教皇が統べる世界に、三つの騎士階級が存在していた。
白騎士、黒騎士、そして騎士らの上に立つ聖騎士と呼ばれる者。
その聖騎士は、教皇により定められ、世界に数えられるくらいしか存在しなかった。
聖騎士の一人に、ルキフゲ・ロフォカレという男がいた
。
彼はただの人ではなかった。
カボチャ頭を持ち、はるか昔に大罪を犯し、罪人として生きることになった異例の騎士。
そして、そんなルキと共に旅をしている、元一国の王女のセフィル・クロスティン。
わがままな王女様と聖騎士の二人の旅。
二人が訪れた国には、ガラスで作られた王冠が存在していた。
ガラスの王冠が齎される謎の死。二つの国王の悲しい願いと思い……
カボチャ頭を持つ騎士と我儘王女の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-09 09:00:00
8850文字
会話率:49%
大学を出ても就職できず家で引きこもっていた彼女は、何の因果か突然黒服の二人に腕をつかまれて、神様のところに連行されてしまう。そこで彼女は実家に帰らない祖父母不幸者と断定され、サービスに言語能力を、3枚のお札にちなんで3個までスキルが選べて、
そしてそのままRPGのような異世界に連行されて放り出される。彼女が取ったスキルは万事健康(病気にかかるのが怖いため)、火魔法、回復魔法の3つであった。長年家に引きこもっていた彼女は筋力も体力もなく、ふらふらの状態で3時間先にある街まで行かなければならない。部屋着にはだしからこの世界の冒険者の服、ブーツ、登山鞄みたいな大きなカバンを背負い、にじみ出る汗をぬぐいながら、もっと祖父母孝行しておけばよかったと思いながら歩いていると、中心には豪華な馬車があり、目の前には血みどろになった人々とひときわ豪華な鎧を着けている人に泣きすがっているドレスの少女。そしてなぜかあたりに巻き散らかされた硬貨があった。訳が分からなかったが、とにかく生きている人を癒そうと近づくと、そこには泣きそうになる程グロイ光景が、だが息のある人を重点的に回復魔法で癒していると、なんと驚いたことに全員が生きていたのだった。そこで回復魔法が使えるとひときわ豪華な鎧を着た人間――第一王子――にばれると、拉致同前に馬車に放り込まれて第一王子と第一王女とともに近衛騎士に馬車を守られながら王城へ。そこでプライベートな一室で国王に礼をされる。そして王族のお抱え治癒しになってくれとこれまた強制的に。さらにはこの国に縛り付けようと第一王子との婚約まで。どーすんの私!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-11 08:00:00
3694文字
会話率:40%
『ゴンドールの大陸で見つけた、俺の天使――』
アリステア王国の兵士アーロン・アルフォードは、ある日恋人の誕生日プレゼントを買うお金を得るために、謎の巨大生物ゴンドールの棲む無人大陸へ商人の護衛役として向かった。
無人のはずのそこでアー
ロンは金色の髪、翡翠色の瞳の1人の少女と出会う。自分の事を何も語らない少女だが帰る場所が無いと聞き――。
アリステア王国の騎士キース・クレイドは、姉が国王の側妃であるため、姪である王女の剣の指南役を務めている。だが平穏だった毎日は、国王が崩御し、新国王が即位した時をきっかけに大きく変わり始める――。
そして全く接点の無いはずの正反対の二人は、アリステアの幼い王女リンティア姫を中心に、不思議な縁で結ばれていく。
モテモテの騎士とモテない兵士の、ダブルヒーローを主人公にした、源氏物語風、異世界ラブファンタジーです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-30 22:00:00
486801文字
会話率:38%
<月下の五紡星>
王都ベルクは炎に包まれた。
遁走した国王は捕えられ、大陸に栄華を誇ったスペル王国はここに滅亡に至る。
王と、その腹心たる「五星将」によって穿たれると言われる奇跡の魔法、「月下の五紡星」の片鱗を、欠片として見せることもなく…
…。
そんな炎の中、王都からの脱出に成功した王族は、第一王女のフィアリアただ一人。
彼女は魔力素養がなく、奇跡の魔法を発現させえぬとされた、出来損ないの王女だった。
逃避行を重ねるフィアリアは、やがて王都南方の港町フェノイにたどり着き、フェノイ領主シーパース家の一族であるタークと出会う。
……以下詳細は決まっておりません。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-15 01:16:47
