母親から疎まれている女子高生の聡美は、早く大人になって家を出たいと願った。
家族の中で独り、独りぼっち。食べるものも服も用意されず、身体には酷い傷。
孤独感を抱えた彼女が、学校を抜け出し独りで行ったカラオケボックスで出会ったのは、車いすに乗
った少年の蓮だった。
喪失感を抱えたままの二人は、それでも前に進むことができるのだろうか。
家族からの心の傷と、取り戻せない身体の傷。すべてを包み込むように彼は歌う。
再び歩き出すための青春小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-22 10:39:24
8989文字
会話率:28%
人間は時間に束縛されている。そんな束縛から解放されようと旅をするが……。旅の途中でふと立ち寄った所にあった解放感とは。
最終更新:2009-12-19 16:08:24
3633文字
会話率:25%
暑い日差しが照りつける眩しい光が包み込むみんなに平等なあなたを私はただ見つめるだけ…少しでもあなたに近付くために私はできるだけ背伸びしてただいつまでもあなたを見つめてる―[おーいそっち行ったぞ]「任せろ!」窓から聞こえる男子の声黒板を叩く音
も彼らの声に掻き消されてしまう輪の中心にいる彼は一際太陽の光を浴びていた窓から見下ろしたその姿しか知らない・・月曜日のこの時間の彼しか…知らない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-14 23:41:30
1021文字
会話率:50%
故郷・島根県益田での、中学校の同窓会。いろんな事情で、同窓会に参加するのは初めてだった雪子。雪子を、中学生の頃から、変わらぬ気持ちで、見つめ続ける聡。人生の岐路で、苦渋の決断をした雪子。その身の上を、遠く故郷から案じ続けていた聡。雪子と聡の
暖かな気持ちのふれあいを、包み込むように、同窓会が始まった・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-06-22 00:25:31
6803文字
会話率:17%
十五年前に海外へいってしまった恋人を思う私は、飲み仲間の藤井に同じ匂いを感じる。二人の共通点は……
最終更新:2007-07-14 00:04:36
3317文字
会話率:29%
春風を待ちわびて、恋の大三角形が爽やかに吹き抜ける。世界中で頑張っている不器用な男の子に贈りたい。あいぽが奏でるとっておきの『LoveSong』。2月14日に『恋の魔法』が世界中を包み込む!?
最終更新:2007-02-14 14:50:23
27804文字
会話率:31%
ありとあらゆる魔法や魔法薬でも治せなかった少女、天に導く浄化の炎は彼女をやさしく包み込む。だが、後に残された彼女の兄と幼なじみは哀しげにその炎を見つめていた。
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最終更新:2005-11-08 02:18:12
1039文字
会話率:36%