天体の観測者たちは地球軌道上に接近する大きな固体物質の存在を検知し、世界中に公表した。その後、地上への落下予測位置が何もない太平洋上であることが判明し、世界中が安堵した。予測通り太平洋上に落下した隕石は、爆発のような巨大な水飛沫を上げて着水
し、海中へと沈んでいった。海底が深い領域であったことと、海中での軌道までは予測できなかったことから、引き上げ調査は行われなかった。
だがその時飛来した隕石には、他の惑星で地球とは異なる進化を遂げた生命体が潜んでいた。その生命体は長い宇宙空間での漂流、大気圏突入後の高温、着水時の衝撃などの全てに耐えて生き残っていた。更に深海という環境にも適応して人知れず成長していった。そしてその生命体は繁殖期を迎え、海流に乗せて世界中にその種子をばら撒いたのだ。その生命体は後に人々からダンジョンコアと呼ばれるようになる。
この物語ではダンジョンコアと友誼を結んだ青年の日常生活を描いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-18 00:00:00
112717文字
会話率:63%
赤き大気に覆われ、足を踏み入れた者の命をことごとく奪う〝断罪の地〟より、魔王ボルドクスの侵略が始まった。
絶対多数の連合軍を一日にして壊滅させた魔王軍の最初の標的は、エルフの森の国デル・メアと、聖女とも称される女王ラピュス。
魔王の手に落
ちたラピュスは、捕らえられた民衆のために、その美しき肉体を魔王軍に差し出さねばならないのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-09 10:54:42
7358文字
会話率:26%
異世界転移して、最初に口にしたのは世界樹の葉。身体の悪い所を治してチカラを活性化するアイテムだ。効果がものすごくイイものだから、ハイパーレアアイテムに位置付けられているのだが、その森は世界樹の葉に溢れていた。
たくさんあるのだから主食にし
よう。
転移者マサムネは、朝昼晩、世界樹の葉を食べる。さらにちょっと小腹が空いたらムシャムシャ、モグモグ。それ以外はひたすら筋トレ。
身体は超回復、超活性を繰り返し、マサムネの肥満体はいつしか大気圏突破を可能にする肉体に進化した。
神様ありがとう、何もない私にチカラを与えてくれて。
——いいえ、マサムネ、あなたが非常識なんですよ。
これは、非常識な男が良かれと思いながら、
異世界『ユニバース』に多大な迷惑をかける冒険譚だ。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-28 01:00:00
153649文字
会話率:25%
交通事故で突然の死!
目を覚ますと、そこは見慣れない景色…
おめでとうございます!あなたは今回、異世界転生の権利が与えられました!
でも、いきなり異世界とか言われても不安……大丈夫です!言語の壁とか、大気の組成とか、魔力の濃度とか、勇者
の使命とかそんな煩わしいことは一切なし!それに、目が覚めたら全く違う姿になっていた……なんて事もありません!前世の通りのあなたでいられるんです!さらにさらに!便利なナビゲートも付いてきます!
さあ、新しい世界へ!
異世界転生しても生き残れない軟弱な主人公と、異世界で出会う人々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-15 18:06:15
7766文字
会話率:35%
神とは、この世界の裏側。壁?一枚向こう側の世界に精神体だけ飛ばして、何らかの方法を使って裏世界で起こした行動を、相互干渉するこちらの世界に影響を及ぼす力を持つ存在。
この力は精神体と肉体の繋がりを希薄にするので、過度の使用は死を意味する。
世界の法則そのものを変える事も可能だが、命がけの行為となる。
この世界が出来始めた不安定な頃は、何柱もの神々が幾度も命がけで世界のルールを創っていた。
――――しかし、最近の神はもっぱら『道楽』と『生活』の為に使用している。
太「あっ、ワザとらしく旅人の服を着た人が道の向こうから来ましたよ。あの人のマントを剥がすのが今回の依頼らしいのですが…」
風「いまだにこの仕事の意味が理解できん」
太「多分、嫌がらせが目的じゃないですか? 実入りが良いからいいじゃないですか。東風さん、お先にどうぞ」
風「……そうだな。世の中カネだ。さっさと終わらそう」
太「あっ、カマイタチでマントが粉々になった。これで良いのかな?」
風「おっ、旅人が新しいマントを取り出したぞ。用意の良い奴だ。次、太陽がやれ」
太「えっ、ボクですか? 自信がないなあ~」
風「とかいって、ノリノリでマント……ではなく、旅人を黒コゲにしたな。相変わらず、加減がヘタだな」
太「ふ~んだ! どうせ、ボクは不器用ですよ~だ!」
伝「あなたたち、そんな事で遊んでないで本編にいくわよ」太「は~い」風「……あらすじ、これでよかったのかな?」巫「――いいんじゃない?」
?「……誰なんだろう? この人たち………がくっ」
