竹内徹が31歳のある雨の日。高校時代の同級生、片瀬清美の告別式がしめやかに営まれた。彼女は異国の空で、飛行機事故で命を失ったという。式場で徹は、同級生の浅野卓也と高橋瑞穂に出会う。打ちひしがれる姿を見て、徹は卓也が清美に思いを寄せていたこと
に初めて気づく。
告別式の次の日の朝、徹は鏡を見て驚く。高校時代に飛ばされてしまったのだ。懐かしい母校に登校した徹は、まさに清美を目で追いかけている卓也を目撃する。
一方、19歳になった浅野卓也は、大学受験で希望の大学に合格できずに仮面浪人をしていた。希望の大学に合格するために、親に隠れて受験勉強を続ける毎日。偶然書店で会うことができた清美にセンター試験の問題をプリントアウトしてもらい、受験勉強にますます打ち込んでいく。そんな卓也もある朝、高校時代に飛ばされてしまったことに気づく。
お互いの境遇に気づいた二人は、大学受験という目の前の試練を乗り越えるために共闘する。受験勉強から離れていた徹は、現役の受験生であり、入試問題そのものを覚えていた卓也が頼りだった。
そんな中、徹の後押しを受けて、卓也は清美に自分の思いを告げる。清美が事故で亡くなってしまうことを徹から聞いた卓也は、清美を事故から守ることを自分の使命だと思い定める。
徹の高校時代の彼女であった菊池祥子は、徹と同じ大学に通うことを目標としていた。祥子とその友人である瑞穂、そして徹、卓也の四人はいつしかグループとなり、四人で受験勉強に励む。
受験勉強を続けてきた卓也のお陰もあって、四人は希望の大学に合格し、徹、祥子、瑞穂の三人は同じ大学に通うことになった。しかし、そこには徹の妻となる中野美由紀も在籍していた。
美由紀が祥子、瑞穂と仲良くなっていくのを複雑な思いで見守る徹。そんなある日、女子三人は、スキー旅行に出かけていく。そこで起こる大惨事のニュースを思い出した徹は、慌てて現地に向かい、偶然現地の近くにいた卓也と清美にも応援を求めるが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 18:00:00
108346文字
会話率:58%
どこにでもいるような男子高校生・黒岩は、何も変わらない平穏な日常に、心の穴を感じ、変わりのない日常を「変えたい」と思うようになる。
そんな時に聞こえたピアノの音色に導かれ、音楽室へとたどり着く。そこで学園一の美少女、白銀結衣ー天使ーと出会う
。
友達ゼロのド陰キャ石神、サッカー部期待のエース中野。何かを「変えたい」と願う3人が1人の天使を巡って争い、そして成長していく。今までに無い学園青春ラブコメ!!!!!!
※全体的に2000字程度に収める予定なのでサクッと読めるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-26 22:15:57
61344文字
会話率:48%
俺こと陰山黒人は、学校最底辺ぼっちである。誰にも知られていなかった俺は、学校最上位リア充美少女の陽川白乃にリコーダー窃盗の容疑をかけられ、堂々と嫌いです宣言をされた。
それにより、存在を認知された俺は、最底辺にも更に下があることを知ることと
なる。そんな俺に話しかけたのは、自称学校第二の美少女である中野緑。彼女は、リコーダー窃盗の真犯人は、陽川と同じトップカーストの上沢灰悟だと言ってきた。そして始まる、俺の復讐の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 14:38:04
172217文字
会話率:34%
女の名前は伊藤奈々、当年取って26歳である。平成が始まって数年してから生まれた。実家は小金井にある。両親は定年退職している。奈々は現在池袋のある飲食店に勤めている。そして此処、中野の小さなマンションに住んでいるのである。彼女の人生は決して劇
的なものでは無い。ごくありふれた日本に住んでいる一人の女である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 19:12:27
4211文字
会話率:31%
主人公前原のぞむさらに幽霊部のみんなは幽霊を見ることが出来さらにのぞむは目で見たものを写真化することが出来る。部長の中野幽子の率いる幽霊部は幽霊の願いや時には生きてる人間の願いを聞いて解決する部活である。幽子と幽子の弟の中野幽人といとこであ
る花園ゆいが入っている部活に入ることになったのぞむは幽霊と関わるのはあまり好きではないがどんどん関わることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-12 00:27:32
1711文字
会話率:16%
東中野駅は向かいの線路を颯爽と通過する快速車両に一目ぼれをしてしまう。しかし、その電車にはなかなか巡り合えず、諦めていたその時…
この作品は、カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも掲載しております。
最終更新:2020-05-11 20:10:16
3006文字
会話率:28%
おじさん、冒険者っってどんなお仕事かな?
