魔王を倒した王子と共に活躍をした騎士ライサンダー。
平民出身の彼には、爵位と領地、そしてとびきりの美しく賢い令嬢が妻として与えられることになった。
全く女性にモテなかった無骨なライサンダーは、拒否権もなく自分と結婚することになってしまっ
た気の毒な妻を大切にしようとひたすら奔走する。だが、不器用な彼の行動は空回りし誤解を招くばかり。
妻となるアナスタシアは、政略として粛々と受け入れつつも、存外ライサンダーのことが気になっていた。
けれど二人は距離を詰められないまま、結婚式を挙げ、初夜を迎えることとなった。その結果は…?
設定ゆるゆるのほのぼのファンタジー。一応初夜の話なので、それらしき内容は出て来ますが、具体的な描写はございません。
ふんわり加減をお楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 09:00:00
13396文字
会話率:37%
かつて強大な力をふるい国をおとしめようとした「魔女・リゼリア」を封印した、英雄の国王・ユリウス。その一人息子・エルヴィンは、容姿も能力も申し分ない完璧な王子だ。ただ、彼は傲慢で支配欲の強い、独善的な男であった。ある日、エルヴィンは通っている
学校で、「魔女」が王宮に封印されたままであるという眉唾物の噂を耳にする。冗談半分に父王の側近に尋ねれば、彼はそれを否定しなかった。
成人を控えた19歳のエルヴィンはその「魔女」をついに探し当てる。そして予想外にいたいけな姿の彼女に一目惚れし、封印を解いて秘密裏に自分のものにしようと画策する。
封印を解かれた魔女・リゼリアは、魔女である記憶を失っており、見た目通りの可憐な少女であった。エルヴィンは彼女を大事にする方法が分からず、高圧的に彼女を支配し、監禁するが、終始おびえる彼女にいらだちを募らせる。
一方、リゼリアは王宮で隠されて生活する中で、そのうちユリウスの気配を気にするようになっていった。自身を封印した男に復讐でもするのかと危惧したエルヴィンは、国王を含めお前を誰にも近づかせることはないと宣言する。だがリゼリアはひょんなことからユリウスの目に入ってしまう。国を脅かした魔女の封印を解いたことがバレたら、と焦るエルヴィンを横目に、リゼリアはユリウスにすり寄って、ささやかな愛を口ずさんでいた。ユリウスも、そして彼の側近の騎士も、リゼリアの登場に驚くとともに、その表情には安堵と憐憫が浮かんでいた。
異様なその空気に、エルヴィンは戸惑い、そして彼らの過去を調べ始める。リゼリアの衝撃の過去と、絡み合うあまたの人生をエルヴィンはどう受け止めるのか。
国の悪役「魔女」となるまでのリゼリアの転落の物語、そして彼女を取り巻く切なく、悲しい愛の物語を書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 04:36:28
1851文字
会話率:9%
初めて顔を出した夜会で『骸骨みたい』と言われたメルテンス王国の王女、アウレリアは、夜会を抜け出した先で一人の騎士に出会う。顔もはっきりと見えない薄暗闇の中、彼の言葉が胸に響き、アウレリアは『骸骨のような』顔を隠して過ごすことを決めた。
その数か月後、魔王封印の儀式の為に王太子とその一行が魔王城へと向かう。魔王の封印を重ねてかけるだけの儀式だったはずが、一行の一人が名誉を得るため魔王を殺そうとし、魔王が目覚めてしまう事態に。
運良く再び封印が出来たらしいのだが、一行の一人、ディートリヒという名の騎士は、魔王を自らの影に封印した影響で、徐々に衰弱していた。
どうすることも出来ないと思われたのだが、一行を讃える夜会が開かれたその日、彼はアウレリアに告げる。「自分と添い寝して欲しい」と。
しかもどうやら彼は、いつかの夜会でアウレリアと言葉を交わした、あの騎士だったようで……。
見た目にそぐわず真面目で優しい人外染みた美貌を持つ騎士と、身を削ってでも民を思う『骸骨さま』と呼ばれた心優しい王女のお話。
拙作未完の『魔王を倒したので添い寝してください。』のお話を元にした、完全に別のお話です。
カクヨムにて先行更新中、毎日更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:30:00
221678文字
会話率:20%
「アウレリア姫。君が欲しいと陛下に言ったら、かの方は許してくれるだろうか」