――――これは、ヤル気はないが生活の為に働く大気の神と、ヤル気はあるけど不器用で空回りばかりする太陽の神、その二柱を追い掛け続けた、一人の伝記者の記録(ビデオ?に編集した)である。
この作品を面白く見たい方は、並行して書いた『天文学』も見てください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 16:30:45
214717文字
会話率:48%
とある世界で竜神とか呼ばれて神として崇められている黄金竜(メス)だけど、格上の上位神におイタをしたら、神罰食らっちゃった。
てわけで日本人とか言う奴と魂を融合させられて、人間にされてしまった俺(男)。
上位神の力って半端ねえな。
もっとも俺の中にある日本人の魂は「祝異世界転生」なんて喜んでいるので、普通の人間のふりして、異世界生活を楽しんでいこう。
と言っても、俺の見た目は普通の人間でも、パワーは黄金竜のまま。
ガチの神様として世界に君臨していたので、ダッシュすれば1日かけずに世界一周旅行ができ、ジャンプすれば大気圏離脱して宇宙まで行ける。
ダッシュしてると、
「我は世界を制する魔王」
「地獄の底より復活した大邪神」
「新たなる神である、下等種族たる人間よ、新たなる神を崇めよ」
なんて言ってるのに、ぶつかることがあるが、俺は気にしない。
ぶつかった瞬間に、どっかに吹っ飛んで行って消えてるからな。
そう、これはコラテラルという奴だ。
とりあえずこの言葉さえ使っておけば合法。
俺は何も気づかなかったことにしておこう。
俺は無罪だ、無実だ、決して悪いことなんてしないない。
(悪党寄りの思考をしている男が、異世界でチートパワー片手にテキトウ人生を歩む話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 20:00:00
139216文字
会話率:30%
敵意、悪意、怒り、疑い、妬み。誰かへの負の感情は、生物に害を及ぼす魔となり、魔のない生物を襲う魔物となる。
ここは、大気に積もりゆく魔とそれを浄化する光が交わる光魔(ひかりま)の世界。
そんな世界で、魔の温床とも言える犯罪組織で生まれ育っ
た女魔術師セディは、努力と忍耐だけで12年間生き延びてきた。複数属性の習得は困難とされ、多くの人が単一属性の魔術を極める中、3つの属性を習得し、組織に魔術を叩きこまれる生徒から1人前の魔術師へ、そして組織最年少の魔術教師となった。
けれど、いかに出世しようとも、組織の奴隷であることには変わらず、逃げることなんてできやしない。唯一の楽しみはときどきぶっきらぼうな幼馴染の光魔術師レークと会うことだけ——。
そんな苦痛の日々は、異なる世界からの転移児3人組との出会いをきっかけに変化してゆく。
これは、自分を殺して、ガマンして、努力して、それでも苦しみ続けたセディが、報われ、大切な仲間と居場所、それから魔を浄化する光のような生き方を手に入れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 18:34:15
240313文字
会話率:49%
宇宙はかつて、不滅の生命体『幻獣』に支配されていた。
激闘の末に平和を勝ち取った人類種は、再び蘇った幻獣を打ち倒す特異な力を後世に残した。
異能の力を受け継ぎ、日々鍛錬に明け暮れていたオルトの日常は唐突に破壊される。大気圏を突き破っ
て飛来した隕石が激突し、幻獣を異様な金属で生まれ変わらせて星を破壊しだしたのだ。
さらに隕石を追って、防衛組織”カラドリオス”が現れて幻獣と戦い始め、さらにさらに組織の中には10年前に離別した娘が、両腕を金属兵器に変形させてエリート戦闘員になっていた。
家族の絆が金属で繋がり、子持ちの親父が宇宙に動乱を呼ぶ。ド迫力SFアクションライトノベル。
1章完結済み。毎日9時更新!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 22:00:00
129654文字
会話率:33%
巨大アサリがジェット噴射で大気圏を突破し人々は人間以外にもこの地球を脱出することのできる生命の存在に気づく。
最終更新:2020-09-19 10:17:12
426文字
会話率:0%
その一撃は大気を揺らし、その光は絶望に苦しむ人々を優しく包み込んだ。
こうして人々が笑顔で暮らすことができるのも、ある一人の男のおかげだ。
その男は勇者ではない。また、世界を救うために異世界から現れた29人の救世主たちの中にもその
男の名前はなかった。その実力はこの世界を支配しようとしていた魔王にも遠く及ばないものだった。だが、結果的にはその男がたった一撃で魔王を打ち倒してしまった。
彼は自らをジバクオウと名乗った。我々は彼のことを決して忘れることはないだろう。自らの生命と引き換えにこの世界を救った一人の男のことを……。
<ボンバール大陸史より抜粋>
*****
突然だが、みんなは「自爆」に対してどんな印象を持っているだろうか?
