火と剣の軍事国家バドール
火と杖の軍事国家トマ
バドールは鉄を信じた。
トマは石を信じた。
互いの国家の到達点は同じだった。互いの国家はお互いに干渉しなかった。
火とは人では無い何者かが人類に与えた英知。世界中、どこからでも湧いてきた火
はなぜか限られた場所でしか湧かなくなってしまった。
両国は繁栄を極め、人口も膨大だった。その時、火が激減した。結果として飢饉が巻き起こり国は荒れた。このままでは国は滅んでしまう。このままでは全てが滅んでしまう。太古の石碑のように、洞窟に残された絵のように。
「こんなはずでは無かった」
全員がそう思った。だからこそ
「そんなはず」
を思い描き、その手に収めようとした。
ある者は剣を取り、ある者は杖を取り、ある者は銃を作り、ある者は禁呪を操り、ある者は手榴弾を使い、ある者は使い魔を操り、ある者は姿を消す装置を使い、ある者は姿を消す魔法を使い、ある者はジェットパックで空を飛び、ある者は魔法で空を飛び、ある者は心音センサーを使い、ある者は妖精に敵の居場所を聞き、ある者は火炎放射で敵や家を焼き尽くし、ある者はその手から出す魔法で街を瓦礫に変えた。
この戦争は必然だった。偶発的要因により必然が産み落とされる。その中で地獄を見るのはいつも両者だ。誰が火を手に入れるのか?どこが栄華を取り戻すのか?
※noteに同時アップしていますよ。
https://note.mu/gotoofthedead折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-04 00:24:26
14813文字
会話率:64%
とある世界の、言い伝え。世界を創った、一人の女神のお話。世界を安定させるために、下手な戦争が起きないようにと女神が成した呪いのような洗礼。それは、王なる者には生まれた時より女神の加護である痣を持ってい出るというものだった。
そんな言い伝
えから数百年後。ある日、とある王国で大事件が起きる。それは痣を持つ王が、行方不明になってしまったというもの。しかし、それに慌てる者も居れば、どうでもいいと返す者もいる。無頓着な者達は言う、お飾りな王などさっさと退けてしまえばいいと。
しかし、それはどう足掻いてもできない事を、慌てる者も無頓着なる者も知っていた。だからこそ、彼らは悩む。王は何処へと連れ去られてしまったのか……と。/時折加筆修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-03 14:00:00
5323文字
会話率:20%
莫大な財産を持つ〈深窓の令嬢〉……エレナ・アシオレート。〈彼女〉には誰にも言えない秘密があった。いや、言えないのではなく、言いたくないのだ。たとえ言ったところで、「まだ事件の傷を胸に覆っている為、混乱しているのだろう」などと言われるのがオチ
だろう。だからこそ、この〈彼女〉の秘密は、〈彼女〉の身内にさえ、教えられないものだった。そう、まさか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-31 21:41:55
5748文字
会話率:8%
30年前、5人の勇者によって魔神が倒された。1人の勇者が犠牲になりながらの勝利。だからこそ遺された勇者達は、これから訪れる世界が平和であることを強く願った。しかし魔神は『災いあれ』という言葉と共に世界を呪い、訪れるハズだった平和を災いに満ち
た世へと塗りつぶした。世界には、呪いの魔剣に異質な魔物、天変地異。そして──ダンジョン。様々な災いがが溢れることとなる。だが魔神は気付かなかった。己が世界に遺した呪いが、災厄を払う力を生みだしたことを。その力を死した勇者が手にしたことを。これは望まぬまま迷宮の主として蘇ったある勇者の物語。
自サイトでも投稿しています(重複投稿)
※基本的に自サイトで投稿した物を修正して投稿しているため、なろうに投稿した物の方が出来は良いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-31 13:29:48
153115文字
会話率:27%
約20年ぶりに元カノから呼び出された平野総太郎(ひらのそうたろう)39歳は、内心戸惑いつつも、同級生であり、元カノでもある野田木綿子(のだゆうこ)との思い出の詰まった駅に久しぶりにやってくる。
総太郎にとっては木綿子はいつまでも、特別な存
在であった。だからこそ、この日、この駅にくることにも迷いがあった。
再会した彼女はあの頃と変わりない悪戯な笑顔で総太郎を出迎えてくれた。
ちょっとしたタイミングのずれと、すれ違いで結ばれることのなかった二人の時間がゆっくりと動き出す。
木綿子との再会の喜びもつかの間、総太郎は衝撃的な世界に引きずりこまれて行くことになる。二人で立ち寄った時計店のショーウインドウに鏡写しになった自分の姿に唖然とする総太郎。実際は握っていない木綿子の手が、鏡写しになった総太郎の手にはしっかりと握られていたのだった。しかも恋人繋ぎで…
更に驚くことに鏡写しになった自分が勝手に話し出し、それどころか…
「いいものを見せてやる」とショーウインドウに引きずり込む始末。
気が付けば、そこは地元のファミレス。目の前には頬杖をついて笑う俺がいる。
この男は別次元の俺だと主張するが…信じられるわけもなく…更には鏡の向こうの俺は、木綿子と結婚して、娘がふたりもいると言う…そんなもん、ますます、信じられるか!!
