遺族 小説家になろう　作者検索

別に公衆の水洗トイレに流された訳でも、飛んでいった野球ボールを捜してたら河に引きずり込まれた訳でも、ビーチで女の子の水着を捜しに行って海に呑み込まれた訳でもなくて、ただただ人生を普通に平凡に「君子危うきに近寄らず」を旨に生きて来た筈なのに…。何故か凶悪事件の犯人に間違われ、挙げ句の果てに逆恨みで被害者の遺族に包丁で刺されて、短い15年間の人生を終えた…筈だったのだけど。何故か知らない世界の、知らない国の、知らない人達の中で王様になってました。なんで!?どうして!?Why？理解出来ない俺の周りには側近だとか言い張るイケてるメンズ達。丸メガネの皮肉屋に、爽やかに 毒付く護衛、何をするにも金が金がと文句を言う金庫番。その他諸々癖しかない家臣に囲まれて…え、仕事？明日するから今日は１人健やかに寝かせてくれぇよ…。折りたたむ>>続きをよむ

山本正純生誕１９年記念作品。 九月三日大橋陽一が自首をしてきた。大橋は十六年前に国会議員小松原正一を殺害したらしい。その間に海外に移住していたため時効は成立しない。男の自宅から白骨化した死体が発見され男の証言は立証された。大橋は完全犯罪を放棄してなぜ自首をしたのか。そして小松原を殺害した動機は何だったのか。 事件の真相を追う中で浮き彫りとなる政界の不祥事。法務省と公安調査庁も巻き込んだ十六年前の事件の真相とは。 折りたたむ>>続きをよむ

あたしと健太は姉弟だ。でも、あたしたちに血の繋がりは全くない。コブ付きの親同士が勝手に再婚し、有無も言わされずに姉弟にされてしまった。だからうまくいくことなんかないと最初は思っていた。だけど、健太には知られざる悲しい過去があったことなど、この時はまだ知らなかった・・・。折りたたむ>>続きをよむ

幼馴染の健太が、いじめにあっていて自殺した。 「僕が世界を変えるから」それが、健太の最期の言葉だった。健太が変えた世界はなんだったのだろうか。

その年の九月で暑さが引いてしまった頃、あたしはベッドから起き出して歯磨きと洗面、それにメイクを済ませてからカバンを持ち、通常通り出社した。一ヶ月前の八月の土砂降りの日に恋人の真太が、街の路上でバイク事故で死んだことを思い出しながら。そして彼が火葬される際に遺族からもらった遺骨と遺髪をビンに詰め、大自然に還すために街の西側の海へと向かったのだが……。 折りたたむ>>続きをよむ

天使のシーザは、毎日暇だった。そこで下界に行こうと思い立ったシーザは、友人のミルダの助けで、下界生活を開始するが、ご近所には、天国へ送り届けたおばあさんの遺族がいて・・・

現代社会で、命の重みを、死刑制度を通して、 死刑が正しいのか、間違っているのか、死刑制度廃止を訴える人達が、自分の事となるとどう考えるのか？ 死刑自体も人を殺しているのではないか？ 遺族はどう考えるのか？

チート転生・最強主人公──それって本当に、受け入れられてもいい生き方なのでしょうか？　転生先の世界で戦っていた、"本来の"主人公。間違って死なせた人間達を次々と転生させる神様。転生した人間の死を現実世界で嘆く遺族。"最強主人公"自身ではなく、その周囲を取り巻く者たちの視点から描く、チート転生の落とし穴。そして最後に"最強主人公"が見舞われる悲劇とは──。折りたたむ>>続きをよむ

不倫相手と逢瀬していた妻が交通事故で亡くなった。加害者は飲酒運転だったが、加害者の奥さんと交流するようになり・・「ノクターンノベルズ」掲載分から大人向けの表現を取り除いた作品です。