一発限りの大技
浪漫技
思ったより効果ない
お涙頂戴技
きっといろんな考えがあるだろう。ここでもう一つ質問だ。もし、一つだけ特殊能力が使えるとしたらどんな能力がいい?
これこそ、色んな能力が思い浮かぶと思う。世の中にはたくさんの強力な能力が存在しているんだから。
そう……。たくさんの能力があるんだ。
例えば、「時を止める」とか「超能力」とかもあるし、そこまで強力じゃなくても「魔法が使える」とか、「武器の扱いが上手くなる」とかいっぱいあると思うんだ。何回でも使用可能で!それなりに応用が効いて!強い能力はいっぱいあると思うんだ!!
なのに……なのに……僕だけの特別な能力が「自爆」ってそれはおかしいだろぉ!!!
|柴 久遠《しば くおん》高校2年生。最近は少なくなってきたけどかつて大流行した異世界転移に巻き込まれ、そして……「自爆」できるようになりました。
カクヨムにも投稿しています!
*あらすじとプロローグの内容が同じものになっているので、ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-02 09:40:21
67516文字
会話率:51%
近代改修型フランカーSu-35SM。「私」はそのPV写真空撮の帰路、雷雲に飲み込まれて空の世界「ザ・スカイ」に転移する。
その世界に地表はなく、縦横に無限の大気が広がっていた。そこでは飛行機たちがひとりでに飛び、無線で語り合い、そして永
遠に飛び続けるための燃料を巡って生存競争を繰り広げていた。
もとの世界に戻るため私とフランカーは「雷鳴の淵」を目指して旅を始める。
※実在メカの人格化(擬人化までは行かない)を含みます。苦手な方はアボートしてください。
※ロシア機が主体ですが、用語をそのまま出すと語感もわかりづらいし打ちにくいので、適当に英語、ローマ字に置き換えています。ロシア語から英語に完訳、そのあと用語を残してマイルドに和訳したものだと思って読んでください。
カクヨムにも投稿しています。
○キャラクター
カティ:「私」語り手。ロシア空軍飛行実験隊テストパイロット。エカテリーナの愛称でカティ。
ジュラ:カティの乗機Su-35SMフランカー(ちょっとだけ架空機)。黄・茶・緑のデジタル迷彩。
ネフとイトナ:MiG-29M(9.15)の姉妹。それぞれ灰・緑の迷彩、濃紺・灰のツートーン。
メルー:3MN-2(給油機型)。銀・白のツートーン。空の世界歴が長い古参。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-03 17:33:22
22181文字
会話率:28%
いつからか成層圏の彼方に影を現すようになった謎の飛翔体「船」。低地では大気の霞に隠れて目にすることさえ叶わない。
大学の休暇、私は山奥の旅館・鯉苑(りえん)を訪れる。そこは知る人ぞ知る「船」の観測スポットでもあった。初めて目にした船に心を奪
われた私は、旅館のオーナー・也宵さん、居候の作家・鷺森とともに船の謎に近づいていく。
2019年1月応募、第10回創元SF短編賞二次選考落選の作品に加筆。
そのうち中~長編に書き直します。もともと少人数で回そうと思っていた作品なので登場人物を増やすつもりはないです。
カクヨムにも投稿しています。
あと、書いていた時に考えてたことなのですが、レムの『ソラリス』はアンチアントロポモルフィズムといわれるものの、「海」が人間の姿を志向してしまうのはあまりそれっぽくない、というか、甘いところな気がする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 19:15:46
28873文字
会話率:43%
「レーダーに探知されない、戦略核弾頭かな。ただし、この世界の他の国に、核はないの。それがどういうことか、分かるよね?」
超自然的な現象を引き起こす魔法力が、大気に満ちた、転生世界。
魔法力を一度に体内に取り込めるキャパシティの大きさ
で、絶対的な武力格差が生まれるこの世界では、必然的にその個人量を測定する技術が発達。
各国の実力者は、常に全ての国からの監視対象となり、全ての軍事行動は、そういった実力者たちの動向を前提に決定される。
「転生者であること」と「ある特殊な才能」の両方をもった主人公の登場によって、虐げられてきた無能力者・弱小種族などに日の目が当たっていく。
不遇の身を主人公によって救われた仲間たちと共に、明らかになった強国の陰謀を阻止すべく、大陸をまたにかけた暗躍が始まる。
