高校二年生、お盆の夜。祖母宅の一室で寝ていた俺は、ふっと、潜水から急浮上したかのように目が覚めた。理由が分からず、もう一度寝ようと何気なく目をやったふすま。細く開かれたそこから洩れ出る光は、温かなオレンジ色。ちろちろと蝋燭の炎のようにちらつ
いては、時折誰かが通ったかのように影で遮られる。あそこは押し入れで、どこにも光はなかったはずだ。不思議に思いながらも音をたてないように近寄って、そっと中を覗きこむ。――それが、始まりだった。
「夏のホラー2012」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 13:00:00
7984文字
会話率:47%
夕暮れ、学校帰り、堤防沿いの小さな道にオレンジ色の太陽。
偶然に再会した二人は、昔を思い出しつつ取り留めのない言葉を交わす。熱。
私の知らないあいだに、男の人になった、ヒロくん。
※自サイト「プラセボ一錠」にて投稿済
最終更新:2012-04-03 18:59:23
1786文字
会話率:39%
私が拾った神様は、貧乏神でした。
最終更新:2011-10-26 11:00:00
17229文字
会話率:20%
精霊と魔法、そして科学が発達した世界にあるとある学園の物語。
最終更新:2011-07-29 15:49:30
14279文字
会話率:43%
アルタイル、デネブ、ベガ。3つの恒星が夜空に大きな三角形を浮かび上がらせる季節。
中学三年である、鷲尾光。白鳥巧。琴月茜。三人は期末試験を控え、夏休みを前にしていた。来年の春からは高校生。少年から青年へ。中学生から高校生へ。そして幼馴
染から……。
夏の夕暮れ。オレンジ色に輝く校舎が、直に夜に包まれていく中で、ゆっくりと変わっていくものと、変わらないもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-06 22:48:32
21323文字
会話率:34%
元号が変わり快成(カイセイ)となった頃、米金融大手の破綻に伴いかつてない不景気が日本を襲う。不況による混沌とした国内を治めようとある法案が可決された。それが『軍需産業推進法』である。だが負の遺産は大きく蔓延る凶悪犯罪、企業間の武力闘争は歯
止めが利かなくなっていた。これを治めようとも安易に殺人を犯せない警察や自衛隊に代わって巨悪組織等を鎮圧するために組織されたのが『公闘官』と呼ばれる人々だ。彼等は超法規的に悪を罰する。これは『公闘官』の高校生・紅藤 夕(クドウ ユウ)の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-06 07:19:30
21056文字
会話率:48%
放課後の図書室。
ずっと気になっていた彼からの突然のキス…
最終更新:2011-02-12 23:38:02
1304文字
会話率:12%
よく分からないけれど恋愛ものであることは確かだと思う
最終更新:2011-01-12 00:24:04
1214文字
会話率:37%
「どう? 今回のお話もなかなかだと思うの」
教室がオレンジ色に染まる頃。彼女との思い出に浸る。18歳の最後の高校生活だった。
俺こと『藤間俊助』は美術部員として最後の作品に取り掛かっていた。だが、それを阻止するものがいた。
2年の美
少女、名前は…―――。
「私の名前は梅花よ。梅の花って書くの…貴方の―――」
ずっと一緒にいたい相手がいますか?
切なくて、緩やかな恋愛模様。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-09 00:22:03
348文字
会話率:8%
向かいに住む女の子は、ある時一度だけ話した後、どこかへ引っ越していった。
キンモクセイの甘い香りに気付いた俺は、ふと外に出た。
そこには、今でもオレンジ色をした小さな花が咲いていた。
※「初恋」企画参加作品です。(2018年9月)
※如月
ちあき様の『ちあき堂書店(https://ncode.syosetu.com/n8565dw/172/)』にて紹介していただきました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-19 22:25:06
3016文字
会話率:28%
1プロローグ:独身OL山上裕美は勤続8年、最近お局になりつつある自分を意識し始めていた。ある日、高校の先輩に彼女と趣味の合う男性を紹介してもらう。2人は共通の趣味を通して親しくなり、なんとなく結婚を決める。2サクラナミキ:海外転勤の打診受け
、上司に結婚を勧められた内藤慎治。彼には大恋愛の末結ばれた女性がいた。2人の関係は既に3年が過ぎていた。3オレンジ色の太陽:長谷川千鶴は林哲也と沖縄の阿嘉島へ来た。そこは2年前、千鶴が初めて独り旅をした所だ。2年前、彼女は大恋愛の末結ばれた男性と破局した。彼女が決めた事だ。その2年後、同じ阿嘉島で哲也と2人、彼女は何を思うのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-07-27 22:58:22
136311文字
会話率:14%
走っている君の姿・それはきんもくせいの星だね。オレンジ色で、すがすがしくて、そのうえ星みたいにきらきらしてるから。そんな君のこと、わたしは大好きなんだ。甘いにおいのしそうな、君のすべてに。
最終更新:2009-01-12 02:13:07
621文字
会話率:8%
本編より抜粋そして彼は一つのドアの前に立っていた。色とりどりのステンドグラスが嵌め込まれ、上にベルがついており、また両側の壁には鈍いオレンジ色の光を放つランタンがぶらさがっている。「なんでこんなとこに…ドアが?」ドア中央に架けてある『OPE
N』と書かれた木製のプレートをみて、彼はドアノブに手をかけた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-09-25 02:29:12
1068文字
会話率:16%
放課後の帰り道、男子高校生と女子高校生の他愛のない会話。
最終更新:2007-08-13 22:07:32
928文字
会話率:41%
高校入学から腐れ縁のアイツと歩くオレンジ色の道。それは、いつまでも続くものじゃなかった。
最終更新:2007-03-04 21:17:42
2855文字
会話率:47%
猫のおばさんがいなくなった…‥でも、戻って来ると信じてる。精神と身体の間に揺れていたおばさん。陽炎に浮かんだ夏の夢。
最終更新:2006-08-27 11:56:29
2545文字
会話率:47%
楓のうちで暮らしている、猫のアキは毎日親友のお出掛けするのが最近の趣味。今日も紅葉がきれいな山にいってきます。猫の小さな恋を描いた、スローライフなオレンジ色の一日。
最終更新:2005-12-24 16:54:00
4290文字
会話率:52%