冒険者は自由気ままでワイルドな人たちばかりだ。
彼らと共闘し、冒険し、敵対する。
マルクは憧れのあの人を超える為、今日も世界を冒険する。冒険系剣と魔法の爽快ファンタジー!
最終更新:2020-05-09 18:15:34
8005文字
会話率:30%
◇知らなきゃ損する!
◇1分で読める!
◇コロナ問題の論点がわかる!
◇正しい財政と経済の知識!
戦後最大の危機…
コロナ大恐慌であなたの生活は一変する…
日本は、この国難を、どうやって乗り越えればいいのか?…
経済と財政
の正しい知識をみにつけ、庶民は考動するしか、日本に明日はない…
筆者の意見は主につぎの先生方から勉強しております。敬称略…
(西部邁、伊藤貫、藤井聡、三橋貴明、中野剛志、安藤裕、表現者クライテリオン執筆者)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-01 12:00:00
7698文字
会話率:2%
◇むずかしいのはキライ!
◇スピーディーに、シンプルに、カンタンに!
◇小学生もぜひ!
◇お金や経済通に!
◇経済のトレンドMMTもわかる!
こんな7大ウソは聞き覚えありませんか??
「日本は借金大国!ヤバい!」
「国民
の借金900万円!」
「日本は財政破たんする!」
「ハイパーインフレになる!」
「日本の消費税は低い!」
「日本は輸出大国だ!」
「もっと規制緩和を進めろ!」
このようなウソに、日本人はだまされて「デフレ」から抜け出せない国となりました。
そのため、日本は、20年あまりも、デフレをつづけているのです。
そうしているうちに、日本の国力は、どんどん落ちていきました。
20年間、日本だけ経済成長できない国となっています。
かたや、中国は1400倍に成長!
その軍事は日本の5倍!
20年後・・・30年後・・・
このままでは、日本は中国の属国になっているかもしれません。
いま、日本は歴史の岐路に立たされているワケです。
本作品では、7大ウソにだまされずに、日本の未来を考えるための知識を、みなさんに提供していきます。
旧作品を読んでいただいた方には申し訳ございません…退屈かもしれませんが、これまでの確認だと思っていただければ幸いです。(ただ、筆者もインプットとアウトプットを繰り返したことで、これまでより体系的かつ整理整頓してお話しできると確信しています・・・また、後半に、演習として、世にはびこるウソ記事を取り上げて反証していきます)
執筆の目的は、ひとりでも多くの人に、ウソに隠された単なる事実が伝わることを、最優先しています。
もっと発展的な議論を好まれる方は筆者が参考としている、
日本の未来を考える会(安藤裕議員)
中野剛志氏「奇跡の経済教室」
藤井聡氏「令和日本・再生計画」
三橋貴明氏のブログ
表現者クライテリオン
などの著書やyoutubeを確認されることをおススメします。
この作品では、こちらの先生方の考えや意見が、筆者を通して、無料でカンタンに、シンプルに要点だけサクッと読める…それがウリであります!
