鳥の翼を持つ人々、翼族。自らの翼と、空に属することとに強い誇りを抱く種族だ。
翼族の国の皇太子という立場に生まれてきた少年カイと、その補佐官となるべく生まれてきた無翼の少年神官ハル。二人は十三歳になり、翼族のしきたりでは成人を迎えた。
翼族の子供は、成人するまで自由に翼を使うことを許されていないが、カイは、自分が自由に翼を使えるようになって、初めて「ハルに翼がない」ことの真の意味を理解する。それまで自分と同じように育ってきた幼馴染が、「無翼の翼族」であることの厳しさと向かい合って生きていかなければならないと悟り胸を痛めるカイ。何とかしてハルに翼を与えることができないかと考えるようになる。
ある時、かつて砂漠に栄えたという無翼の人々の都の跡に、人工の「翼」が残されているかもしれないと知ったカイは、ハルを丸め込み、共に国を抜け出して、砂漠の廃墟を目指す冒険の旅に出る。
しかし、実はその旅は、権威ある二人を利用し国に内乱を引き起こすべく、ある陰謀者が巧妙に仕組んだ罠だった。
【この作品は「カクヨム」にも掲載しています。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-23 22:41:12
191016文字
会話率:45%
持田 セイジは何の変哲も無い普通の20歳浪人生…
では無く、モテてモテてモテまくる驚異の男性フェロモンを持つ、世の男性が羨むイケメンだった。
20歳になって初めての初詣で、恋愛の神様が祀られているというお地蔵さんを酔った勢いで倒し、壊してし
まう。
神の怒りを買ったセイジは、一切女性にモテなくなり、恋愛の厳しさを改めて1から勉強していくことに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-23 00:28:40
847文字
会話率:0%
俺、グラン・ハースはどこにでもいる冒険者だ。不安定なその日暮らしに辟易しつつも、もう今さら後戻りできない。昔の夢はどこか遠くに忘れてしまった。そんなことよりこの乏しい懐の方が心配だ。
そんなある日、俺は一人の家出した貴族の女の子を拾う。こん
な場所にいたら危ないって教えてやっても、案外強情で帰りもしない。上流階級はこれだからイヤなんだ。
仕方ないから面倒みてやるか。でも俺は上っ面の優しさなんか持ち合わせていないからな。現実の厳しさを教えて、こいつの甘さをぶっとばしてやる。下流社会を甘く見るなよ?
夢を忘れてすりきれた三十路男と、世間知らずの可愛いお嬢様の不器用でどこか切ない――これはそんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 22:32:33
22179文字
会話率:39%
__________…星夢高校。
此処は部活動が盛んな高等学校。
その中でも特に有名な「演劇部」。
しかし、練習の厳しさに挫折する生徒が多く、部員は現在の10名。
そんな星夢高校の演劇部に入部した神田白(かんだはく)。
白はこの演劇部で輝
くことができるのか。
そして、無事に舞台俳優になることができるのか…
作者の体験談、作者自身の気持ちも交えた青春ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-18 22:42:30
1310文字
会話率:33%
「あなたの身近に幸せな小道具たちを」という広告を掲げる被服と刺繍のお店、『マリエール』に勤めるジョルジェット・プリチャード。思春期の恋の破局から立ち直れずにいた彼女は、男性を遠ざけた生活を送ってきた。二十八歳の冬、ある偶然の再会から彼女の
生活は一変することになる。
かつてのジョルジェットの恋人、リチャード・ハークスリーが店を訪れたのだ。……婚約者、アマンダを連れて。リチャードの持つエメラルドの瞳は、ジョルジェットの裏切りをまだ許してはおらず、厳しさを含んで彼女を見詰める。ジョルジェットは恋の傷口を押し隠した。
ハーレクイン風恋愛短編です。
アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-17 11:01:57
20712文字
会話率:61%
現代の部活は厳しさの度が過ぎている。そこを戦争当時の日本軍隊と関連付けて考えている。
最終更新:2017-02-14 14:39:22
612文字
会話率:0%
大学中退、会社も途中で辞め、夜勤コンビニアルバイトの青年、薊 言音《あざみ ことね》は好きな時間に起きてゲームセンターに行き、帰宅したらまたゲーム、もしくは漫画かアニメ、時間が来たらアルバイトに行く、そんな自由な生活を送っていた。彼が思い描
いていた理想の暮らしのはずだったが、何故か不満に思っていた。
そんなある日、彼の接客態度が原因でコンビニにクレームが入り、クビになってしまう。また探せばいいやと思いつつも、なぜ自分はこんなにダメ人間なのかと自己嫌悪に陥る。気晴らしに、一人で居酒屋にでも行ってみようと入った焼き鳥屋で声優養成所の講師、芥子菜 糸真《からしな いとま》と出会う。彼は声優マネージャーという職業に「自分が探していたものはこれかもしれない!」と思い、声優マネージャーとして働くことに。彼がマネージャーとして担当することになった生徒の名は烟樹 楓《けむりぎ かえで》。彼女はかわいい上に礼儀正しく、おまけに気遣いもよくできる完璧な美少女であった。薊は、今までが最低だった分、そのツケがまわってきた。今からが最高の人生のスタートだと心を踊らせる。しかし、彼女の秘密、その声優養成所の真実を知るとともに「生きる」ということの厳しさ、人間の価値、幸せとは一体何なのかについて知ることになっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-08 23:32:39