女神からの神託により魔王を倒す勇者の一行に選ばれたディートリヒ。神託通り魔王を倒したのだが、その際に魔王から魔法をかけられてしまったようで、頭の中で響く奇妙な声に
苛まれるようになった。
魔法は解けず、眠れずに衰弱していくディートリヒは、不調のまま勇者一行を讃える晩餐会に出席にする。そんな時、王城で偶然、女神の愛姫、アウレリア姫に出会ったディートリヒは、彼女が自分に触れた瞬間、頭の中で響く声が止んだことに気付いた。
魔王の力と反発する女神の神聖力のおかげではないかと考えたディートリヒは、国王から褒美として何でも望みを叶えると言われ、失礼を承知で願い出る。「アウレリア姫に添い寝して欲しい」と。
だが、そんなアウレリア姫もまた、女神の愛姫ゆえに問題を抱えていたようで……。
魔王を倒した勇者一行の一人、堅物の闇魔法使いの騎士と、女神の神託を受けるために眠ることが出来ない、しっかり者の巫女姫のほのぼの恋物語。
※R-15は用心の為につけております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 17:00:00
26288文字
会話率:28%
退屈に毎日を過ごしているラストJKの『式守 焔(しきもり ほのか)』。彼女は、楽しみを追いかけてばかりのだらしない毎日を過ごしていたのであった。
そんな冬休みの某日の夜。夢に聴こえた聲で目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中であった。
―『雲蒸竜変』にして『百花繚乱』、『一期一会』にして『会者定離』、『七転八起』にして『初志貫徹』、『万死一生』にして『不撓不屈』、『一念発起』にして『一刀両断』である‼
少女は騎士となり、大地や大海を巡り、数多の英雄と出会い、世界の真実を知る-
人生を諦めかけた少女の立志が、今、ここに!
※度々、編集することがありますが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 08:30:00
542499文字
会話率:47%
トラックと自動車の玉突き事故により死んでしまった高校二年生の少女。
彼女の魂は、魔法と騎士の存在する異世界で『ジェンレヴィ』と言う名で生まれ変わるが、前世(高校一年生の頃)で見た夢だけを記憶に残していた。
彼女は生まれ持った魔導騎士の
才能と人々を希望へと導く力を持つ美少女であった。しかし、彼女はこれから様々な出会いと共に災難が待ち受けていた。
その出会いが大いなる絆と戦いの始まりだった。
彼女の周りで繰り広げられる物語が今、幕を開ける。
⦅それぞれの登場人物や出来事の詳細が書かれている外伝も、語られる⦆
※部分的に変更することもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-20 23:00:00
317151文字
会話率:56%
騎士の国、『グロリアス王国』で最強の騎士の1人として名を馳せる女性、レイチェル。彼女は騎士として祖国のために働いていた。しかしそんな彼女の周囲には彼女を崇拝する部下や彼女に好意を持つ女性でいっぱいだったっ!?無自覚ながらヒーローのように振る
舞う彼女は意図せず自分のファンを増やしていく事にっ!?これは期せずして百合のハーレムを築いた女騎士の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 19:55:12
355054文字
会話率:61%
父に冷遇されて育った貴族令嬢アンジェラは、第二皇子に見初められて結婚する。
「わたしを不遇から救ってくれる皇子さまかもしれない」
そう夢見ていたが、彼は──とんでもない男だった。
気弱で臆病なアンジェラは、夫の顔色を伺いながら監禁状態の生活
を送ることになってしまう。
ある日、護衛騎士のグレゴワールと共にこっそり外へ飛び出したアンジェラは、それをきっかけに「自由に生きたい」と思い始める。
しかし、外に出たことが第二皇子に気づかれてしまった。連れ戻そうと追いかけてくる夫から逃げている途中、グレゴワールはアンジェラを守ろうとして瀕死に。
「このままわたしは、誰かに守ってもらいながら一生逃げ続ける人生を送るの? ……そんなの嫌だ」
そう思ったアンジェラは、夫の支配から独立することを決意する。
無力なヒロインが「離婚」という目標に向かって突き進みながら、ヒーローと共に成長していくロマンスファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 19:20:00