知識はフリーダム!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-06 07:12:19
17487文字
会話率:7%
勇者を夢見る平凡な村人の物語
最終更新:2020-04-27 06:38:34
3359文字
会話率:18%
インスタントラーメンが無かったためにコンビニに買いに行った、中野 美月。
人が多い中でやっと買うことができたが、車に轢かれてしまう。
目を覚ますと周りが女性だらけの世界になっていた。
ハーレムでウハウハかと思いきや、男の美月が珍しい
だけで最初は暴走したが段々と美月が居ることに慣れていく女性達。
即堕ち?いやいや、残念ながらそう上手くいかない世界。
知らない間にできていた許嫁の妹に支えられて生きていく人見知りの男の物語。
初投稿です。不定期投稿?作者はポンコツなのでご指摘されたことができないことがあります。その時は申し訳ないです。だいたい一話千文字程度になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 00:00:00
109655文字
会話率:41%
小さい頃から哲学が好きだった大学生、中野心(なかのしん)は、平沢美宇(ひらさわみう)という同じ大学の女子大生にたまたま出会い、恋に落ちる。心と同じく学問が好きで、宇宙関係のことを専攻している美宇に心はどんどん惹かれていくが、彼女、美宇には
ある秘密が隠されていて―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-19 17:00:00
32542文字
会話率:38%
「共に死線を超え、”理想郷”へたどり着く」
その名は『恋愛大戦』。
郷愛学園高校で10年ごとに行われる儀式である。
または理想郷を目指す八組のカップルの戦い。
そんな戦いに挑む一組のカップルがいた。
「中野 剣一郎」は妄想の住人(中二病)
。
「優」は名前を取り返すことを望む少女。
そんな二人が辿り着くのは地獄か天国か。
まだ、誰も予想出来ない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-17 20:25:16
4208文字
会話率:39%
大晦日、独特の雰囲気が漂う街の神社では今年も参拝客で賑わっていた。
友人達と神社に2年参りに来ていた中野弘輝は都内に住む高校3年生。
高校最後の年越しにはしゃいで、カウントダウンと共にジャンプした弘輝の目に写った世界とは……
最終更新:2020-04-01 01:00:00
96655文字
会話率:47%
主人公『中野 斬芳(ナカノ センカ)』は少し複雑な家庭の事情を抱えているが無表情がデフォの至って平凡な男子高校生である。
―しかし斬芳の周りは凡人とはいえなかった。
授業中に突如窓から飛び降り(※2階です)別のクラスの体育に乱入する者。
国語の授業の朗読で自前の官能小説を読み上げる者。
家が忍者の家系で本人も忍者見習いな者。
実家がお寺で精神年齢が高く友人たちに「おじいちゃん」と呼ばれている者。
その他にも腐女子・腐男子がいたり、財閥のお嬢様がいたり、様々な分野で各自プロにスカウトされるほどの腕前を持っている者たちがいたり、はたまた合法ロリな教師がいたりする。
そして斬芳に3人いる幼馴染み達も決して平凡とはいえない。
特に家が近く幼稚園の頃から一緒にいる『成瀬 帝人(ナルセ テイト)』は、容姿端麗・頭脳明晰・身体能力怪物といった誰もが認めるチートである。
こんな色々と規格外な幼馴染みとクラスメイト達は、何故か学校以外で集まると何かしらの事件に良く巻き込まれていた。
そして今回は林間学校の移動途中にまさかの異世界召喚!?
これは斬芳と幼馴染み以下クラスメイト(+担任と副担任)が異世界で性転換したり(!?)、ギルドを造ったり、片手間に魔王を倒したりする話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-26 21:00:00
3834文字
会話率:38%
食う寝る遊ぶよりもイタズラが大好きなお嬢様、板金楿子とその悪ふざけによく絡まれる中野ワタシが送る日常を綴るストーリーです。
舞台は2人が通う私立紅茶の水学園で、2人は華も霞む高校1年生。学校の教室や体育館、グラウンドなど校舎で繰り広げられ
るアレやコレやの魔の手からワタシちゃんは逃れる事が出来るのか…??
シリーズ累計発行部数50億冊突破(真っ赤な嘘)!
