あれは私が子供の頃のお話だ。
森の奥で悪い魔法使いが、それはそれは美しい天使様を囚われの身にしているという噂があった。私は子供心にありがちなちっぽけな勇気と多大なる好奇心に突き動かされ、森の奥へと足を踏み入れたのだった。
最終更新:2011-10-06 20:51:35
12688文字
会話率:38%
これは選ばなれなかった、もう一つの贈り火の物語――心燈(パイア)という字義通りの命の灯火を見出した人類は、企業が管理、運営する都市国家にて擬似的な不老不死と、器の研究が齎した自動機械に寄る生活を享受していた。そんな中、十五年前に他者の心燈を
手に掛けた罪で囚われの身となっていたというヴィクター・ナイトは、企都(ポリス)を襲っている正体不明の怪人《禿鷹》討伐を条件に企業より解放された。頼もしくも恐るべき改造を施された肉体と、電気仕掛の侍女メアリを宛てがわれた彼は、今、薄暗闇を駆けて行くのだが――【空想科学祭2011企画参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-03 23:51:02
77860文字
会話率:40%
私は囚われの身。監禁者の手から逃れる為に、今日こそ束縛された自由の紐を解く。
最終更新:2011-04-13 20:08:29
1074文字
会話率:0%
ある月夜…父は殺された。
私は父を殺した者を許さない――必ず見つけ出し、報いを受けさせる。
いざとなれば…命すら奪って。
そう決意した少女、竜蔵寺智恵(りゅうぞうじともえ)。
一年後…新しい街に引っ越し、地元の高校にも入学、『文芸部』とい
う名ばかりの部活にも入部した彼女をあざ笑う様に、街で再び、父の事件とよく似た殺人事件が起きる。
心に宿る悲しみと憎悪に突き動かされ、犯人を突き止めようとする智恵に突きつけられたのは、これまで部活で一緒だった仲間達こそが犯人ではないか? という辛い現実だった…
ショックを受けながらも、文芸部の部長、高御玲治(たかみれいじ)と、副部長の天宮仁美(あまみやひとみ)の二人が下校するのを尾行する智恵。
だが智恵の尾行はあっけなく見破られ、囚われの身となる。
信じられない思いと共に、智恵は仲間だと信じていた二人に、小さな声で問いかける…
「ねえ? 私のお父さんと貴方達二人…どっちが生きていた方が良かったのかな?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-19 21:53:22
7033文字
会話率:22%
密かな望みを持って、ポリスで働く美しく勝ち気な娘、囚われの身とされた彼女の明日は・・・
第2部、連載を開始します。長らくお休みしてすみませんでした。
最終更新:2010-08-27 22:43:23
31737文字
会話率:34%
森の中に佇む城。貪欲な王が妖精『コダマ』を捕獲しろと命令した。
仕える兵のひとり、シーノは、相棒ロックスと共に捕獲するべく森へと入った。そこで知る『コダマ』の存在。彼らは『コディ』と名付けた。
一度は囚われの身となったコディだったが、シーノ
が見事に奪還。そしてカリンも加わり、コディを慕い守る。
そんな折、クリスという学者があらわれて、『コダマ』を捕獲しようと狙う。
それぞれの思いは己の信じる道となり、戦いあうことになった。
『歌えば癒し、泣けば水晶、死して泉』……森の妖精『コダマ』の言い伝えを巡って、様々な人の思いが交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-24 13:12:18
63157文字
会話率:40%
ある日青年が訪れた。彼に脳外科手術を施した。最高傑作だった。とてもいい気分だ。ある日突然囚われの身となっていた。罪はあるが罰は受けなくてもいいらしい。それは一体どういうことなのか……。
最終更新:2009-07-02 19:56:55
1767文字
会話率:55%