・基本的に、王道ファンタジーの世界観を踏襲しています。出てきそうなものは大抵出てきます。
・転生もので、主人公最強ものです。
・ハーレム要素はありまくりです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 03:40:49
9118文字
会話率:38%
これは二人と雨の物語です。
あの頃、世界がかわっています。
あの時、私たちはまだ子どもみたいな感じ、いつか立派な大人になりたい。
あの日、私は彼女と出会いだ、それは運命の出会いと思います。
けれども、いつままに、私たちは迷子になる、進められ
ない、帰る道も見つからない。そして、徐々に真っ暗の闇へ向かう。
雨とは、大気から水の滴が落下する現象で、降水現象および天気の一種。水滴が降ってるの原因は重力、それは世の中で一つ不可抗力と思います、水滴はひどうできに地球の水循環を参加しました。大気に含まれる水蒸気が源であり、冷却されて凝結した微小な水滴が雲を形成、雲の中で水滴が成長し、やがて重力により落下してくるものである、最後に海または地面へほかの水滴とまぜあわせる。そして、この水循環が繰り返す、水滴はこのかていを何度でも反復する、何度も同質な光景を体験する、同様の宿命をリピートする。
こう見えで、私たち人類も同じでじょうか。自分はどうな人と家族になりたいか。自分はどうな人間になりたいか。どうな人と仲間になるか。どうな会社で働いていますか。そのうえ、死法も自分では選択がない、このすべては私たちが選べない、その権利がない。しかし、私は人生には一つだけの選択があると思います、それは誰を愛しているの権利。だで、もともと私たち人類は水滴と同じよに自分が選べないの運命を受けでいる、水滴みたいにこの世界をなびく、何もできない、何も変わらない、自分の無力感を感じる、ただ周りのものがどんどん流れるのことを見ています。最後、全てをなくしました。だけど、せめで私たちは誰かを愛しているの権利がある、これだけは人類唯一の確実な感情かもしれない。
水滴と水滴混ぜ合わせる、そして雨になる。人々と仲良しをする、そして社会が生まれだ。水滴と同じよに心弱い、同じよに淡い、同じよに弱々しい、けれど、私たちは愛の力がある。愛があれば、言うったいことはどうな場所でも届く、絶対に相手に伝える。誰かを本当に愛している、これはとても有意義な気持ち、こうな気持ちを持っていれば、私たちはきっと誰よりも強い。たとえ死でも、この大切な心地は私たちが生きてるの証明、ずっとこの世界で存在する。
けれど、もし死ちゃだ、どうするの?もし届くないの、どうするがいい?たとえ運命が繰り返す、君も同じ選択を選ぶかな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 00:36:00
13393文字
会話率:62%
大気圏から戻ってきた宇宙のギター
キーワード:
最終更新:2020-07-22 00:06:59
13935文字
会話率:13%
古代魔法文明バビリンスが建造した『世界魔素収集装置』が大気汚染によって停止し、世界に魔素が戻ってきた。
魔素が戻ることで魔法が使えるようになった人類は、魔法スポーツという分野を作り出した。
──タイトルのウィンドウボールも、魔法スポ
ーツの一種である。
このお話は、魔法スポーツの黎明期、とある中学校でウィンドウボール同好会を立ち上げた少女たちの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-11 01:51:26
9949文字
会話率:22%
数十年前、この世界。地球、主に日本では魔法の存在が確認された。
地球の大気は徐々に魔力で満たされ魔法を扱う人間が増えていった。
空想的な物、絵本や童話、物語やお伽噺の中でしかない魔法という存在が現れたことで科学を現代技術としていたこの世
界を大きく変えた。
やがて呼応するように異世界の扉が開く。
その異世界もまた魔法の世界。
正確には魔法一色の異世界。
互いは和平をし時間をかけて様々な条約を結び魔法という存在とそれらを扱う者達を魔法使いと呼んだ。
そして今へと。
新たな世界の扉が開く折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-01 21:25:07
34044文字
会話率:49%