7924文字
会話率:51%
大地と海に覆われた国、ルワノーマ。そこでは人間と人魚とが暮らしていた。その国を治めていた国王ルナスは、美しき妻セリーヌを妻にしてから残酷な人間になってしまった。
そんな国政を見かねて、ついにルークを始めとするセドリック騎士団が動き出す!!そ
こで見たセリーヌの意外な正体とは!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-23 15:54:52
7089文字
会話率:42%
内乱で荒れ果てたソル王国には、常に屍を引き連れていると噂され、"死神"の通り名で呼ばれる少女がいた。やがて彼女は隣国レーヴェスへ入り、暴政をふるう国王を倒そうと企てる反乱勢の仲間と出会い、共に戦うことを決意するが……。
城を追われた王子、おっかない貴族の青年、平々凡々な密偵娘、聡明だけど腹黒な王女などなど色んなキャラを出していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-05 15:39:39
52759文字
会話率:37%
マーヤは第一王女に仕える騎士。
いい加減にいい年なので、そろそろ結婚したいお年頃。
しかしそれを阻むのは、戯れに自分に粉を振り掛ける敬愛する国王夫妻の次男。すっかり王子の女とみなされたマーヤは、まったく異性と縁遠い生活に追いやられた。
度重なる王子の戯れをきっかけに、彼女はついに仕事を辞めて国を出ることを決意する。
しかしその準備を整えつつあったある日、目が覚めたら首輪がつけられていて、そこに繋がる鎖の先には、彼女が仕事も家族も国も捨てなければならない状況を作った張本人がいて。
「……大丈夫、優しくするよ」
「来るな触るな近寄るな! 兄さん! シルス! リシェ! 助けてえええっ!」
ハイスペック兄弟に恵まれたやや不憫な竜と、彼女がかわいくて仕方が無い王子様のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-11 06:00:00
37966文字
会話率:24%
カジム王国は前国王崩御後、雨が降らず農業の不作に喘いでいた。
そんな中、カジム王国の元騎士、ライゼリア=ホークがカジム王国に反旗を翻した。血で血を争う残忍な戦争が起こる前の静かな反乱は、『北の牢獄』所属の魔術師ノイエも絡んで、静かに幕を開け
た。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-17 12:25:35
30072文字
会話率:40%
かつて氷の民(フィラ)に大量虐殺された歴史のある、流星の民(ラルン)に生まれたツァーフォンは、両親を殺した男、ロドルフ・アーウィンの名を名乗って生きている。
ツァーフォンは、ある時、氷の民(フィラ)のルワンダ王国王女シレイアと出会った。
最終更新:2011-09-27 22:36:48
5147文字
会話率:27%
第一幕において、修道騎士団長であるルーサザン公爵ラヴィロアによって、王権の回復は修道会の名の下に明確化された。その息子であり、国王カーレルの親友ガルディアは陰謀の気配の渦巻くラーフェドラス王国から、安全の確保のために帝国教会に移籍する。そし
て、王妃ロイエンライラもまた、アールシャド帝国のリオン皇太子の帝位の継承にあわせて嫁ぐ王女シェラとともに、式典に参列するため帝国に向かう。信頼すべき者たちが不在となった宮廷で、国王カーレルは母ミスチア王太后に、ラヴィロアの死についての関与を問い詰める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-04 02:32:22
62602文字
会話率:26%
ある国の姫君が突然、結婚することになった。相手は冷酷だと噂される隣国の国王。あまりにも早急な決定だったために家族や友にきちんと別れを告げることさえできず、姫君は故郷を後にした。震える体を何とか抑えながら、初めて夫となる男の前に立った彼女に冷
たさしか感じさせない瞳をむけ、彼は言った。
「容姿も器量も凡庸なお前はお飾りにすらなれぬ。お前は私の妃に全くふさわしくない。だが・・・侍女としてならこの城においてやろう。私がやめろというまで侍女としてはたらくがいい」あまりに酷い言葉に彼女は――。こんなあらすじですが、シリアスにはなりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-31 09:00:00
3104文字
会話率:12%