全米が泣いた笑った感動した、あの話題作が今始まる…!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 00:00:00
10292文字
会話率:47%
俺の名前は中野大地(なかのだいち)ソシャゲが趣味で、二次元にしか、恋愛感情を抱かないごく普通の高校生だ。
俺のごく普通の日常は、学校の部室で『悪役令嬢』呼ばれている少女がアニメのキャラクターのコスプレをしているところを目撃してしまった
ことで一変する。
その少女の名前は三千院黒薔薇(さんぜんいんくろばら) 成績優秀、容姿端麗、しかも、社長令嬢というまるでライトノベルの登場人物のような少女だ。
しかし、彼女には致命的な欠点があった。それはほかの美点を帳消しにするくらいの毒舌だ。ゆえについたあだ名が『悪役令嬢』
「秘密を知られたからには、ただで返すわけには行かないわね。何か言い残すことはあるかしら?」
「え、ちょっと待って、俺はどうなるの? お前に社会的に抹消されるの? やべえ格好した『悪役令嬢』に暗殺されるの?」
「大地……人の命って結構安いのよ……縁があったら来世で会いましょう」
「冗談ですーーー!!! ノックもせずに開けてすいませんでした!! 何でもするから許してください」
そうして、彼女の秘密を知ってしまった俺は、その場の流れと、社会的に抹消されないために、一緒にコスプレをすることになる。そして趣味を通じ仲良くなるにつれて、大地は『悪役令嬢』呼ばれる彼女の、口は悪いが優しい姿を知り徐々に惹かれていく。
これは孤高にて孤独な少女と二次元しか恋愛対象に見れない少年が共通の趣味を通して徐々に仲良くなる物語。
作者もコスプレイヤーのため無駄にリアリティがあります。
毒舌少女との会話のやりとりが好きな方におすすめ、徐々にデレてきます。
胸糞展開はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-20 20:43:00
24967文字
会話率:64%
超能力 「ラプラスの悪魔 」を持つ高校生 中野 敬太
ある日、街まで映画を見に行こうとしたが 通り道で
事故に遭うはずの子供をかばって死んでしまうーー。
死んだはずなのにおきたら 異世界に転生していた?
発展した国でビルなんかたってる
けど
転生した国はなんか怪しい?
ちょっとダークな成り上がり系小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 19:34:09
3954文字
会話率:13%
※この作品はPixivにも掲載しています。
マグネトロンを応用した強烈なマイクロ波によって人の頭を錯乱させる電磁波兵器は各国の秘密裏の協定によって“核”の暗号で呼ばれ、製造・使用・研究を禁じられた。が、中東の紛争地域でその使用の形跡が認
められ、不可解な事件が多発していることから流出が疑われ、CIAのエージェントとして活動していた「彼」は、同じく軍事訓練を受けていた数名の部下とともに調査部隊として現地に送り込まれる。
上司の命令によって軍事訓練の傍ら医学書に埋もれMITで量子物理学を修めたエリートである彼は、空爆を避けモスクに避難している女子供、老人たちが突然錯乱し互いにナイフや銃を向ける現場に何度も遭遇してきた。そして兵器の射程範囲に入り、攻撃を受け、同士討ちを始める部下……いつ自分の受け取っている情報が、世界が狂って錯乱するかわからない、そんな状況でも常に部下を励まし闘いつづけた。しかしいくら密輸ルートを叩いても事件は収束の気配を見せない。
そして、20XX年10月現在、世界は揃って内政立て直しの時期に入っている。事件の真相を追跡していく中で、彼は「私」――中野桜にたどり着いたのだ。
イ・ビョンハさん(当時45)は理系へと進んだ私との鏡合わせの相似形で、絶望を研究への熱意に変えひたすらに走り続けてきて眠りたかった人だった。私との接触以降、自国の闇に深入りしすぎて分裂病とでも診断されたのか薬物を投与されつづけて植物状態に追い込まれたのか。その状態から復活することはないだろう、と彼女の同僚らしき人々(同じく脳を人格プログラムの実験材料にされた)が言っていたこと。人間の脳を利用したVRゲームプロジェクトという道をとる以外、指導層が殺されずに人心を陶冶し、内政を立て直す方法がなかった彼の国と渡り合っていくために、あるいは失われたすべてのもののために、私は――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-09 12:20:47
140518文字
会話率:38%
介護士の野澤亜岐男は日々の鬱屈から狂気を帯び、老人の大量処分という計画を思い付く。そのエネルギーに目を付けたウズメ=ネギと呼ばれる自称預言者は亜岐男と青葉党という政党を結成し、政権奪取のため非公認の選挙を実施し大衆の認知を得ようと画策した
。一方、その非公認選挙には亜岐男の他に、野心家の国家公務員、IT企業代表、インフルエンサー、神童などが参入し乱戦の様相を呈していく。
そんな中、亜岐男とネギは本来の計画を水面下で進めていたが、些細なことで計画の一部が中野区シニアクラブの一員である加持玄三に露見してしまう。玄三は直感的に亜岐男とネギの危険性を悟り、青葉党の討伐を決心する...