引きこもりで性格の捻くれた四ノ宮朝陽はいつもの如く心の中で悪態を付きながらオタクショップ巡りをしていた。
鬱屈とした物を抱え、異世界転生を願いながらも自ら死ぬ事も出来なかった彼は唐突に巻き起こる異変に巻き込まれてしまう。
【太陽
の消失】──その人類史の最大最悪の大事件から三百年…人類の生き残りは地下深くに新たな文明を築いていた。
生き残りの子孫達は地下数キロまで凍り付いた大地を掘り進める事で、地球の核の熱により未だに存在する水を汲み取り、生きた施設を使い堆積した固体の大気を溶かす事で酸素を得る。
地下に築かれた人類社会は完全な縦社会であり、人は生まれた時から階層も決まっており、名前にも自由ない。
そんな全てが氷に閉ざされ、地下に潜るしかなくなった人類の一人──シロに朝陽は二つの選択肢を突き付けられる。
「この凍った地下に築かれた新たな文明で成り上がるのか、それとも──奴隷に成り下がる?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 12:00:00
8856文字
会話率:46%
バーに寄った男はマスターから「大人のシャボン玉」というものを見せられる。そう言うショートショートです。
この作品はわたしのブログ(https://ameblo.jp/zanjitsu)にも掲載しています。
最終更新:2020-06-08 15:59:21
2385文字
会話率:60%
『豆タヌキ』と呼ばれる生き物がいた。身長50センチほどの不老不死の種族だ。その肉を一口食べるだけで寿命が最低10年は延びるともいわれている。そのため人間から目を付けられ、狙われていた。権力者は概して寿命を求める傾向にある。実際、豆タヌキを
食べたことで1000年以上も存命した王もいた。
豆タヌキは人間などに『変身する能力』を持っている。しかし、変身中は葉っぱを頭の上に乗せていなくてはならない。変身は大気中のマナを体内に取り込むことで行使できる。葉っぱは、マナを体内に取り入れるパイプのような役割を果たしており、帽子などで遮った場合、変身が解けてしまう。
葉っぱはアクセサリーのように見せることもできるが、豆タヌキのこうした変身中の特徴は人間に知れ渡っており、『豆タヌキ』であることを見破られるリスクが高い。そのため、豆タヌキは変身することができるからといって、基本的に人間社会に紛れ込んだりすることはなかった。
ある日、ひっそりと森の中で暮らしていた豆たぬきの4姉妹が、人間にねぐらを発見された。ねぐらの近くで人の足跡が見つかったのだ。後日、狩り人たちが大勢でやってきたことを察知し、4姉妹は森の奥へと逃げた。
足跡を見つけた後、警戒レベルを上げていたことが助けとなった。しかし、その森の奥は一度足を踏み入れたら生きては戻ってこれないとされる『迷いの森』でもあった。人間も豆タヌキもこれまで足を踏み入れることを避けてきた未開の場所でもある。
迷いの森に足を踏み入れた数日後、豆タヌキ4姉妹は森の女神と出会った。そして、狩人たちから匿ってもらえることになった。
森の女神は迷いの森を迷路のようにして、狩人たちを追い返した。匿ってもらえることは豆タヌキたちにとって願ってもないことである。なお、その見返りとして森の女神が求めてきた労働があった。それは『情報の提供』である。
森の女神様は不思議な力を持っている。ただし、その能力を自身が享受するには『第三者の存在』が必要となる制約があった。森の女神は迷いの森という限られた場所から移動することができない。ゆえに『退屈』で苦しんでいた。たかが『退屈』……しかし、それは不死者にとっては拷問に等しいものである。
豆タヌキたちに課せられた仕事は、異世界である『日本』の『情報』を森の女神様に『お供え』すること。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-02 23:00:00
110077文字
会話率:79%
剣と魔法の私たちの世界と機械のあちらの世界が繋がって早数年
されど互いに大気の関係で足踏みしている今現在
機械のゴーレムが進行してきたり、魔法の生命体を送り込んだりと偉い人達はやってるけど
とりあえず流れてきた技術で今日もパンが美味
しいです!
◇
悪の組織の下っぱな私が悪側の目線で物語を語る話です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 12:59:19
153912文字
会話率:60%