前へ前へと進む。その中には森蘭丸の父親、森可成もいる。この森可成りこそが信長の精神的師匠にあたる男である。森可成りが信長の少年期・青年期の悪教育をしたおかげで、今の信長像があるという物である。
そして、森可成以外にも、小平太や新助などが活躍し、今川勢に大手を掛けて、ついには義元の首を獲るのである。
「武士の情け」
で獲った首を丁重に扱うべきかとも信長は思いもしたが、実際の所、信長はそうはしなかった。獲られた義元の首を、戦を終えた、ずぶぬれの、桶狭間の野原で、唾をかけ、蹴り上げた。そうする事で、それまで、戦に恐怖を抱いていた自分と決別できるものと思ってそうしたのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-31 06:29:02
8213文字
会話率:30%
今から千数百年後の銀河系。その一角を占めるグリューネラント王国は小国ながら精兵を擁し、戦闘では常勝無敗を誇っていた。
しかし、辺境で発生した大規模な叛乱をきっかけとして全土が未曾有の大激震に包まれる。
最終更新:2010-02-18 18:23:12
12314文字
会話率:36%