一方、急激に認知度を高める青葉党をライバル視したマイチューバー よっぴーは、ネギの過去を詮索していく過程でネギの狙いが革命であることを悟り戦慄するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-29 00:09:49
9508文字
会話率:35%
日華事変中、国際都市・上海を舞台として日本と中国の間で繰り広げられた特務工作戦を、日中双方の史料をもとにして概ね史実に沿って描きます。
まず舞台となる「魔都」上海ですが、日本軍が占領したのは中国が管轄している地域に限られます。というの
も、市街中心地は、英国はじめ列強が支配している「共同租界」と、フランスが支配する「仏租界」であり、当時日本軍は占領することができませんでした。
上海租界は世界各国の利権が複雑に入り組む東亜経済の中心地であり、多くの中国政客もここに住んではいますが、情勢が複雑なだけに抜け穴も多く、実際の治安は幇会と呼ばれるヤクザが担い、各国のスパイ組織が深く根を張る、謀略と犯罪の総合商社でもありました。まさに魔都ですね。
戦争というものは最終的に政略によって決着をつけなければなりませんが、接触するのに便利な地がこの上海なら、それを阻止しようとするスパイ組織が最も活動しやすい場所も、この魔都でした。隣とは言え、外国人が下手に触ると火傷しそうですね(まあしたわけですが)、怖いですね。
この上海を舞台に、日本陸軍参謀本部の特務機関、上海憲兵隊、日本の傀儡・汪兆銘政権の特務機関「76号」、蒋介石政権の特務機関「軍統」「中統」や、幇会が入り乱れて活躍します。
当時の蒋介石政権の特務機関はプーチンもドン引きさせるレベルのやんちゃぶりで、日本側も元蒋介石側特務機関から人材を得て対抗し、この双方による暗殺、爆弾テロ、新聞社襲撃、美人局、拉致監禁、人質殺害……なんでもありの「特工戦」が、大都会上海を縦横無尽に荒らし回りながら繰り広げられます。
「スパイもの」ではありますが、なにせ「なんでもあり」な世界なため、殴り込みをかけたりもするので、全体的な雰囲気としては「007」や「陸軍中野学校」というよりも、「仁義なき戦い」に近いです。ひっそり忍んでクールに消す、というよりも、「おどれら、戴笠(蒋介石政権特務機関「軍統」の責任者)ゆうたらちびりやがって。あいつらの風下に立ってよ、せんずりかいて仁義で首くくっとれ言うんか、おう?中国に政府は二つも要りやせんのじゃ」という感覚ですね。
経済戦争も言論戦も、「論理」ではなく「物理」で戦う、「仁義なき戦争」がテーマとなっております。
https://youtu.be/mLd9YrZgziA
(イメージビデオ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 19:30:36
5798文字
会話率:34%