94685文字
会話率:29%
ゴンドは、奴隷の烙印という形で裏切りが自分を襲うとは思ってもみなかった。皮肉屋の傭兵として続けていた単調な日々は、仲間に薬を盛られ、塩鉱山送りの奴隷として売られたその瞬間に砕け散った。
壊れた鎖と力ずくで脱出したゴンドは、復讐への渇望に駆
られて岸に打ち上げられる。復讐はすぐに果たせるはずだった。だがいつしか、彼は逃亡奴隷や子供たち、そして神の慈悲を説く穏やかな司祭を守っていた…
奴隷制度が腐敗した神殿に祝福され、自由が死を意味するこの世界で、ただの雇われ剣士にすぎない彼は——大陸が切望する神の正義の担い手となり得るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 17:14:30
144201文字
会話率:46%
ある出来事が原因でオーディール男爵家の長女ジュディス(20歳)の婚約者を横取りする形となってしまったオーディル男爵家の次女オフィーリア(18歳)。
姉の元婚約者である王国騎士団所属の色男エドガー・アーバン伯爵子息(22歳)は姉への気持ちが断
ち切れず、彼女と別れる原因となったオフィーリアを結婚後も恨み続け、妻となったオフィーリアに対して辛く当たる日々が続いていた。
世間からも姉の婚約者を奪った『欲深いオフィーリア』と悪名を轟かせるオフィーリアに果たして幸せは訪れるのだろうか……。
*全18話完結となっています。
*大分イライラする場面が多いと思われますので苦手な方はご注意下さい。
*後半まで読んで頂ければ救いはあります(多分)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 18:16:17
50121文字
会話率:36%
癒しを求めて田舎に引っ越した元・聖女の私に、なぜ神様は引退を認めてくれないのか。
十数年にわたり王国のために祈りと癒しを捧げてきた聖女エリセア。
三十一歳にしてついに職を辞し、辺境の村で、穏やかな生活を始めるはず――だった。
けれど村で
目覚めた初日から、脳内に響く“神託”の声。
かつての護衛騎士は「貴女を守る」と家の前に居座り、
村人たちは“聖女様”と崇め始め、
神様は夢にまで出てくる始末。
「お願いですから、私に静かな生活をください……!」
元・聖女、引退後の人生もまさかの事件の連続!?
優しすぎる彼女に、今日も“神の声”が届く――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 20:30:00
133934文字
会話率:39%
女神の血を巡って、大陸に火種が落ちた。
三国と帝国が覇権を争うなか、青年騎士と魔法使いの少女が出会う――
王道を駆け抜ける、剣と魔法のファンタジー。
物語の基本である王道を詰めに詰めた王国物語です。
温かい目でご覧ください。
最終更新:2025-06-03 20:00:00
57110文字
会話率:39%
吸血鬼ドラキュラ――
そう教えられてきた魔王を討つため、
若き王国騎士カイ・アーデルは魔王城へと送り込まれた。
正門突破という偉業を成すも、彼が辿り着いたのは、闇と鎖の中。
そこで出会ったのは、深紅の瞳を持つ可憐な少女。
「わたしはプリ
ンセス、ミラ・ドラキュラ。あなたに恋してるの♡」
捕虜となった騎士と、愛を語る吸血姫。
そして、城に隠された“本当の物語”が、静かに目を覚ます――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 15:01:11
16550文字
会話率:34%
王女スイレンが仕事に追われながらも、忠実な騎士ヨエダスと過ごす穏やかな日常を楽しんでいました。しかし、ヨエダスの誓いに隠された不安や庭園に現れた奇妙な影が、王国に迫る危機を予感させます。平和な日常に忍び寄る「悲劇」とは一体何なのか――二人の
絆が試される物語の幕が上がります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 22:03:10
1723文字
会話率:47%
人々は私を「嘘つき令嬢」ネリシア・ヴァルトリーヌと呼ぶ。とても小さな嘘から始まった私の人生は、気が付けば傍若無人な悪評で埋め尽くされ、愛する両親からも腫れ物扱い。いつしか嫌われ者になってしまった!