鏡の向こうの俺は、無理難題を突きつけてくる。最後の晩餐である今夜中に木綿子に想いを伝えろと言い。更には、木綿子と共に時計店で購入した腕時計を使い、思い出タイムと題して、総太郎は過去めぐりをさせられる羽目になる。これまた、ひどい設定ばかりで意地悪としか思えないほどだったが…総太郎は、そんな過去の世界で一人の少女と出会うことになる。
母親を探しているという、木綿子そっくりな少女『いちる』そして、過去の自分の未来を変え、そして木綿子への本当の答えを探す旅が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-31 02:33:47
117260文字
会話率:65%
たとえば花占や靴占、あるいはコックリさん。そんな些細な子供騙し、学校という箱庭だからこそ膨れ上がる熱狂。――たった、それだけの筈だった。それが現実に起こるだなんて、わたしは知らなかったのだ。
最終更新:2015-07-28 23:00:00
7288文字
会話率:16%
いまよりほんの少し文明が進んだ未来。首都を、日本中を、震撼させる連続殺人事件が発生する。白のマスクと黒のマントで東京を血の海に染め、都民を恐怖のどん底にたたき込む殺人鬼、ジャック・ザ・トリッパー。時刻、場所、被害者の属性。すべての要素がバラ
バラに組み合わされる事件の数々に、捜査は難航。警察の上層部は捜査補助AI、ドクトルの投入を決定する。しかし、若手ながら昔ながらの捜査方法にこだわる刑事、鯨岡はドクトルと組むことを拒否して――。正反対の2人(1人と1体)だからこそ、できること、みえるもの。果たしてアナログとデジタルのバディは、凶悪な殺人鬼を逮捕することができるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-26 12:27:02
16643文字
会話率:46%
Sweet Sweet Smile 番外編
普段はラブラブなんだけど、だからこそ言いにくい不満は友達に言ってしまう、そんな感じの超短編です。
最終更新:2015-07-26 07:47:13
768文字
会話率:55%
人生で食べる食事の回数は決まっている。
だからこそ、人は食事にこだわる。
同時にそれを結構忘れがちで、食事にこだわってもいないとも言える。
外食から家庭料理、くだらない話、その他をフィクション、ノンフィクション交えて、書いていきます。
最終更新:2015-07-25 01:25:46
4081文字
会話率:3%
時間ってあるようで無いですよね。
でも、だからこそ、今ある時間を大切にしたい。
最終更新:2015-07-15 21:29:46
423文字
会話率:25%
神代縁は自らのことを最低の人間だと思っている。
壊れたものや壊れそうなものを見ると、それを美しいと思う。
それが例え人間であっても──そう思う。そんな感性の人間だからだ。
だからこそ、というべきだろうか。縁はとある妄想に囚われていた。
自ら
の感性に相応しい真性の化け物になりたい、と。それが縁の本当の望みだった。
そして、縁は自らを化け物とするかもしれない可能性に出会う。
それは、異常保菌者(バグ)と呼ばれる存在だった。
この世界のバグと出会い、縁はこの世界の外側から、自らの意志を世界に介入させる能力を得る。
そして、その能力を持つ人間が逸人と呼ばれる存在だと教えてくれた水城鏡という女性に案内され、異常保菌者対策室と呼ばれる組織へと縁は身を投じる。
縁はその組織の中で、当たり前の人間としての温かさに触れた。
けれど、それはひとときの安息に過ぎず、縁は自らの中にある獣性を満足させることもなかった。
その獣性が度々顔を出しても、それをまるで怖がらない鏡に縁は不満を感じていた。
しかも、その理由が人間として信用できるからだ。それが、とても、縁には不快であった。
けれど、鏡を狙う異常保菌者、尾賀龍也が鏡の近くに現れたことによって状況は一変する。
鏡の養父であり、その親心から鏡が一人でも生きていける力を付けさせようと異常保菌者の能力に縋った龍也。
その存在の禍々しさに戦慄しながらも、鏡を守るために縁は異常保菌者になりかけている龍也と戦う。
戦いは苛烈なものとなり、縁は龍也を倒すことが出来ないことを知る。
そして、縁は自らの名前ともなった人と人との繋がり、それを断ち切る力を手に入れたことによって状況を終わらせる。
けれど、それは自らを慕ってくれた鏡との縁を断ち切ることでもあった。
それを覚悟して、縁は鏡に自らの能力によって作り出した武器で鏡を貫いた。
それは自らの中にある獣性と再び真正面から向き合う日々の始まりであり、縁は精神が摩耗していくのを感じていた。
かつて自らが浸っていた幸福というものが、如何に自らの獣性と向き合うこの日常の中で大切なものなのかを知った縁。
そんな縁に対して、世界は皮肉なプレゼントを用意していた。
逸人としての力によって、自らを救った存在との出会いを求めていた鏡との再会。それを果たし、縁は自らの中にある心を吐き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-12 08:06:17
128046文字
会話率:33%