9798文字
会話率:73%
遼一は両親が住んでいた亀山市の実家に帰った。
父の13回忌の法要だが、
家族もみんな亡くなり、遼一一人ぽっちの法要だ。
といっても、遼一にとっては、亀山という町は故郷でもなければ、
思い出のある町ではなかった。
父の仕事の関係で京都から引っ
越してきたのだが、遼一は京都に残った。
だから、遼一は、夏休みくらいしか、この町の思い出はない。
亀山に着いた日の夜、近所を歩いてみた。
神社や城跡、小学校、市役所など、すべてが懐かしく、寂しかった。
ただ、星の輝きがきれいだった。
仏壇に手を合わせ、父の写真を見る。
遼一は父が好きだった。
父が憧れだった。
その父の優しさを教えてくれたのが、この亀山という地だった。
父がよく連れて行ってくれたキャンプ場で捨てられていた仔犬を拾った。
その仔犬の命を通じて、父との心の信頼関係を深めることになる。
仔犬が教えてくれたこと。
それは父の優しさと強さだった。
父に感謝したくて、遼一はここにやってくるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-01 02:22:15
3549文字
会話率:19%
朝倉結菜はアパレルショップでアルバイトとして働く21歳の女の子。
平凡な普通の家庭で育ち、高校を卒業後、就職はせずにノーブランドのアパレルショップにて勤務する。
その会社で本社勤務する真柴海斗に出逢う。
仕事の厳しさや人間性から結菜は海斗に
対して異常なまでの苦手意識をもつようになる。
普段は本社と支店勤務の為直接関わることはないのだが、ある時から仕事上絡まざるをえない状態となる。
そしてその海斗の人間界にはない本来の姿を目の当たりにした結菜の人生は、過去、未来、現在とあまりに壮絶な状態へと導かれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-24 23:12:59
12258文字
会話率:26%
「あらすじはありません。内容が全てです。
語った言葉が私にとって精一杯できる「全て」です。」
自分が思った、考えたこと。
「生きる事」について綴りました・・・。
最終更新:2017-01-10 03:32:44
1571文字
会話率:6%
冬の女王のお話です。
最終更新:2016-12-15 17:36:51
8662文字
会話率:13%
高校生である東雲雪人は、幼馴染み以上夫婦未満の関係である高柳亜希子らと共に、ありふれて、よくあるながらも取り返しの付かない青春の日々を送っていた。
しかし、そんな平凡でささやかで、何よりも尊く幸福な毎日は、冬が厳しさを増していったとある
日に唐突に終わりへと向かうことになる。
「君と過ごす日常は何にも代え難く、ずっと続いて欲しいと思う黄金の日々だった…本当に心からそう思った」
これは彼の青春、その終焉までを綴った物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-28 20:13:31
103567文字
会話率:21%
父、兄、弟と、田舎のおばあちゃん家に来た、
高校1年生のりゅう。
懐かしさと楽しさが詰まったおばあちゃん家
しかしこの日をきっかけに色々な感情、考えを
迫られることになる。
家族の形、絆、大人と子供の考え
優しさ、厳しさ
多感な時期の
平凡な男の子の感じる日常とは、、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-29 02:18:13
1428文字
会話率:53%
かつて、強大な力を持った勇者と魔王が、人類の存亡をかけて争ったとある大陸。人魔大戦とよばれるそれを人類側が勝利をおさめ、世界は一躍人類の天下となった。そんな大陸で、新たな騒動が幕を開ける。
それは置いておくとして。
舞台はそんな大陸から遠く
離れた、絶海の孤島。先の大戦の二次被害を盛大に受けたこの島では、
深刻な魔力異常が発生していた。超密度の魔力は現地の生態系を定期的に変化させ続け、
絶えず生物の可能性を示し続けるそれらに、研究者たちが飛びついた。
そんな彼らに待ち受けているのは、過酷な環境と、目まぐるしく変化し続ける生物たちであった。
その厳しさに多くの研究機関が諦め、去っていった。
そして、ここは、全ての可能性を研究し記録しようとする唯一の機関である。
ただの趣味で開かれたにもかかわらず、最後まで生き残ってしまった研究機関。
そんな場所で、とある少女と仲間たちの緩いフィールドワークが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-12 01:07:34
10615文字
会話率:20%
かつて、強大な力を持った勇者と魔王が、人類の存亡をかけて争ったとある大陸。人魔大戦とよばれるそれを人類側が勝利をおさめ、世界は一躍人類の天下となった。そんな大陸で、新たな騒動が幕を開ける。
それは置いておくとして。
舞台はそんな大陸から遠く