「私は悪くないわ!(本当にごめんなさい
!)」
確かに最初は自ら嘘をついていた私だけれど……でも今は、本当に反省しているんです!
余りにも嘘を付きすぎたせいで、愛の女神エルテナ様から怒りを買ったは私は罰として――
『真実の愛を知るまで、本当の事が言えなくなる呪い』をかけられてしまったのです!
『好き』は『嫌い』に、『ごめんなさい』は『私は悪くない』に――私の言葉は常に真逆の意味で伝わるようになり!?
ますます嫌われて行くのに、どうやって真実の愛を見つけろって言うのよ!
絶望する私の前に現れたのが「正直者の騎士」カイエン様。彼はなぜか、私の言葉の裏に隠された真意を見抜く、不思議な力を持っていて……?
「俺は貴女が可愛くて仕方ない。どうか……貴女の事を教えてくれませんか?」
彼だけは何故か私の嘘を見抜いてくるわ!
これは、嘘しかつけない孤独な令嬢と、彼女の真実を見抜く騎士が織りなす、誤解だらけで、けれど最高に愛おしい、奇跡の恋の物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 12:10:00
14071文字
会話率:38%
歌が神の力として崇められ、信仰と共に生きる人々の世界。
神詠騎士団――歌を使い、人々を守るために結成されたこの組織に、一人の少女が入団する。
彼女の名はセリア・ライトフォード。
その歌声は他の誰とも異なり、奇跡を超えた“異端の力”を秘めて
いた。
歌えば癒しが訪れるはずが、時には灼熱の炎が生まれ、凍てつく風が吹き荒れる。
それは神が与えた祝福なのか、それとも破滅を呼ぶ呪いなのか――。
彼女の前世は「音羽 静(おとわ しずか)」――音響工学を専門とする研究者。
かつて音波の力を科学として探究した彼女は、異世界に転生し、「魔法」として歌が使われる世界で生き直すことになる。
「歌」によって力が発現するこの世界で、彼女は科学と信仰が織り交ざる真実を知ることになる。
異端の歌姫として忌避されながらも、信仰と科学の狭間で戦うセリア。
やがて、彼女の歌がこの世界の“真実”を暴き、秩序を揺るがしていく。
信仰と科学、どちらが正しいのか? その答えを求め、少女は歌い続ける。
「私は、信じる力で誰かを救いたい――たとえ、その歌が異端と呼ばれても」
信仰と科学が交錯する異世界ファンタジー。
壮大な歌声が、この世界を裁き、運命を変えていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 23:10:00
151124文字
会話率:35%
騎士団予備校を首席で卒業し、念願の騎士団へ入団した剣士・アレン。しかし、ある理由から彼は騎士団を去ることに。
目的もなくさまよい冒険者ギルドにたどり着いた彼は、ゴールドランクの実力を誇る若き女性魔法士のシャルテ、そして無口だがベテラン風情
の中年エルフのポーター・ロハスとパーティーを組むことになる。
一見頼りがいのある2人とともに、〈ラーゼ王朝〉の隠し遺産と呼ばれる秘宝を求めてダンジョンの探索へいどむ。
ダンジョンを進む中、頼りになるはずのメンバーが実は問題だらけだった……次第に明らかになる仲間たちの過去、アレンの騎士団脱退の理由、ドタバタ珍道中を繰り返しながら、彼らが冒険の先で見つけたものとは……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 16:59:46
14042文字
会話率:38%
バルテ国には仲の良い姉妹の姫がいた。
才賢姫と呼ばれ政治の才能に優れた姉サフィーナ。
獅子姫と呼ばれ軍事の才能に優れた妹フェオドラ。
フェオドラは女王に即位したサフィーナを支え続けることを誓うが、女王命令によって追放されてしまう。
そ
れが姉の夫エドウィンの謀略だったことを知ったフェオドラは、囚われのサフィーナと王都を奪還するために力を蓄える。
そして数年後、獅子姫フェオドラは軍勢を率いて王都へと帰ってきた────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 14:51:31
9671文字
会話率:23%
クリフは『赤い騎士団』の第七部隊に属する若き騎士で、部隊長のカチェリーに淡い思いを抱いていた。