ある日、坂上 鈴音は幼馴染みの少年に愛を告げられる。動揺を隠せない鈴音に、少年はどこまでも優しかった。
―――だからこそ、こんなにもあなたが憎らしい。
現代学園もの。ファンタジー色の薄い愛憎渦巻くお話になります。ハッピーエンド予定。
※癖
の強い主人公です 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-09 21:00:00
3932文字
会話率:18%
最初は何故自傷行為というタイトルなのか知ってもらうために語り風にしました。
この後、`僕´(主人公)の日常と些細な問題etc…を物語にしていきたいと思います。
現代の僕は、今の僕は普通であることを望んでいてだからこそ普通に振舞うことに偽
りさらけだすことをしたくない。
そんな主人公の日常です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-09 13:08:28
558文字
会話率:0%
アイスクリームシリーズの長編正道。僕は、マサキ・スターター、10歳の小学生だ。毎日、ただ、ゲームをして過ごしている。
そんな僕でも母親は、愛してくれている。正直言ってありがたい。
何故なら僕は、将来、伝説の英雄になるからだ。この英雄たるもの
人に愛されなければならない。
だってそうだろう?だからこそ僕は、過酷に生きてきたつもりだ。母親から教えてもらった訓練もしている。
そう『会場と名のつく物に触れてはならない』という訓練をしているのだが。意味がさっぱりわからないのは、僕も同じだ。
でも、ある時ある人が教えてくれたんだ。今度謎のお祭りがあるらしいんだ。その『会場』では、『禁』という幻のお神輿が登場するらしい。
僕は、それをいち早く確認したかった、たとえ約束を破ってでも・・・手に入れたい記憶があったのさ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-09 12:20:48
16823文字
会話率:37%
退場シリーズ、第四番目。
社長令息、令嬢が多くを占める学園だからこその危険性。
日々誘惑に晒されながらも彰子は踏みとどまり、彼は踏みとどまれなかった。
最終更新:2015-07-07 19:45:32
6279文字
会話率:24%
神話や伝説と違って僕のユニークは弱かった、周りが「弱者」と僕を誹る
僕は生まれながらに「弱者」だった。
でも・・だからこそ僕・俺は「強くなりたかった」
至らぬ点等多々あるかと思いますが気ままに書いていこうかと思いますので、宜しくお願い致
します、感想等、狂喜乱舞します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-03 03:04:03
1468文字
会話率:6%
現在、二十歳の大学生である水宮時栞奈(すいぐうじかんな)は職を探している。
理由は婚約者に負担を負わすことなく婚約解消するため。
大好きだからこそ、迷惑や負担を掛けたくない。その思いだけで就活に勤しむのだが、お嬢様育ちの栞奈にとって、社会は
そんなに甘いものでなかった。
短編ですが、中途半端な終わり方です。続編を投稿する気持ちはありますが、まだ出来ておりませんので、ご了承の上、お読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-02 11:23:09
3245文字
会話率:39%
犬はとても賢い動物です。
だからこそ人間の目に見えないものも見えてしまうのかも知れません。
たとえばこんな話があります…。
最終更新:2015-07-02 02:10:07
1269文字
会話率:17%
僕たちはみんな、きっとどこか足りていない。
じゃなきゃ、こんなふうに傷付け合って生きているはずがないさ。
でも、だからこそ、欠けた部分を満たそうとして、人は人に優しくなれるのかもしれない。
最終更新:2015-06-28 23:27:26
2064文字
会話率:40%
油断は毒だ。安心は敵だ。慢心はいらない。安全などはこの世にない。俺は異常だ。
『しかし俺にしてみれば周りの人間の方が異常だ。』
彼は全てにおいて先を読む、全てにおいて計画を練る、全てにおいて最善を探す、全てにおいて全力を尽くす。
そんな彼だ
からこそ敵がある。
それでも彼は後悔で後ろを振り返ることなく死神の王の道を突き進む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-27 19:55:31
56510文字
会話率:29%
精霊のように澄んだ心に相応しい美しい少女に心を奪われた次期公爵であるバルザ。彼女が主君となる王太子殿下の妃候補に選ばれていて彼女を慕う気持は揺るがなかった。だからこそ純粋無垢な彼女を苛める姉を許せなかった。だが、その姉が隣国へ行った事で、恋
に浮かれていたバルザは現実に直面する事となる。……これは『メンヘラ妹は関係ありません』のメンヘラ妹の信望者であるボンクラ貴族視点です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-26 15:42:43
6684文字
会話率:38%