「三度の食事よりも甘い物好き」の子爵家令嬢の青葉は、ある日訪れた菓子屋の店先で陸軍士官学校の制服を着た青年に声を掛けられる。それは女学校の学友と訪れる菓子屋で、最近よく見掛ける青年だった。
そして二人はとある菓子を共に探す事になり……
コバルト短編で「もう一歩」の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-01 22:29:50
10720文字
会話率:52%
あるところに、不老不死の万能の力をもった魔法使いがいました。
彼はなんでも出来るかわりに人々には忌み嫌われ、寂しく生きていました。
ある日、死んだ女に抱えられていた赤ん坊を彼は発見します。
「そうだ、無垢な赤ん坊なら自分の傍にいてくれるはず
」そう思った彼は一つの呪いを赤子にかけました。
「ずっと私と一緒にいてくれますように」
その男の子は「黒果実《オルガ》」と名づけられました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-24 23:46:53
27459文字
会話率:32%
「愛の形」の舞台であるジュラール帝国が周辺諸国と合併する前の王国時代のお話です。(200年位前の予定)
周辺諸国との同盟を進めるジュラール王国。ジュラール王国の王は若いながらも才気溢れ、民に敬われる一方で表情に乏しく感情を露わにしないことか
ら「氷の仮面」を持つ王として恐れられてもいた。
そんな彼の事情を知る側近は、いつしか彼の氷を溶かすことの出来る女性が現れることを望む。
しかし、側近の思いとは裏腹に貴族たちは欲望のために王に娘を妻にさせようと躍起になる。
王は、貴族の期待を裏切り、何も持たない子爵令嬢を娶る。
王は言う。
「家族も愛も知らない私が、誰かを愛せる訳がない。」
「王は愛されていますわ。目を凝らせば、すぐ傍に愛というものは存在しています。唯、気が付かずに通り過ぎてしまっただけですわ。」
二人は愛を交わすことができるのか。
そして王に愛を教えることができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-19 22:01:46
2453文字
会話率:33%
「気に入った。お前、私のところへ来い。」
ラステガ大陸エスタラント王国。好き放題やり放題な現王に対し不満が爆発した市民は、下級貴族を味方につけクーデターを起こす。反乱軍のリーダーとして奮起した子爵のハンフリーは、上将軍のガレスと一騎打ちに
なる。結果、敗北。覚悟を決めたハンフリーの前に現れたのは、王の一人娘、シルヴィア姫であった。しかし、シルヴィアは姫というにはあまりに大雑把で男勝り。何よりこのエスタラント軍の総大将が彼女であった。
次の瞬間、彼女から言われた言葉は衝撃的なものだった。
こうして、一人の女と二人の男の奇妙な旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-06 21:56:59
2215文字
会話率:39%
かつて七つだった国が一つとなった世界、オータリア。
そんなオータリアの小さな領地の領主ガイン子爵家に仕える侍女メリースは、この広大な国を統べる賢者様ことエルフ族長(おさ)シルヴァーク帝の齢100の記念すべき日、誕生日に必ず行われるという「
帝付き侍女選定会」の侍女候補になぜか突然選ばれたことを、主人アドニス・ガイン子爵から聞いて…!?
メリースは戸惑いながらもシルヴァークが城を構える帝都エイルダに向かう。
シルヴァーク帝(初恋)と平凡侍女メリースの年の差な恋物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-24 20:20:08
792文字
会話率:50%
コートニー子爵は、独身貴族だ。愛想も財産もない男が見つけた本当の幸せとは。
最終更新:2011-11-23 17:01:36
3718文字
会話率:14%
子爵家を訪れた元書生の柏木宗助の目的は、令嬢祥子のピアノを聴くこと。どれほど想っても身分の差は越えられない。――激しく鍵盤を叩くその手で、いっそ殺してくれればいいのに。*tinami掲載作品一部改稿。
最終更新:2011-09-05 20:15:04
2868文字
会話率:39%
ラングフォード子爵の次女であるアメリアは、ひょんな事から知り合った、探偵であるロイド・ウォーロックとの交流を深めていた。長い前髪と眼鏡で顔の全体像がはっきりしないロイドだが、男性があまり得意ではないアメリアにとって、彼は数少ない苦手意識の無
い男性であり、良い話し相手だったが――。ほのぼの中編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-19 13:50:39
19865文字
会話率:48%
国1番の美貌の伯爵、ゼノ。そして前妻の産んだ息子は天使のように愛らしい。
それに比べごくごく平凡な容姿のアイリスは子爵家にも関らず、ド貧乏。ゼノから告白され、アイリスの人生はいろんな意味で変化していく。
落ち込むゼノに困惑するアイリス。
「
私なにか言ったかしら?」 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-23 15:16:14
90971文字
会話率:35%
貧乏子爵であるケイ・ハミルトンと、謎のパートナー山下耀司。一見穏やかそうな風貌とは別の面を持つ二人は、自らの過去を探しながら復讐への道のりを歩み始めた。
彼らを追うスコットランド・ヤードの若き警部ダリル・カークランド、そして謎の日系自動車メ
ーカー<AOKI>。
…<AOKI>社長の義理娘を殺害せよ…
ケイの元に飛び込んできた依頼に彼は。
凄惨な過去が徐々に明らかにされる中、愛憎の絡み合う複雑な人間関係がその姿を現し始める。ケイとは何者なのか。そして彼が復讐すべき敵は誰なのか。息もつかせぬ復讐劇が、今始まる。
……おかげさまで完結しました^^ご愛読感謝です……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-18 17:48:02
445690文字
会話率:31%
館の住人たちは、首をかしげる。何故、自分たちは死なないんだろう。永遠を行きながら、永遠を生きていない存在。時に悲哀、時に滑稽なメロディーを奏でる、彼ら。来るべきハロウィンの夜、誰かの手によって扉は開かれる。──いらっしゃいませ。我が主の館へ
、ようこそ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-10-14 23:26:05
3049文字
会話率:28%