カチェリーは魔竜を討つべく遠征するが、乗っていた白馬だけが遺品のサークレットを咥えて帰ってきた。
復讐を誓ったクリフは魔竜を探す旅に出る。
告げることの出来なかったカチェリーへの愛を白馬に語りながら───。
やがて魔竜への復讐を遂げたとき、白馬が!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 21:22:58
5811文字
会話率:20%
猛悪無道と言われた国王は自害し、フィンティル国は攻め滅ぼされた。
王妃アグネーテは幼い娘パウラと共に窮地に陥るが、騎士見習いラディムの助けで命を拾う。
その後もラディムが守り続けてくれたおかげで母娘共々生き延びることができた。
それか
ら5年近く一緒に暮らし、アグネーテが30歳、ラディムが20歳、パウラが10歳になって迎えた冬のこと。
パウラが急に、「もうラディムはいなくても大丈夫」などと言い始めた。
アグネーテは娘が恩知らずだと心配するが、実は───。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 14:08:26
19115文字
会話率:45%
魔法——それは魂を焦がす術。
魔物に蹂躙された世界。
今や人類の生存圏は一国を残すのみ。
人々は魔法を手に抗うも、その代償として、灰となる運命を受け入れていた。
そんな中、少年・クラヴィス=リガメントは幼い妹を守るために無自覚のまま
魔法を発動し、魂を焼き尽くしかける。
彼は両親の命を代償に、その魂を“繋ぎとめられた”存在だった。
魔法戦士団に所属しながら、ある任務で出会ったのは、旧世界の異物《継火の鍵》を守る謎の老人。
——それは、“代償なき力”に見える、“別の代償”を背負う者を選ぶ鍵だった。
魂を損なうことなく魔法を放つ唯一の魔法使いとなったクラヴィス。
だがその代わりに、彼の“姿”は人間の輪郭を離れ始める。
仲間が灰へと還る中、自分は人の形を失っていく。
それでも彼は進む。
歪んだ因果律を正し、灰の世界に光を取り戻すために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 16:24:50
21949文字
会話率:23%
昔々あるところにあった(かもしれない)、どこか西洋風の架空の国。
陰謀から身を守るため、赤子の時から女子として育てられた王子が、成人後、剣術馬鹿の貴族の息子と出会い、恋に落ちて救国の英雄となる!
メルヘンちっくなボーイズラブです。
最終更新:2025-05-30 22:29:14
18507文字
会話率:43%
※毎日20時00分連載です!
セレリア王国の東端、深い森と山々に囲まれたメラル村。
ここでは、16歳を迎えた若者が騎士団に入団する神聖な儀式、「火炎祭」が執り行われる。
祭りの前夜、幼馴染のフレイ、アルゴ、アイリスは、それぞれの信念を胸
に、村を守ることを誓い合っていた。しかし、その決意は予期せぬ運命の波に呑み込まれ、彼らの人生を大きく揺るがすこととなる。
運命を切り開く若き戦士たちの燃え上がる炎が、照らす先とは。
彼らの旅が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 19:08:35
93261文字
会話率:34%
※毎日22時に連載します!
世界最強の竜騎士として称えられたアリエスは突如として姿を消した—。
それから13年後。
彼女の娘であるエリゼは、母の背中を追い、竜騎士としての力を磨いていた。
ついに迎えた神器の授与の日、エリゼは不思議な夢を
見る。
「私を探しに来て。塔の一番上で待っている—。」
「お母さんはこの塔にいる—。」
そう確信したエリゼは、仲間たちとともに塔へ挑む決意を固める。
竜騎士の少年少女の熱き挑戦が今始まる—!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:56:18
100176文字
会話率:35%
女性騎士のセラと同期のリオは騎士学校時代からの腐れ縁コンビ。
ある日、違法取引の証拠を掴むため仮面舞踏会に潜入捜査を依頼される。
――恋人同士のフリをして。
堅物女騎士✕飄々チャラ男騎士
友達以上恋人未満の2人のお話です。
最終更新:2025-05-27 18:29:02
8703文字
会話率:40%