離れた、絶海の孤島。先の大戦の二次被害を盛大に受けたこの島では、
深刻な魔力異常が発生していた。超密度の魔力は現地の生態系を定期的に変化させ続け、
絶えず生物の可能性を示し続けるそれらに、研究者たちが飛びついた。
そんな彼らに待ち受けているのは、過酷な環境と、目まぐるしく変化し続ける生物たちであった。
その厳しさに多くの研究機関が諦め、去っていった。
そして、ここは、全ての可能性を研究し記録しようとする唯一の機関である。
ただの趣味で開かれたにもかかわらず、最後まで生き残ってしまった研究機関。
そんな場所で、とある少女と仲間たちの緩いフィールドワークが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 16:54:32
3366文字
会話率:3%
母親を亡くした少女が母親がいた時を思いその過去に幸福感を抱くお話しです。
少女の家は母子家庭なため、母親の優しさや厳しさをより深く感じ取った少女、
少女の胸中はいかに揺れ動くのかを楽しめるよう書きます。
最終更新:2016-07-31 16:00:00
1215文字
会話率:41%
韓国から歌の勉強の為、日本へ来たが歌手へなる厳しさを知った韓国人が日本の女性に惹かれていく。
最終更新:2016-06-06 20:38:33
573文字
会話率:39%
十七歳で日々ネトゲに没頭する引きこもりの木村冬也。
彼にはゲームのキャラを操作するのではなく、自分自身で剣や魔法を扱って戦う、そんな世界に強い憧れを持っていた。
ある日、冬也は外出することになるのだが、不幸なことに亡くなってしまう。
そん
な冬也の前に、天界からの使者と名乗る者が現れ、憧れの異世界へ行って魔王を倒してくれないかと頼まれる。
こうして、やんちゃで好奇心旺盛な前衛剣士、大人しく真面目な攻撃担当魔法使い、キャラ替わりが激しい支援担当魔法使いという、頼もしい(?)仲間達を引きつれ、異世界の地を踏みしめていく。
ただ好奇心を抱いていただけの、異世界の厳しさを実感しながら・・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-01 21:07:43
199204文字
会話率:26%
修三と陽介の電話。中身無し。4月17日あたりの通話記録。震災に仕事は厳しさを増す。
最終更新:2016-05-30 06:53:07
1545文字
会話率:100%
歩くはな (あらすじ)
夢見る歌手を紆余曲折ありながらも、まっすぐに目指して生きる璃花。社会に出て間もなくして身にしみる厳しさを知らされる大きな挫折からいつまでも抜け出せず堕落を重ねる義倫。日本中を震撼させた無差別殺人、殺傷事件に巻き込
まれた中瀬一家の人生が多方の角度から絡み合う物語。
夢と希望に満ちた璃花は高校を卒業後歌手を目指し上京をするが、思い描く世界を見つけるに至らず、幾年も重ねるうちに思うように声が出なくなり、静かに埋もれて行く。
ある時、国民的人気歌手のNaoにひょんなことから気に入られ、僅かな光明を感じるチャンスを得る。
親友の撮影した動画の中に偶然にも以前から気になっていた行きつけのBar Darwin's Beagleにある写真の男を発見する。少しずつ好転を見せはじめた毎日に高揚する気持ちを抑えきれず、しかしそのタイミングですべてに水を差す事件が起きる。
義倫は社会の厳しさを知り、すべては自分の思うようには運ばないと理解すると共に、道を見失い腐った生活を送る。
そんな毎日のある日、古くから妹のような関係でいる幼馴染から女性の紹介話を持ちかけられる。あまりにも突拍子のなく理解に苦しむその話の内容に答えをはぐらかすが、ウェブ検索で現れたその女性の容姿に一転、不覚にも胸は大きく高鳴り始めるのだった。
アルバイト終わりに義倫は駅で一人の浮浪者に話しかけられる。男の話す不思議な内容に興味を惹かれ、誘われるまま浮浪者の住むブルーシートの小屋まで付いて行く。そこにあったのは想像を絶する人の闇と幻想的な世界だった。
そこで男の過去を聞くことになる。男の正体は幾年も経過し、風化してはいるが、引っぱり出す記憶には色濃く残る世間を震撼させた無差別殺人、殺傷事件の場で一命を取り留めた被害者中瀬であった。
璃花と義倫と中瀬、三者を取り巻く家族や友人、それぞれの人生の線が絶妙に重なり合い、絡み、逝く者と、残される者の見える世界から“生きる”ということを儚い恋を交えて熱く描く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-17 02:36:14
392文字
会話率:0%
大陸の約八割が森で覆われた世界に、最弱の種族がいた。その名は人間。
森に蔓延るは人間の倍の体躯を持ち、低いながらも知能を持つ森人(サルティ)という種族。彼らの人間に対する敵対心は並のことではなく、森を拓こうとする人間たちを次々と殺してい
くほどだ。当然、人間は森に住むことができなかった。
なら彼らはどこに住めばいいのだろうか。残りの二割という名の荒野か、あるいは旅を続けるのか。
森の恩恵を受け、時に自然の厳しさを知り、彼らは身を寄せ合って、とある区域に生存していた。
人間が身を寄せたのは、リュウの巣だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-26 20:28:05
6057文字
会話率:43%